台風9号は三陸沖を北東へ、伊豆諸島の南海上の熱帯低気圧は今後台風へ…強風や高波に注意

台風9号は2日明け方に千葉県に最接近した後、三陸沖を北東に進んだ。その後も日本から遠ざかっていき、気象庁によると、5日までに温帯低気圧に変わる見通し。
一方、熱帯低気圧が2日、伊豆諸島の南海上を北東に進んだ。今後台風に変わる可能性がある。3日明け方にも伊豆諸島に近づくとみられ、気象庁は強風や高波への注意を呼びかけている。

85歳・上條恒彦さん老衰のため死去「3年B組金八先生」の教師役や「ラ・マンチャの男」などに出演

俳優で歌手の上條恒彦(かみじょう・つねひこ)さんが22日に長野県内の病院で老衰のため死去した。85歳だった。所属事務所が発表した。葬儀・告別式は妻の悦子さんが喪主を務め、親族のみで執り行った。
温かみのある演技とスケールの大きな歌声でミュージカル「ラ・マンチャの男」などに出演した上條さんが天国へと旅立った。昨年6月に最後の舞台となった「六月の雨 ~梅雨は嫌いですか?~」に出演したが、年末に誤嚥(ごえん)性肺炎で入院。今年1月に登壇予定だった映画「シンペイ~歌こそすべて」(神山征二郎監督)の舞台あいさつを欠席した。最期は家族に見守られて息を引き取った。
長野県で生まれ、高校卒業後の58年に上京すると、4年間で10回以上も転職を繰り返しながら、芸能界への道を模索。新宿の歌声喫茶「灯」で週6日、1日に50曲以上を歌ってバリトンの歌声を鍛えた。
62年に歌手活動を始め、71年に歌手デビューすると、同年の「出発(たびだち)の歌」で第2回世界歌謡祭グランプリを受賞。72年にドラマ「木枯し紋次郎」の主題歌「だれかが風の中で」がヒット。俳優としてはドラマ「3年B組金八先生」の教師役で注目され、「ハイリハイリフレ、ハイリホー」の歌声が印象的な丸大食品のCMでも親しまれた。
87年に長野県の八ヶ岳山麓に移住。ひげがトレードマークで山男のような風貌とは対照的に、内面は繊細だった。下積み時代の苦労と研究熱心さが、上條さんの長いキャリアを支えた。
◆上條 恒彦(かみじょう・つねひこ)1940年3月7日、長野県生まれ。62年から新宿の歌声喫茶「灯」で歌手活動を始め、72年にNHK紅白歌合戦に出場。76年の「ピピン」日本初演をはじめ、「屋根の上のヴァイオリン弾き」「マイ・フェア・レディ」などミュージカルに多く出演。私生活では65年に最初の結婚をしたが、77年に離婚。83年に元女優の悦子夫人と再婚。5児の父。
武田鉄矢「『3年B組金八先生』で服部先生を演じてくださり、いつも支えていただきました。子供と一緒に泣きながら芝居をしていると、クラスの隅で泣きながら見てくださる先生でした。演じることに対して非常に真面目で、誠実な方で。熱演が終わると『良かったよ』と褒めていただき、励みになりました。心より感謝しております」

「海上から煙が…」小型船舶が沈没か 乗組員3人が行方不明 下田海上保安部

きのう、式根島と三宅島の間の海上で小型船舶が沈没したという通報があり、3人が行方不明になっています。
下田海上保安部によりますと、きのう午後2時50分ごろ、式根島の漁業関係者から「式根島と三宅島の間の海上から煙が上がっている」と通報がありました。
その後、新島村の小型船舶「三和丸が燃えている」と、現場に急行した乗組員の親族からも通報があり、午後4時15分ごろに船は沈没したということです。
乗組員3人が行方不明になっていて、海保の巡視船と航空機が捜索しています。
現場は、新島灯台から南方向におよそ10キロの海上ということです。

