高市首相、靖国神社を遥拝=玉串料奉納、参拝は見送り

高市早苗首相は15日、自民党の鈴木俊一幹事長を通じ、東京・九段北の靖国神社に党総裁として私費で玉串料を納めた。就任後初の終戦記念日は参拝を見送った。ただ、全国戦没者追悼式に出席するため訪れた日本武道館の駐車場から、靖国神社の方角に遥拝した。中国や韓国が反発する可能性がある。
首相は午前11時すぎ、武道館の駐車場に到着。車内で待機していたが、10分ほどたったころ、車から降りて靖国神社がある北西の方角に向かい、「二拝二拍手一拝」をした。首相周辺が「靖国神社への遥拝」を認めた。武道館と靖国神社は徒歩10分ほどの距離。
首相は就任前、閣僚在任中も含め参拝を重ねた。2024年の自民総裁選では首相就任後も靖国参拝を続けると明言したが、首相選出の直前だった昨秋と、今春の例大祭は見送った。一方、25年総裁選では「どこからでも手は合わせたい」と言及。遥拝は内閣支持率が下落傾向となる中で、保守層を意識したとみられる。
高市政権の閣僚では、小泉進次郎防衛相、小野田紀美経済安全保障担当相、城内実経済財政担当相、黄川田仁志沖縄・北方担当相の4閣僚がそれぞれ参拝した。
終戦記念日に4閣僚が参拝したのは20年の安倍政権以来、6年ぶり。防衛相の参拝は24年の木原稔氏以来。小泉氏はX(旧ツイッター)に「平和国家の歩みを積み重ねてきた責任を、これからも果たす決意を新たにした」と書き込んだ。
鈴木氏は有村治子総務会長、西村康稔選対委員長と共に靖国神社を訪れた。党幹部そろっての参拝は異例だ。鈴木氏はこの後、記者団に「首相の英霊に対する気持ち」を踏まえたと説明。「靖国神社参拝を受け継ぐ」とした党の運動方針を具体化したと語った。
自民の萩生田光一幹事長代行や参政党の神谷宗幣代表、日本保守党の百田尚樹代表も参拝した。 [時事通信社]

お盆休み返上で水道管の復旧工事 熊本地震発生から2週間あまり 今も2万6000戸あまりで断水続く 約8割が八代市に集中 今月中の断水解消目指す

熊本地震の発生から2週間あまりが経ちました。被災地では、お盆休みを返上して水道管の復旧工事が続いています。
記者 「地震で被災した九州自動車道の高架下です。こちらでは水道管の仮設工事が急ピッチで進んでいます」
熊本県八代市のこの場所では、高速道路の復旧工事が中断するお盆の期間にしか作業ができず、きょうも作業員が厳しい暑さの中、仮設の配水管を設置していました。
熊本県内では、今も2万6000戸あまりで断水が続いていて、全体の約8割が八代市に集中しています。
八代市 小野泰輔市長 「水が回復すると、生活の質が一気によくなるので。土日もなく、お盆もなく、やってもらっていることに感謝したい」
八代市では、今月中の断水解消を目指しています。
地元の水道工事業者 「何とか自分の地元に少しでも早く水を届けられるようにやるのが、僕の使命」

くまモン、16日から活動再開 熊本地震の被災者との交流中心に

熊本県は15日、最大震度7を観測した熊本地震の発生に伴い、活動を休止していた県のPRキャラクター「くまモン」が、16日から活動を再開すると発表した。
当面は、被災した地元の子どもたちや高齢者、避難生活を続けている人たちとのふれあいを中心に活動する予定で、担当課は「被災された方々に元気を届けるとともに、被災地に支援に来られている方々に感謝の気持ちも伝えたい」としている。
熊本市内でくまモンに会えるスポット「くまモンスクエア」での定期ステージは21日から、その他の県内外でのイベント出演は22日から再開する予定。【日向米華】

