姉を殺害し通帳などを奪ったホームレスの妹(53) ”無期懲役”確定へ 最高裁が上告を棄却

福岡県水巻町で2023年、姉を殺害して通帳を奪ったなどとして強盗殺人などの罪に問われた女の裁判で、最高裁は被告側の上告を棄却する決定をしました。
無期懲役の判決が確定することになります。
住居不定・無職の辻和美被告(53)は2023年、知人の岡村恵美被告(48)と共謀し、福岡県水巻町に住む姉の辻つぐみさん(当時52)の首を圧迫して殺害し、通帳や印鑑を奪ったとして強盗殺人などの罪に問われていました。
1審の福岡地裁小倉支部はつぐみさんの殺害などを認定し和美被告に検察の求刑通り無期懲役の判決を言い渡し、2審の福岡高裁はこの判決を支持。
和美被告はこれを不服として最高裁に上告していました。最高裁は、6月19日付で、上告を棄却する決定をしていて、和美被告の無期懲役の判決が確定することになります。

くら寿司で迷惑行為の画像投稿疑い 16歳少年を書類送検 警視庁

東京都内にある大手回転ずしチェーン「くら寿司」の店舗で、皿の投入口に置いた避妊具を撮影し、画像を交流サイト(SNS)に投稿したとして、警視庁少年事件課は23日、東京都北区に住む無職少年(16)を偽計業務妨害容疑で書類送検した。
書類送検容疑は高校生だった3月28日午後10時55分~11時40分ごろ、豊島区のくら寿司の店舗で、仲間が皿の投入口に置いたコンドームを撮影した画像と、「誰ですかここでヤったのは」というコメントをX(ツイッター)に投稿。4月8日までに客からの問い合わせに対応させるなどして業務を妨害したとしている。
少年は容疑を認め、「翌日未明時点で1000件以上の『いいね』がつき、1万件以上閲覧されていた」と説明。「面白いネタを投稿して反響を見たかった。損害を与えて反省している」と供述しているという。
警視庁によると、少年はインターネットで知り合った友人の男女3人と一緒に来店。投稿に気付いた友人女性が店舗に連絡し、くら寿司本社から相談を受けた警視庁が捜査していた。【菅健吾】

石破総理がNATO首脳会議の出席見送りを発表 中東情勢など総合的に判断

政府は、あすから予定していた石破総理のNATO首脳会議への出席を見送ると発表しました。
石破総理はあすから3日間の日程でオランダを訪問し、NATO=北大西洋条約機構の首脳会議に出席するほか、アメリカのトランプ大統領との会談などについても調整を進めていましたが、訪問を見送ると発表しました。
アメリカがイランの核施設を攻撃するなど中東情勢の緊張が高まる中、トランプ大統領が欠席する可能性があることも踏まえたものとみられます。
また、石破総理は、今回の訪問は“NATOがインド太平洋パートナーと位置づける4か国での会合がメインだ”と話していて、このうち、韓国が欠席することも勘案しての判断とみられます。

瓶の中から薬物などの成分検出されず 面識ない男性から渡された瓶入り炭酸飲料飲んで女子中学生3人搬送 東京・葛飾区 警視庁

東京・葛飾区で女子中学生3人が面識のない男性に渡された瓶入りの炭酸飲料を飲んだ後、具合が悪くなり病院に運ばれた問題で、瓶の中から薬物などの成分は検出されなかったことがわかりました。
この問題は今月20日、葛飾区にある京成電鉄京成高砂駅近くの路上で、女子中学生3人が面識のない男性に渡された瓶に入った炭酸飲料を飲んだ後、具合が悪くなり病院に運ばれたものです。
その後の捜査関係者への取材で、東京消防庁による検査で瓶の中から薬物などの成分は検出されなかったことが新たにわかりました。
3人は搬送時意識があり、検査のため入院しましたが、血液検査や薬物検査で異常はなく、すでに退院しているということです。
当時、2人が瓶を2本もらい、その後、合流した1人と一緒に飲んだということですが、「飲んだら変な味がした」などと話していたということです。
警視庁は事件性があるかどうかなど詳しく調べています。