同居の父親を暴行し死亡させた疑い 40歳の無職の男逮捕 生活上のトラブルが原因か

福岡県宮若市の自宅で同居する父親に暴行を加え死亡させたとして、40歳の無職の男が逮捕されました。
傷害致死の疑いで逮捕されたのは福岡県宮若市の無職野見山優也容疑者(40)です。
警察によりますと野見山容疑者は、先月30日午後3時ごろから午後6時半ごろの間に、宮若市の自宅で同居する父親の修さん(67)に殴る蹴るの暴行を加え死亡させた疑いです。
野見山容疑者は事件のあと自宅から立ち去っていて、外出から戻った野見山容疑者の母親が、修さんの意識がないと119番通報しました。修さんは搬送先の病院で死亡しました。
修さんの全身にはあざがあったほか複数のろっ骨が折れていて、警察が司法解剖をおこなった結果、死因は外傷性ショックと判明しました。
家族の話などから野見山容疑者の関与が浮上し、警察は31日に自宅に戻った野見山容疑者から任意で事情を聞いていましたが、容疑が固まったとして1日に逮捕しました。
野見山容疑者は「私がやったことに間違いありません」と容疑を認め、生活上のささいなトラブルが原因で殴ったという趣旨の話をしているということです。

万博アンゴラ館工事費未払い、下請け業者2社が発注会社の経理担当者らを提訴

大阪・関西万博のアンゴラ館を巡る工事費の未払い問題で、工事の下請け業者2社が31日、発注した大阪市鶴見区の「一六八(いろは)建設」の経理担当だった男性と、男性が経営する会社に計約5800万円の支払いを求めて大阪地裁に提訴した。
訴状によると、2社は一六八建設から内装などの工事を請け負い、4月までに作業を終えたが、代金の一部の計約5800万円が支払われていないとしている。原告側は、男性が一六八建設から自身の会社に約1億2000万円を移したとして、男性側に未払い分を請求することにした。
一六八建設は男性について、約1億2000万円を横領したとする業務上横領容疑の告訴状を大阪府警に提出している。男性はこれまでの読売新聞の取材に「横領ではなく、一六八建設に貸した金を返してもらった」としている。

クマと乗用車が衝突し高速道路が11時間通行止めに…山口県内の中国自動車道 死んだクマを撤去し解除

山口市徳地の中国道でクマと乗用車が衝突し、中国道の一部区間が通行止めとなっていましたが、その後クマは高速道路外に搬出され、通行止めは午前6時23分解除されました。通行止めはおよそ11時間におよびました。
県警高速隊によりますと、31日午後6時40分頃、山口市徳地の中国道上りで追い越し車線を走行中の乗用車がクマと衝突しました。
運転していた30代の男性は軽傷ですが、クマが道路の中央分離帯付近にとどまり、午後7時半から中国道の上りは山口ICから鹿野IC間が下りは鹿野ICから徳地ICの間で通行止めになりました。
警察によるとクマは死んでいて、その後、高速道路の外に搬出され、1日午前6時23分、通行止めは解除されています。

少数与党下、臨時国会召集 参院議長に自民関口氏を再選

7月の参院選を受けた第218臨時国会が1日、召集された。参院本会議で議長選挙を行い、自民党の関口昌一氏が再選された。副議長には立憲民主党の福山哲郎元官房副長官が選ばれた。会期は5日まで。自民、公明両党は参院選の結果、衆参両院で少数与党となった国会を迎える。立民など野党7党は、ガソリン税の暫定税率廃止法案を共同提出。与野党の実務者協議を経て秋の臨時国会での成立を目指す。
1日午後には天皇陛下を迎え、参院本会議場で開会式を開く。4日に衆院、5日に参院で予算委員会集中審議をそれぞれ行い、石破茂首相が日米関税交渉合意に関し説明する。
林芳正官房長官は1日の記者会見で「関税協議に関する日米合意など政府の取り組みを丁寧に説明し、国会審議に誠実に対応する」と述べた。
会期を巡り、立民など野党は当初、自民が提案する5日間に反対していたが、秋の臨時国会で暫定税率廃止法案の成立を図る方針を与野党で確認できたため、受け入れた。今国会では廃止法案の審議は予定していない。

