長崎県南部に「線状降水帯」発生 厳重な警戒を

気象庁によりますと、長崎県南部では活発な雨雲が連なる「線状降水帯」が発生し、非常に激しい雨が降り続いています。気象庁は、災害の危険度が急激に高まっているとして、緊急の情報を出し、厳重な警戒を呼びかけています。
気象庁によりますと、九州北部では大気の状態が非常に不安定になっていて、長崎県南部に発達した積乱雲が連なり、集中豪雨をもたらす「線状降水帯」が発生し、同じような場所で非常に激しい雨が降り続いています。気象庁は、危険な「線状降水帯」によって災害の恐れが急激に高まっていることを伝える緊急の情報を出し、土砂災害や川の氾濫、低い土地への浸水などに、厳重に警戒するよう呼びかけています。
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この情報は、集中豪雨をもたらす危険な「線状降水帯」がすでに発生し、災害が起きてしまうほどの非常に激しい雨(猛烈な雨)が、実際に降っているという情報です。
すでに警戒レベル4の避難指示が出ていたら、災害が起きる前に今すぐ避難しましょう。
たとえ、まだ避難情報が出されていなくても、少しでも危険を感じたら、避難をためらわないで下さい。
もし安全な場所まで避難する時間がなかったりすでに外に避難することが危険だと感じた場合には、近くの比較的丈夫な建物や、自宅の2階以上、山の斜面からできるだけ離れた部屋に避難するなど、状況に応じて、身を守る行動を取ってください。
【川の氾濫・決壊】
もうすでに家の周りで浸水が始まっている場合は、無理に外に避難せず、自宅の2階や3階、場合によっては屋根の上に避難することも命を守る方法の1つです。
【土砂災害】
もしまだ自分のいる場所が被害を受けていなくても、土砂災害に警戒が必要なエリアの中にいると、今後、災害に巻き込まれ、命を落とす危険があります。ただちに避難してください。
もし、もう避難できない場合には、できるだけ斜面から離れた場所にいるようにして下さい。また、1階より2階のほうが、土砂災害が起きた時に、助かる可能性が高くなります。

茅ケ崎の集合住宅床下の地中から一部白骨化した遺体…1年以上経過か 死体遺棄疑いで男女逮捕

集合住宅1階の床下に遺体を埋めたとして、神奈川県警暴力団対策課と茅ケ崎署は9日、死体遺棄の疑いで、同市鶴が台、無職の男(44)と同市赤羽根、無職の女(38)を逮捕した。
逮捕容疑は、共謀し、2024年4月下旬ごろから同年5月上旬ごろまでの間に男の自宅で亡くなった遺体を、同月上旬ごろに同宅の床下に埋めるなどして遺棄した、としている。
同課は男女2人の認否を明らかにしていない。
同課によると、同年8月に建築関係の男性会社員が「(同年)5月ごろから茅ケ崎市に住む同僚の50代男性が行方不明になっている」と茅ケ崎署に行方不明届を提出。男性が男女と3人で同居していたとみられることから、任意で話を聞いたところ、男女は男性の遺体を埋めたという趣旨の話をしたという。当時、男女は交際関係にあったとみられる。
今月8日に集合住宅1階の男の自宅を家宅捜索し、床下の地中から遺体を発見。一部白骨化しており、少なくとも死後1年以上は経過していた。同課は遺体の身元や死亡した経緯を調べている。

質の高い「トップ10%」論文数、日本は3年連続で世界13位…自然科学分野の研究の質では低迷続く

文部科学省の科学技術・学術政策研究所は8日、自然科学分野で質の高い「トップ10%」論文数の順位で、日本は3年連続で世界13位だったと発表した。日本は研究開発費、研究者数では3位だが、研究の質では低迷が続いている状況だ。
同研究所は毎年、他の論文に引用された回数が上位10%に入った注目度の高い論文数を、国別でまとめている。
今回発表されたのは2021~23年の平均で、5年連続で中国が1位、米国が2位だった。日本はイランに次ぐ13位だった。今回、上位の順位はほぼ変動しなかったが、日本や欧米諸国がトップ10%論文数を減らす一方、中国、インド、韓国は増加傾向だった。
中国が、中国人の研究者同士で引用回数を稼いでいる可能性が指摘されていたため、今回は先進7か国(G7)と経済協力開発機構(OECD)加盟国からの引用のみによる順位も集計した。その結果、米国が1位、中国が2位と順位が入れ替わり、日本は11位だった。ただ中国が質の高い論文を飛躍的に増やしている傾向に変わりはないという。

