4日夕方、宮城県大崎市で農作業をしていた70代の女性がクマに襲われ、顔などに大ケガをしました。
警察などによりますと、4日午後4時半ごろ、大崎市鳴子温泉の民家の敷地内で、農作業をしていた70代の女性が背後からクマに襲われました。女性は家に逃げ帰り、自分で119番通報しました。
かけつけた家族
「裏の玄関に行ったら、座ってバスタオルでおさえていて。そしたらこの辺が血だらけで」
女性は顔をひっかかれるなど重傷を負いましたが、命に別条はないということです。
一方、大崎市に隣接する栗原市では3日、キノコ採りをしていた4人グループがクマに襲われていて、70代女性1人が死亡、別の70代女性は行方不明で現在も捜索が続けられています。
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神戸「三宮」と「元町」の境界、綱引き5番勝負で決着…勝利した元町が京町筋から西に
神戸市中央区の繁華街「三宮」と「元町」の境界線を綱引きで決めるイベントが4日、三宮中央通りであった。三宮と元町の2チームに分かれて約50メートルの綱を引いた結果、元町チームが勝利。京町筋を境にして西が「元町」となり、それより東が「三宮」となった。
実行委員会によると、三宮や元町の商業関係者や地権者らが集まる会合で、両地区の境界線はどこかと議論になり、綱引きで「決着」をつけることになった。三宮チームが勝てば、トアロードより東が三宮、元町チームが勝てば、京町筋から西が元町とする条件にした。
この日、三宮は神戸阪急、元町は大丸神戸店の店長がそれぞれキャプテンを務め、綱引きで5番勝負。参加者は法被を着るなどして気合を入れて綱を引くと、元町チームが4―1で勝利した。
後日、三宮中央通り沿いに境界の目印となるタペストリーを設置する予定。町名などは変わらず、市民生活には影響はないという。
元町チームで出場したセレクトショップ経営の女性(43)は「店がある場所は負ければ三宮になっていた。トアロードは元町と思っていたので、死守できてよかった」と笑顔だった。
小泉進次郎氏の敗北原因はトランプ氏?著名キャスターが総裁選分析「なぜ下馬評が変わったのか」
BS-TBS「報道1930」(月~金曜午後7時30分)のキャスターを務める松原耕二氏は5日、TBS系「サンデーモーニング」(日曜午前8時)に出演。4日に投開票された自民党総裁選で、当初「本命」といわれながら伸び悩み、決選投票で高市早苗新総裁(64)に敗れた小泉進次郎農相(44)の敗因を、トランプ米大統領ではないかと分析した。
松原氏は、昨年の総裁選決選投票では、1回目の投票でトップだった高市氏の保守色の強さへの懸念から、決選投票で石破茂首相に議員票が流れた経緯を説明した上で「今回も、高市さんが(1回目の投票は)1位で小泉さんが2位で、でも最後はやっぱり小泉さんだよねというのが下馬評だった。なぜ変わったのか」と述べ、進次郎氏の決選投票での伸び悩みを独自分析。「もちろん(高市氏が)党員票で圧勝していたことや、麻生(太郎最高顧問)さんが(高市氏支持で)動いたことが大きかったと思うが、ベースにあったのは、トランプ氏がまもなく来る中で、小泉さんで大丈夫なのかという議員心理が広がっていた。だから林(芳正)さんも伸びていた」と指摘。今月27日に来日予定のトランプ米大統領と向き合う、首相になる見通しの新総裁として、進次郎氏では不安があったのではないかとの見立てを示した。
「小泉さんは総裁選で自らの持論を封印し特徴を失ってしまい、色がなくなってしまっていた。高市さんも、前回は靖国神社を総理になっても参拝すると言いながら今回は封印し、独自色を失ったように一瞬思うんですが、議員にしたら『外交がめちゃくちゃになるんじゃないか』という前回とは違って、『高市さんは丸くなった』という安心感につながった面があるのだろうと思う」とも指摘。「それが最終的に、前回のような石破さんになだれを打つというような感じにはならなかったということがあるのだろう」と述べた。
パレスチナ展示に撤去要請 万博協会、識者「不適切」
大阪・関西万博に出展しているパレスチナが開幕前の4月、展示物の到着遅れを知らせるためブースに設置した立て札について、運営を担う日本国際博覧会協会(万博協会)が撤去を要請していたことが5日までに分かった。展示物はイスラエルの規制で到着が遅れていたという。識者は「不適切な介入だった可能性が高い」と指摘する。
駐日パレスチナ常駐総代表部のワリード・シアム代表(大使)が明らかにした。シアム氏によると、展示物は船で輸送する予定だったが、パレスチナ自治区ガザへ侵攻を続けるイスラエルから港の使用許可が出ず、航空便に切り替えたものの開幕日の4月13日に間に合わなかった。そのため開幕に備え、空の展示台に「発送はイスラエルの軍事占領のため遅れています」と書いた立て札を置いた。その後万博協会側から口頭で「問題を起こしたくない」と撤去を要請されたという。