川遊び中のベトナム国籍の男性 溺れて死亡 奈良・十津川村

15日午後、奈良県十津川村で、川遊びをしていたベトナム国籍の男性が溺れ、意識不明の状態で病院に搬送されましたが、死亡しました。 警察によりますと、15日午後0時半ごろ、奈良県十津川村上野地で、オートキャンプ場付近の川で遊んでいた男性が溺れました。 近くにいた2人が川に入り男性を助け出しましたが、男性は意識がない状態で搬送され、病院で死亡が確認されました。 亡くなったのはベトナム国籍の26歳の男性で、朝から家族や親戚ら8人ほどでキャンプに来ていたということです。男性を助けた2人にけがはありません。 警察は、男性が溺れた詳しい経緯を調べています。

震源断層の出現映像を撮影 熊本地震、貴重と専門家

最大震度7を観測した熊本地震で、震源である日奈久断層帯が地表に現れた瞬間とみられる映像が撮影されていたことが15日、分かった。熊本県八代市内に設置された防犯カメラに捉えられていた。専門家によると、断層が実際に出現する様子を捉えた映像は世界でも2例目で日本では初だといい、「大変貴重だ」としている。
防犯カメラは八代市の田んぼ近くの商店に設置。映像には地震による揺れが始まった数秒後に、左奥側にある田んぼが斜め方向に割れて動く様子が写っていた。カメラを設置した男性(45)は「店内の商品が落下し、棚がずれ動くような大きな揺れだった」と語った。
映像は東京大の安藤亮輔准教授(地震発生物理学)らのチームが解析。最初の揺れが生じた5秒後に地面がずれた。斜め方向に約1メートルのずれができており、おおむね秒速1メートルで地面が動いたと考えられる。
安藤准教授は「断層がどのくらいの時間や速さで滑るのかを示す重要なデータだ。耐震などの対策に役立てることができる」と語った。

いすみ市の男性が用水路で死亡、千葉豪雨の死者9人に…住宅被害は1160棟に拡大

豪雨被害を受けた千葉県は15日、同県いすみ市の70歳代男性が用水路で死亡していたと発表した。同市での雨の降り方の詳細が不明のため豪雨との関連は精査中だが、この男性を含めた死者は計9人となった。
住宅被害(床上・床下浸水含む)は確認作業が進み、14日の178棟から1160棟に拡大。県庁などの「一時滞在施設」に身を寄せていた帰宅困難者らは15日午後5時時点で0人となり、停電も解消した。
行方不明者は千葉市若葉区の男性1人。県警は同日午前11時前から同区北谷津町の都川で男性の捜索を引き続き行ったが、この日も見つからなかった。
JR東日本によると、東金線の大網―成東駅間、外房線の本納―茂原駅間は16日に運転を再開する見通しだが、外房線の誉田―本納駅間は線路下の土砂が流出するなどして再開に時間がかかるという。
NEXCO東日本によると、圏央道の松尾横芝インターチェンジ(IC)―茂原長南IC間と、千葉東金道路の山田IC―東金ジャンクション(JCT)間は通行止めを解除する見通しが立っていない。
同県の熊谷俊人知事は15日、佐倉市の被災地を視察後、記者団の取材に対し、被災自治体の災害復旧事業の財政負担を軽減する「激甚災害」の指定を国に要請する考えを示した。

熊本地震の住宅被害3万894棟、なお3205人が避難…2万6450戸で断水続く

熊本県は15日、熊本地震による住宅被害が同日午後2時時点で3万894棟に上ると発表した。避難所などには3205人が身を寄せており、断水は宇城市、八代市、氷川町の計約2万6450戸で続いている。
死者は39人(車中泊での熱中症の疑いで亡くなった1人、災害との関連を調査中の2人を含む)で、死者を含む人的被害は393人。地震による建物の倒壊などで亡くなった「直接死」36人について、県が15日までに遺族の同意が取れたとして氏名を公表したのは、うち16人で、20人は遺族の意向で非公表とした。

大雨の影響 千葉県内JR各線で運休

今回の大雨の影響で、JR東日本は千葉県内を走る複数の路線で、14日始発からの運休を発表しました。
【映像】まるで海…車が流される様子(実際の様子)
始発から昼頃までの運休が決まっているのは、JR総武本線の千葉駅から成東駅の間、成田線の千葉駅から成田空港駅の間と木下駅から我孫子駅の間、内房線と外房線の千葉駅から安房鴨川駅の間、久留里線の木更津駅から上総亀山駅の間、東金線の大網駅から成東駅の間です。
また、成田エクスプレスは始発から午後3時頃まで運転を取りやめます。
特急「さざなみ」「わかしお」「しおさい」は終日運転を取りやめます。
JR東日本は最新の運転状況を確認し、時間に余裕を持って利用してほしいと呼びかけています。(ANNニュース)

