茨城県警は21日、つくば市の地方公務員の女性(32)が警察をかたるニセ電話詐欺で現金200万円をだまし取られたと発表した。警視庁ホームページに酷似した偽サイトに誘導され、逮捕状などが示されたといい、本物の警察だと思わせるためとみられる。警察の偽サイトへの誘導が確認されたのは県内では初めてで、県警は注意を呼びかけている。
県警によると、19日に女性の携帯電話に兵庫県警の警察官をかたる人物から着信があり、「詐欺に加担したとして逮捕状が出ている」として、家族から離れて一人でホテルに移動するよう指示された。
その後、警察官をかたる人物のLINE(ライン)アカウントに登録するよう促され、「口座の識別番号確認のため指定した口座に入金してほしい」などと言われ、2回にわたり、現金計200万円を振り込んだ。
その後、URLと5桁の数字の受理番号が送られてきた。URLをクリックすると「警視庁」と書かれた本物そっくりの偽サイトにつながり、サイト内で受理番号を入力すると逮捕状のようなものが表示されたという。不審に思った女性の家族がつくば署に相談し、被害が発覚した。
県警は「警察から捜査対象になっていることやURLに飛ぶよう連絡することはない。パソコンなどで『危険なサイト』と表示されるなど、少しでも違和感があれば警察や周りの人に相談してほしい」と呼びかけている。【斉藤瞳】
ドラム缶に妻の遺体入れトランクルームに遺棄か 夫(50)を逮捕 遺棄される1か月前まで生存確認約14年発見されず殺害ほのめかす供述も 埼玉・所沢市
埼玉県所沢市のトランクルームで、妻の遺体をドラム缶に入れて遺棄したとして夫が逮捕された事件で、妻が最後に生存を確認されたのは2011年で、その後、およそ14年間にわたって遺体が放置されていたとみられることが分かりました。
住居不定・無職の保谷仁容疑者(50)は、2011年9月ごろから今年2月までの間に妻の美治さんの遺体をドラム缶に入れて、所沢市のトランクルームに遺棄した疑いがもたれています。
その後の取材で、2人の周辺への捜査などから、美治さんが最後に生存を確認されたのは2011年の8月ごろだったことが分かりました。
そのおよそ1か月後から保谷容疑者はトランクルームを契約していて、遺体はトランクルームにおよそ14年間放置されていたとみられます。
美治さんの遺体には外傷があり、保谷容疑者は美治さんの殺害をほのめかす供述もしているということで、警察は殺人事件なども視野に捜査しています。
万博での「ユスリカ」大量発生の原因と対策 「いのち」に配慮の防虫徹底も…対策担当の専門家「やむを得ない事象では」
大阪・関西万博の会場で、虫が大量発生する事態となっている。SNSで「大屋根リング」の柱に虫が大量に止まっている画像などが複数投稿され、話題になった。日本国際博覧会協会(万博協会)は、殺虫剤を撒くなど対策をしているほか、専門業者へも相談していると説明している。
なぜ、こんなにも虫が大量発生することになったのか。万博会場内にある森の防虫対策を担当した専門家は、万博では防虫対策にあたっても「いのち」を大切にするとのコンセプトを貫いていたが、会場の立地などから「やむを得ない事象」だったのではないかとみている。
「静けさの森」ではトンボなどに影響のない装置を提案
万博協会の広報報道課によると、大量発生しているのは「ユスリカ」。20日時点では、現在も発生している状態だといい、担当者は「主にウォータープラザ周辺ですとか、広い範囲に飛んでいます」と話す。対策としては、殺虫剤や幼虫の脱皮を妨げる「成長阻害剤」を散布しているほか、殺虫ライトを設置。専門業者へも相談しているという。
万博会場内にある「静けさの森」で蚊の対策を担当しているオオヨドコーポレーションPテックス社(大阪府守口市)の防虫コンサルタント・奥村敏夫氏は、他の専門家と同様、発生しているのは海水と淡水が混じる汽水域に発生する「シオユスリカ」で、海に隣接したウォータープラザが発生源だとみる。
