16日午後0時25分頃、宮城県南三陸町志津川のサンオーレそではま海水浴場で、「海に人が浮いている」と119番があった。ライフセーバーが男性を救助したが、搬送先の同町内の病院で死亡が確認された。
宮城県警南三陸署の発表によると、男性は同県石巻市蛇田、無職黒須智之さん(42)。家族や友人と海水浴場を訪れていたといい、同署が事故原因や死因を調べている。
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京都五山送り火、「大」の炎が浮かぶ 雨の中、古都の夜空照らす
お盆に迎えた先祖の霊を送り出す夏の風物詩「京都五山送り火」が16日夜、京都市街を囲む山々であった。あいにくの雨の中、東側にそびえる山から順に炎が浮かび、古都の夜空を照らした。
午後8時ごろ、左京区の東山・如意ケ岳(にょいがたけ)に「大」の文字がともされ、続いて約5分置きに「妙」「法」の文字、船形、左大文字、鳥居形が次々に点火されていった。鴨川河畔などでは、傘を差した多くの人たちが遠くに浮かんだ赤い炎を見つめ、先祖に思いをはせた。
送り火は、盆前に迎えた「お精霊(しょらい)」と呼ばれる先祖の霊の帰り道を照らし、無事に戻ってもらうための伝統行事。【大東祐紀】
ウクライナ避難民、日本に1937人…半数が「できるだけ長く」滞在希望
出入国在留管理庁によると、日本へ避難し続けているウクライナ人は7月末時点で1937人。2022年3月以降に受け入れた避難民2807人の7割弱にあたる。
22年から約2000人に生活費(年100万円、最長3年)などを支援してきた日本財団のアンケート調査(1~3月)では、日本への滞在希望について、回答した937人の48%が「できるだけ長く」、25%が「ウクライナの状況が落ち着くまで」と答えた。
同財団経営企画広報部の梅村岳大部長は「避難の長期化に対応するには、就業支援がさらに重要になる。就業と日本語教育をセットにした支援を新たに検討するなどして支援を続けたい」と話す。
入管庁、外国人の派遣労働把握へ 専門職資格で単純作業、是正必要
一定の技術や知識が必要な専門職に従事する外国人向けの在留資格「技術・人文知識・国際業務」(技人国)で、派遣労働に関するトラブルが相次いでいるとして、出入国在留管理庁が実態把握に乗り出す方針であることが16日、分かった。本来禁止された単純作業を派遣先で担うケースなどを確認、是正が必要と判断した。起業向けの在留資格「経営・管理」の要件厳格化も検討する。
技人国の派遣労働を巡っては、資格外活動や賃金未払いなどの問題が発覚。雇用状況を把握する仕組みが不十分との指摘があり、入管庁は実態を確認し不適切事案に対処したい考えだ。
入管庁によると、近く開かれる有識者会議で具体策を議論する。技人国の外国人は2024年末時点で約41万人となり、23年末より約5万6千人増えて過去最多となった。派遣業者を利用する傾向は強まっており、1割程度の約4万人が契約しているとみられる。派遣先では生産管理や通訳を担うことが多い。
技人国の取得には、母国で大学などを卒業して技能を有する必要がある。
父親の首や腹などに数十カ所の傷 群馬、中3刺殺
群馬県桐生市の自宅で父親を殺害したとして、殺人の疑いで中学3年の少年(15)が逮捕された事件で、父親の首や腹などに数十カ所の刺し傷や切り傷があったことが16日、県警への取材で分かった。少年が強い殺意を持っていたとみて慎重に捜査を進める。
県警は、直前に父親との間に何らかのトラブルがあったとみている。捜査関係者によると、過去にも家庭内のトラブルで警察官が自宅に駆け付けたことがあったという。
司法解剖の結果、死因は出血性ショックだった。事件は14日夜、少年がJR桐生駅前の交番に自首して発覚。父親を13日に包丁で刺し、殺害した疑いで逮捕された。少年は16日、前橋地検へ送検された。
