埼玉県八潮市で県道が陥没しトラックが転落した事故で、県の復旧工法検討委員会は23日会合を開き、事故現場付近に2本目の下水道管を設置する方針を大筋で了承した。複線化によって、災害や事故で片方の下水道管が破損しても利用し続けられるようにする。工事が完了し、本格復旧するのは2029~31年度頃になる見通しだ。
委員会は非公開で行われた。県側からは、破損箇所に直径約3メートルの下水道管を新たに設置し、その上で陥没現場の周辺約2キロ・メートルに2本目の下水道管を敷設し、複線化する方針が示された。さらに下流部の下水処理施設「中川水循環センター」(三郷市)までの約2キロ・メートルについても複線化を検討する。
出席した委員からは〈1〉複線化方針は適切〈2〉2本目のルートを決める際、既設の下水道管に与えるダメージを考慮すべきだ〈3〉改めて周辺の地質調査が必要――などの意見が出されたが、方向性自体に否定的な意見はなかったという。
会議終了後、森田弘昭委員長(日大教授)は記者団に、「(複線化する新たな管を)短期間で作るのは難しい。5~7年は妥当だ」との考えを示した。その上で「将来に向けた重要な課題だと認識している。しっかりした助言と議論を進めていきたい」と述べた。県は今後、有識者から意見を聴取したうえで方針を決める。
陥没は、硫化水素による腐食で下水道管が破損したことで起きたとみられているが、詳しい原因はわかっていない。
下水道管内に落下したトラックの運転席部分には、安否不明の男性運転手(74)が取り残されているとみられている。捜索に向けて、流れ込む下水を迂回(うかい)させるバイパス管の整備や、消防隊員の捜索ルートを確保するための工事も続いている。
逮捕の男が“生存偽装”か…車のトランクから遺体で発見の19歳女性 幼馴染がLINEで覚えた違和感「何か違うなと…」
愛知県一宮市で車のトランクから女性の遺体が見つかり男が逮捕された事件で、警察は4月24日、遺体が岐阜県羽島市の19歳の女性と発表しました。男は生存を装う“偽装工作”をしていたとみられ、女性の親友もLINEでのやりとりに“違和感”を感じていました。
■遺体は元交際相手の19歳女性 男は“2024年8月に殺害”趣旨の供述
一宮市で放置された車のトランクから見つかった遺体の身元が4月24日、明らかになりました。
岐阜県羽島市に住む西脇美結さん、19歳の女性です。
16日までに西脇さんの遺体を一宮市内に停めた車のトランクに遺棄した疑いで逮捕された藤井貴也容疑者(24)は、西脇さんと2年ほど前にSNSで知り合い、交際関係だったとみられています。
捜査関係者によりますと、藤井容疑者は西脇さんとの関係に悩み、2024年8月に首を絞めて殺害したという趣旨の供述をしているということです。そして、遺体発見に至るまで、偽装工作をしていた可能性があることが浮上しました。
■男が偽装工作か…女性の幼馴染が抱いたLINEの“違和感”
取材に応じた水谷葵さんは、西脇さんとは保育園からの親友です。 水谷葵さん: 「(去年)7月の後半から8月の初めあたりに最後に会って、9月19日に3人で遊びに行く約束をしていたんですけれども、そこから連絡が取れなくなってしまった」
2024年9月19日、幼馴染3人でプールへ行く約束をしていましたが、西脇さんは姿を現さなかったといいます。 水谷さん: 「『予定忘れていたの?』と聞いたら『あ!』みたいな。そこで『なにか違うな』と思ったんですけど、電話しても出ないから…」 親友の水谷さんが覚えた違和感。その前兆は、9月6日から7日にプールまでの行き方を相談していた時にもありました。
<LINEでの2人やりとり> 水谷さん「みぃは何で行くつもりやった?」 西脇さん「電車とバス、?」 水谷さん「車はどうなったの?」 西脇さん「ないよー」 水谷さん「レンタカーみたいな話なかったっけ?」 2人のLINEのやりとりは、どこか噛み合っていません。 警察は、少なくとも「8月の中旬」までは西脇さんが生きていたとみていて、交際関係にあった藤井容疑者が生存を偽装していた可能性があります。