SNSでは、大屋根リングの柱に止まったユスリカのほか、ユスリカが大群を作って飛んでいる画像や、パビリオン内にも入り込んでいる様子の画像や動画も投稿されている。なぜここまで大量に発生する事態となったのか。奥村氏は、「会場の立地からやむを得ない事象」ではないかと話す。
奥村氏によると、殺虫剤を定期的に散布したり水辺を塩素消毒した人工の海や池にしたりすれば虫は湧かず人は快適に過ごせるが、殺虫剤には魚や甲殻類など水産生物に影響を及ぼす「魚毒性」があるため、海に面した万博会場では不用意に殺虫剤を撒くと対象害虫のみならず海の生物にもダイレクトに影響を及ぼしてしまう。
また、今回の万博では「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに掲げており、それに紐付いた8つのテーマ事業も、「いのち」に関連するものだ。そのため万博ではあらゆる「いのち」を大切にするというコンセプトを貫いており、会場内の防虫対策もそれに沿って細心の注意を払って実施されているとしている。
これらを踏まえ、海に面した会場の立地と殺虫剤による防虫対策の難しさなどから、ユスリカの大量発生はやむを得ない事象でないかと、奥村氏はみている。
なお、オオヨドコーポレーションPテックス社では「静けさの森」における蚊の対策として、「臭気誘因トラップ」を提案している。特殊な臭いで蚊をおびき寄せて電動ファンで捕獲する装置で、そこに生息しているトンボなどのほかの生物には影響がないという。しかし、これはユスリカにも効果がないものだと説明した。
ユスリカは「ユスリカアレルギー」のアレルゲン
ユスリカの人への害について、蚊のように感染症を媒介することはないが、「ユスリカアレルギー」のアレルゲンになると奥村氏は説明する。このためアレルギー症状のある人にはマスクを着用することを推奨した。
また、喘息疾患を患っている人やその他アレルギー体質の人も要注意だ。ユスリカは死ぬとばらばらになり粉塵化して吸い込みやすくなってしまう。そのため、喘息疾患を悪化させると言われているという。奥村氏は、「喘息発作を抑える緊急時の薬を忘れず持参していただくことも大切です」と話した。
万博側ができる対策は…「池の水を完全に海水とする」こと?
では、万博側ができる対策としてはどのようなものがあるのだろうか。
奥村氏は可能であればと前置きした上で「現在、汽水域となっている池に海水を引き入れて池の水を完全に海水とすること。これが抜本的な解決策です」と話す。シオユスリカは汽水域に発生するという特異な生態をもつため、この生息環境を人為的につくり変えることで繁殖を阻止するというものだ。
取り急ぎ、すぐにでも実施可能な対策としては、「炭酸ガス製剤」の散布を挙げる。水産生物に影響を及ぼす「魚毒性」はあるものの、噴射しても有効成分が空気中に漂い地上に降り注がないため、「数ある殺虫剤の中ではもっとも環境に与える影響の少ない殺虫剤と言えます」と説明する。ただし、一過性の対処にしかならず「抜本的解決にはならない」と言う。
また、「非現実的」としつつ、環境に配慮したシンプルな対策として「人海戦術で、蚊柱を補虫網でコツコツと取り除く」方法も挙げる。ただし、万博の開催期間中の実施は難しいとみている。
その他、ユスリカの屋内への侵入防止策として、「工場扇」と呼ばれる屋外用の大きな扇風機をパビリオン出入口の内側から外側へ向けて送風しておく方法があるという。山間部のコンビニなどに見られる対策方法で、「ユスリカは決して飛翔力の強い昆虫ではないので、大型の扇風機の風量があれば十分吹き飛びます」と説明。「安全かつ周辺の生物にも影響しない方法」としてはもっとも現実的ではないか、と話した。
最後に奥村氏は、「万博会場が『いのち』をテーマに、会場内の防虫対策にもいのち(生物の多様性)を守る方法を模索して真剣に取り組んでいる事を少しでも多くの方に知って頂けたら嬉しいです」と話した。
