勾留後に死亡、国と県を提訴 遺族「事実教えて」、神戸

兵庫県内の障害福祉事業所で昨年6月、女性職員=当時(16)=が利用者を制止したところ暴行容疑で逮捕され、体調が悪化して半年後に死亡する事案があり、遺族が17日、捜査は違法だったなどとして国と県に約1億円の損害賠償を求め神戸地裁に提訴した。女性は体調悪化後に釈放され、不起訴になった。遺族は「事実を教えてほしい。娘に謝ってほしい」と訴えた。
訴状によると昨年2月、女性は他の人にかみつこうとする利用者を止めようと、あごに手を添えた。目撃した別の利用者が虐待として自治体に申告。かみつこうとした利用者側も被害届を出し、女性は同6月に暴行容疑で逮捕された。

【速報】食料品の消費税「実質ゼロ化」の議長案提示超党派の国民会議

食料品の消費税減税をめぐり、超党派の国民会議での中間とりまとめに向けた議長案が判明しました。来年4月から税率を1%に引き下げ、給付と組み合わせることで「消費税を実質ゼロ化」するとしています。
超党派の国民会議で議長を務める自民党の小野寺税調会長が示す案では、食料品の消費税減税について、来年4月1日から2年間、税率を1%にするとしています。
あわせて中低所得の現役で働く世代に手厚く対応するため、残りの消費税1%分にあたる範囲内で所得に連動した給付を来年度に導入すると明記しました。
こうした取り組みによって「全体として消費税の実質ゼロ化を実現する」としています。
また、給付付き税額控除をめぐっては、中低所得の手取りを増やすことや就労を促すことを目的とし、2029年度に本格導入するとしています。
政府・与党は、この案をもとに中間のとりまとめを目指す方針ですが、一部の野党は反発していて、意見集約は難航が予想されます。

登山道で「刺された」という60歳男性の申告は嘘だったと判明 自ら腹部を刺したか 「仕事がうまくいかず…死んだら保険金が入ると」 兵庫・姫路市

15日夜、兵庫県姫路市にある書写山の登山道で腹部に大けがをした男性が病院に搬送された事件で、「下山中に刃物で刺された」という男性の申告はうそだったことがわかりました。 警察は殺人未遂事件として捜査していましたが、男性に改めて事情を聞いたところ、自分で刺したことを認め「仕事がうまくいかず、死のうと思った。死んだら保険金が入ると思った」などと話したということです。 男性は姫路市内に住む60歳で、刃渡り約13センチの果物ナイフで自分の腹部を刺したとみられています。 男性は重傷を負っていまも入院していますが、警察は男性の回復を待って、偽計業務妨害の疑いも視野に捜査するとしています。

カンボジア特殊詐欺拠点 逮捕の統括役、月1億円規模の報酬か

カンボジア拠点の特殊詐欺事件で、組織犯罪処罰法違反(組織的詐欺)容疑で逮捕されたオーナーで統括役とみられる、住居不詳、自称会社役員、佐々木裕介容疑者(38)は、月に1億円規模の報酬を得ていたとみられることが17日、愛知県警などの合同捜査本部への取材で判明した。詐取金の3~4割程度とみられ、詳しい資金の流れを調べる。
合同捜査本部によると、佐々木容疑者はカンボジア北西部ポイペト拠点のオーナー。組織の中華系幹部らへの指示や拠点を運営するための資金提供、日本人かけ子の供給を担っていた。海外の拠点で日本人が上位者となることは珍しく、他の拠点も運営していたとみられる。タイの首都バンコクの高級マンションで生活しながら、遠隔で指示を出したり、各地の拠点に足を運んだりしていたという。
合同捜査本部は、今月上旬に身柄を拘束したタイ当局から引き渡しを受け、日本に向かう機内で16日に逮捕した。
逮捕容疑は、かけ子らと共謀し、2025年2月、ポイペトの拠点から茨城県つくば市の女性(37)に警察官を装って電話をかけ、現金計3140万円をだまし取ったとしている。佐々木容疑者は「黙秘します」と話しているという。【木谷郁佳】

日本維新の会の兵庫県議が政務活動費を過大請求か 私的活動での使用含む事務所を制限超えて政務活動費から支出? 本人は「誤解を招きかねない行為があったのは事実だが、適正に処理している」とコメント

