【永田町番外地】#30
“山尾志桜里ショック”で男を下げた国民民主党の玉木雄一郎代表が、辞任の意向を固めたようだ。
「代表、幹事長が主導して出馬を頼んだ山尾さんの公認決定が、二転三転した挙げ句に党内の反発から撤回を余儀なくされたわけですから、代表失格の烙印を押されたのも同じです。本人は参院選後の辞意表明を考えているようです」と言うのは、玉木に近い同党の関係者だ。
公認を取り消された山尾氏は12日の声明文で、「執行部主導でご要請を受け擁立頂いたにも関わらず、執行部の責任において判断せず、両院議員総会での決定という形をとる点にもかなりの違和感がありました」と語った。玉木代表以下、執行部の統治能力への深刻な疑念を表明し、離党届を提出している。これ自体はまさに正鵠を射る指摘だ。
伊藤にとって山尾叩きは渡りに船
もっとも、山尾氏の怒りの矛先は自分を守れなかった玉木代表だけに向けられたものではない。声明文で名指しこそ避けてはいるが、参院選の公認選定や党のマスコミ・ネット対応で権勢を振るう伊藤孝恵参院議員に向けられていたことは、党内では周知の事実だ。
「伊藤さんは玉木代表に対して私(党)を取るか、志桜里さんを取るか」(前出の同党関係者)と二者択一を強く迫り、2カ月間粘りに粘ってきた玉木代表がついに白旗を揚げたのが、公認取り消しまでの大まかな背景である。
実際、伊藤氏は山尾氏の公認問題についてネット番組で「確認書が必要な候補者をお願いして、党を大きくするのが正しいことなのか。私たちの政策にそぐう、何の濁りもなく言える、無名でもいいから、そんな逸材を探してきて、その人たちを仲間にして大きくしていくのが、青い私からするとそういうものかと思っていた」と述べ、玉木代表への不満を漏らしている。
とはいえ伊藤氏はその政策で、女系天皇容認、夫婦別姓、LGBTQの権利保護拡大を掲げる山尾氏に学び、政治活動を共にしてきた面もある。
山尾氏としては、そのかつての同志、仲間の裏切りを許せなかった。
ポスト玉木をうかがう伊藤氏の“野心”については本欄で度々取り上げてきた。2016年参院選で連合愛知の推薦を受け初当選。現在2期目ながら人手不足の党内にあって選対委員長代理、広報委員長の要職を兼務。20年の代表選では新人ながら玉木氏と一騎打ちを演じ、連合組織内候補の支持を得て国会議員票で互角の戦いに持ち込み、注目を集めたものだ。その伊藤氏にとって政治キャリア、政策立案能力で勝る山尾氏の存在は目の上のタンコブ。その意味で渡りに船の“山尾袋叩き”現象だったろう。
伊藤氏は党内で「女王様」扱いだという。恐るべし。(特命記者X)
6月としては“記録的”高温か週中頃ピークに「危険な暑さ」熱中症に厳重警戒
全国の天気です。きょうは午後も東日本や西日本では山沿いを中心に雨が降り、九州は南部などで、雷を伴って激しい降り方となるおそれがあります。これまで大雨となった所では、より一層、土砂災害に注意が必要です。北海道は天気の崩れはなく、沖縄は日差しがありそうです。
予想最高気温です。全国的に平年並みか、やや高いでしょう。雨の影響で湿度が高く、蒸し暑く感じられそうです。食中毒にならないよう、食品の取り扱いにはご注意ください。
<きょうの各地の予想最高気温> 札幌:25℃ 釧路:16℃ 青森:24℃ 盛岡:28℃ 仙台:26℃ 新潟:25℃ 長野:26℃ 金沢:25℃ 名古屋:28℃ 東京:29℃ 大阪:30℃ 岡山:31℃ 広島:30℃ 松江:28℃ 高知:33℃ 福岡:30℃ 鹿児島:29℃ 那覇:32℃
週間予報です。あす西日本、あさっては北日本で、雨の降り方の強まる所がありそうです。東日本などは高気圧に覆われて、梅雨明けしたかのような青空が続くでしょう。