「高市早苗首相」誕生睨み復権狙い…旧安倍派幹部“オレがオレが”の露出増で主導権争いの醜悪

「石破おろし」の自民党内抗争が続いているが、それに伴い旧安倍派内でも暗闘が繰り広げられている。世耕弘成衆院議員(前参院幹事長)が29日のテレビ出演で、自身を含む旧安倍派幹部4人が「石破首相の交代が必要だとの認識で一致した」と発言したのも、その一環とみられる。
世耕氏は、萩生田光一元政調会長、西村康稔元経産相、松野博一前官房長官と23日、東京都内で会談。そこで話された内容に言及したわけだが、世耕氏は派閥裏金事件で離党勧告処分を受け、自民党を離党している身だ。先の参院選でも地元・和歌山県で無所属候補を支援して自民公認候補を落選させ、県連を激怒させている。「アンタが言うか」なのだが、ネット上でも、裏金事件の震源地である旧安倍派の石破おろしには「世耕、萩生田、西村、松野……、どの口で」などと批判コメントがあふれた。
「世耕さんが4者会談の内容を表に出したのは、離党中だし、焦りがあるからでしょう。旧安倍派の主導権争いが始まったということ。『ポスト石破』で4人は高市早苗前経済安保相を担ぐ。旧安倍派をまとめて高く売って、高市政権での復権やポスト獲得を視野に入れている。その時に向けて4人のうち誰が主導権を握るかの争いです」(自民党関係者)
主導権争いは“露出合戦”でもある。
萩生田氏が25日に自身のブログに「政治家の出処進退は自分で決める。私たちが先輩から受け継いだ自民党の矜持と伝統は首相も共有していると信じる」と書き込んだことが報じられると、西村は27日、自身のX(旧ツイッター)に「(衆院選、都議選、参院選と)3連敗した責任はうやむやにできない」と投稿し、総裁選の実施を主張。29日は世耕氏がテレビで倒閣宣言。西村も29日、石破首相による戦後80年談話について「不要と考えている。無用な混乱を招く」と再びXに投稿した。3人揃って自己アピールに余念がない。
裏金事件で冷や飯を食らって「石破憎し」では一致しているものの、その先は高市政権を睨んでの「オレがオレが」で見苦しい。
■旧安部派内でも冷ややかな目
「メディアへの情報リークでも3人が牽制し合ってる。旧安倍派内にも彼らの言動に冷ややかな中堅・若手がいますよ。28日の両院議員懇談会では、旧安倍派の稲田朋美元防衛相が『党執行部だけの責任ではない。裏金問題のけじめがついておらず、安倍派の責任も大きい』と発言していた」(別の自民党関係者)
石破首相が辞任するのかどうかも、高市氏が自民党総裁に選ばれるのか首相になれるのかどうかも分からないのに、おめでたい人たちだ。それより裏金事件の真相究明に尽力したらどうか。
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小泉進次郎幹事長が石破続投の「切り札」となり得るのか。自民党内の権力争いはまだまだ続く。●関連記事【もっと読む】『石破首相続投の“切り札”か…自民森山幹事長の後任に「小泉進次郎」説が急浮上』で詳報している。

「一体、誰に向かって涙を見せているのか?」…続投表明「伊東市」田久保真紀市長の会見での涙に「サン!シャイン」渡辺和洋アナが疑問

フジテレビ系情報番組「サン!シャイン」(月~金曜・午前8時14分)は1日、学歴詐称を指摘されている静岡県伊東市の田久保真紀市長が31日の記者会見で、辞職の意向を撤回し、続投する考えを表明したことを報じた。
番組では会見で田久保氏が「市長続投への思い」を聞かれ、涙声で「最後までこの地域を守り抜くこと。この唯一無二の本当に美しい宝物のような八幡野の海が次の世代に受け継がれていくこと。そのことだけは何があっても私はあきらめるわけにはいかない。そのように考えております」と述べたことを伝えた。
このVTRを受け情報キャスターを務める同局の渡辺和洋アナウンサーは「一体、誰に向かって涙を見せているのか?という思いもありますけど」と指摘していた。

刃体約17センチの文化包丁を持って暴れていたか…娘の頭上に包丁を振り下ろして脅した疑い 50歳の母親逮捕 札幌市東区

7月31日、札幌市東区で、娘の頭の上に包丁を振り下ろして脅迫したとして、50歳の母親が逮捕されました。
暴力行為法違反の疑いで逮捕されたのは、札幌市東区に住む、無職の女(50)です。
この女は、7月31日正午ごろ、札幌市東区の自宅で、同居する21歳の娘の頭上に向けて包丁を振り下ろして脅迫した疑いが持たれています。
警察によりますと、包丁は刃体約17センチの文化包丁で、娘にけがはありません。
娘は被害に遭った後、その場から離れたものの、その後、母親と別の人との会話の中で、「包丁」という言葉が出てきたため、不安になって、31日夕方になって、「母が包丁を持って暴れている」と、警察に通報したということです。
警察の調べに対し、無職の女(50)は「娘の頭に向けて包丁を振り下ろして脅しました」と容疑を認めているということです。
警察は、事件のいきさつについて、詳しく調べています。