訪日客に人気「日本刀の試し切り」体験、銃刀法抵触恐れで中止…関係者は落胆隠せず
「居合道発祥の地」を掲げる山形県村山市で行われていた日本刀の真剣を使った試し切り体験が、銃刀法に抵触するとして今年1月から急きょ、実施できなくなった。外国人観光客らに好評で、国から表彰された人気企画だっただけに、市観光物産協会は落胆を隠せない。(山形支局 常陰亮佑)
居合道は、鞘(さや)から刀を抜いて攻撃するまでの一連の所作を通じて、心身を鍛える武道の一つ。居合道の始祖とされる林崎甚助重信(はやしざきじんすけしげのぶ)(1542~1617年)が同市出身で、市内にある熊野居合両神社(通称・居合神社)にまつられている。
市は2017年、観光客らが真剣で畳筒を試し切りする体験プログラムを企画。県警に問題ないことを確認し、同協会に委託して始めると「サムライ体験ができる」と評判になり、国が主催する20年度の「スポーツ文化ツーリズムアワード」で武道ツーリズム賞に選ばれた。
しかし、真剣を使った体験会は全国各地で行われるようになったことなどから、警察庁は昨年12月25日付で、銃刀法に照らして「不特定多数の観光客等が、一時の遊興目的により登録刀剣類を使用する行為等は、原則として許容されない」とする従前の解釈を通達として全国の警察に改めて示した。
同協会の矢口勝彦会長は「試し切り体験は主力の企画だっただけに痛い」と話す。協会は真剣による抜刀術の見学に切り替え、解説内容を充実させるなどの対応を取った。
秋田県小坂町の道場「武芸道 結―MUSUBI―」も、巻きわらを真剣で切る体験プログラムを中止した。県警から通達に従わずに体験を続けると道場が重大な責任を負う可能性があると言われたという。90分間の「侍体験」の最後に行われる目玉企画がなくなり、担当者は「予約が減った」とこぼす。
千葉県山武市の宿泊施設「杉之家」では今年3月、真剣を使った抜刀術の体験プランを企画し、ホームページ上で案内を開始したが、4月下旬にページを削除した。
妊婦が感染すると流産や死産のおそれも・・・「リンゴ病」警報レベルに 前の週の2.22倍 福岡
頬が赤くなる「伝染性紅斑」・いわゆる「リンゴ病」の感染拡大が続き福岡県でも報告数が直近の5年間で最も多くなっています。
「伝染性紅斑」は子供を中心にみられる発しん性の病気で、発熱などの症状の後に両頬がリンゴのように赤くなることから「リンゴ病」とも呼ばれています。
感染したことがない妊婦が感染した場合、胎児にも感染し、流産や死産などにつながる恐れもある病気です。
福岡県によりますと今月18日までの1週間に定点から報告された「伝染性紅斑」の患者の数は1医療機関あたり2.73人で前の週の2.22倍となり、警報レベルに達しています。
直近の5年間では最も多いということです。
福岡県は「日頃から手洗いとうがいの徹底をして欲しい」と呼びかけています。
中学で新教科「新・技術分野」創設へ、情報教育の柱に…AIやセキュリティーなど学習
文部科学省は、中学校で情報教育を扱う教科「新・技術分野(仮称)」を創設する方針を固めた。現行の技術・家庭科を分離した上で、技術では情報セキュリティー対策や生成AI(人工知能)の仕組みなどを学ぶ情報教育を大きな柱とする。デジタル化が急速に進む中、情報活用能力の向上を図る考えだ。
情報は現在、高校では必修の教科となっているが、小中学校では体系的な指導が行われていなかった。現行の中学の技術分野では、「材料と加工」「生物育成」などの四つの領域の一つにとどまっていた。
中学校の新・技術分野では、情報の学習内容を増やし、▽データの集計・分析▽情報の伝わり方や影響、セキュリティー対策、法令の順守▽生成AIの基本的な仕組みの理解やプログラム制作――などを教える。現行の技術分野で扱う木工などは情報技術と関連づけた内容にする。