石破政権“退陣へ”カウントダウン開始? 自民党両院議員総会で「総裁選前倒し」検討決定…小泉進次郎「セミナー」急きょ中止は総裁選準備か

参院選の大惨敗を受けた自民党の両院議員総会が8月8日に開催された。石破茂総理(68)は続投意欲を示したものの、出席者からは総裁選の前倒しを求める意見が続々とあがった。今後、逢沢一郎総裁選挙管理委員長のもとで、総裁選の前倒しの検討が開始されるという。トランプ関税を巡る日米合意のほころびが露呈する中、自民党内で石破総理に反旗を翻す動きも顕在化し、石破総理は刻一刻と追い詰められている――。
【画像】辞表を提出したと報道のあった、かつての石破氏側近議員
石破総理『私の首がつながっているならね……』
参院選の惨敗以来、続投意欲を重ねて示している石破総理。ただ、内心には“迷い”も生じているようだ。
「石破総理は最近、今後の内閣改造と党役員人事について周囲に問われると、『私の首がつながっているならね……』とどこか投げやりな返事だったそうです。
(参院選の敗因を総括した報告書をとりまとめた後の辞任を示唆している)森山裕幹事長が辞めたらどうするのかと問われても、『その時は、(身を)引かないといけないでしょうね』とボヤくのみ。
口では続投意欲を語っていますが、いまひとつ気迫にかけ、本気度を感じないのです」(自民党関係者)
すでに心の内では“退陣”を覚悟しているのだろうか……。実際、石破総理への風当たりは強まる一方だ。これまで“成果”として誇ってきたトランプ関税を巡る日米合意でも、ほころびが生じている。
日本政府は当初、▽税率15%未満の品目には一律15%の新税率 ▽すでに15%以上の品目には相互関税は適用されないという特例で米側と合意したと説明していた。ところが、7月末の米大統領令には、特例が適用されるのは欧州連合(EU)のみと記載されていたのだ。
「交渉担当の側近・赤沢亮正経済再生相が『説明と違う』と急きょ訪米する事態に。大統領令は修正される見込みとされていますが、野党からは『合意文書を作成していなかったことが裏目に出た』との批判が高まっており、国民民主党の玉木雄一郎代表は『石破内閣の不信任に値する事態だ』と指摘しています」(全国紙政治部記者)
党内でも退陣要求が公然とあがり、石破総理を支える機運はいっそう弱まっている。8月7日には、自民党政治改革本部の幹事長を務める齋藤健前経産相と、事務局次長の長谷川淳二衆院議員が辞表を提出したと報道された。
「党内基盤が脆弱な石破総理の頼みの綱は世論ですから、政治改革でどうにかして支持率アップにつなげたいのでしょう。その焦りからなかのか、立憲民主党の呼びかけに応じ、企業・団体献金の受け皿である自民党支部の実態把握を指示した。
しかし、党内議論のないまま、独断で物事を進めようとする石破総理に、齋藤氏らは反発したものとみられます。齋藤氏は旧石破派出身ですから、かつての側近が公然と反旗を翻した格好です」(前出・自民党関係者)
安倍派出身の参院幹事長は適任なのか?
秋に補正予算の審議が控える中、参院自民党の役員人事も固まっていない。7月の参院選で武見敬三前参院会長が落選し、旧岸田派の松山政司参院議員が新会長に就任したが、参院幹事長の人事が事実上の棚上げとなっているのだ。
「参院幹事長の候補としては、旧茂木派出身の石井準一国対委員長に加えて、山本順三元国家公安委員長、岡田直樹元内閣府特命大臣らの名前があがっています。
ただ、山本氏や岡田氏は自民党派閥を巡る裏金事件の震源地である旧安倍派出身で、7月の参院選では非改選組だったため“選挙の洗礼”も受けていない。
彼らは安倍派五人衆の一人として主導的な立場にあった世耕弘成前参院幹事長とも近しい間柄です」(自民参院ベテラン)
参院自民党では「裏金事件の余波が続く中、安倍派出身の参院幹事長は適任なのか?」という意見も出ているという。
「しかし、旧安倍派を敵にまわしたくない参院会長の松山氏は、どうも決断に踏み切れない。役員人事が固まらなければ、今後の国会運営にも影響しかねません。
石破総理の求心力が低下する中で、執行部のリーダーシップが様々な面で弱体化している証左ともいえます」(同前)
石破総理は8月8日の両院議員総会で「引き続き、この日本に責任をもって参ります」と続投姿勢を改めて強調したが、出席者からは総裁選の前倒しを求める意見が続々とあがった。
そして、逢沢一郎総裁選挙管理委員長のもとで、総裁選の前倒しの実施について検討が開始されることが決定された。今後、党所属の国会議員と各都道府県連に意思確認が行われる予定という。
「総裁選前倒しに向けて、一つステージが進んだのは確かです。衆参ともに少数与党となるなか、連立組み替えの議論も高まっていますが、日本維新の会にしても国民民主党にしても、自民党内の支持を失って“死に体”となりつつある石破政権と組むメリットはない。
自民党としては、新総裁のもとで、連立の組み替えに取り組むのが現実的でしょう」(全国紙政治部記者)
こうした中で、気になる動きもあった。小泉進次郎農水相が8月27日に予定していた「小泉進次郎セミナー」を中止し、「総裁選の準備では」(後援会関係者)との声が上がっているのだ。
総裁選の前倒しが既定路線となりつつある中、“ポスト石破”を巡る党内政局もいよいよ本格化しそうだ。
取材・文/河野嘉誠 集英社オンライン編集部ニュース班

