衆議院選挙で惨敗した中道改革連合は議員総会を開き、12日に代表選の告示を行い、13日に投開票を行うことを決めました。
中道改革連合 野田共同代表「せっかくこの中道という種火がともりました。大きな与党の塊に対して常にもう一つの考え方が政治姿勢があるぞということを示していかなければ私はいけないと。その思いを継いでくださる方をぜひ手を挙げていただきたいと」
野田共同代表は、「辞任しても責任を取ったことにはならないが、火だるまになったピッチャーが残っても失点が続くだけだ」と述べ、党の再建を次の代表に託す考えを強調しました。
また、立候補の条件とされていた10人の推薦人について、今回に限り0人でもいいとの方針が確認され、さっそく出馬表明が相次ぎました。
中道代表選に立候補表明 小川淳也氏「政党を立て直すことは結果であって、あくまで社会を立て直す。その主力になれるかどうかを自らにも世にも問いたい」
代表選に立候補を表明 階猛氏「小選挙区で当選させていただいた数少ない議員の一人として、責任をもってこの党をしっかりした存在に持っていくために、火中の栗を拾うつもりで立候補を決断しました」
党の新しい代表は13日に選出される予定です。
老舗旅館「松江皆美館」で集団食中毒 宿泊客10人が症状を訴える 島根県で食中毒が相次ぐ
島根県で食中毒が相次いでいます。
2月11日、松江市は老舗旅館「松江皆美館」で10人が下痢や嘔吐の症状を訴える集団食中毒が発生したと発表しました。この施設の飲食店営業について11日から5日間の営業停止処分となっています。
松江市保健衛生課によりますと、9日の夜にこの施設で飲食をした20代から70代の男女10人が下痢や嘔吐、発熱などの症状を訴えたということです。利用者から連絡を受けた松江保健所が調査を行ったところ、この施設を原因とする食中毒であることが判明。10人は旅館に宿泊していて、前菜の盛り合わせ、刺身、魚介の焼き物、かにすき鍋、釜めし、デザートを含むコース料理が提供されたということです。患者は全員回復に向かっているということですが、松江保健所は引き続き食中毒の原因物質の調査を進めるとしています。
また、大田市では介護老人保健施設「たてがみの郷」で入所者など32人の集団食中毒が発生。島根県は10日、日清医療食品が委託されている、たてがみの郷での調理業務を5日間の停止処分としました。県央保健所が調査したところ、患者が同じ食事を食べていることや同様の症状であることに加えて32人のうち数人からノロウイルスが検出されたため島根県は日清医療食品が提供した食事を原因とする食中毒と断定。食中毒との因果関係は不明ですが、1人が誤嚥性肺炎を発症し亡くなりました。
帯広市で警察官の捜査車両が横断歩道の女性はねる 両手首骨折の疑い 警察「逃亡の恐れなし」と逮捕見送る
きのう(10日)夕方、帯広市で警察官が運転する捜査車両が横断歩道をわたっていた女性をはねました。
きのう(10日)午後6時ごろ、帯広市西5条南10丁目の交差点で、右折する帯広警察署の男性巡査長が運転する捜査車両が横断歩道をわたっていた66歳の女性をはねました。
女性は両手首を骨折したおそれがあり病院に運ばれました。
警察は逃亡の恐れがないとして男性巡査長を逮捕していません。
男性巡査長は当時当直勤務中で、夕食を買いに行く途中だったということです。
帯広警察署は「けがをされた方に心からお見舞い申し上げ、再発防止に努める」とコメントしています。
工場から約1500万円相当の金属など盗んだか ベトナム人の男2人逮捕 茨城
2025年5月、茨城県の工場からおよそ1500万円相当の金属などを盗んだとして、ベトナム人の男2人が逮捕されました。2人は先月、覚醒剤を使用したなどとして逮捕されていました。
警察によりますと、逮捕されたグエン・ヴァン・チェン容疑者(25)とチャン・トゥアン容疑者(27)は去年5月、つくば市内の工場に侵入し、銅や真ちゅうなど金属約13トン、時価総額1550万円相当を盗んだ疑いが持たれています。