火曜日か水曜日ごろをピークに気温が一気に上がり、6月としては記録的な高温となるおそれがあります。危険な暑さとなりますので、熱中症には厳重な警戒が必要です。
「国の下請けなんでしょうか」「社会保険料を下げた方がいい」 現金2万円給付めぐり地方自治体から怒りの声続々
政府・与党が物価高対策として夏の参院選の公約に盛り込む見通しの「現金給付」をめぐり、地方自治体から反発の声が相次いでいる。
「なぜもっと合理的・効率的な仕組みを普段から作らないのか」
11日、与党が全国民1人あたり2万円、さらに住民税非課税世帯に対して2万円を上乗せする現金給付を検討していることが報じられ、13日には石破茂首相が2万円の給付を検討するように自民党に指示したことを明らかにした。さらに、子ども1人あたり2万円、住民税の非課税世帯は大人1人あたり2万円を、それぞれ加算したい考えも示した。
賛否を呼ぶ現金給付案だが、実務を担う地方自治体からは、根本的な仕組みの不備を指摘する声が上がった。
千葉県の熊谷俊人知事は11日、Xを通じて「また、政府が現金給付を検討。それを実施するのは全国の市町村公務員」と切り出した。
「『どうせ今後も選挙の度に現金給付するんだから、国で一元的に給付作業をする効率的な仕組みを作りましょう』と何度も何度も提案しているのですが、いつまでも自治体任せです」とし、「本来の市民福祉等に充てるべき職員稼働と、国民の税金が膨大に奪われます」と苦言。
「全国民への給付自体にも賛否があるでしょうが、それ以前になぜもっと合理的・効率的な仕組みを普段から作らないのか、自分の金だったら、自分が給付作業をするのなら、もっと真剣に考えるのではないでしょうか」と訴えた。
「せめて現金給付を発案した国会議員と国家公務員は全員、地方自治体に来て、この給付事務に従事してみてはいかがか」と呼びかけ、「国を批判したいわけではなく、何度も繰り返す、この無駄で、自治体を疲弊させる話にうんざりしています」としている。
吉村大阪府知事、高島芦屋市長らも疑問
大阪府の吉村洋文知事も14日、熊谷氏の発言に賛同。
「全国民に2万円配る事務は、自治体がやる。自治体に人件費も労力もかかる」とした上で、「給料天引きされる社会保険料を下げた方がいい」と提案した。
「社会保険料は今後も右肩上がりで上がっていく。国は人口減少化の社会保障制度を真剣に考えてもらいたい」と指摘している。
兵庫県芦屋市の高島崚輔市長も同日、【地方自治体は、国の下請けなんでしょうか】と疑問を呈し、「物価高騰対策をしたいのは理解しますが、どうか、やり方を考えていただきたい」とつづった。
高島氏は、新型コロナウイルス感染症などをめぐる対策として行われた特別定額給付金を例示し、「作業はすべて市区町村の職員が行いました」「給付金事業は『市区町村が自らやりたいと名乗り出た』ことになっています」と説明。
給付金事業が法定受託事務ではなく「自治事務」として、あたかも自治体が希望して実施している形式になっていることに違和感を示した。
「どこの市区町村が早く給付したかを競わせるような報道もあり、職員の精神的な負担が増している」と、対応を急がなければならない風潮もあるとした。
財源の負担こそないものの、「でも、結局業務を担うのは市区町村の職員なんです」。
「いくら追加で人を雇っても、チームを率いるのは正規職員です。2020年も、多くの職員が元の業務を返上して携わったと聞いています」と述べ、本来の業務を圧迫する問題を強調。緊急時の給付で、自治体のリソースを割くことが常態化することを疑問視した。
「地方自治体は、国の下請けではないはずです」とし、「そろそろ、国でやるべきことと、地方でやるべきこと。地方の現状を理解した上で、整理しなければならないのでは」と訴えている。