新幹線の発煙は床下機器から JR東海、2時間後に消火
JR東海は16日、東海道新幹線の米原(滋賀県)―岐阜羽島(岐阜県)間を走行していたこだま764号での発煙は、9号車の床下の機器から生じたと明らかにした。地元消防などによると、岐阜羽島駅に停車して点検したところ火が見え、約2時間後に消し止めた。同社が原因を調べている。乗客は約250人で、1人が頭痛を訴えた。
764号は運行を取りやめ、15日は上り4本に最大52分の遅れが出て約3800人に影響した。車両は岐阜羽島駅構内の普段あまり使われない線路に止まっており、16日は上下線ともに始発から通常通り運行した。
764号は同社が所有する16両編成の最新型車両「N700S」で、新大阪発静岡行き。モーターの出力を制御する床下の「主変換装置」から煙が出た。発煙が確認された列車は、6月に導入したばかりだった。
JR東海によると、15日午後9時45分ごろ煙が出た。巡回していた車掌が焦げ臭いにおいに気付き、岐阜羽島駅に停車後、乗客に避難を呼びかけた。頭痛を訴えた乗客は、乗り換えた後続列車で名古屋駅に到着後、帰宅した。
大阪や名古屋で猛暑日予想 関東も強い日差しで厳しい暑さに
今日15日(木)も太平洋高気圧が西日本方面を覆うため気温が上昇して、大阪市や名古屋市など猛暑日となる予想です。東京都心など関東南部では強い日差しが届き、厳しい暑さとなります。
こまめな休憩や水分補給、屋内ではエアコンを使用するなど、熱中症予防を心がけてください。
関東は昨日より暑く感じそう
西日本を中心に太平洋高気圧に覆われ、上空1500m付近には+18℃以上という暖かい空気が居座っています。一時的に雲の広がることはあるものの強い日差しが照りつけて、今日も気温が上昇する見込みです。
名古屋市や京都市、大阪市では最高気温が35℃と猛暑日になる予想です。その他、山口市や佐賀市、熊本市では36℃まで上がるとみています。8月はじめのように40℃前後まで上昇することはないものの、厳しい残暑となる見込みです。
また、関東では昨日よりも日差しの届く時間が増え、風も南寄りの風に変わります。気温の数字は昨日から大きく上昇するわけではありませんが、昨日よりも暑く感じられそうです。最高気温は前橋市やさいたま市で34℃、東京都心では33℃を予想しています。
<今日の各地の予想最高気温>
36℃:山口、佐賀、熊本
35℃:名古屋、岐阜、京都、大阪、高松
34℃:前橋、さいたま、 甲府、大津、奈良、和歌山、鳥取、岡山、広島、松山、大分、長崎、鹿児島 など
しっかりと熱中症予防を
お盆期間ということで、屋外で活動する機会も多くなります。屋外では炎天下で長時間活動することは避けて、こまめに日陰などで休憩をするようにしてください。屋内でもエアコンを使用して室内を適切な温度に保ち、意識的に水分補給をするなど、熱中症対策をしっかりと行ってください。
今日は熱中症警戒アラートが西日本や東海を中心に22県に対して発表されています。熱中症予防を心がけながらお過ごしください。
小泉農水大臣が靖国神社を参拝 石破総理は私費で玉串料奉納 高市氏・萩生田氏らも参拝 参政党・神谷代表が参拝
小泉進次郎農水大臣が午前8時前、終戦の日に合わせて靖国神社を参拝しました。
小泉大臣は参拝後、記者からの問いかけに答えませんでしたが、その後行われた閣議後の会見で「不戦の誓いと、どの国であっても、国家のために命を捧げた方に対する礼を忘れないこと、このことは重要なことだと考えている」と話しました。
また関係者によりますと、午後には加藤財務大臣も靖国神社を参拝したということです。
石破総理は参拝せず、自民党総裁として私費で玉串料を奉納したということです。