「会社なめていた」逮捕のフジテレビ社員 任意同行時は「作業服」 捜査員たちも「作業員」にふんし…

フジテレビ社員の鈴木善貴容疑者が、オンラインカジノで常習的に賭博をしていたとして逮捕されました。
23日朝、警視庁の捜査員が自宅から鈴木容疑者を任意同行する際、鈴木容疑者が着ていたのは「作業服」でした。
23日午前7時。東京・品川区のマンションの裏口に、1台の軽自動車が停車しました。
中から降りてきたのは作業員風の男性たち。
およそ15分後、男性たちとともに出てきた作業服姿の男。
常習賭博の疑いで逮捕されたフジテレビ・バラエティ制作部企画担当部長でバラエティー番組「ぽかぽか」や「アウト×デラックス」などの演出を担当していた、鈴木善貴容疑者(44)です。
作業員にふんしていたのは、警視庁の捜査員。鈴木容疑者の任意同行を周囲に気づかれないよう、作業服などを用意したものとみられます。
任意同行のあと、常習賭博の疑いで逮捕され、麹町警察署に移送された鈴木容疑者は、一転、Tシャツ姿でした。
警視庁によりますと、鈴木容疑者は2024年9月から2025年5月にかけて、日本国内から海外のオンラインカジノサイト「エルドアカジノ」に接続し、常習的にバカラ賭博などをした疑いがもたれています。
関係者によりますと、フジテレビでは、社内調査の結果、オンラインカジノの利用があったとして社員が懲戒処分を受けていて、鈴木容疑者はそのうちの1人とみられています。
社内調査に対し、鈴木容疑者は、賭博罪の時効(3年)がすでに成立している「2022年でやめた」という趣旨の説明をしていましたが、警視庁が捜査したところ、懲戒処分を受けた後も賭博を続けていて、会社側に虚偽の説明をしていたことがわかり、逮捕に踏み切ったということです。
鈴木容疑者は約1か月半で1億7000万円ほどを賭けていたとみられ、借金をして、賭け金を工面していました。
鈴木容疑者は調べに対し、容疑を認め、「会社をなめていた。続けてもばれないだろうという気持ちがあった」「5年前に職場の先輩からオンラインカジノに誘われて始めた」「自分はギャンブル依存症だ」と供述しているということです。
社員の逮捕を受け、フジテレビは「当社社員が逮捕されたことを重く受け止めております。今後も警察の捜査に全面的に協力するとともに、再発防止に向け取り組んでまいります。視聴者や関係者の皆様には、ご迷惑をおかけいたしましたこと、おわび申し上げます」とコメントしています。

天皇ご一家が黙とう=上皇ご夫妻も―沖縄慰霊の日

宮内庁は23日、沖縄慰霊の日に合わせて天皇、皇后両陛下と長女愛子さまが皇居・御所で、上皇ご夫妻はお住まいの仙洞御所(東京都港区)でそれぞれ黙とうされたと発表した。
両陛下は戦後80年に当たっての戦没者慰霊などのため、4月に硫黄島(東京都小笠原村)、今月4~5日に沖縄県、19~20日に広島県に足を運んだ。沖縄へは「次世代に戦争の惨禍を引き継いでいきたい」との考えから愛子さまを伴って訪れ、ご一家で戦争体験者らと懇談した。 [時事通信社]

「自分自身死のうと思って」全裸男を殺人未遂容疑で再逮捕 車をバイクに衝突させ殺害しようとしたか 20件以上の事件・事故に関与か 動機を供述 埼玉県警

今年4月、埼玉県内でタクシーを奪うなど相次いで20件以上の事件・事故を起こしたとみられる全裸の男が逮捕された事件で、警察はバイクに乗っていた男性に車を衝突させ、殺害しようとした疑いで男を再逮捕しました。
埼玉県蕨市の無職・西村大輔容疑者(48)は今年4月、草加市の学習塾に全裸で侵入したり、覚醒剤を自宅アパートなどで使用したりした疑いで逮捕されています。
西村容疑者は同じ日に相次いで20件以上の事件・事故を起こしたとみられていますが、警察はこのうち、西村容疑者がさいたま市緑区の県道で、バイクに乗っていた会社員の男性(45)に車を衝突させ、殺害しようとした疑いで再逮捕しました。
男性はろっ骨を折るなど重傷です。車に取り付けられたドライブレコーダーに西村容疑者が話している様子が記録されていて、その文言などから警察は殺意があったと判断しました。
また西村容疑者は、覚醒剤を使用した状態だったとみられています。
取り調べに対し、西村容疑者は「殺すつもりはなかったけど当たってしまった」と殺意を否認しています。
一方で、一連の事件や事故を起こした動機については「自分自身死のうと思って、事件を起こした」と供述しているということです。