【地方自治体は、国の下請けなんでしょうか】 様々な党から国民に給付金を支給する案が浮上しています。物価高騰対策をしたいのは理解しますが、どうか、やり方を考えていただきたいです。 5年前の一律10万円の給付金、覚えていらっしゃいますか。申請は、市区町村にしたはずです。… pic.twitter.com/Ot88VepzMq
ミャンマー国籍の男(24)を逮捕 知人男性を刃物で刺し殺害しようとしたか 男性は死亡 千葉・野田市
15日早朝、千葉県野田市の路上で、ミャンマー国籍の男が外国籍の知人の男性を包丁で刺して殺害しようとしたとして現行犯逮捕されました。男性は病院に搬送され、死亡が確認されました。
きょう午前4時半ごろ、野田市尾崎の路上で、「外国人っぽい男が大声をあげている」と近くに住む人から110番通報がありました。警察官が駆けつけたところ、男性が胸のあたりを包丁で刺され、血を流して路上に倒れていたということです。
被害者は外国籍の20代ぐらいの男性で、病院に搬送されましたが、その後、死亡が確認されました。
警察は、現場にいたミャンマー国籍の自称・技能実習生、トントンウィン容疑者(24)が男性を刺したことを認めたため、殺人未遂の疑いで現行犯逮捕しました。
警察によりますと、トントンウィン容疑者は男性と知り合いだということで、取り調べに対し「友達と酒を飲んでいた。相手が酔っ払って殴り合いのけんかになった」「殺意をもって刺したわけではありません。相手に思わずあたってしまった」と容疑を一部否認しています。
警察は、容疑を殺人に切り替えて捜査する方針です。
佳子さま、98歳の日系1世らと懇談 ブラジル公式訪問
ブラジルを公式訪問中の秋篠宮家の佳子さまは、最後の訪問先イグアスに移動し98歳の日系1世らと懇談されました。
佳子さまは現地時間の14日、ブラジル南西部の国境の町フォス・ド・イグアスに移動されました。
日系4世の子どもたちに太鼓パフォーマンスで歓迎され、「動きもあって見ていてとても楽しかったです」と拍手を送られていました。
またこの地域の日系人らと懇談し、98歳の1世・中村締さんには手を握りながら話しかけられました。
佳子さま
「今はどういうふうに過ごされていますか?」
中村締さん
「私はもう年だから何もしません。ただお昼ご飯を作るだけ」
佳子さま
「どんなお昼ご飯を?」
中村締さん
「やはり日本食のほうがいいですね」
70年以上前、家族でアマゾンに移住してきた中村さんは、「遠いブラジルまで来てくださって。胸がいっぱいになった」と感激していました。
今回の公式訪問では各地でブラジル日系社会の礎を築いてきた1世らと会い、ねぎらわれてきた佳子さま。訪問前には、日本で専門家たちから移民の歴史について学ばれてきました。
武蔵大学アンジェロ・イシ教授
「最初の世代の人たちは農業からがんばり始めたということで、農業を中心に新しい国で新しい人生をスタートもしくはリスタートして頑張っていったという」「移民のパイオニアたちの頑張りに対してとっても感心されていた」
ブラジル滞在は残すところあと1日。佳子さまは15日夜、帰国の途につかれます。
石破総理は“鵜飼いの鵜匠”か少数与党政権が不信任案出されず生き残るワケ【サンデーモーニング】
少数与党の石破政権突然吹いた“追い風”
予算案通過に誰よりも長々とお辞儀。協力してくれた野党には深く感謝。
日本維新の会前原誠司共同代表 「29年ぶりの」
石破茂総理大臣 「29年ね」
日本維新の会前原共同代表 「教育の無償化を骨太の方針に入れる。そして社会保険料を下げる改革…」
石破総理大臣 「29年…」
日本維新の会前原共同代表 「ちょっと私の話を聞いて」
思わず浮かぶ安堵の表情。野党の顔色を窺いながらの国会運営を強いられた「少数与党」の石破政権。
その上…
国民民主党玉木雄一郎代表 「躊躇なく(内閣)不信任案を出せば良い」