《風営法“新規定”でホストが初逮捕》「茨城まで風俗の出稼ぎこい!」自称“1億円プレイヤー”三浦睦容疑者の「オラオラ営業」の実態 知人女性は「体の“品定め”を…」と証言

「『TikTokのライブ見にきてくれてありがとう』と連絡が来て、最初の頃はとても優しかったんです。でもLINEの連絡先を交換して話していたら態度が一変して……」──そう語るのは8月6日、改正風営法の“新規定”により逮捕されたホスト・三浦睦容疑者(31)を知るある女性だ。証言から浮かび上がったのは、女性客を乱暴に扱う男の“オラオラ営業”の実態だった──。
警察庁などは“悪質ホスト”対策のため、営業中の一部行為の規制を盛り込んだ法律を制定し、6月28日から施行。客の恋愛感情につけ込んだ飲食等の要求(色恋営業)や、支払い目的で客に売春や性風俗店勤務のあっ旋をすることを禁止する規定を新たに定めていた。
この“新規定”で容疑者が逮捕された背景になにがあったのか。全国紙社会部記者が事件を解説する。
「茨城県警は7月17日、無許可でホストクラブを営業したとしてこの店の経営者の男(51)=8月6日起訴=と三浦容疑者を風営法違反で逮捕。三浦容疑者は8月6日、この事案については処分保留となり釈放されましたが、同日に再逮捕されました。
捜査関係者によれば三浦容疑者は7月ごろ、当時19歳の女性客に対して売掛金(ツケ払い)の名目などで代金を支払わせようと、『好きだよ』『裏切らないで』と誘惑。『風俗で稼げるよね』などとLINEして、金銭を要求していた疑いがかけられています」
「1億円プレイヤー」「年間指名客1400人越え」などを自称していた容疑者。自身のSNSのプロフィールには「ルナカンパニーグループ I’S 代表取締役社長」ともあるが、法人登記を確認したところ、「三浦睦」の名は見当たらない。この男は一体どんなホストだったのか。
“一ノ瀬ハル”の「表の顔」
「源氏名は一ノ瀬ハル。SNSではTikTokでライブ配信をして女性と交流したり、Instagramでホストのリアルを演じる“ショートドラマ”を投稿したりするなど、精力的に活動していた。約12万人登録者がいる『ホスロジ』というホストの裏側に密着するチャンネルがあり、この動画にもよく出演しています。
2018年ごろから茨城県内のホストクラブで働き始め、最近は大手ホストクラブ『ルナカンパニー』が運営する歌舞伎町の店でも不定期で勤務していたようですね」(業界に詳しいライター)
犯行とは裏腹に“善良なホスト”のイメージもあったという。
「『ホスロジ』の動画では、高額を使いたいとぼやく客を『頑張らなくても会えるよ』となだめたり、席についた別のホストが指名客に対して無理やり“高額シャンパン”を入れさせようと強要するのを止めたりなど、“良心的なホスト”であることをアピールしてもいました。また『少ない人数の女の子に依存して売り上げを担保する時代は終わったと思う』などとも発言しています」(同前)