2人は知人関係で、施錠されていた工場に侵入して盗んだということです。2人は盗まれたナンバープレートをつけた車でつくば市内を運転中、不審に思った警察官に現行犯逮捕され、その後、覚醒剤使用の疑いで再逮捕され起訴されていましたが、一連の捜査の中で今回の窃盗事件を自供し、関与を認めたということです。
警察は2人がほかにも窃盗を繰り返していたとみて、詳しく調べています。
ワカサギ釣り中の男性2人が湖に転落 1人心肺停止 秋田
11日、秋田県の湖でワカサギ釣り中の男性2人が転落しました。1人が心肺停止だということです。
冬になるとワカサギ釣りを楽しめるという秋田県にある八郎湖。警察と消防によりますと11日午後2時半すぎ、八郎湖でワカサギ釣りをしていた人から「氷が割れて人が落ちた」と消防に通報がありました。
転落したのは男性2人。このほか6人が氷が解けた影響で現場付近に取り残されました。駆けつけた消防が救出しましたが、転落した2人は秋田市内の病院に運ばれ、このうち1人が心肺停止の状態です。
各地で気温が上がり現場近くの大潟村では3月上旬並みの気温となっていて、氷が解けた影響もあるとみて、警察が詳しい状況を調べています。
都心でクリスマス以来の“恵みの雨” 記録的少雨に苦しむ農家からは安堵の声が
祝日のきょう、都心ではクリスマス以来となる久しぶりの雨が降りました。水不足に苦しんでいた農家からは安堵の声が上がっています。
雨露に濡れて咲くのはウメの花。建国記念の日のきょう、各地でまとまった雨が降りました。
都心でも本降りの雨が…
30代 「雨が降ったのは久しぶりな気がする。服装はちょっと困りました」 20代 「ロングスカートで間違えた。汚れると思ったけど、はいてきちゃった」
前回、都心で3ミリ以上の降水量を観測したのは、雪やみぞれを除くと去年の12月25日。つまり、クリスマス以来48日ぶりの雨ということになります。
記録的な少雨で作物の生育不良に苦しんでいた農家では…
加藤農園 加藤聖則さん 「30年キャベツを作っていますが、こんな年はないですね、初めてです」
例年だと大きいキャベツで一玉4~5キロですが、今年は水不足などの影響で3キロほどが多く、中には1キロとかなり小さい物も。育てているネギは、例年より細くなっているといいます。
そんな中での「恵みの雨」。
加藤農園 加藤聖則さん 「水によって肥料も吸う。水があることによって葉が光合成をして、次から次へと命のサイクルがつながっていく。本当に雨が降ってくれて安堵感はありますね」
ただ、作物の安定的な生育にはまだ雨の量が足りないということです。
加藤農園 加藤聖則さん 「もうちょっと恵みの雨がほしいんですけど、こればかりは環境産業なので願いが届かない場合も」
台所に50センチのクマ、帰宅した男性発見…パトカーで周辺に注意を呼びかけ
11日午後6時頃、福島県喜多方市高郷町上郷の民家にクマ1頭がいるのを帰宅した住民の50歳代男性が見つけた。
喜多方署によると、クマは体長約50センチで、台所付近にいたという。午後8時現在も民家内にいるとみられる。同署はパトカーで周辺を巡回し、注意を呼びかけている。喜多方市も現場に職員を派遣するなどして対応に当たっている。人的被害は確認されていない。
現場はJR磐越西線荻野駅北側の近くにある民家。
辻元清美参院議員「涙が出そうになった」 落選の中道・岡田克也氏の事務所訪れ
立憲民主党の辻元清美参院議員が11日、自身の公式X(旧ツイッター)を更新。8日投開票の衆院選で、三重3区で落選した中道改革連合の前職・岡田克也氏の事務所を訪れ、「涙が出そうになった」と投稿した。
岡田氏は1990年に自民党から出馬し、初当選。その後、新生党、新進党などを経て、民主党に。2012年の野田佳彦政権時代には副総理になるなどし、当選12回を誇ったが、立憲民主党と公明党が結束した中道では小選挙区で敗れ、比例の重複立候補はしていなかったため、落選した。
民主、立憲民主党などで同志だった辻元氏は事務所を片付ける中の岡田氏と笑顔で2ショットを2枚掲載し「岡田事務所のお引越し。『政治を変える』とカエルのコレクションが事務所に溢(あふ)れてる。秘書や後輩議員、党職員にくださる。必死に笑顔になったけど、本当は涙が出そうになった」と正直な胸の内を明かした。