日本維新の会の兵庫県議が、事務所費に充てた政務活動費を過大請求した可能性があることがわかりました。 県議団は調査を進め、違反があれば返還請求する方針です。 公開されている2021年度から2024年度の政務活動費の会計帳簿などによりますと、日本維新の会の門隆志兵庫県議は、事務所の賃借料や光熱費などのうち、半額にあたるおよそ290万円を事務所費として政務活動費から支出しています。 門県議は、2020年2月、兵庫県宝塚市にある議員事務所と同じ住所に、自身が代表を務めるレンタカー会社を設立。 県議会の「政務活動費の手引」では、事務所の賃料や光熱費などのうち、費用の半額を政活費から支出できると定められている一方で、営業活動など私的活動を含む場合は4分の1までに制限されます。 門県議はこの割合を超えて請求していた可能性があり、県議団は事実関係の調査を進め、違反が確認されれば返還を求めるとしています。 ABCテレビの取材に対し門議員は、「便宜上、事務所の場所に会社を置いている。誤解を招きかねない行為があったのは事実だが、適正に処理している」とコメントしています。

殺害を「何でも屋」に依頼 530万円以上送金も自ら実行 IT会社役員殺害事件

東京都港区のIT関連会社「Linuxジャパン」の役員、神山猛さん=当時(54)=の遺体が山林に遺棄された事件で、殺人容疑で同社社長の水口克也被告(49)が再逮捕され、死体損壊と死体遺棄の幇助(ほうじょ)容疑で鈴木隼斗容疑者(29)が逮捕された。捜査関係者によると、水口容疑者は「何でも屋」を名乗る鈴木容疑者に神山さんの殺害を依頼。両容疑者は、一度も会うことなく、秘匿性の高いアプリを通じてやり取りを繰り返し、殺害、死体損壊、遺棄という「最悪の選択」に至ったとみられる。
《人を殺害してほしい》
水口容疑者は、昨年6月にSNSで知り合った鈴木容疑者に対して、そう持ち掛けたという。狙いは水口容疑者との間で、役員報酬を巡るトラブルを抱えていたとみられる神山さんだった。
《やりますよ》
前向きな返事をしていた鈴木容疑者。だが、当初から実際に殺害に関与するつもりはなかったとみられる。理由を付けて水口容疑者に「費用」を請求し、送金させていた。捜査関係者によると、鈴木容疑者はこれまでも受けた依頼を無視して報酬をだまし取ることがあったという。「今回もカモだと思った」。鈴木容疑者は逮捕前の警視庁の任意の調べに対しそう供述していたという。
秘匿性の高いアプリでやり取りをしていた両容疑者だったが、昨年9月28日以降、水口容疑者から鈴木容疑者へあるメッセージが届く。
《もう自分で殺害した》。ブルーシートがかけられた遺体のようなものが映った写真も添付されていた。9月28日は、水口容疑者の権限で会社資金を移動させることができる期限だったという。
《約束が違う》
連絡を受けた鈴木容疑者は、違約金などとして、水口容疑者に金銭を要求。殺害依頼の「費用」と合わせて、昨年7月~今年4月ごろ、PayPay(ペイペイ)などの電子マネーで計103回にわたり総額530万円以上を送金させていた。
2人のやり取りはその後も続いた。
《(遺体が)重くて運べない》(水口容疑者)
《チェーンソーで解体してはどうか》《レンタカーで運んでは》(鈴木容疑者)
鈴木容疑者は殺害には関与しなかった一方で、遺体の処理についてはアドバイスを送っていた。水口容疑者は都内の量販店で数日に分けて複数のシートやチェーンソーなどを購入し、江東区内でレンタカーを借りていた。遺体の解体や搬出に使ったとみられる。
神山さんの失踪後、警視庁の捜査員が会社事務所を捜索したところ、神山さんの血痕が複数確認された。
警視庁麻布署捜査本部は今年4月、死体遺棄の疑いで水口容疑者を逮捕し、東京地検は5月8日に同罪で起訴。捜査本部は水口容疑者が神山さんを殺害した可能性を視野に捜査を続けていた。水口容疑者は調べに対し、黙秘しているという。(梶原龍、長谷川毬子)

