兵庫で医療事故、新生児の胃破裂 4センチの穴、尼崎の県立病院

兵庫県は6日、県立尼崎総合医療センター(尼崎市)で、新生児の胃が破裂する医療事故があったと発表した。体内に伸びた人工呼吸器のチューブが気管から食道にずれたのに医師が気付かず、空気を送り続けたのが原因。約4センチの穴が開いたが手術を受けて退院し、後遺症もないという。
県によると昨年10月下旬、別の医療機関で生まれた男児が呼吸障害を発症し、センターに緊急搬送。医師が気管にチューブを挿入したが、男児が体を動かすうちに先端が食道の方向へずれたという。まだ発達していない胃に送られた空気がたまり、圧力が高まった結果、裂けたとみられる。
県の杉村和朗病院事業管理者は「安全対策の取り組みを進め、再発防止に努める」としている。

国立がん病院元医長に無罪=収賄「故意認められず」―東京地裁

国立がん研究センター東病院(千葉県柏市)の医療機器使用で、業者側に便宜を図った見返りに賄賂を受け取ったとして収賄罪に問われた元肝胆膵(すい)内科医長、橋本裕輔被告(49)の判決が6日、東京地裁であった。向井香津子裁判長は「収賄の故意が認められない」として無罪を言い渡した。検察側は懲役2年6月、追徴金約315万円を求刑していた。
橋本被告は2020年6月と21年5月、医療機器メーカー「ゼオンメディカル」(東京)の製品を多く使う見返りに、同社から現金計約315万円の送金を受けたとして起訴された。弁護側は、同社製品の使用感などを調査する契約に基づく正当な報酬だとして無罪を主張していた。
判決で向井裁判長は、被告が19年度に実施した調査には実態があり、贈賄の趣旨は認められないと判断。一方、20年度の調査についてはゼオン社に贈賄の趣旨があったとしたが、被告は前年度同様の契約義務があると信じて行動したにすぎず、収賄の故意は認められないと結論付けた。
贈賄罪に問われたゼオン社元社長柳田昇被告(69)の判決は4月16日に予定されている。
東京地検の市川宏次席検事の話 判決内容を十分検討して適切に対処したい。 [時事通信社]

セクハラ防止活動の弁護士を懲戒処分 依頼者の女性に性行為強要か

セクハラ被害に関する民事訴訟を依頼した女性に性行為を強要したなどとして、第二東京弁護士会は6日、セクハラ防止活動に取り組んでいた馬奈木厳太郎(まなぎ・いずたろう)弁護士を業務停止3カ月の懲戒処分にした。弁護士としての品位を失うべき非行に当たると判断した。
弁護士会によると、演劇、映画界のセクハラ・パワハラ撲滅に取り組む団体の顧問を務めていた馬奈木弁護士は2021年10月ごろから、依頼者の女性の手や足を触り、キスをするようになった。拒否されると訴訟で女性が希望するような対応をしないという態度を取り、女性の意思に反する性行為をしたという。
弁護士会は調査に対する馬奈木弁護士の主張を明らかにしていない。
女性は23年3月に損害賠償を求める訴訟を起こし、馬奈木弁護士が女性に謝罪して解決金を支払う内容で、25年5月に和解が成立していた。【安元久美子】

カープ羽月容疑者、使用認める=ゾンビたばこ、逮捕時は否認―広島県警

プロ野球広島カープ選手の羽月隆太郎容疑者(25)が「ゾンビたばこ」などと呼ばれる指定薬物エトミデートを使用したとして逮捕された事件で、同容疑者が容疑を認める供述を始めたことが6日、広島県警への取材で分かった。逮捕時は「使った覚えはありません」と否認していた。
羽月容疑者は昨年12月16日ごろ、日本国内で若干量のエトミデートを摂取したとして、医薬品医療機器法違反の疑いで今年1月下旬に逮捕された。県警が関係者からの110番を受けて任意同行した際、尿検査で陽性反応があり、その後の鑑定でエトミデートと判明していた。 [時事通信社]

高市首相、大阪応援見送り=府連要望も維新配慮【2026衆院選】

高市早苗首相(自民党総裁)は8日投開票の衆院選で、大阪府での応援演説を見送った。自民府連は高水準の内閣支持率を維持する首相の来援を要請したが、大阪が本拠地で連立政権を組む日本維新の会に配慮したとみられる。首相は選挙戦最終日の7日、東京都内を遊説する。
自民府連は近年の衆参両院選挙で維新に圧倒されている。2024年の前回衆院選は候補を擁立した15選挙区で全敗した。今回は公明党に譲ってきた4選挙区にも候補を立て、推薦1人を含め全19選挙区で維新と争っている。
自維は全国の計85選挙区で競合した。維新の藤田文武共同代表は1月、自民に「維新は高市政権を支えている。首相はできる限り入らないでほしい」と要請。大阪以外では首相が応援に入った選挙区もあった。 [時事通信社]

