JALシステム復旧、販売も再開 サイバー攻撃、大量データ送付か

日本航空は26日午後、サイバー攻撃によって同日朝から続いていたシステムの不具合が解消したと発表した。予約システムや手荷物管理システムに影響があり、国内線や国際線に遅れが出ていた。
同社によると、サイバー攻撃を受け、午前7時24分からシステムの不具合が発生していた。不具合による影響範囲を特定し、システムが復旧。26日に出発する国内線・国際線の販売も再開した。
不具合は大量データ送付による障害が原因で、顧客データの流出やウイルス被害は生じていないとしている。【井川加菜美】

筧千佐子死刑囚が死亡=青酸連続不審死事件

法務省は26日、京都、大阪、兵庫で起きた青酸化合物を使った連続不審死事件で、高齢男性らへの殺人罪などに問われ、死刑が確定した筧千佐子死刑囚(78)が収容先の大阪拘置所で死亡したと発表した。死因は特定できていないという。全国の刑事施設に収容されている確定死刑囚は106人になった。
同省によると、26日午前7時半すぎ、同拘置所の部屋であおむけに倒れている筧死刑囚を職員が発見。呼び掛けにも応答しなかったため、病院へ搬送されたが、同10時に死亡が確認された。
筧死刑囚は一、二審でいずれも死刑判決を言い渡された。最高裁が2021年に上告を棄却し、刑が確定した。
確定判決によると、筧死刑囚は12~13年、遺産取得目的で青酸化合物を飲ませて夫の勇夫さん=当時(75)=や内縁関係にあった男性ら計3人を殺害。07年には借金返済を免れるため別の知人男性1人を殺害しようとした。
[時事通信社]

【速報】悠仁さま合格後、筑波大学が初会見 永田学長「悠仁さまにも寮に暮らしていただければ…」

筑波大学の永田学長は26日、開かれた定例の記者会見で、秋篠宮家の長男・悠仁さまが来年春に入学されることについて「勉学を伸び伸びやっていただきたい」とエールを送るとともに、個人的な考えとした上で、「希望としては悠仁さまにも寮に暮らしていただければいいと思う」と述べました。
秋篠宮家の長男・悠仁さまが来年春入学されることが決まった筑波大学は、26日午後、茨城県つくば市の筑波キャンパスで定例の記者会見を開きました。
永田恭介学長は悠仁さまの合格について質問を受けると「基本的に合格おめでとうというスタンス。入ったからには筑波大学で勉学を伸び伸びやっていただきたい」とエールを送りました。
悠仁さまは現在筑波大学附属高校の3年生で、筑波大学生命環境学群生物学類の推薦入試を受け合格されました。
悠仁さまの筑波大学への通学手段については、永田学長は「ご家族がお決めになることで現在のところ全く知り得ぬところだ」としつつ、個人的な考えとして、「筑波大学は寮に入ることを基本とした大学で希望としては悠仁さまにも寮に暮らしていただければいいと思うがご事情もおありだと思う」と語りました。
悠仁さまが合格された生命環境学群生物学類の推薦入試の倍率は2.9倍で、大学は、「すべての受験生に対して公平公正に行うために最善の努力をした」としています。
秋篠宮家の側近は赤坂御用地から通われるかどうかも含め、「現時点で何も決まっていない」としています。

インフルエンザ「流行警報」を発表 2019年1月以来およそ6年ぶり 東京都

東京都は、季節性インフルエンザの患者数が警報レベルに達したと発表しました。
都によりますと、都内418か所の医療機関に、今月22日までの1週間に報告された季節性インフルエンザの患者数は1万6727人で、1医療機関あたり40.02人となりました。
前の週の17.36人から2倍以上に急増し、基準の30人を超えたことから、東京都はインフルエンザの「流行警報」を発表しました。
東京都でインフルエンザの「流行警報」が発表されたのは、2019年1月以来、およそ6年ぶりです。
年末年始で人が集まる機会が増えるため、都は、こまめな手洗いや消毒、場面に応じたマスクの着用など感染対策の徹底を呼びかけています。

