暫定予算編成、片山財務相「不測の事態に備え」…年度内成立目指すも「予算の空白は1日も許されない」

片山財務相は24日の閣議で、2026年度予算案(本予算)が3月末までに成立しない場合に備え、4月1~11日の11日間の暫定予算の編成作業を進めると表明した。高市首相は本予算の年度内成立を目指す姿勢だが、同時に暫定予算の準備も進める。
片山氏は閣議後の記者会見で、「(本予算の)年度内成立が必要と考えている」としたうえで、「予算の空白は1日も許されないため、不測の事態に備えて暫定予算の編成作業を進めたい」と述べた。
暫定予算は本予算成立までの「つなぎ」と位置づけられており、国が地方自治体に配る地方交付税交付金や社会保障関係費などを盛り込む。暫定予算を編成した場合は、第2次安倍政権下の15年度以来、11年ぶりとなる。
通常は新たな施策は盛り込まないが、今回の暫定予算には4月から始まる学校給食や高校授業料の無償化の経費も一部盛り込む方向だ。片山氏は、「国民生活に支障が生じないよう、新規施策の経費も、(過去の暫定予算では)計上している」と説明した。
一方、国民民主党の玉木代表は、イラン情勢を受けて補正予算的な暫定予算を主張していたが、片山氏は「法律の趣旨から想定されていないので編成は困難だ」と否定した。

「国旗損壊罪」議員立法による制定検討へ 自民党・小林政調会長 与党内からは「罰則設けるのは難しい」との声も

日本の国旗を侮辱する目的で傷つける行為を処罰する「国旗損壊罪」の制定をめぐり、自民党の小林政調会長は議員立法で成立をめざす考えを明らかにしました。
自民党 小林政調会長 「(国旗損壊罪は)議員立法として国会に提出できるように、しっかりと検討を進めていきたいと思っております」
自民党の小林政調会長はきょう、党の会合で、国旗損壊罪の制定に向け、党のプロジェクトチームを今月中に設置すると表明しました。
そのうえで、すでにある法律を改正するのではなく、議員立法によって新しい法律を制定するかたちで検討を進める考えを明らかにしました。
日本の刑法には外国の国旗を傷つける行為を処罰する規定がありますが、日本の国旗についてはルールがなく、自民党と日本維新の会は連立合意文書で日本国旗の損壊罪を制定し、「矛盾を是正する」と明記しています。
ただ、憲法で定める表現の自由などが侵害される懸念もあり、与党内からは「罰則を設けるのは難しい」との声もあがっています。

修学旅行に絡む児童生徒死亡、20年間で全国で計22件 同志社国際高マニュアルの不備は

修学旅行に絡み何らかの理由で児童生徒が死亡し、見舞金が支払われたケースが平成17年度以降の20年間で計22件あったことが、給付制度を運営する独立行政法人「日本スポーツ振興センター」(JSC、東京)の調査で分かった。沖縄県名護市の辺野古沖で船2隻が転覆し、同志社国際高(京都府)の2年の女子生徒(17)が死亡した事故も、平和学習を目的とした研修(修学)旅行中に起きた。事故の防止や早期対応のために、国は全学校に危機管理マニュアルの策定を義務付けている。
児童生徒らが授業や学校行事などの学校管理下での事故で死傷した際などに、医療費や見舞金が給付される「災害共済給付制度」。この制度を運営するJSCのデータベースによると、平成17年~令和6年度に学校行事中の事故で死亡見舞金を支払った事例は計87件あり、このうち修学旅行は計22件だった。
予兆がなかったとみられる突然死が目立った。ただ海で高波にのまれて溺死したり、宿泊先のホテルのベランダから転落死したりする例もあった。
このほか遠足での死亡例は5件あった。帰りのバス車内で体調不良を訴え、その後死亡するなどのケースだった。
事故や事件、災害から児童生徒を守るため、平成21年に学校保健法が学校保健安全法に改正され、全国の学校に危機管理マニュアルの作成などが義務付けられた。
文部科学省が作成したマニュアル作成の手引によると、校外活動の際は「事前に現地の状況や気象情報などを十分に把握する」「悪天候などを想定し、活動中は気象情報に気を配る」ことが挙げられていた。
同志社国際高の西田喜久夫校長は17日に開いた記者会見で、マニュアルに従った事後対応はできていたとの認識を示した上で「実際に事故が起きてしまったという点を考えると、何らかの不備があったのでないかと思う」などと語った。
教育現場での危機管理研修などを手がける「学校リスクマネジメント推進機構」(東京)の宮下賢路代表は、事前の対策として「天候や地理的なリスクの『見える化』が必要だったのではないか」などと指摘した。(東九龍)

中道・立憲・公明が25日の国民会議実務者会合に参加へ

中道改革連合と立憲民主党、公明党の3党は、消費税の減税や給付付き税額控除について話し合う「国民会議」をめぐり、あす(25日)の実務者会合にそろって参加することで合意しました。
中道改革連合 階猛幹事長 「あすの回から3党そろって国民会議に参加するということを幹事長間で合意しました」
中道、立憲、公明の3党の幹事長と国対委員長が24日に国会内で会談し、25日におこなわれる国民会議の実務者会合にそろって参加することで合意しました。
これまで3党は「環境が整っていない」などとして、国民会議の初会合や実務者会合への参加を見送っていましたが、政府が暫定予算の編成を検討していることや、事務的な条件が満たされてきたとして、参加を決めたということです。