2人承諾殺害、男に懲役13年求刑=検察「言葉巧みに誘導」―さいたま地裁

同意の上で女性2人を相次ぎ殺害したとして、承諾殺人などの罪に問われた無職、斎藤純被告(32)の公判が17日、さいたま地裁(井下田英樹裁判長)であった。検察側は「他に類を見ない悪質な犯行だ」として懲役13年を求刑し、結審した。判決は7月17日の予定。
検察側は論告で「固い決意ではなかった被害者らを言葉巧みに誘導し、希死念慮を高めさせた」と非難。弁護側は「やみくもに背中を押すようなやりとりはなかった」と主張し、量刑を考慮するよう求めた。
起訴状などによると、斎藤被告は15年10月に横浜市の女性=当時(22)、18年1月に茨城県の女性=当時(21)=からそれぞれ承諾を得た上で、さいたま市内の自宅などで睡眠薬を飲ませ、首を絞めるなどし殺害したとされる。 [時事通信社]

職員の贈収賄容疑で大東市長が会見で謝罪 公共工事の契約めぐり職員と建設会社代表が逮捕 大阪・大東市

職員の逮捕を受けて大東市長が謝罪しました。逢坂伸子市長「市民の皆さんには大変なご不安とご心配をおかけしておりまして、心より深くお詫びを申し上げます(頭下げる)」 大阪府大東市・市営住宅管理課の主査、佐野公彦容疑者(48)は、公共工事の随意契約で、特定の建設会社を有利に選定した見返りに折りたたみ自転車などを受け取った収賄の疑いがもたれています。 事件を巡っては、大東市の建設会社「エム・エヌコーポレーション」の代表・新田将生容疑者(35)も贈賄の疑いで逮捕されていて、警察は2人の認否を明らかにしていません。 市によりますと、市営住宅管理課とエム・エヌ社の随意契約は2023年度までは0件でしたが、佐野容疑者が着任した2024年度は27件に急増しています。 市は特定の業者に発注する随意契約について、「是正すべき部分がある」と認めていて、競争入札もふまえて検討したいとしています。

3人死亡の放火殺人 検察は64歳男に無期懲役を求刑 「たばこの不始末に見せかけた犯行は非常に悪質」 愛知・弥富市

愛知県弥富市でアパートに火をつけ、3人を殺害した罪などに問われている男の裁判員裁判で、検察は無期懲役を求刑しました。
起訴状などによりますと、弥富市の無職・佐藤忍被告64歳はおととし1月、弥富市平島町の2階建てアパートに火をつけ、男女3人を殺害するなどした現住建造物等放火や殺人などの罪に問われています。
これまでの裁判で、佐藤被告は起訴内容を認めています。
「たばこの火の不始末に見せかけて」
17日の裁判員裁判で検察側は「3人の命が奪われる結果は重大。たばこの火の不始末に見せかけて殺害しようとした犯行は非常に悪質で、一定の計画性が認められる」などとした一方で、知的障害の影響は否定できず、殺意が強固とまでは言えないとして無期懲役を求刑しました。
裁判は18日に結審し、6月29日に判決が言い渡されます。

「一夫多妻」の夫、罪認める=女性との性交盗撮、サイト投稿―東京地裁

「一夫多妻」を自称し、妻ら2人と共謀して女性との性交を盗撮した動画をインターネット上に投稿したなどとして、性的姿態撮影処罰法違反罪などに問われた無職小野洋平被告(39)の初公判が17日、東京地裁(関紅亜礼裁判長)であった。小野被告は「争いません」と述べ、起訴内容を認めた。
検察側は冒頭陳述で、わいせつ行為の見返りに金銭を求める「パパ活」をしていた女性との性交を無断で撮影、投稿し収益化していたと指摘。小野被告が全体的な指示役で、妻晴香被告(28)=同罪などで起訴=が女性との連絡役、内縁の妻凜被告(24)=同=がホテル予約などを担っていたと述べた。
起訴状によると、小野被告は晴香、凜両被告と共謀し2024~25年、東京都新宿区のホテルで20代女性ら2人との性交を盗撮。うち一人に不貞行為の慰謝料名目で300万円を請求したとされる。 [時事通信社]