《津波警報中に目撃されたキケンな人たち》警戒レベル4の避難指示が出た無人海岸に現れたサーファーたち 「危ない」「戻れ」の住民の声も無視

十年一昔といわれるが、歴史に残るような大震災も、昔のこととして記憶が薄れるものなのか。7月30日朝に発生したロシア極東、カムチャツカ半島沖を震源とする巨大地震による津波は、震源付近のカムチャツカ半島や千島列島はもちろん、日本列島、ハワイなど太平洋地域の広範囲で津波警報が発令された。警戒レベル4の避難指示も全国各地で発令され、対象地域にいる人は全員速やかに危険な場所から避難するよう呼びかけられた。そして、避難のための渋滞も各地で発生した。ライターの宮添優氏が、避難渋滞の発生に対する戸惑いと反省についてレポートする。
* * * ロシア・カムチャツカ半島付近で発生した大地震。日本国内でも、主に北日本の太平洋側に「津波警報」が発令され、ほぼ全てのテレビ局が急遽報道特番を組み、海沿いや河口付近などにいる人へ「避難」を呼びかけ続けた。
また、各地の公共交通機関でも運休や遅延が相次ぎ、帰宅困難者が続出。幸い、津波による人的被害はなかったものの、現場取材を続ける一部の記者達からは驚きや不安の声が上がっている。
「避難の時には車を使わない、というのは、3.11以来の”常識”だと思っていました。ですが、多くの人々が避難のために車を使い、高台に続く道路では大渋滞が発生していました。万一、そこに大きな揺れが襲っていたとしたら、被害は甚大だったでしょう」
こう話すのは、2011年3月11日に発生した東日本大震災の取材経験もある東北地方のテレビ局記者。あれから14年が経過し、その時の教訓が薄れてしまっているのではないかと危惧する。
「もちろん、今回の地震や津波と3.11を比較することはできません。津波の予想到達時刻も、少し余裕があった。ですが、奨励されていないマイカーでの避難が相次ぎ、最終的に避難できなかった人もいました。3.11では、車で避難中に渋滞に巻き込まれ、そのまま津波の濁流に飲まれて命を落とした人もいる。そのような記憶や教訓が薄れてしまっているような気さえしました」(テレビ局記者)
サーフボードを持った若い男たちがあらわれた
マイカー避難の渋滞は、北は北海道から南は沖縄まで、全国各地で相次いだ。だが、そのことを大きく問題視するメディアは少数派だ。
「教訓としは理解していますが、いざ事が起きた時にどうするか。今回、マスコミは避難は呼びかけたものの、マイカーを使わないようにする、と強く注意喚起することはなかった。3.11を経験した我々自身ですら、そうした配慮ができなかったことは、猛省が必要だと感じています」(テレビ局記者)