また、小学校では、3~6年で探究的な学びを行う「総合的な学習の時間」に情報の領域を加える。基本的な情報の収集や分析方法を身につけるとともに、ネットの危険性やリスクなどを早い段階で子どもたちに理解させる。
高校ではすでにある情報科の内容を充実させる。
文科省は、22日の中央教育審議会特別部会で情報教育の強化策を示した。2030年度から小中高校で順次実施される次期学習指導要領に盛り込む方針。
静岡もヘリ救助有料化を検討 富士山、山梨と歩調合わせ
閉山期間中の富士山で遭難が相次いでいる問題を受け、静岡県の鈴木康友知事は22日、県防災ヘリコプターによる救助の有料化について、検討を始めると明らかにした。山梨県も有料化の検討に入っており、鈴木氏は「歩調を合わせる」とした。
両県の富士山周辺の自治体から、安易な登山が遭難者の増加につながっているとの指摘が出ている。救助費用を登山者負担とすることで抑止したい考え。
静岡県内では、南アルプスなどでも遭難が発生。今後、富士山以外での救助も対象とするか、期間を閉山中に限るかどうかなど、課題を整理する。
日本駆け込み寺事務局長「ODよりコカインが…」 相談者に勧めたか
コカインを所持したとして逮捕された公益社団法人「日本駆け込み寺」事務局長の田中芳秀容疑者(44)が、相談者の20代女性に「オーバードーズ(市販薬の過剰摂取)をするくらいならコカインのほうがいい」と勧めたとみられることが捜査関係者への取材で判明した。
同法人は東京・歌舞伎町に集まる若者「トー横キッズ」らの相談を受けている。女性はコカインを使用したとして逮捕され、田中容疑者から「オーバードーズをするくらいならコカインや大麻のほうがいいと勧められた」と供述しているという。
警視庁は22日、東京都新宿区にある同法人の事務所を家宅捜索した。
捜査関係者によると、田中容疑者はコカインを2回使ったと説明。所持していたコカインは「歌舞伎町で数日前に外国人から2万円で買った」と供述しているという。
田中容疑者は、18日午後5時半ごろ、新宿区大久保1の歩道で、コカイン1袋を所持していたとして麻薬取締法違反(所持)の疑いで現行犯逮捕されていた。【菅野蘭】
吉本興業の芸人6人を略式起訴 オンラインカジノ賭博 東京区検
オンラインカジノで賭博をしたとして、単純賭博容疑で書類送検されていた吉本興業に所属する男性芸人6人について、東京区検は22日、いずれも同罪で東京簡裁に略式起訴した。
略式起訴されたのは、「ダイタク」の吉本大▽「9番街レトロ」のなかむら★しゅん▽「ダンビラムーチョ」の大原優一▽いずれも「プリズンクイズチャンネル」の竜大と最強の庄田▽「ネイチャーバーガー」の笹本はやて――の6氏。
起訴状によると、6人は、2023年1月~24年12月ごろ、スマートフォンやパソコンで、オンラインカジノサイト「スポーツベットアイオー」などに接続し、バカラなどの賭博をしたとされる。
警視庁が25年4月に6人を書類送検していた。警視庁によると、6人の中には、オンラインカジノによる全体の収支が約1200万円のマイナスになった人もいた。友人から借金や、会社から給料の前借りをし、賭けをしていたケースもあったという。【北村秀徳】
「スピード感と強度で結果を出す」小泉進次郎新農水大臣が“コメ問題”で職員に訓示
小泉新農水大臣はさきほど、農水省の職員に訓示を行い、コメ問題について「スピード感」をあらためて強調しました。
小泉進次郎農水大臣 「いま、国民の皆さんにもっとも求められているのは、コメの問題をスピード感をもって結果を出せるかどうかです」
さきほど、農林水産省で職員に訓示を行った小泉大臣。「スピード感と強度で結果を出し、信頼回復をはかろう」と呼びかけました。
小泉進次郎農水大臣 「お疲れ様です」 江藤拓前農水大臣 「よろしく。それでは引き継ぎです」 小泉進次郎農水大臣 「しっかりと承りました」
本格稼働の初日、高止まりするコメ価格について「速やかに結果を出せるように全力で頑張りたい」と強調しています。