埼玉・白岡市役所の火災現場を県知事が視察 出火原因は電気系統のショートか

今月6日の火災で建物の1階部分が焼けた埼玉県の白岡市役所を大野知事が視察しました。
「白岡市役所です。机などが焦げていて火事のすごさを物語っています」
焼け焦げた机や棚に燃え残った紙の束。
埼玉県の白岡市役所は、今月6日の深夜に火災が発生し、4階建ての庁舎のうち市民課や会計課などが入る1階部分、およそ1300平方メートルが焼けました。
火災の原因は電気系統のショートとみられていて、現場をきょう、埼玉県の大野元裕知事が視察しました。
埼玉県 大野元裕知事 「正直、そう簡単に完全な復旧は難しいかもしれないが、白岡市と手を合わせて、我々としても可能な限りのことをやっていきたい」
市役所の業務が完全に復旧するには2、3か月以上かかる見通しだということです。

千葉県でサーファー相次ぎ死亡…勝浦市と一宮町で

千葉県外房地域の海で11日、サーフィン中の水難事故が相次ぎ、2人が死亡した。
同日午前11時50分頃、同県勝浦市の鵜原海水浴場で、「女性サーファーの意識と呼吸がない」とサーファーから119番があった。女性は東京都江戸川区の無職女性(60)で、搬送先の病院で死亡が確認された。
勝浦署の発表によると、女性は知人とサーフィンに来ていたといい、岸から約5メートルの海上であおむけで浮いているのが見つかった。
同日午後0時20分頃には、同県一宮町の一宮海岸で、「消波ブロックに人が挟まっている」と119番があった。東京都杉並区の自営業男性(54)が救助されたが、病院で死亡が確認された。死因は溺れたことによる呼吸不全だった。
茂原署の発表によると、男性は友人とサーフィンをしていた。消波ブロックの方に流されていくのを友人が目撃した。

海自が巨大な「新型補給艦」導入へ 何隻建造する? いよいよ始まる“縁の下の力持ち”の世代交代

縁の下の力持ち的な存在。
最大で5隻の整備を想定か
防衛装備庁は2025年4月、海上自衛隊が導入を予定している新型補給艦のライフサイクルコスト(総経費)を公表。2028年度から運用を開始し、最大で5隻の整備を想定していることを明らかにしました。
海上自衛隊は現在、行動中の護衛艦に燃料や弾薬などを補給する補給艦として、とわだ型3隻、ましゅう型2隻の計5隻を保有。すべて護衛艦隊の「第1海上補給隊」に集中配備しています。
防衛省は、2024度予算に新型補給艦の建造費として830億円(1隻分)を計上しました。防衛装備庁は今回、2036年度までに最大5隻の取得を想定し、ライフサイクルコストは9772億円となることを明らかにしています。この金額には建造費や運用費、後方支援費、除籍費などが含まれています。
新型補給艦の基準排水量は1万4500トンで、とわだ型の8100トン、ましゅう型の1万3500トンより大型化する見込み。世界中で行動するアメリカ海軍の補給艦艇よりは小さいものの、海自では最大級の補給艦となります。
外観は、ましゅう型や、とわだ型と違って艦橋が船体前部に設けられ、アメリカ海軍が運用しているサプライ級高速戦闘支援艦に似たデザインになることが明らかになっています。定員は約100人で、「とわだ」の約140人から省人化が図られます。なお、1番艦が就役する2028年度に「とわだ」が除籍される予定です。