パレスチナ側は、来場者に直接説明するため「尋ねて」と書いた立て札に差し替えた。シアム氏は「万博協会はイスラエルと、(関係が深い)米国を恐れているのだろう」と落胆した。
土砂崩れ男性巻き込まれる、石川 小松市、雨の山中で同行者はけが
5日午前9時半ごろ、石川県小松市金平町の山中で「2人で山に入ったところ土砂崩れが起き、30代男性が巻き込まれた」と20代男性から119番があった。30代男性が安否不明になっており、消防などが救助活動を続けたが、同日夕に中断した。暗くなってきたことや天候などから活動が困難と判断した。6日朝に再開する見通し。
地元消防によると、20代男性は足を負傷し、病院に搬送された。2人は県外から訪れていた。
金沢地方気象台によると、小松市では4日から断続的に雨が降っていた。
現場は、JR小松駅から南東約6.5キロにある地域。
世界遺産・白川郷にクマ、スペイン人観光客が襲われ軽傷…展望台行きシャトルバス乗り場付近
5日午前8時半頃、岐阜県白川村荻町の展望台行きシャトルバス乗り場付近で、スペイン国籍の男性観光客(40)がクマに襲われ、右上腕をすりむく軽傷を負った。現場は世界遺産・白川郷で知られる地区。
村役場によると、クマは体長約1メートルで、子グマとみられる。男性は2人組で、集落で写真撮影などをしていたところ、やぶから出てきたクマに腕をひっかかれたという。付近には、クマの足跡も確認された。
村は周辺を通行止めにし、熊被害対策本部を設置。岐阜県警や村役場、地元の猟友会がパトロールを行っている。村によると、村内でクマが人を襲う被害が確認されたのは2014年以来。村内での今年4~10月のクマの目撃情報は約90件で、24年度の35件を大きく上回っている。
「交際相手から暴力を受けた」29歳女が40代男性を膝蹴り 暴行容疑で逮捕 札幌市
札幌・中央警察署は2025年10月5日、暴行の疑いで札幌市中央区に住む無職の女(29)を現行犯逮捕しました。
女は10月5日午前4時10分ごろ、札幌市中央区南5条西3丁目の雑居ビル内で、札幌市東区に住む40代の男性の腰付近を膝蹴りする暴行を加えた疑いがもたれています。
午前4時30分ごろ、被害にあった男性から「交際相手から暴力を受けた」と110番通報があり、事件が発覚しました。
警察によりますと、女と男性は交際関係にあり、何らかのトラブルが発生して女が男性に膝蹴りしたということです。
調べに対し女は「身体のどの部分を蹴ったかは覚えていないが、膝蹴りしたことは間違いありません」とおおむね容疑を認めていて、警察は当時の状況を調べています。
立民・安住幹事長「自民内が混乱している」…臨時国会の召集時期、変更の可能性ありと自民が伝達
立憲民主党の安住幹事長は5日放送のBSテレ東の番組で、自民党総裁選を受けた臨時国会の召集時期を巡り、自民側から日程変更の可能性があると伝えられたことを明らかにした。
政府・自民は15日にも臨時国会を召集し、首相指名選挙を行う方向で調整していた。安住氏は複数の自民幹部から「今までの路線が白紙に戻るかもしれない」と連絡があったと説明した。新政権発足までの準備に時間がかかり、召集時期が遅れる可能性がある。
安住氏は「自民内が混乱している」とも指摘した。番組は4日に収録された。
小笠原近海で台風22号発生=9~10日西・東日本沿岸接近も
気象庁は5日、小笠原諸島近海で午前3時に台風22号が発生したと発表した。同諸島では強風や高波、急な強い雨に注意が必要。22号は8日に強い勢力で奄美大島の東方海上に進んだ後、進路を東寄りに変え、9日から10日にかけて西・東日本の太平洋沖を進むか、沿岸に接近する恐れがある。
22号は5日午後3時、小笠原諸島・父島の南約260キロの海上をゆっくりと西へ進んだ。中心気圧は1000ヘクトパスカル、最大風速18メートル、最大瞬間風速25メートル。北東側280キロ以内と南西側220キロ以内が風速15メートル以上の強風域。 [時事通信社]
4歳の娘を「ゴキブリ」と罵倒して虐待、顔中アザだらけにして毒を飲ませ…浅草ホテル経営者夫婦が手を染めた“狂気の殺害”の一部始終《亡くなる前「ママにされた」とSOSを…》
「志保は実の娘の美(よし)輝(き)ちゃんを『汚物』『ゴキブリ』『異常な娘』と呼び、虐待を繰り返した。父である健一もまた娘を『miracle fat girl』『諸悪の根源』『ざんぱんまん』などと酷い言葉で死の直前まで呼び続けていたのです」(捜査関係者)