また8月8日には、西脇さんから水谷さんに彼氏のことで相談がありました。 <西脇さんが水谷さんに送ったLINEのメッセージ> 「どれだけ話しても死ぬって言って聞かないから」 「結局別れれなかった、、」 「殺されかけたで」 「本気で首絞められた笑笑」
水谷さん: 「西脇の体にアザができていたので『どうしたの?』って聞いたら、『彼氏に殴られたんだよね』って聞いたりとか。『西脇と別れたら俺は死ぬ』とか『カッとなると手が出る』という話は聞きました」 藤井容疑者との交際を巡るトラブルで、西脇さんは2024年、複数回にわたって岐阜県警に相談していて、警察もその都度対応していたといいます。 しかし、もう西脇さんに会うことはできません。 水谷さん: 「また会って話したいなとは思います。狭かったんだろうな…トランクにいたんですよね。元々SOS出してくれていたのに…。もっとできることがあったんじゃないかって…思いますね」
警察は藤井容疑者について、殺人の容疑での立件も視野に捜査を進めています。
中3生徒が「菓子」と偽り下級生に水酸化ナトリウム渡す…口に入れた2人がやけど
新潟県五泉市の市立中学校で、3年生の男子生徒が理科の実験用の水酸化ナトリウムをお菓子と偽って2年生2人に渡し、2人が口の中にやけどを負ったことが、市教育委員会への取材でわかった。
市教委によると、同校で17日、水酸化ナトリウムを使った実験が行われ、男子生徒は薬包に入った粒状の水酸化ナトリウムを持ち出した。渡された2人は、口に入れた後に吐き出したが、痛みを訴えて病院を受診した。同校は警察に相談している。
「受け子」とみられる女子高校生、詐欺未遂容疑で現行犯逮捕 熊本
熊本県警八代署などは24日、詐欺の「受け子」とみられる高校3年の女子生徒(17)=福岡県久留米市=を詐欺未遂容疑で現行犯逮捕した。
逮捕容疑は24日午後0時10分ごろ、法律事務所の職員を装い、熊本県八代市の無職女性(85)宅を訪れ、現金をだましとろうとしたとしている。「お金がほしくて受け子をした」などと容疑を認めている。
同署によると、23日にタクシー運転手から「詐欺に加担している可能性がある男性を降ろした」との通報があった。24日朝から捜査員が周辺で聞き込みをしたところ、今回話を持ちかけられた女性から「きょう現金を受け取りにくる」との情報が寄せられた。そこで捜査員が張り込んでいると女子高生が現金を受け取りに現れたという。
八代市内では18日にも福岡市の高校1年の男子生徒(15)が詐欺の「受け子」をしたとして詐欺容疑で逮捕されている。【野呂賢治】
知人女性に性的暴行容疑で書類送検の米海兵隊員を不起訴 那覇地検
沖縄県内で女性に性的暴行をしたとして在沖縄米海兵隊員2人が不同意性交などの容疑で書類送検された事件で、那覇地検は24日、今年1月に知人女性に性的暴行をしたとして同容疑で書類送検された20代の男性隊員について、不起訴処分とした。
地検は不起訴の理由を明らかにしていないが、事案の性質や被害者ら関係者の名誉、プライバシーに与える影響を総合考慮し、判断したとしている。
米オスプレイ1機が着陸=奄美空港、事前の届けなく―鹿児島
24日午後3時半ごろ、鹿児島県奄美市の奄美空港に、米軍のオスプレイ1機が着陸した。事前に空港使用の届け出はなく、約1時間半後に離陸した。民間機への影響はなく、けが人もいない。
県によると、着陸7分前に国土交通省の那覇空港事務所から、県の奄美空港管理事務所に連絡があった。防衛省九州防衛局によると、オスプレイは普天間飛行場所属で、飛行中に警告灯が点灯したため、予防着陸したという。 [時事通信社]
消費減税を8割要望=公約反映、幹事長に訴え―参院自民
自民党の武見敬三参院議員会長、松山政司参院幹事長ら参院幹部は24日、森山裕幹事長らと党本部で面会し、夏の参院選公約を巡り、党所属の参院議員に行ったヒアリングやアンケートの結果を報告した。約8割が消費税減税を要望。森山氏は「(報告内容を)しっかり読んで、受け止めたい」と応じた。
減税論のうち、約7割は食料品の税率引き下げを提起。具体的には、2年程度の期間限定で「『ゼロ』にすべきだ」との主張が多かったという。ガソリン価格や電気・ガス料金の抑制策の継続・拡充を求める声も相次いだ。