「塀を作るぐらいなら、ほかに居場所を作ってほしかった」“グリ下”塀設置 大阪・関西万博開幕の裏で居場所を追われる若者たち【報道特集】

大阪・ミナミにある“グリ下”と呼ばれるエリア。家や学校に居づらさを感じる若者たちのたまり場になっていた場所なのですが、万博の開幕直前に塀が設置され、若者たちは姿を消しました。「排除」にもうつる大阪市の対策について考えます。
万博開幕直前“グリ下”に「塀」設置 その目的とは…
4月13日に開幕した大阪・関西万博。大型連休初日には、開演前のゲートに長蛇の列ができていた。その熱気は、万博会場の夢洲から10キロほど離れたミナミの繁華街にも。
「戎橋」の上を埋めつくす外国人観光客。万博の開幕直前、インバウンドの更なる増加を見込んだ大阪市は“ある施策”に着手していた。
記者 「かつてこの辺りは座れる状態になっていて、多くの若者たちが夜中まで居座るという現象が起きていましたが、大阪市が居座り防止のための塀を設置しました」
大阪市が、約1600万円を投じて設置した長さ16.5メートルの「塀」。壁一面を覆い隠している。塀が設置されたのは、観光名所にもなっているグリコ看板の下。“グリ下”とよばれるエリアだ。
その目的について、大阪市は次のように説明している。
大阪市 「大阪・関西万博の期間中には、国の内外から多くの人がミナミを訪れることが見込まれる。環境改善の取組強化・啓発の一環として、橋の下への座り込みにより発生するごみのポイ捨てを防止する」
大人への不信感むき出しの若者たちが集った“グリ下”
塀に覆われる前、“グリ下”には腰かけることのできるスペースがあった。
コロナ禍の余波で観光客の姿もまばらだった2022年8月、私たちが取材に訪れると、家や学校に居場所がないと訴える若者たちが大勢集まっていた。
若者 「実家に帰ると殴られる。だから家出たし、友達の家にいるし。それでも捜索願を出されたこともない」 「家庭環境、最悪じゃない人いないよね?だいたい虐待とかあるじゃん」
一方、こうした若者たちが巻き込まれる事件も頻発。
2024年7月には、少女が男らに北陸地方へ連れて行かれ、売春をさせられる事件もあった。
そうした背景もあり、警察による補導も連日、行われていたのだが…
若者 「もうグリ下に関わらんといてほしい、大人。ここに集まるのが間違いなのは、分かっているんですよ、みんな。でも集まれる場所がここにしかない。ほんまに居場所」
大人への不信感をむき出しにする若者たち。“グリ下”にあったのは、似た境遇を持つ者たちの「緩やかなつながり」だった。
だが、あれから3年。塀の設置以降、“グリ下”の景色は一変した。若者たちの姿は、ほとんど見当たらない。彼らはどこへ行ったのか。
「塀を作るぐらいなら、ほかに居場所を作ってほしかった」“浮き庭”に集まる若者
万博の開幕直前に居座り防止の塀が設置された、大阪・ミナミの“グリ下”。かつて、この場所にいたという若者は…
若者「まあ集まりにくくなったとは思いますね」記者「ここにいた子たちは散らばって行ったイメージ?」若者「そうそう」記者「どこに行っているんですか、いま」
若者たちの新たなたまり場は、“グリ下”から400メートルほど離れた場所に存在していた。
記者 「いますね。若者が数人、座り込んで話し込んでいるという状況」
早速、話を聞くと…
記者「昔はグリ下集合だったのが、今はここ集合に?」若者「そうですね」記者「ここは何と呼ばれている?」若者「“浮き庭”。たぶん水に浮いているから」
若者たちが“浮き庭”と呼ぶエリア。周辺に外国人観光客の姿はなく、ひっそりと静まり返っている。
“グリ下”に塀が設置された後、新たなたまり場として定着しつつあるという。若者たちは…
若者 「まあ、キモイよね。わざわざ“奪う”みたいな感じで、塀を作ったりするのは本当にやめてほしいと思いました」 「なんでそんなんするん?みたいな。余計、居場所なくなっちゃうんじゃないかなと思います」
それぞれが複雑な事情を抱え、街をさまよっている。
若者 「虐待されていて、居場所がなくて、学校も行けなくて、コミュ障で周りの子となじめなくて、勉強もできないからいじめられて…みたいな。塀を作るぐらいなら、ほかに居場所を作ってほしかった。そのあとで良かったんじゃないかって思っていますよ、私は」
記者「ここにも塀ができる可能性はあるじゃないですか」若者「そうですね」
記者「また違う場所を探して、さまよう?」
若者 「それじゃないですかね。だってみんな居場所がなくて、助けを求めてここに来ているんじゃないですか。ただ騒いで迷惑をかけたくて、ここに来ているんじゃなくて、助けを求めて来ているから」
10代半ばから、20代前半の男女が入れ代わり立ち代わり“浮き庭”へやってくる。その光景は、私たちが3年前に“グリ下”で見たものと同じだ。
記者 「大阪府警の私服警察官が、新たなたまり場に補導に来ました」