【はしか流行中】ことしの感染者数計139人に 去年同時期の4倍以上

厚生労働省によりますと、ことしに入って国内で確認されたはしかの感染者数は139人となり、前年の同時期の4倍以上にのぼっています。
厚労省によりますと、はしかの感染者は今月15日までの1週間で、全国で32人確認され、ことしの累計は139人にのぼったということです。去年の同時期に確認されていた感染者数は32人で、去年と比べ4倍以上のペースで増えています。
都道府県別にことしの累計の感染者数を見ると、最も多いのは東京都で32人、次いで愛知県で23人、千葉県で16人などとなっています。
はしかは極めて高い感染力があり、免疫をもっていない人が感染するとほぼ100%の確率で発症します。発症すると39度以上の高熱と発疹などが出るほか、肺炎や中耳炎を起こすこともあります。
厚労省は「疑う症状があれば、電話などで医療機関に伝え、移動の際は公共交通機関の利用を可能な限り避けてください」と呼びかけています。

梅田“巨大パイプ”の切断作業始まる 突き出たままの1.6m部分 大阪

大阪・梅田の国道で巨大なパイプが地上に突き出た事故で、大阪市は、いまも突き出ている部分の切断作業を始めました。
記者リポート
「午前10時です。作業員がガスバーナーのようなものでパイプを切断し始めました。まずはパイプを縦に切断しています。火花が飛び散っているのが確認できます」
11日、大阪市北区で下水道工事のための鋼鉄製のパイプが、地上13メートルの高さまで突き出ました。
市は、水を入れて埋め戻す作業をしましたが、1.6メートルほどが突き出たままになっていました。
その後、薬液の注入などで周辺の地盤が安定したため、市は午前10時から、パイプを切断し撤去する作業を始めました。まもなく終了する見込みだということです。

元タレントの坂口杏里容疑者 サンドイッチ1個万引き疑いで逮捕

コンビニエンスストアでサンドイッチ1個を万引きしたとして、元タレントの坂口杏里容疑者(35)が窃盗容疑で警視庁に現行犯逮捕されていたことが判明した。高尾署によると、逮捕は3月17日で、その後も勾留されている。
逮捕容疑は17日午後、東京都八王子市のコンビニでサンドイッチ1個を盗んだとしている。容疑を認めているという。
店員が万引きに気付き高尾署に届け出て、駆け付けた署員が逮捕した。サンドイッチは300円前後のものだったという。【朝比奈由佳】

1966年のマルヨ無線強盗殺人、福岡地裁が尾田信夫死刑囚の再審請求を棄却

1966年に福岡市で起きた強盗殺人放火事件で死刑が確定した尾田信夫死刑囚(79)の第7次再審請求審で、福岡地裁(井野憲司裁判長)は24日、請求を棄却する決定を出した。弁護側は決定を不服として福岡高裁に即時抗告する方針。
確定判決によると、1966年12月、当時20歳だった尾田死刑囚は元勤務先の福岡市の電器店「マルヨ無線川端店」に当時17歳の元少年(懲役13年が確定)と押し入り、店員2人をハンマーで殴るなどして重傷を負わせ、約22万円を奪った。逃走時に石油ストーブを倒して放火し、店員1人を焼死させた。死刑判決を受け、70年12月に確定した。
尾田死刑囚は、強盗目的でけがを負わせたことは認める一方、控訴審からは放火については無罪を主張。判決が確定して以降、再審請求を繰り返し、いずれも棄却されている。死刑確定後、55年以上執行されておらず、最も長く収容されている死刑囚となっている。
第7次請求審で弁護側は、ストーブが倒れていなかった可能性を示すとするストーブの画像を分析した鑑定書を新証拠として提出。また、検察側から開示された火災の再現実験の映像も提出し、「燃えやすい材木を使った実験で証明力がない。放火したという事実に合理的な疑いが生じている」と主張した。
決定は鑑定書などについて「放火の認定に合理的な疑いを抱かせるとは認められない」と判断した。

大阪・梅田の突き出た“鋼鉄管”地表に残った約1.6m部分の切断作業が終了 道路の復旧作業は継続 早ければ25日にも通行規制を全面解除予定

大阪・梅田の新御堂筋で地中から突き出た鋼鉄管が3月24日に切断されました。
発生から2週間。周辺道路を一部規制して午前10時に始まった作業。突き出た鋼鉄管を手作業で切断していきます。
3月11日、大阪市北区の新御堂筋で地中に埋められていた鋼鉄管が一時、13mほど突き出しました。水を注入するなどしてある程度下がっていましたが、地表に残った約1.6m部分の切断は、約2時間かかり正午ごろ終了しました。
道路の復旧作業は続いていて安全が確認されれば、早ければ25日にも通行規制を全面解除するということです。

「母親と縁切っていれば」 裁判員、山上被告境遇語る

安倍晋三元首相銃撃事件の公判で裁判員を務めた30代の男性会社員が24日までに取材に応じた。裁判では山上徹也被告(45)=無期懲役、控訴=の母親が世界平和統一家庭連合(旧統一教会)への献金にのめり込み、家庭が崩壊する様子が明らかにされた。審理を通じて生い立ちを改めて知った男性。被告に関し「母親と縁を切っていれば良かったのでは」と感想を口にした。
奈良地裁で行われた審理で弁護側は、不遇な生い立ちが動機に結び付いたとして酌量を求めたが、検察側は「大きく影響したとは認められない」と主張し、今年1月の判決はこれを追認した。
教団への恨みから、手製銃を約10丁製作した被告。裁判を通じ、男性はその人となりをこう感じた。「真っすぐしか見られない人。(銃が)手に入らなかったから自分でつくろうというのは、一点しか見られない人だ」
男性によると、被告は法廷で下を向いていることが多かったが、判決言い渡しの際には眉毛のあたりが細かく動いた。求刑通りの無期懲役。男性は「動揺している」と思ったという。