都民ファ第1党「候補の成果」=都議選一夜明け―小池知事

東京都の小池百合子知事は都議選から一夜明けた23日、特別顧問を務める地域政党「都民ファーストの会」が第1党を奪還したことに関し、「都民の生活をどう守っていくのか具体論に触れて、共感を得ることができた候補者の成果だ」と強調した。都庁で記者団の取材に答えた。
自民党の獲得議席が過去最低だったことについては「いろいろ苦しい部分もあったかと思う」とした上で、「それでも地域で活動し、東京を世界一にしたいと言う方々が当選したのは良かった」と述べた。女性当選者が過去最多となったことには「いろんな意見を都議会に反映させるという意味で、有権者が選んだ結果だ」と指摘した。 [時事通信社]

五輪談合、7社に課徴金33億円=電通G、博報堂など―公取委

東京五輪・パラリンピックを巡る談合事件で、公正取引委員会は23日、独禁法違反(不当な取引制限)で、広告最大手「電通グループ」(東京都港区)や傘下の事業会社「電通」(同)など7社に課徴金計約33億円の納付を命じた。電通などには再発防止を求める排除措置命令も出した。
他に課徴金納付命令を受けたのは、いずれも広告大手やイベント会社の「博報堂」(同)、「東急エージェンシー」(同)、「セレスポ」(豊島区)、「フジクリエイティブコーポレーション」(江東区)、「セイムトゥー」(港区)。
公取委は広告大手「ADKマーケティング・ソリューションズ」(同)を加えた8社の独禁法違反を認定したが、ADKは課徴金減免制度に基づき、公取委の調査前に違反を自主申告したために課徴金は免除された。8社のうち電通グループを除く7社に排除措置命令が出された。
公取委によると、各社は遅くとも2018年4月以降、テスト大会の計画立案業務の一般競争入札で受注予定企業を事前に決め、受注する社のみが入札に参加。落札企業が本大会の会場運営業務なども担うよう調整していた。
元大会組織委員会次長(58)=有罪確定=と電通グループが受注調整で主導的役割を果たしていたといい、公取委は談合によって本大会業務などで競争を実質的に制限していたと判断した。
電通グループは「看過できない相違がある。司法の場で当社の見解を真摯(しんし)に説明し、公正な判断を受ける必要がある」と強調。処分取り消しを求める訴訟を起こすことを決めたと表明した。
事件を巡り、公取委は23年2月、電通グループなど6社と各社の担当者、元次長の7人を独禁法違反容疑で検事総長に刑事告発。東京地検特捜部が起訴し、元次長以外の裁判が継続している。 [時事通信社]

京都・東山の無差別殺人 22歳の元自衛官に無期懲役 京都地裁判決

京都市東山区のマンションで2023年12月、面識のない住人を殺害したとして、殺人罪と銃刀法違反に問われた元自衛官、水島千翔(ゆきと)被告(22)の裁判員裁判で、京都地裁(大寄淳裁判長)は23日、求刑通り無期懲役の判決を言い渡した。
水島被告は公判で起訴内容を認め、「仕事をせずに済むにはどうすればよいか、それを考えて人を殺すことを思いついた」などと述べていた。
事件は23年12月3日に発生した。
起訴状によると、水島被告は午後8時ごろ、東山区にあるマンション内の階段踊り場付近で、住人の岡田好次郎さん(当時82歳)の背中を40回以上踏みつけて、包丁(全長約17センチ)で背中を約8回刺して失血死させたとされる。水島被告と被害者に面識はなかったという。
水島被告は事件当時、陸上自衛官だった。
検察側は冒頭陳述で、水島被告が自衛隊での訓練を憂鬱に感じており、人を殺せば自衛隊から逃げる口実になると考えていたと指摘した。
さらに水島被告が事件後に繁華街・四条に電車で移動し、「何人殺すと死刑」とインターネットで検索しながら、さらなる標的となる女性や子どもを探していたと明らかにした。
水島被告は法廷で「中学生の頃から、人を殺したらどうなるのか妄想していた」と述べた。
検察側は、無差別に対象を選び、迷うことなく被害者を殺害したと批判し、「殺人へのハードルが低く、再犯の恐れもある。理不尽極まりなく、殺意も強固だ」として無期懲役を求刑した。
弁護側は事実関係を争わず、「(水島被告には)仕事をせずに済む理由が必要だった」などと主張。更生は可能として、懲役15年が相当と訴えていた。【水谷怜央那】