警察も“浮き庭”の存在をすでに把握しているようだ。
しかし、若者たちは何度補導を受けても、この場所に戻ってくる。まさに「いたちごっこ」の様相だ。
オーバードーズやリストカット… “現実逃避”をする若者たち
警察官に事情を聴かれていた若者に話を聞くと…
記者「舌が青くなっているのは?」若者「サイレースです。睡眠剤です」
記者「薬に着色料が?」若者「そうですね、着色料で」記者「大量に摂取したような状況?」若者「そういうことですよ~」
彼女たちが過剰摂取していたのは、不眠症患者などに処方される睡眠導入剤。依存性のリスクもあるという。
記者「なぜ、そういうものを?いわゆるオーバードーズ?」若者「そういうことです。気持ちよくなれるからです。テンション上がるし」記者「親御さんは心配していないですか?」若者「していないです。もう諦めています。『薬、没収されたら飛び降りる』とか言っているんで」
記者「なぜここに来るようになった?」若者「現実逃避。オーバードーズも現実逃避です」記者「逃避したい現実がある?」若者「そうですね」
記者「何から逃げたい?」若者 「普通の人と一緒に生きられないな…みたいな。普通に中学校とか部活とか行っている子と、一緒に生きられへん…みたいな」
2人の腕には、リストカットの痕が無数に刻まれていた。
記者「今も絆創膏を貼っているけど」若者「これ、ちょっとやっちゃった」記者「いつ?」若者「さっき」
記者「どういうときにリストカットする?」若者「暇やから。暇つぶし」
記者「でも、痛いじゃないですか」
若者 「傷見て薬見て、それが気持ちいいみたいな。自分の血を見たら落ち着くみたいな」 「傷見て、“ああ、頑張ったんやなあ”って思えるから」
雨が降り始めると、若者たちは足早に“浮き庭”から去って行った。ファストフード店やカラオケボックスなどを転々とし、時間を潰すという。
「グリ下会議」発足も 相談なく塀設置 なぜ?
こうした若者たちの存在が、放置され続けてきた訳ではない。
大阪市 横山英幸 市長(2024年5月) 「背景に子どもの貧困であったり虐待であったり、いろいろな社会問題が重なっている問題かと思いますので」
2023年8月には、行政と警察・地元商店街・NPOなどが連携して、若者支援策を考える「グリ下会議」が発足。これまで7回にわたって会合を開き、協議を重ねてきた。
「グリ下会議」のメンバーで、若者支援を行うNPOの理事長今井紀明さん。塀の設置について、行政側から事前の相談はなく、2月に「決定事項」として突然突き付けられたという。
認定NPO法人D×P 今井紀明 理事長 「もう覆らないということが決められているという説明を受けています。残念でならなかったですね。本当は話し合いがあってこそ、もっとできることがあったんじゃないかなとは思っています。何のためにグリ下会議をやっているのか」
若者を支援してきたNPOなどの同意を得ずに、設置が決まった“グリ下”の塀。万博の開幕が目前に迫る中、拙速に推し進められたというきらいはないのか。
塀を設置した大阪市の横山市長に尋ねた。
記者 「なぜ『グリ下会議』があるのに、塀の設置について相談しなかった?」
大阪市 横山 市長(4月30日) 「(グリ下周辺の)管理主体が大阪市になりますので、適切な維持管理という点も重要」
横山市長は「グリ下会議」で相談しなかった理由を、明確には答えなかった。そのうえで…
大阪市 横山 市長(4月30日) 「“東のトー横、西のグリ下”と呼ばれていいのか。所管する基礎自治体が放置していると捉えられかねないような状態でもいいのか。シンボルとなるような場所を作らない。行かなくていい人まで、寄せ付けてしまうリスクがある。分かっていながら放置することは自治体の責務とは言えない」
封鎖された“トー横”若者たちはどこに?
“グリ下”よりも前に封鎖されたのが、横山市長からも名前があがった新宿・歌舞伎町の“トー横”だ。
記者(4月) 「“トー横”と呼ばれるエリアには、青い柵が設置され封鎖されています。ここにたまっていた若者たちの姿は見受けられません」
“グリ下”同様、少年少女が犯罪に巻き込まれるケースが相次ぎ、一斉補導も定期的に行われてきた場所だ。
3年前に取材で訪れた際は、広場が若者たちのたまり場になっていた。深夜まで“トー横”にいて、そのまま眠りにつく者まで。
だが、現在は四方を青い柵で囲まれ、広場に立ち入ることはできない。若者たちの姿が見当たらない。
歌舞伎町の一角で、若者に向けた支援などを行う公益社団法人「日本駆け込み寺」。炊き出しが始まると、若者たちが続々と集まってきた。
記者「炊き出しにはよく?」若者「まあそうですね、最近は。助かります」記者「みなさんは知り合い?」若者「だいたい界隈民。界隈仲間」
かつて、“トー横”の広場に入り浸っていたという若者たち。互いのことを「界隈民」などと呼び合い、今も仲間意識を持っている。広場周辺で過ごす時間は、めっきり減ったと話す。