ISSに長期滞在していた大西飛行士、地球への帰還開始…米スペースXの宇宙船クルードラゴン搭乗

【ワシントン=中根圭一】国際宇宙ステーション(ISS)に3月から長期滞在していた宇宙航空研究開発機構(JAXA)の大西卓哉さん(49)ら日米露の宇宙飛行士4人は8日午後6時15分(日本時間9日午前7時15分)、米スペースXの宇宙船クルードラゴンに搭乗して地球への帰還を始めた。クルードラゴンは9日午前(同10日未明)、米カリフォルニア州沖に着水する予定だ。
大西さんのISS滞在は2回目。4月に日本人3人目となる船長に就任したほか、宇宙空間での人体の免疫の働きを調べる医学・科学実験などに取り組んだ。今月2日からは、ISSに到着したJAXAの油井亀美也さん(55)と同時滞在していた。
大西さんは日本時間4日にISSから臨んだ記者会見で「ISSは私が宇宙飛行士として青春の全てをかけた場所で、とても特別な存在」と話していた。
大西さんは当初、6日(同7日)にISSを離れる予定だったが、着水地点で強風が予想されたため、延期していた。

お盆の時期は空き巣に注意 認知件数は3年前の1.7倍に増加傾向 防犯グッズあれこれ 北海道

まもなくお盆を迎えますが、帰省などで自宅を留守にする人が多いこの期間に、注意が必要なのが「空き巣」です。
被害を防ぐために、外出先でも役立つ防犯グッズも注目されています。
(長南記者)「札幌市北区のホームセンターです。お盆の特設コーナーができていて、お参りセットやお墓の掃除グッズなどが並んでいます」
お墓参り用品として人気なのが、ビールや日本酒の形をしたろうそく、その名も”好物キャンドル”です。
さらに、墓石の細かい場所の汚れまで洗える手袋型のたわしも。
来週のお盆を前に、お墓参りの準備をする人が訪れていました。
(客)「これからお盆で休みに入るのでその前にいいなと思って」
(長南記者)「お盆楽しみなことなんですか」
(子ども)「プール!ひいおじいちゃんの家で花火する」
帰省などで自宅を留守にする人が多い、お盆の時期。
注意が必要なのが、空き巣の被害です。
道警によりますと、空き巣の認知件数は2025年の7月末までに190件で3年前の同じ時期から1.7倍にまで増えています。
(ジョイフルエーケー屯田店 池守克之さん)「こちらが防犯対策用品の売り場です」
こちらは、外出先からスマートフォンで簡単に室内の様子を確認できる防犯カメラです。
さらに、夜間でも撮影できる屋外用の防犯カメラやセンサー付きのライトも空き巣対策に有効です。
(ジョイフルエーケー屯田店 池守克之さん)「休みの間家が留守になるので、空き巣が心配になるので防犯カメラやセンサーライトをおすすめしている」
空き巣の侵入経路で最も多いのが「窓」です。
窓の防犯対策について専門店を訪ねました。
(進栄ロックサービス 高橋進代表取締役)「ガラスにセンサーがついているのでこれで叩いてみてください」
窓を割ろうとするとー
アラーム音が鳴り響きました。
工具などの衝撃でブザーが鳴るセンサーの設置や、窓は二重ロックにすることが大切だといいます。
(進栄ロックサービス 高橋進代表取締役)「(侵入に)3分以上にかかると、7割の泥棒が侵入をあきらめると昔から言われている。自分の自宅には外部者入れさせないという工夫が大事」
家を空ける時間が長くなりがちなお盆ー
事前の空き巣対策が、被害を防ぐことにつながります。
空き巣に有効な防犯対策です。
郵便物を置いておかないことや、洗濯物を干したままにしないなど、外出時に留守を悟られないようにすることが大切です。
さらに、防犯カメラを設置する場合死角になる場所取り付けることが有効です。
また、ドアや窓の二重ロックや、建物周りを綺麗に保つことも空き巣対策になるということです。