また去年の総裁選に出馬した高市早苗前経済安保担当大臣、小林鷹之元経済安保担当大臣も参拝をしました。
高市氏は参拝後、記者団の取材に対し、「たくさんの方が国策に殉じられました。尊崇の念をもって哀悼の誠を捧げて参りました」と話しました。
また小林氏は、「愛する家族やふるさとに思いをはせながら、尊い犠牲になられたご英霊に対しまして、心から哀悼の誠を捧げてまいりました」と話しています。
また旧安倍派の萩生田光一元文部科学大臣や稲田朋美元防衛大臣が参拝したほか、超党派の「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」の国会議員52人が一斉に参拝しました。
さらに野党からは、▼日本保守党の百田代表や▼参政党の神谷代表ら所属国会議員18人が参拝しました。
参政党はきょう、「今こそ私たちは明治維新からの160年、大東亜戦争終結からの80年を総括しなければならない」などとした「終戦80年談話」を発表しています。
神谷代表は参拝後、「戦後80年の節目であります。二度と日本に戦争を起こさないために、みんなで平和の祈念をしてまいりました」と話しています。
全国戦没者追悼式、遺族3400人参列へ 戦後生まれが半数超す
80回目の終戦の日を迎えた15日、政府主催の全国戦没者追悼式が東京都千代田区の日本武道館で開かれた。天皇、皇后両陛下や石破茂首相らが参列し、日中戦争や第二次世界大戦で犠牲になった約310万人を悼む。戦後生まれの参列者が初めて半数を超え、世代交代が進む中での開催となる。
式では首相の式辞に続いて、正午の時報に合わせて参列者が1分間の黙とうをささげる。その後、天皇陛下がおことばを述べられる。
遺族を代表しての追悼の辞は、朝鮮海峡で陸軍兵士だった父を亡くした埼玉県川越市の江田肇さん(82)が述べる。
厚生労働省によると、付き添いを除く参列予定の遺族は3432人。新型コロナウイルス禍を経て5年ぶりに従来並みの規模となった前年より約200人増えたものの、4989人が参列したコロナ禍前の2019年よりも少なくなった。
参列遺族も高齢化が進み、戦没者の配偶者は4年ぶりにゼロとなった。おいやめい、孫といった戦後生まれの割合は年々増加。今回は約53%で過去最高となる。
遺族の最年長は98歳の戦没者の弟。きょうだいは86人が参列する予定。
日中戦争と第二次世界大戦では軍人・軍属230万人、民間人80万人が犠牲になった。海外での戦没者のうち半数近い112万人分の遺骨を今も収容できていない。厚労省は今年5月、約1000体の集団埋葬地が確認されたパラオ・ペリリュー島での遺骨収容について、現地政府から協力を得ることで合意するなど取り組みを続けている。【肥沼直寛】
マンションのゴミ集積場の扉付近に「ペンで暗証番号」…ゴミ収集業者「開閉時の手間を省こうと」
川崎市は13日、市内のマンションのゴミ集積所計30か所で、紙資源ゴミ収集業者の従業員が、集積所を開ける暗証番号を扉付近にペンなどで記載していたと発表した。市はこの事業者に対し、再発防止策を講じるよう文書で指導した。
発表によると、同市高津区二子のマンション管理人から今年6月、「集積所の扉に暗証番号が記載されており、業者ではないか」と市に問い合わせがあった。市が調べたところ、高津、宮前区の家庭から出される紙資源ゴミの収集運搬業務を委託している富士電物流(宮前区)の60歳代の男性従業員が記載していたことが判明。この従業員が担当するナンバーロック式の集積所108か所中、30か所で記載があった。
集積所の開閉時に暗証番号を確認する手間を省こうと、同5月頃から始めたと説明しているという。市によると、ゴミ集積所に第三者が侵入するなどの被害は、これまでのところ確認されていないという。