若者 「補導ですね。最近、補導が多いから。私服警官の補導。ポイント稼ぎのあいつら、訳の分からないやつが補導しやがって」
記者「つい最近もあったもんね、一斉補導」若者「俺、持っていかれなかった」記者「それでいなくなった子もいる?」若者「みんな児相に持っていかれたよ。でも大体のやつらは児相から脱走するから」
広場に寄り付かなくなった理由は、相次ぐ補導だけではない。
若者「前よりやばくなっている。金の請求が増えたよね」記者「金の請求?誰から?」若者「歌舞伎町のやつら」記者「ヤクザとか半グレとか?」若者「そういうこと。簡単にまとめたらそういうこと」
若者たちに因縁をつけて脅し、金を請求してくる大人がいるというのだ。
「虐待されていて…」12歳からトー横に通う少女 支援団体にも“限界”
少女(17) 「40万円は絶対に取られている。うちのせいで(警察に)捕まったっていう屁理屈を言われて」
そう話すのは17歳の少女。40万円もの大金をどうやって捻出したのか。
少女(17) 「パパ活、パパ活。立ちんぼ(路上売春)もしていた。今はしていない」
初めて“トー横”にやってきたのは5年前、12歳の時だったという。そこから家出を繰り返し、高校は中退。自らの生い立ちを淡々と話し始めた。
少女(17) 「虐待されていて、それで帰りたくないなあ…みたいな。母親がシャブ打っていて、自分もシャブ打たれるから、帰りたくないとなって帰らなくなった」
児童相談所に送られた回数は、これまでに5回。いずれも抜け出し、今に至る。
記者「児相や家よりこの辺の方が居心地がいい?」
少女(17) 「もちろん。誰かの色に染まる必要もないから。ありのままでいればいいから、めっちゃ楽」
記者 「一方で“トー横”の広場周辺はいづらくなっている?」
少女(17) 「うん。きもい。まじできもい。柵できてからじゃない?“いづらい”って思い始めたの。いさせたくないんだろうなって思った。
それだけトー横にいさせたくないんだったら、もっといい方法を見つければいいのに。
一斉補導とか無理やり児相に入れたり、家に帰したりするんじゃなくて、なんでトー横に来ているのかっていう根本的理由を解決しないと、その子も前に進めないし、それが親のせいだったら、親も前に進めないから」
駆け込み寺・代表の清水葵さんは、若者たちが“安心して立ち寄れる場所”の存在が重要だと考えている。
公益社団法人 日本駆け込み寺 清水葵 代表理事 「うちは警察が来ても絶対に入れないです。子どもたちの信頼を壊してしまうことになるので。もちろんいますよ、未成年で捜索願が出ていて、ここにずらっと神奈川県警が並んだこともありましたけど、絶対に入れない」
一方で、“トー横”周辺に“いづらさ”を感じ始めている若者たちを、24時間にわたって受け入れることができない現実もある。
資金面などに限界があり、駆け込み寺の開放時間は午前10時から午後6時までに限定されているのだ。
公益社団法人 日本駆け込み寺 清水代表理事 「今もぎりぎりの人数でやっているので、マンパワーの部分ですよね。やっぱりもう少し人がいたら…とか、もう少し余力があれば遅い時間までできるのに…とか、歯がゆさは感じていますね」
歌舞伎町には、東京都が運営する若者向けのフリースペースもあるが、開放時間は午後3時から午後9時まで。フリースペースに滞在していた若者たちは、夜、街に放り出されていった。
「僕たちを排除しようとする意図が丸見え」若者たちの本音
一方、居座り防止の塀が設置されたばかりの大阪・“グリ下”。
付近に拠点を構えるNPOには、かつてグリ下に集まっていた若者たちから、こんな本音が寄せられている。
若者たちの意見 「僕たちのことを排除しようとする意図が丸見えで、政府のやり方が汚いから心底キモちわるい」 「壁を作ったところで、寝る場所もない、食べ物もない。帰れない状況が変わらない限り、場所や形をかえて、グリ下みたいなところは残り続けると思う」
若者たちの声を直接聞いてきた、NPO代表の今井紀明さんは…
認定NPO法人D×P 今井理事長 「社会的な排除のメッセージになってしまっているところは懸念点としてあるなと。余計行政に頼りたくないとか、国とか大人って嫌だなとか、社会に対しての悪い印象を残すものになっていると思う」
必要なのは、単に居場所を作ることだけではないと訴える。
認定NPO法人D×P 今井理事長 「僕たちも“支援している”というよりは、最初は本当に“関わり”から始まっている。未来を一緒に考える人がいることで、方向性は変わっていくというところも見えてきた。人が変えていくものなのかなというのは思っている。社会資源というか、人を投下すること、それが結果的に“居場所”になっていくこと」
虐待やいじめを受け、社会に“いづらさ”を感じている若者たちをどう救っていくのか。課題が突き付けられてる。