【中継】姶良市で土砂崩れ 倒壊した住宅に女性が取り残された可能性 重機で救出急ぐ

土砂崩れで住宅が倒壊した姶良市の現場では連絡がとれない女性の捜索活動が行われています。現場から中継です。
あちらに見えているのが土砂崩れで倒壊した住宅です。
この家には、両親と娘2人の家族4人が住んでいて、父親は当時外出中、家にいた母親と30代の妹は消防に救助されましたが、30代後半の姉とは連絡がとれていません。
姉が家に取り残されている可能性が高いことから、捜索活動は、9日9時から再開されています。
姶良市消防本部によりますと、9日は救助隊含め約15人、消防車両6台、救急車1台、それに重機が入って捜索活動を行っていますが、女性はまだ、みつかっていません。姶良市から中継でした。

「平和の動き、止めてはいけない」 長崎被爆者代表の「誓い」全文

長崎は9日、米軍による原爆投下から80年の節目を迎えた。長崎市の平和公園で営まれた平和祈念式典で、被爆者を代表して西岡洋さん(93)=横浜市=が読み上げた「平和への誓い」の全文は次の通り。
1945年8月9日、私は爆心地から3・3キロの県立長崎中学校の校舎内で被爆しました。13歳の時でした。
「敵大型2機、島原半島を西進中」という西部軍管区の放送を生徒が大声で職員室に向かって報告しているのを聞いてから、何分も経(た)たないうちに敵機の爆音が聞こえてきたかと思うと、その音が急に大きくなりました。次の瞬間、身体がすごい光に包まれ、私は「学校のテニスコートに爆弾が落とされた」と思い、小学生の時から訓練されていたとおり、目と耳を塞いだ姿勢を取り、床に伏せました。
爆発の瞬間は、オレンジ色と黄色が混じったような光の海の中に一瞬全身が埋もれたような感覚でした。続いて、すさまじい爆風で窓ガラスが破壊され、私は部屋の隅に頭を抱えて転がり込みました。その上に級友が折り重なってきたため、その体重で息もできない有り様でした。しかし私は級友たちの下敷きになったおかげで、無傷で済んだのです。級友たちはナイフのように尖(とが)った割れた窓ガラスが体に刺さり、血だらけになっていました。
さらに外を見渡すと、家々は壊れているのに火災は全く起きておらず、煙すら上がっていないのに、浦上地区には大きな火柱が上がっている。一発の爆弾だったはずなのに広範囲に被害が及んでいるのはどうしてかと、不思議に思いました。
その後、学校の防空壕(ごう)に2時間ほど避難していたでしょうか。もう大丈夫だろうと、帰宅の途についた道は避難してくる人たちであふれかえっていました。
火傷(やけど)か切り傷なのかわからない血まみれの男性。顔から血を流している赤ちゃんを抱いて歩く母親。腕が切れて垂れ下がっているのではないかと思われる人。こういう人々が中川町から蛍茶屋の方向に群れをなして歩いてくるのです。薄暗い雲が長崎の空一面を覆い、辺りは夏の真昼だというのに、あたかも日食のようでした。
こうして8月9日が過ぎ、戦争が終わりました。この爆弾が原子爆弾というものだと知らされたのは戦争終結後のことでしたが、原爆の恐怖はさらに続きました。それは原爆による後遺症です。爆心地付近にいたけれども、頑丈な塀で守られ、軽傷で済んだ人や、地下工場で仕事をしていて無傷で帰宅した人たちもいました。ところが、それらの幸運な人たちも、次第に歯茎から出血し、髪の毛が抜け落ちて次々に亡くなっていったのです。薬もなく、治療方法も分からず、戦争が終わったというのに原爆は目に見えない恐怖をもたらしたのです。
昨年、私が所属する「日本被団協」がノーベル平和賞を受賞しました。これは私たちの活動が世界平和の確立に寄与していることが評価されたということに他なりません。そして、この受賞を契機として、世界中の人々が私たちを見てくれていることに大きな意義を感じました。
平和に繋(つな)がるこの動きを絶対に止めてはいけない、さらに前進させよう、そして、仲間を増やしていくことが、私たちが目標とするところです。
絶対に核兵器を使ってはならない、使ったらすべてがおしまいです。
皆さん、この美しい地球を守りましょう。
2025(令和7)年8月9日 被爆者代表 西岡 洋