東京・浅草に住む夫婦が親族4人に有害な化学物質を飲ませて殺害したとして逮捕された事件。あまりに陰惨な事実を示す新証拠を「 週刊文春 」は入手した。
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親族4人の殺害容疑で起訴
事件は23年3月、当時わずか4歳だった細谷美輝ちゃんの死亡がきっかけで発覚した。
警視庁は、それから1年後の24年2月、美輝ちゃんの体内から車の不凍液等に使用されるエチレングリコールが検出されたとして殺人容疑で浅草のホテルを経営していた父親の健一被告(44)と母親の志保被告(39)を逮捕した。
「18年1月に健一の母・八恵子さん(享年68)、同年4月に姉の美奈子さん(同41)、6月に父・勇さん(同73)が相次いで亡くなっており、彼ら3人を殺害した容疑でも警察は2人を再逮捕した。3人は美輝ちゃんと同じく、エチレングリコールを夫妻から摂取させられ、死亡したとみられる。
今年3月までに、健一は美輝ちゃんを除く3人の殺害容疑で起訴され、志保は親族4人全員の殺害容疑で起訴された。取り調べでは、健一は軽い雑談に応じるものの、志保は完全に黙秘。当局は一連の犯行を主導したのは志保とみている」(全国紙社会部記者)
夫妻による美輝ちゃんへの“地獄虐待”
親族4人が連続して殺害された卑劣な事件。夫妻による美輝ちゃんへの“地獄虐待”が始まったのはある事件がきっかけだった。
美輝ちゃんがまだ生まれたばかりの19年3月、志保が夫婦喧嘩の末に自宅のベランダで放火するという騒ぎを起こした。その結果、志保は一時的に警察に身柄を留置された。
「その後の調べで、警察は志保が子どもたちへ心理的な虐待を行っている疑いがあると判断。連絡を受けた児童相談所が、細谷夫婦の3人の子供を保護する決定を下しました」(同前)
だが、細谷夫妻の顧問弁護士の介入もあって、放火騒ぎの半年後の19年9月までに美輝ちゃんら3人の子供は夫妻の住む自宅マンションに戻された。
「夫婦はこの件で児相を逆恨みした挙句、生後まもなく児相に預けられた美輝ちゃんを、その不信感から全く可愛がらなくなったのです」(健一の知人)
そして、冒頭のように、夫妻は美輝ちゃんのことを実の娘に投げかけるとは思えぬような酷い言葉で呼ぶようになる。
「ブタゴリラ」「疫病神」「男好きの性欲激しいデブス」。やがて罵詈雑言とともに美輝ちゃんへの身体的虐待が始まる。美輝ちゃんはけがをしたまま保育園に通い、不審に思った園が両親に連絡することもあった。
「主にお迎えを担当していた健一に美輝ちゃんのけがについて指摘すると、その直後に転園するケースもあったようだ。美輝ちゃんは亡くなるまで6つの保育施設を転々としていた。園がコロコロ変わったのは、両被告が、虐待発覚を恐れて転園させた可能性が高い」(別の捜査関係者)
「ママにされた」悲痛な訴えは届かず…
亡くなる半年前の22年9月29日。保育園が当時撮影した美輝ちゃんの顔写真を「週刊文春」は独自に入手した。そこには、右のおでこに痛ましい青あざができている美輝ちゃんが写っていた。当時の保育園の記録にはこう記されている。
〈家庭の室内を走っていて転倒、壁にぶつけた。9:00頃 9時30分に1度登園するが、頭部のけがのため、通院をお願いする〉
その約1カ月後の11月4日の記録では、美輝ちゃんの体の傷がどんどん増えたことがわかる。
〈・右頬のアザ ・左目上のアザ、傷 ・左頬の傷 ・鼻2ヶ所の傷 受け入れでは傷のみ確認。父より…自分で引っ掻いた その後、担任がアザに気付く。本児は傷もアザも「わからない」と言う〉
父は「自分でひっかいたものだ」と園に説明し、美輝ちゃんも言葉を濁した。それから3日後、ついに本当の事を打ち明ける。
〈11月7日(月) 表情はすぐれない。顔にアザ 両頬に新しい傷…〈中略〉担任が聞き取った時に「ママにされた」と答えた〉
だが、結果として美輝ちゃんの悲痛な訴えは届かなかった。美輝ちゃんは翌年の3月13日に亡くなる。すると一転、それまで娘のことを悪し様に罵っていた健一と志保は美輝ちゃんの呼称を改めるのだ。
「捜査当局や周囲に対しても一貫して、『美輝』と呼ぶようになった。明らかに呼び方が変わっており、自分たちの犯行であることを隠す意図があったとみられる」(前出・捜査関係者)
それから1年後、2人は逮捕され、美輝ちゃんの兄と姉は児相に保護された。親族4人を失った健一の長姉は、いま周囲にこう悔しさを吐露している。
「健一には罪を償い、真人間となって子供達に謝罪してほしい。志保には極刑がふさわしい。この全ての事件の元凶であり、家族を崩壊させた張本人です」
前代未聞の事件の初公判は来年開始される見通しだ。
(「週刊文春」編集部/週刊文春 2025年10月2日号)