「ガイコツが真っ黒こげで…こんな残虐なこと、人間じゃない」岡崎彩咲陽さんの遺体にあった“異常な形跡”と白井秀征容疑者が母親と交わした“不穏なメッセージ” 〈押し入れ開けた?〉【川崎ストーカー死体遺棄】

「遺体は一部白骨化していたと警察が発表したけど、そんなもんじゃない。特に顔の焼け具合がひどくて……ガイコツがもう真っ黒こげで、すごく、かわいそうだった」──4月30日の夜、川崎市川崎区の住宅街にある一軒家の地下収納スペースで、ボストンバッグに入った性別不明の遺体を神奈川県警が発見。その後、遺体の身元は昨年12月から行方不明届が出されていた岡崎彩咲陽(あさひ・20)さんと判明し、警察はこの家に住む白井秀征容疑者(27)を死体遺棄容疑で逮捕した。【前後編の後編。前編から読む】
大手紙社会部記者が解説する。
「白井容疑者は4月中旬頃に渡米し、5月3日に帰国したタイミングで神奈川県警に任意同行を求められ、死体遺棄の疑いで逮捕されました。
捜査関係者によれば、彩咲陽さんは昨年12月20日から行方がわからなくなっており、3日後には所持していたスマホの電源が切れていたことから、この時期に事件に巻き込まれた可能性もあるとみている。
また男は失踪後の任意聴取で『12月中旬に女性の周辺をうろついた』などと“ストーカー行為”を認めるような供述をしていたことも新たにわかっています」
12月20日に、いったい何が起きたのか。彩咲陽さんの祖母の姉は、深い悲しみと怒りで声を震わせた。
「後で通話記録を調べてわかったことですが、あの日、彩咲陽は明け方に妹の家に帰っていて朝7時頃に警察に電話をしているんです。妹が起きて1階に降りると、普段は閉めっぱなしのカーテンがひらひらと風に揺れているのに気がついて、確認すると窓ガラスの鍵の部分が割れていたそうです。妹が『彩咲陽がさらわれた!』と私に連絡してきて、『ああ、白井がやったんだ』と確信しました。
警察にも通報しましたが、『事件性はない』と一蹴され、ろくに現場検証もせずに帰ってしまった。『お孫さんが自作自演でやったのでは』みたいなことも言われたんですが、なぜそんなことを彩咲陽がやる必要があるんですか。あのとき、まともに取り合ってくれていれば……」
岡崎さんの親族が行った“独自捜索”
この日から、彩咲陽さんの姿が見えなくなった。同時に白井容疑者の“付きまとい”が止んだこともあり、親族や友人らは男を犯人と睨むようになったという。
「21日の朝に白井と電話したんです。そしたらあいつは『(岡崎さんから)“居場所がない”と連絡があった』と話した。私は初めから白井しか犯人はいないと思っていたので、『おかしいね。あんたが(誘拐)やったんじゃないの』と話すと、一方的に電話を切られた。その後はもう音信不通です」(彩咲陽さんの祖母の姉)