面会後、松山氏は記者団に「(国民の間で)食料品の物価上昇は非常に重く受け止められている」と指摘。その上で「この声を公約づくりに生かしてほしい」と述べた。 [時事通信社]
上空から金属製の筒落下か、サトウキビ畑燃える 沖縄・久米島
24日午前9時15分ごろ、沖縄県・久米島の久米島町上江洲で「枯れ葉が燃えて畑に延焼しそうだ」と119番があった。県警や消防によると、収穫後のサトウキビ畑約220平方メートルが焼け、約20分後に鎮火した。現場で長さ約25センチの筒状の金属製の物が一部燃えた状態で見つかった。「飛来物が落ちた」との目撃情報があり、県警は金属製の筒が上空から落下するなどして、火災が発生したとみている。防衛省沖縄防衛局が米軍機や自衛隊機から落下したものか調べているが、24日午後9時半現在で「該当する航空機は確認されていない」としている。
県警によると、筒は真ん中の部分が燃えていた。けが人はなかった。現場は島の西部で周囲はサトウキビ畑が広がり、約600メートル南東に集落がある。【日向米華、喜屋武真之介、比嘉洋】
パンダ帰国の理由は「契約満了」 アドベンチャーワールド園長
アドベンチャーワールドの今津孝二園長は24日、園内で報道陣の取材に応じ、ジャイアントパンダ4頭の帰国について「契約満了で致し方ないが、次のステージに向けて新たなスタートが切れると前向きに捉えている」と説明した。
約30年にわたって中国側と共同研究にいそしんできた実績を強調。今後新たにパンダを迎えるかどうかは「決まっていない」としつつ、研究継続のため、引き続き中国側に貸与を働き掛ける考えを示した。
今津園長によると、契約満了後の帰国について中国側と協議。パンダは暑さに弱いため、移動には気温の高い7~8月を避け、比較的涼しい6月末ごろ、中国に向けて出発する方針で合意したという。具体的な日時は未定だが、出発までの約1カ月間は隔離検疫のためガラス越しでの公開となり、屋外の観覧は5月中に終える見通し。
突然の全頭帰国発表は、地域住民にも衝撃を与えた。「パンダは生活の一部。びっくりだし、ショックです」。アドベンチャーワールド近くのスーパーに買い物に来ていた和歌山県田辺市の松下美佐子さん(62)は驚きを隠さなかった。
「30代になった子ども2人が小さい時から誕生日のたびに見に行った思い出でいっぱいです。アドベンチャーワールドのパンダは白浜で生まれた子が多く、赤ちゃんの時から成長を見られるのがうれしかったし、動きもかわいいので大好きです」と残念がった。
2011~17年に上野動物園で園長を務めた日本パンダ保護協会(東京)の土居利光会長(73)は「いっぺんに帰ってしまうのは寂しいが、このまま雄のいない環境で暮らすのは可哀そうだ。パンダの未来をつなげていくという視点で、前向きに見守ってほしい」とした上で、日本としては「新たな個体にペアで来てもらい、繁殖に貢献していくことが大切だと思う」と望んだ。【安西李姫、大澤孝二、根本佳奈】
天竜川の水門に乗用車が衝突し大破…19~20歳の男性3人死亡、1人が意識不明の重体
24日午後0時35分頃、長野県飯田市松尾清水の天竜川沿いの堤防の上を走る市道で、乗用車が道路脇の水門に衝突した。市内にある県の「飯田技術専門校」に通う自動車整備科2年の男性4人が乗っており、病院に運ばれた。3人の死亡が確認され、1人が意識不明の重体となっている。
県警によると、4人はいずれも県内在住で、宮田村の男性(20)、飯田市八幡町の男性(19)、駒ヶ根市赤穂の男性(20)が死亡した。重体は19歳の男性だ。宮田村の男性が運転していたという。
車は堤防上の市道を川の上流側から直進し、水門と道路をつなぐ橋に衝突した。衝撃で橋は落下したとみられる。市道は、ほぼ直線で見通しは良く、県警が事故の状況を調べている。
飯田技術専門校によると、4人はこの日、午前は車検などの講義を受け、午後は市内の車検場へ訓練に行く予定だった。事故当時は昼休みだった。鮎(あい)沢宏和校長(56)は24日夜、同校で記者団の取材に応じ、「大変ショックだ。車を扱う人間を育てているのに、その怖さを思い知らされた」と肩を落とした。