生理休暇中に海外旅行し懲戒免職処分、45歳女性教諭 夫とのけんか調査で虚偽発覚

大阪府教育庁は26日、休暇を不正に取得して海外旅行に出かけたり、夫と殴り合ったりしたとして、大阪府立豊中支援学校勤務の女性教諭(45)を同日付で懲戒免職処分にしたと発表した。今年6月、女性教諭と殴り合いのけんかをした夫(43)が傷害容疑で逮捕されており、府教育庁が経緯を調べる過程で休暇の不正取得が判明した。
夫も別の支援学校に勤務しており、女性教諭への暴力行為で停職1カ月の懲戒処分を受けた。
府教育庁によると、女性教諭は、けがの療養で病気休暇中だった平成30年9~10月に海外旅行に出かけていた。また30年12月から今年3月までの間、計11回にわたり生理休暇などを不正に取得し、計12回にわたり在宅勤務を虚偽申請。不正取得した休暇の期間中に、スペインやボリビアなどの海外8カ国・地域や、沖縄・石垣島などの国内4カ所へ旅行で出かけていた。
府教育庁の調査に対し女性教諭は「(旅行に行きたい)気持ちを抑えられなかった」と説明したという。

目標達成、SLIMに「感謝」=初の月面着陸、責任者ら会見―JAXA

今年1月、日本初の月面軟着陸に成功した小型無人探査機「SLIM(スリム)」について、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が26日、記者会見し、坂井真一郎プロジェクトマネジャーは「38万キロ先まで旅をして、本当に頑張って成果を出してくれた」とSLIMに感謝の言葉を述べた。
SLIMは1月20日未明、月の「神酒(みき)の海」にあるクレーター付近に着陸。目標地点からの誤差は10メートル程度で、これまでにない高精度の「ピンポイント着陸」を達成した。小型探査ロボット2台と連携して月面に降り立った機体の撮影にも成功。分光カメラで月面の鉱物を観測するなど科学的成果も挙げた。
さらに、設計上想定されていなかった、極寒の月の夜に耐えて運用を再開する「越夜」にも3回成功。これらの技術や知見、取得データはJAXAや民間が計画している月着陸機などに提供されるという。
会見にはJAXA宇宙科学研究所の国中均所長も同席。着陸直後は「ぎりぎり合格の60点」、小型ロボットなどの撮影成功で「63点」としていたが、3回の越夜成功など貴重なデータが取得できたことを評価し、「将来に向けた宝物だと思っているので、69点にしたい」と語った。
[時事通信社]

JALにサイバー攻撃 飛行機の遅れなど…羽田空港の状況は?【中継】

日本航空でサイバー攻撃によるシステムの不具合が一時発生し、飛行機の遅れなど大きな影響が出ています。年末に向け利用者が多くなる羽田空港から中継でお伝えします。
羽田空港の第一ターミナルでは、年末の帰省なのか、大きな荷物やお土産の袋などを持った家族の姿などが多く見られます。
26日朝から発生していた、日本航空のサイバー攻撃によるシステムの不具合で、手荷物のチェックイン機が一時、作動しづらくなっていたということです。
現在、システムはすべて復旧していて、行列や目立った混乱などは特に見られませんが、北海道・旭川市に帰省するという家族に話を聞くと、「小さい子供もいるので、遅延は困るけど今は飛んでさえくれたらいい」と話していました。
一方、モニターには出発便の多くに「遅延」と表示されていて、最大1時間半ほどの遅れが出ている便もありました。
日本航空によりますと、午後4時時点で、国内線で53便、国際線で11便で30分以上の遅れが出ているということです。
また、欠航便もでていて、羽田発―出雲行きと伊丹発―羽田行きの国内線2便で欠航が決まっているということです。
一方、一時停止していた26日出発分の航空券の新規販売は、午後2時ごろに再開したということです。遅れは夜遅くまで続く見込みです。

日航サイバー攻撃、不安や戸惑い 利用客「しっかり対策を」

年末年始を控え、旅行や帰省などの利用客で混み合う26日朝に生じた日航へのサイバー攻撃によるシステムトラブル。午後に復旧し、大きな混乱は生じなかったものの、各地の空港で出発を待つ人からは不安や戸惑いの声が聞かれた。
羽田空港は午前中、航空会社のスタッフに状況を確認する人の姿が見られたが、午後になると落ち着いた。家族で実家の鹿児島に帰省するタイ駐在の男性会社員(53)は「最近サイバー攻撃のニュースを聞くので、国や企業は対策をしっかりしてほしい。飛行機は人を運んでおり、トラブルがあると心配になる」と話した。
関西空港や大阪(伊丹)空港でも影響が出た。伊丹空港の電光掲示板には正午ごろ、羽田行きの計3便に「遅延」や「未定」との表示が出ており、受付には乗客30人以上が列をつくっていた。
孫と東京に向かう予定だった大阪市に住む70代の女性は「楽しみにしていた旅行がキャンセルになったら悲しい」と語った。国際便でも遅れが出ていた関空の広報担当者は「旅程の変更など、ご迷惑をおかけして申し訳ない」と話した。