続いての投稿では「岡田克也さんに貰(もら)った、ガラスのカエル。大事にしよう。」と、地に手足を着けた透明なガラスのカエルの写真を掲載した。
選挙期間中、辻元氏は中道の小選挙区候補の応援のため連日、Xで「ぜひ、〇〇さんにご投票お願いします」とポストしてきた。
山中に女性の遺体を遺棄か46歳男を逮捕 殺害ほのめかす供述
女性の遺体を山中に遺棄した疑いで、愛媛県の男が逮捕されました。殺害をほのめかす供述をしているということです。
警察によりますと、杉尾頼久容疑者(46)は、大谷せい子さん(47)の遺体を愛媛県四国中央市の山中に遺棄した疑いがもたれています。
大谷さんは去年9月、勤務後に連絡が取れなくなりました。その後、杉尾容疑者が大谷さんのスマートフォンで買い物をしていたことが分かり、警察が詐欺容疑で逮捕。殺害をほのめかす供述をしたため、山中を捜索したところ、遺体を発見したということです。
遺体は山道の近くに見えにくいように遺棄されていました。
杉尾容疑者は容疑を認めていて、警察は大谷さんが自宅で殺害されたとみて調べています。
裏金議員が大量当選→42人がまた国政へ…中道・野田氏「争点が全部かき消された」萩生田氏の支持者は「裏金問題は仕組まれたもの」
8日に投開票があった衆議院選挙。自民党の旧安倍派を中心とした、政治資金収支報告書に不記載のあった「裏金関係候補」44人が出馬し、うち42人が当選した。46人の裏金候補の中で18人しか当選しなかった前回2024年の総選挙とは対照的で、高市旋風によって「政治とカネ」の問題が争点から消えたことがうかがえる。
〈落選者は2人〉「キワモノ」と自虐していた落選した裏金女性議員の写真と、まるで“お通夜会場”だった中道の開票センターの写真
「政治とカネ」の問題を象徴する場所で大勝利した萩生田氏
「与党が前の衆議院選挙でも去年の参議院選挙でも議席を大きく減らした理由はなんですか。政治不信を招いてそれを解決できなかったからじゃありませんか。自民党が起こした問題であります。これを本格的に解決しようという気迫が見られません。それが証拠にこの選挙区でも裏金を2728万円作っていたという人が立候補してるじゃありませんか。おまけに重複立候補までしている」
選挙戦終盤の2月6日、東京・八王子市を中心とする東京24区で中道の新人候補の応援に入った山口那津男元公明党代表は、今回衆院選の裏金議員の中で不記載額が2番目に多い萩生田光一・自民党幹事長代行が出馬している同選挙区は政治とカネの問題を象徴する場所だと強調し、萩生田氏の追い落としを聴衆に求めた。
しかし結果は萩生田氏が中道新人に約1万5千票差をつけて当選。裏金問題で最も逆風が吹いた2024年選挙で自民党の公認を外された時には、萩生田氏は同選挙区で約3万票あると言われる公明票を味方につけながらも次点候補に約7千500票まで追い上げられた。しかし、今回その公明票が逆に“敵”に回ったにもかかわらず、票差を広げ楽々と逃げ切った。
選挙戦初日の1月27日の第一声では「失敗もして、皆さんに不安な思いや不快な思いをさせました」とあいまいな形で自身の不祥事に触れていた萩生田氏は、選挙戦最終日の2月7日午後の街宣ではそのことに一言も言及しなくなった。
街宣には「裏金2728」などと大書きしたプラカードを持ったプロテスターも登場。萩生田氏が「私たちの故郷をこんな人たちに汚させるわけにはいかないじゃないですか」と非難すると、支持者は拍手と歓声を送った。
70代の支持者は「あんなもの(裏金問題)は仕組まれたものだ」と、問題にならないという見解を示した。
高市首相は「裏金議員っていう言い方はやめてください」
前回も勝ち上がった地力のある萩生田氏だけでなく、今回の衆院選では自民党は裏金問題を問わない姿勢を鮮明にした。関係した前議員について、小選挙区38人と比例単独5人の計43人を公認、重複立候補も認めた。さらに勧告を受け離党した世耕弘成・元参院幹事長も和歌山2区から無所属で出馬し、自民県連が支持した。