少数与党の石破政権は、野党が一致して不信任案に賛成すれば、「総辞職」か「衆議院解散」を迫られます。そして水曜、国会会期末を前に迎えた「党首討論」。厳しい展開も予想される中、いざフタを開けてみると…
立憲民主党野田佳彦代表 「物価対策をきちっとどうやってやっていくのかをご説明を聞きたい」
石破総理大臣 「一番困っている方にどうすれば、きちんとした手当が行き届くかを中心に考えてまいりたい」
議論は淡々と進み、会期末の焦点とされた「内閣不信任案」についても触れられませんでした。野田代表は、不信任案提出について「総合的に判断する」としています。立憲民主党の重鎮からは…
立憲民主党小沢一郎衆院議員(3日) 「(不信任案が)通るかもしれない時にやらないなんて馬鹿じゃないかという話になる。もう野党第一党の資格はない」
ではなぜ、少数与党を追いつめる不信任案が出されないのか、政治ジャーナリストの後藤さんは…
政治ジャーナリスト後藤謙次さん 「野党が数的優位を全く活用できないまま、目先の自己利益を先に追求してしまった。そこを自民党が巧みに吸い取った」
実は、かつて小沢氏も関わった、前回31年前の少数与党の政権は、野党から不信任案を突きつけられました。
「羽田孜さんを内閣総理大臣に指名することに決しました」
1994年、総理に指名された羽田氏でしたが、指名直後に社会党が連立を離脱。不信任案を提出され、わずか64日という短命政権に終わったのです。
羽田孜首相 「少数与党であることを考えると、新しい安定政権を作ることが大事」
【内閣支持率】 6月:34.6%(先月比+1.3%)
JNN電話世論調査 調査:5月31日(土)・6月1日(日)対象:全国18歳以上2385人 方法:RDD方式(固定・携帯)有効回答:1056人(44.3%)
あれから31年。ところが今回の石破政権は今のところ、不信任案は出されず、支持率もやや回復しています。後藤さんは、その背景について…
政治ジャーナリスト後藤謙次さん 「石破さんはある面でラッキーなのは天佑といったら語弊があるけど、急に“追い風”が吹いてきた」
では、その追い風とは…
現在、農水大臣を務める小泉進次郎氏。石破政権発足当時は、自民党で「政治とカネ」の問題を担当し、野党の厳しい追及にさらされました。
自民党政治改革本部小泉進次郎事務局長(3月) 「政治家として活動している中で、明確にオンオフと区切れない瞬間があるのは分かると思う」
立憲民主党後藤祐一衆院議員 「関係ない話をポエムみたいに言うのはやめてください」
防戦一方の小泉氏。ところが、その矢先、「国難」と評されたトランプ関税によって、「政治とカネ」の問題は置き去りに。さらに…
小泉農水大臣 「いま最も力を入れなければならないのはコメ、とにかくコメに尽きる」
コメ価格高騰が問題になる中、小泉氏は突然、農水大臣に就任。世間の注目は一気にこの問題に集中したのです。この状況に、小沢一郎氏は、SNSにこう投稿しました。
立憲民主党小沢一郎衆院議員 「石破自民党が狙うのは小泉劇場型政治の再現。争点を一点に絞り、敵を作り、腐敗も失言も裏金も物価高も全部忘れさせる狙い」※小沢一郎(事務所)のXより
なぜ今回、与野党の間から対決姿勢が失われたのか、後藤さんは…
政治ジャーナリスト後藤謙次さん 「有力野党3党が、個別の利益獲得に動いて、大局的に日本の政治をどうやって持っていくんだという協議が行われなかった。
石破さんも政権維持に軸足を置いて、鵜飼いの鵜匠みたいに野党3党ともそれぞれひもでつながって、『年金制度改革法案』、『103万円の壁』、『高校授業料無償化』、彼らの要求を一つずつ受け入れることによって、政権を微妙なバランスで維持している」
そして後藤さんは、少数与党の政権が抱える問題点を指摘します。