門真署で保管の盗難車からナンバープレート窃盗か 男女を逮捕 犯罪の証拠品を取り返そうとした可能性

去年、大阪府警門真署で保管していた盗難車の中から偽造ナンバープレートなどが盗まれた事件で、男女2人が窃盗などの疑いで逮捕されました。
逮捕されたのは、住居不定・無職の荒木力容疑者(41)と、寝屋川市に住む辻智草容疑者(40)で、去年11月、門真警察署の駐車場に侵入し、保管されていた盗難車の中から、偽造されたナンバープレートなど12点を盗んだ疑いです。
警察によりますと、この車は、去年11月、門真市内で職務質問を受けた荒木容疑者が乗り捨てたもので、車の中からは覚醒剤が見つかりました。その後、2人は覚醒剤を使用したとして逮捕・起訴されていました。
調べに対し、荒木容疑者は容疑を認める一方、辻容疑者は「関係ありません」と、否認しているということですが、警察は、犯罪の証拠品を取り返そうとした可能性があるとみて調べています。

病院内で男性職員をカッターナイフで切りつけ逃走…警察が70代後半の男の行方を追う 男は黒っぽい上下の服に白のマスク着用 大阪・住之江区

病院内で職員に切りつけ。警察は逃げた男の行方を追っています。

2月6日午後0時半ごろ、大阪市住之江区の南大阪病院で「職員がカッターで切られた」と警察に通報がありました。

警察や病院によりますと、面会の時間外に訪れた男が知人の患者を廊下で押し倒し、その仲裁に入った30代の男性職員をカッターナイフで切りつけたということです。

職員は手にケガをしましたが、命に別状はありません。

男は70代後半で、黒っぽい上下の服に白のマスクをつけていて現在も逃走しているということです。

警察は、傷害事件として逃げた男の行方を追っています。

現場の病院は、大阪メトロ・北加賀屋駅から南東に約450mの住宅街にあります。

米大統領の首相支持、野党反発=共産「まさに内政干渉」【2026衆院選】

衆院選を巡り、トランプ米大統領が高市早苗首相への支持を表明したことを受け、野党からは6日、反発する声が上がった。共産党の田村智子委員長は川崎市内で記者団に「まさに内政干渉だ」と指摘。日本政府がコメントを避けていることを批判し、米側に抗議するよう求めた。
中道改革連合の野田佳彦共同代表は東京都世田谷区で記者団に「(首相は)大統領にとってお気に入りなのではないか。首相は実績をつくっていないので、正当な評価ではない」と語った。
国民民主党の玉木雄一郎代表は大阪市内で「どういう文脈だったのか確認したい」と述べた。 [時事通信社]

野田氏「史上最大の反転攻勢を」、藤田氏「維新に力を与えていただかないと政治が後戻りになるかもしれない」

8日の投開票が迫る衆院選で野党各党が危機感を強めている。読売新聞社の終盤情勢調査で序盤から巻き返しを図れていない状況が浮き彫りになったためだ。勢いを欠く中道改革連合の野田共同代表は首都圏の接戦区に照準を合わせ、懸命なテコ入れを続けている。優勢を維持する自民党は引き締めを徹底する方針だ。
野田氏は6日、東京都内で街頭演説し、「徳俵まで押し込まれたが、史上最大の反転攻勢を実現したい」と声をからした。この日は、都内の複数の選挙区に加え、さいたま市も回った。最終盤の遊説先を首都圏に絞り込むのは、接戦区が相対的に多く、短時間で多くの選挙区に足を運べるためだ。野田氏周辺は「可能性があるところに集中し、傷口を小さくする戦略を選ばざるを得ない」と語る。
幹部が自身の選挙区で劣勢となっていることも全国的な応援態勢を取りづらくしている。安住共同幹事長は宮城4区で自民党の森下千里氏にややリードされる展開が判明し、6日に予定していた静岡県などでの応援を取りやめ、宮城4区に張り付く活動に変更した。
一方の自民は単独で過半数(233議席)を超える勢いで、陣営の緩みと投票率の低下を警戒する。高市首相や自民支持の割合が高い若年層は従来、投票率が低い傾向にあるため、投票呼びかけに力を注ぐ。首相は6日、岩手県北上市の演説会で「どうかこの足で期日前投票所に寄ってほしい」と訴えた。
日本維新の会は、自民に比べて首相人気による与党効果が限定的で伸び悩む。藤田文武共同代表は奈良県橿原市の街頭で「自民も伸ばすが、維新に力を与えていただかないと政治が後戻りになるかもしれない」と主張し、連立パートナーとしての重要性を強調した。

神奈川の高校でも暴行動画拡散 生徒双方が「いじめ否定」 県教委

神奈川県立高校で男子生徒が暴行を受ける動画が5日以降、SNSで拡散されている。県教育委員会は6日に記者会見を開き、この生徒らが学校側の聞き取りに対して「いじめではなく、けんかだった」との認識を示したと説明した。
動画は短く切り抜かれており、編集前の映像では双方が手を出す様子があったという。県教委は「SNSでの事実と異なる書き込みや中傷は慎んでいただきたい」と呼びかけている。
動画は5日から拡散し、高校のトイレで男子生徒が、別の生徒から体や頭を蹴られる様子が映っている。県教委によると、この出来事は昨年12月に発生し、男子生徒は右手を骨折。高校は当日中に事案を把握した。
高校が双方の生徒らに事情を確認したところ、いずれもいじめであることを否定し「けんかの仕方を教え合っていた」と話したとしている。
県教委は記者会見で、こうした背景があったと説明。すでに学校が生徒らに指導し、対応を終えているとした。一方、5日に動画が拡散後、県教委は外部から問い合わせがあるまで事案の詳細を把握していなかったことも明らかにした。
県教委の担当者は、学校現場で暴力があったことについて「子どもたちにしっかりと人権意識を身につけてもらうことが必要だ」と話した。