自民裏金議員、5人を起訴猶予 特捜部、65人一斉不起訴

自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を巡り、東京地検特捜部は26日、政治資金規正法違反の疑いで告発された元官房長官の松野博一衆院議員や元国対委員長の高木毅元衆院議員、秘書ら計65人を一斉に不起訴とした。国会議員や元議員は計18人で、うち現職3人と元職2人が犯罪事実を認めつつ裁量で起訴を見送る起訴猶予だった。今後、検察審査会に審査が申し立てられる可能性がある。
旧安倍派の議員や元議員で不起訴となった16人のうち、松野氏や高木氏らが嫌疑不十分とされた一方、簗和生衆院議員、関芳弘衆院議員、宮本周司参院議員の現職3氏と、元衆院議員の菅家一郎、衛藤征士郎の元職2氏が起訴猶予と判断された。
簗氏と関氏は今月、国会の政治倫理審査会に出席。簗氏は「派閥が不適切な処理をしているとは思いもよらなかった」、関氏は「(派閥で)法的な処理がなされていると思っていた」とそれぞれ主張した。
また特捜部は、検審の不起訴不当の議決を受け再捜査していた萩生田光一、世耕弘成両衆院議員のそれぞれの秘書2人を再び起訴猶予とした。

安倍昭恵さん、期待される“アッキー外交”の利点と「絶対に任せてはいけない」NG項目

各国のリーダーたちが関係構築のため、米国のトランプ次期大統領との会談を急ぐなか、トランプ氏が夕食に招いたのは石破首相ではなく、安倍晋三元首相の妻・昭恵さん(62)だった。
「人と人とをつなぐのは上手」
「安倍首相が亡くなったあと、トランプ氏は定期的に昭恵さんに電話をかけていたといいます。今回の食事も政府ルートではなく2人のプライベートなやりとりで決定したようです。一方で、早期の会談を望んでいる石破首相とは5分足らずの電話のみの塩対応。11月に首相サイドから面会を打診したものの、断られました。岩屋毅外務大臣や、生稲晃子外務政務官よりも昭恵さんのほうが外交に適任では?という声もあがっています」(民放ワイドショー関係者)
政治ジャーナリストが“アッキー外交”のメリットを明かす。
「昭恵さんは人の悪口を言わないんです。ですから今回のトランプさんとの食事会でも石破さんの良いところをさりげなく提言もしたのでは。人に対して悪印象を持たない方なので、話した相手も朗らかな気持ちになるし、人と人とをつなぐのはとても上手だと思います。
安倍首相時代にも積極的に活動し、’14年には首相夫人としてアフリカ訪問に初めて同行。安倍さんが首脳らと会談する間、昭恵さんはスラム街を視察するなど訪問国との親交を深めていました」
「絶対に任せてはいけない」話
その一方で、
「やっぱり生粋のお嬢様なので、騙されやすいという側面もあるんです。今までも怪しげな人間とも平気で仲良くする。お酒が好きで、酔うと何でも受け入れてその記憶をなくすことも。モリカケ問題だって、元はといえば昭恵さんが勝手に話をつけてしまった。いい人なんですが責任能力はないので、相手に好感を持たれる楽しいおしゃべりをするのには適任ですが、政治の話は絶対に任せてはいけない人物です」(前出・ワイドショー関係者、以下同)
その無邪気な行動が、問題を起こしたことも数知れず。
「南京大虐殺記念館を夫に言わずに訪問したとも報じられ、天皇陛下の即位の礼では白いミニ丈のドレス姿が批判を浴びたことも。TPOに合わせた服装が苦手なのか、奇抜なファッションを好むところも外交官としては不適切」
とはいうものの、石破首相の恥ずかしい食事マナーよりもアッキー外交のほうが良いという声もあるが─。