「母と妹を殺してしまった」殺人疑いで45歳の男逮捕 マンションに2遺体 千葉・習志野

9日午後1時50分ごろ、「母親と妹を殺してしまった」と千葉県警習志野署に通報があり、駆け付けた署員が習志野市谷津のマンション一室で女性2人の遺体を発見した。同署は10日、女性1人を殺害したとして、殺人の疑いで、通報したこの部屋に住む無職、村山雄紀容疑者(45)を逮捕した。残る1人の女性を殺害した疑いでも調べる。
同署は、遺体が70代の母親と40代の妹の可能性が高いとみて、身元の確認を急いでいる。
逮捕容疑は8日、自宅で女性の首を紐のようなもので絞めるなどして殺害したとしている。
現場は京成本線谷津駅から南東に約500メートル。

70代夫婦死亡、同居の16歳孫を殺人容疑で逮捕 愛知・田原

愛知県田原市の住宅で高齢男女が血を流し死亡しているのが見つかった事件で、愛知県警田原署は10日、この家に住む孫の少年(16)を殺人容疑で緊急逮捕した。少年は「間違っているところはないです」と容疑を認めているという。
逮捕容疑は9日午前2時ごろ、田原市の自宅で、祖父(75)の首を刃物で刺すなどして殺害したとしている。
同署によると、9日午後4時40分ごろ、2階建て住宅の1階寝室の布団脇で、この家に住む70代の男女が血を流して死亡しているのが見つかった。
第一発見者の少年に事情を聴いていたところ、容疑を認めたという。少年は祖父母と3人暮らしで、別棟に少年の両親で、祖父母の息子夫婦が暮らしている。
同署は動機や祖母の殺害についても詳しく調べる。【道下寛子】

《目玉が入ったビンへの言葉がカギに》田村瑠奈の母・浩子被告、眼球見せられ「すごいね。」に有罪判決、裁判長が諭した“母親としての在り方”【ススキノ事件公判】

2023年7月、札幌市・ススキノのホテルで男性・Aさんの遺体が発見された事件。札幌地裁は5月7日、逮捕された親子3人のうち母・田村浩子被告(62)に対して、懲役1年2か月、執行猶予3年の有罪判決を下した。検察側は論告で懲役1年6か月を求刑していた。
浩子被告は濃いグレーのクルーネックカーディガンに、ふくらはぎまで丈のあるカーキ色のプリーツスカート姿で入廷。メガネをかけ、髪の毛は後ろでひとつに束ねていた。裁判を傍聴した高橋ユキ氏が解説する。
「浩子被告は死体遺棄、死体損壊の各ほう助罪に問われていました。死体遺棄ほう助の成否については『娘・瑠奈被告(31)による死体遺棄はいつ終了したか?』『浩子被告の遺棄ほう助が成立するか?』が主な争点でした。検察側は、浩子被告は瑠奈被告の計画を知っており、父・修被告(61)と計画を共有していたと主張。
対して弁護側は、死体遺棄は瑠奈被告がAさんの頭部を自宅に持ち帰った時点で終了していると主張。また、仮に自宅浴室で保管している間の死体遺棄継続が認められたとしても、浩子被告の行為は容認・ほう助に当たらないとしていました」(高橋ユキ氏)
双方の主張に対して札幌地裁は、浩子被告が瑠奈被告の死体遺棄を容認し、ほう助したと認めた。また、死体遺棄の終了時期については、“自宅に持ち帰った時点で死体遺棄は終了していた”という弁護人の主張を認められないとした。
「瑠奈被告は、Aさんの頭部を自宅に持ち帰ったあと、頭部の皮膚を剥ぎ取り、眼球や舌、食道器官を摘出するなどの損壊行為に及びました。また、摘出した眼球などをエタノールで満たした瓶に詰め、剥いだ皮膚を球状にしたザルに被せて浴室に吊るし、残りの頭部も浴室に保管し続けていました。
そうした状況から、瑠奈被告による死体の隠匿(遺棄)行為は、田村親子の逮捕によってAさんの頭部が発見に至った2023年7月24日まで継続するとの判断が下ったとのことです」(同前)
眼球入りの瓶を見て「すごいね。」は死体遺棄の肯定
これまでの裁判で、“瑠奈ファースト”な家庭環境が明らかになっていた。瑠奈被告のことを幼い頃から溺愛してきたという両親は、中学時代から引きこもるようになった娘の機嫌を常にうかがい、なんでも言うことを聞くようになったという。その一端は、瑠奈被告が瓶詰めしたAさんの眼球を浩子被告に見せた際の、「すごいね。」という発言にも垣間見える。