千葉県で大雨、8人死亡 避難指示40万人超、成田足止め

千葉県で線状降水帯が発生するなど大雨が降り、気象庁は13日夜から14日未明にかけ、千葉市などに大雨と土砂災害のレベル5特別警報を出した。各地で道路が冠水し、県などによると、計8人が死亡した。避難指示は一時40万人を超えた。成田空港では足止めされた約7千人が一夜を明かし、帰宅困難者向けに開放された千葉県庁に1700人以上が身を寄せた。
県は、帰宅困難者の輸送のため自衛隊に災害派遣を要請。JRは13日から京葉線などで運転見合わせが相次ぎ、14日も運休が続いた。県内は一時4万5千軒超が停電した。各自治体は道路の冠水など被害状況の確認に追われた。
市川市では、60~70代の男性が冠水した道路に浮いているのが見つかり、亡くなった。佐倉市では、冠水により車に閉じ込められた女性(66)と、路上に倒れていた男性、八千代市で30~40代ぐらいの男性の死亡が確認された。千葉市でも冠水で水没した車の中で見つかるなどした3人が死亡した。柏市では70代女性が車に閉じ込められて搬送され、死亡が確認された。

長崎平和式典で注目 国光文乃外務副大臣の「黒歴史」…高市首相の傲慢ヨソに「非核三原則」堅持明言

内閣支持率急落に焦る高市早苗首相(65)は消費税減税を強行するなど、人気取りに躍起だが、チラ見えする独善的な本性で自分の首を締めている。首相就任後、初めて参列した広島と長崎の平和式典で見せた冷酷な態度は見るものをゾッとさせた。一方、傲慢な高市首相をヨソに毅然とした態度で株を上げた政務三役がいる。外務副大臣の国光文乃衆院議員(47/茨城6区)だ。高市首相が政権浮揚を期す夏の人事でのパージを懸念する声が上がっているが、国光氏もしっかりと「黒歴史」を刻んでいる。
国光氏が脚光を浴びたのは、高市首相らと長崎の平和祈念式典に参列後に臨んだ被爆者らと対面だ。被爆者団体の会長が代表し、国是である「非核三原則」の法制化や国連の「核兵器禁止条約」への参加などを記した要望書の趣旨を読み上げた際、高市首相は手元の資料をチラチラ見て鬱陶しそうな表情を隠さなかった。「非核三原則」を骨抜きにする「持ち込ませず」の見直しが持論だからだ。
ところが、高市首相に先んじて発言した国光氏は「政府は政策上の方針として非核三原則を堅持をしております」「核共有は非核三原則や原子力基本法をはじめとする法体系との関係から、政府としては認められないと考えております」と明言。「唯一の戦争被爆国として、核兵器のない世界に向けてNPT(核兵器不拡散条約)体制をはじめとした様々な枠組みでしっかりと取り組んで参りたいと思います」と応じた。
国光氏は1979年、山口県大島郡久賀町(現・周防大島町)生まれ。経歴はピカピカだ。父親が転勤族のサラリーマンだったことから転居し、広島観音高を卒業後、長崎大医学部医学科を卒業。会見で「大学6年間をこの長崎の地で過ごさせていただきました。学生時代を通じて被爆の実相を様々な形で学ばせていただいたことがワタクシの原点になっております」とも言っていた。
国立病院機構災害医療センターや東京医療センターなどを経て、2005年に医系技官として厚労省入り。この間に渡米し、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の公衆衛生大学院で修士課程を修了したほか、東京医科歯科大大学院で博士課程を修了。2011年の東日本大震災を契機に政界を志し、自民党の丹羽雄哉元厚生相の後継の座を射止め、東京都の小池百合子知事が希望の党を立ち上げて挑んだ2017年衆院選に初出馬。新人3人の戦いを制して初当選し、岸田派入りした。このあたりから、怪しい歴史が始まる。