結果、小選挙区で公認33人と世耕氏が当選し、落選した3人も比例復活。比例単独の5人は全員当選し、合計42人が当選した。
落選したのは大阪5区の元職・杉田水脈氏と、大阪10区の新人・加納陽之助氏だけで、前回落選した下村博文元文部科学相(東京11区)や丸川珠代・元五輪担当相(東京7区)らビッグネームが次々小選挙区で勝ち抜いた。
その要因としては、やはり高市早苗首相の人気が大きかったようだ。高市首相は公示直前のテレビでの党首討論会で令和新選組の大石あきこ共同代表から裏金議員の公認を非難されると、
「裏金議員っていう言い方はやめてください。ご自身でそれ(記載)が対処できなかった、要は秘書同士だったり、派閥の先輩から秘書同士対応できなかった人もいるし、それで結局それ裏金って言って自分で持っていたんじゃなくて派閥に返したり、色んなことを、みんなそれぞれの事情が違うんですよね。
そんな中できちっと説明責任も果たして、支部による対応も終わって。で、本当に落選で辛い目もして、それでも歯を食いしばって、また選挙に出たい(候補者たちだ)」
などと反論。従来からの持論ではあるが、みそぎを済ませたかどうかが問われるのではなく自分は問題視していないとの姿勢を外に向けて明確にしていた。
そして選挙戦に入り高市氏の個人人気は尻上がりに激増。
「24年の衆院選、昨年の東京都議選と参院選。この三つの重要選挙で自民党が三連敗した主因であった『政治とカネ』の問題は今回衆院選で注目を浴びることもなくなりました」と政界関係者は話す。
野田氏は「争点かき消されたんじゃないかな」
街で話を聞くと、八王子で山口・公明党特別顧問らの街宣を聞いた20代の女性Aさんは、
「私たちが頑張ってバイトとか色々しながらお金を稼いでる中で、国を守っていくっていう立場の方がお金を、よく言えば賢く、でもすごく悪く使っている。それはやはり一生懸命頑張ってる私たちは馬鹿みたいじゃないですか」
と裏金問題に怒っていた。連れ立って来た友人の20代女性Bさんも、
「裏金って言うけど要は脱税なので。そういう犯罪行為が党の中でまかり通ってたのも許せないですし、まだ話が終わってないのに(当人が)また国の中枢に行こうっていう甘い考えが、本当に何を考えてるのかなって感じます」
と憤りを口にした。
ただ、こうした声が結果に現れなかったのが今回選挙の現実だ。
解散時の172議席が49議席に激減した中道改革連合の野田佳彦、斉藤鉄夫両共同代表が自身の引責辞任に触れた9日未明の記者会見で、集英社オンラインは両代表に「有権者はこの問題を今どうみていると選挙戦で感じたか」とたずねてみた。野田氏は「有権者は決して関心がなかったわけではないと思う」と言いながらこう話した。
「政治とカネが争点になるとか、消費税が争点になるとか、物価高が争点になるとか、外交が争点(になるとか)じゃなくて、『そうじゃない(問題じゃないとは思わない)けど高市総理を支持します』というような空気で、全部なんか争点かき消されたんじゃないかなという印象を持ってます」
斉藤氏はこう回答した。
「公明党が(自民との)連立離脱した最大の要因はまさにこの『政治とカネ』の問題でした。(自民党からは)何ら説明がなかった。今回の総理の解散会見の中でも言及はひとつもありませんでした。そういう意味では大変残念だった。そして実際この問題、選挙戦で大きな関心事にならなかったというのは事実だと思います。そういう意味では残念です」
9日、大勝後初の記者会見で高市首相は、裏金事件に関与した候補が多く当選したことに絡み「政治とカネの問題で国民の理解が得られたと考えるか」と聞かれると、「今回の選挙で国民の皆様の理解を得られたと申し上げる考えはございません」と返答。
しかし「このような問題を2度と起こさないことが大切であります」「新しい事実があった場合には厳正に対処してまいります」と応じ、過去のことは問わない姿勢を改めて明確にした。
裏金を問題視してきた最大野党が壊滅的な敗北を喫したいま、問題はこのまま収束するのだろうか。
取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班