「黒潮大蛇行」終息の兆し、過去最長7年9か月も続く…関東・東海で豪雨増加や夜の気温上昇に影響

日本列島の南岸に沿って流れる黒潮が、大きく南に迂回(うかい)する「黒潮大蛇行」について、気象庁は9日、終息の兆候がみられると発表した。2017年8月から7年9か月続き過去最長の期間になっていたが、4月後半には大きな蛇行が観測されなくなっていた。7月頃に最終判断する。
黒潮大蛇行は、黒潮が紀伊半島沖から東海沖で南に数百キロ・メートルにわたって大きく蛇行する現象で、1965年以降、今回を含めて6回観測されている。水温の変化で漁場が移動したり、東海~関東地方では高潮の危険性が高まったりする。終息すると、漁業や船舶の運航に影響する可能性がある。
中村尚・東京大特任研究員(気候力学)は「関東や東海地方では水蒸気量が増えて豪雨が発生したり、夜に気温が下がりにくくなったりしていた。終息すると気象にどんな変化が起きるか注視したい」と話している。

万博のショーに批判殺到!「天皇のみが許される」絶対禁色着用の“あってはならない演出”

《これにGO出した人、教養と文化への敬意がゼロだな》 《事前に宮内庁に相談はしたんだろうか?》 《主催が着付け教室なのにあり得ない》 《やっていいことと悪いことをわきまえてください》
こう厳しい声が寄せられているのは、4月26日に『大阪・関西万博』で行われた、とあるショーについて。
天皇陛下だけが許される色
「主催を『京都きもの学院京都本校』、共催を着物専門店の『衣紋道 雅ゆき』が務めた “日本の宮廷装束文化”をテーマとした実演ショーです。宮廷装束や十二単を着用したモデルがステージを練り歩く、ごく普通の内容でしたが、あってはならない不適切な演出があったことで、今SNS上で物議を醸しているのです」(皇室ジャーナリスト、以下同)
“あってはならない演出”とは、一般人による絶対禁色の着用だ。
「8世紀ごろ、日本では位によって着用する服の色が決められていました。一般の人が着ることを許されない色は『禁色』と呼び、中でも天皇や皇太子にしか着ることが許されない色を『絶対禁色』と呼んだのです。
この絶対禁色は今なお皇室内で受け継がれていて、現在の天皇陛下が即位礼の儀式で着用された金茶色の袍『黄櫨染』(こうろぜん)は、天皇のみ着用が許されています。絶対禁色を一般の人が着用するというのは、絶対に侵してはならない禁忌ですが、例のショーでは一般人による『黄櫨染』の着用シーンがあり、これが波紋を呼んだのです」
共催者である『雅ゆき』はイベント終了後、公式Xでショーの様子を投稿。《日本の美しい宮廷文化が世界中の方に届けられたのなら幸いです》と綴ったが、ネット上の反応は冷ややかだった。
《京都とは思えない所業》 《衣紋道を名乗っておきながら、絶対禁色の意味も分からないなら看板を下ろした方がいい》 《天皇陛下だけがお召しになれるものを、なぜ民間人が着て見せ物にしているの?》
と、厳しい意見が寄せられた。
『大阪・関西万博』の名誉総裁は秋篠宮さまが務められている。そんな万博の出し物である以上、皇室への敬いと配慮は不可欠では――。