政治ジャーナリスト後藤謙次さん 「政策ごとに合意しながら政権を進めていく。安定はしていないけど、予算成立までこぎつけた。一番の難点は国家の骨格になるような大きな決定はできない。大きなテーマ設定をして、与野党が徹底議論して制度改革に向かう。それをやれるかどうか」
石破政権の今後はどうなるのか。その行方を占う参議院選挙が来月行われます。
男性教諭が「死ね」メッセージ500件超、「殺す」も247件…同僚女性PTSDに
埼玉県教育委員会は13日、同僚女性に脅迫やストーカー行為などを行ったとして、県立越谷西特別支援学校の男性教諭(29)を懲戒免職とした。今月は別の公立高校の男性教諭も懲戒免職としており、教員の不祥事が相次ぐ異例の事態となっている。
県教委によると、男性教諭は昨年4月~今年3月、同僚だった20歳代の女性教諭に無料通信アプリ「LINE」で執拗(しつよう)にメッセージを送るなどし、女性教諭は適応障害と心的外傷後ストレス障害(PTSD)になった。男性教諭が送ったメッセージには「殺す」という言葉を含む内容が247件、「死ね」という言葉を含む内容も500件以上あったという。
2月には、コンビニエンスストアに駐車中の自分の車の中で女性教諭を殴るなどして、打撲も負わせた。
男性教諭は3月以降、脅迫と傷害の容疑で逮捕され、罰金50万円の略式命令を受けた。県教委の聞き取りに、「(女性教諭に)申し訳ないことをした」と話しているという。
県教委は今月5日にも、勤務する高校の女子生徒にみだらな行為をしたとして、県南部の公立高校の男性教諭を懲戒免職としている。
マイナンバーカードを偽造…ベトナム国籍の男(27)逮捕「勝手につくられた」と容疑を否認
2025年6月15日、札幌・厚別警察署は、札幌市厚別区に住むベトナム国籍の男(27)を、有印公文書偽造の容疑で逮捕しました。
男は2024年8月頃から10月頃までの間に、マイナンバーカード1枚を、行使する目的で偽造した疑いが持たれています。
2024年10月、郵便局の職員から「受取り人が来ず荷物を確認したところ、偽造と思われるマイナンバーカードを発見した」と警察に通報がありました。
警察によりますと、マイナンバーカードは複数枚発見されたということです。
その後カードに記載されていた住所などの捜査から、男の逮捕にいたりました。
調べに対し男は「勝手につくられた」と容疑を否認しています。
警察は、男がカードを偽造した手段や経緯などについて詳しく調べています。
「山菜採りにいく」三島町の山に入った男性の行方捜索するも遺体で見つかる 福島県
この事故は6月13日に、郡山市の男性(66)が、山菜取りのために三島町の山に入って、その後行方が分からなくなっていたものです。
家族からの届け出をうけて警察などが捜索をしたところ、15日午前11時半過ぎ、山の中で男性が亡くなっているのが見つかったということです。
会津地方では15日に磐梯山の山開きも行われ、本格的な登山シーズンに突入します。山菜採りや登山の際は、装備や天候を良く確認し入山するようにしましょう。
袴田さん姉、原口アヤ子さん激励 鹿児島・大崎事件、98歳誕生日
鹿児島県大崎町で1979年に男性の遺体が見つかった「大崎事件」で、殺人罪などで服役し無実を訴えている原口アヤ子さんが98歳の誕生日を迎えた15日、静岡県一家4人殺害事件で再審無罪が確定した袴田巌さんの姉ひで子さん(92)が、原口さんを鹿児島県内の入所先施設に訪ね「(巌さんは)無罪になった。アヤ子さんも頑張ってほしい」と激励した。
原口さんは、ひで子さんの言葉にうなずくようなしぐさを見せ、笑顔を浮かべた。面会後、ひで子さんは記者団に「冤罪と闘う仲間だ。約10年ぶりに会えてうれしかった」と述べた。
確定判決によると、原口さんは元夫らと共謀して義理の弟を殺害したとしている。