N党・立花氏への“情報漏えい問題”で日本維新の会が調査委を設置 兵庫維新を離党した3県議にも聞き取りへ

情報漏えい問題について、党として改めて調査を行います。
日本維新の会は、所属していた県議3人が、NHKから国民を守る党の立花孝志党首に非公開情報を漏えいさせるなどした問題を受け、「兵庫維新の会」のガバナンス体制について調べる委員会を立ち上げました。
調査委員会は委員長を東徹衆議院議員とし、3人の弁護士らが調査にあたります。
兵庫維新の会の関係者や、離党した岸口実県議・増山誠県議・白井孝明県議にも聞き取り調査を行いたいとしています。
(東徹衆院議員)「社会に著しい影響を与え、日本維新の会に対する世間の信頼も失墜した。再発防止に向けて改善策を導き出していきたい」
東議員は「5月中に報告書をまとめ、公表したい」としています。

重体の作業員の意識回復、東京・神田の解体工事現場 一酸化炭素中毒疑いで10人超搬送

27日午後、東京都千代田区神田小川町の解体工事現場で、一酸化炭素中毒とみられる症状で作業員が搬送された事案で、警視庁神田署などによると、意識不明の重体だった作業員の意識が回復した。ほかにも10人以上の作業員が一酸化炭素中毒とみられる症状で搬送され、1人が入院したが、いずれも命に別条はないとみられる。
同署によると、男性が倒れていたのは5階建てのビルの4階部分だった。現場は密閉された状態で、当時は発電機2台を用いて、20人ほどの作業員がアスベストの除去作業を行っていたという。ビルは使われておらず、作業員以外に人はいなかったとみられる。同署が詳しい経緯を調べている。
現場は、東京メトロ神保町駅から東に400メートルほど離れた商業ビルなどが並ぶ一角。

「コロナ対策不十分」 従業員が感染死、飲食店に7000万円賠償命令

東京・歌舞伎町の中華料理店で働いていた男性が新型コロナウイルスに感染して死亡したのは、店の感染対策が不十分だったためだとして、男性の遺族が店側に約8000万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は27日、店側に約7000万円の賠償を命じた。大須賀寛之裁判長は「客にマスク着用を求めず、会話や人数の制限もしていなかった」と指摘した。
判決によると、男性は店に住み込みで勤務しており、政府による新型コロナ対策の「まん延防止等重点措置」が取られていた2021年7月、新型コロナの感染が確認され、2カ月後に死亡した。
判決は、この店が客同士の間にアクリル板を設置せず、20人ほどの客が宴会を開くことがあったと言及。「従業員が新型コロナに感染しないための措置を十分講じていなかったことは明らか。男性の生命、身体に危険が生じさせないようにする義務を怠った」と批判した。
その上で、男性と同じ時期に他に3人の従業員に新型コロナ感染が確認されたことを挙げて、男性が店で感染したと認定。店の新型コロナ対策が不十分だったために、男性が死亡したと結論づけた。【菅野蘭】

いじめで中1自殺訴え、大阪市に110万円の賠償命令…大阪地裁が安全配慮義務違反を認定

2018年に大阪市立中1年の男子生徒(当時12歳)が自殺したのはいじめが原因だとして、遺族が市や担任らに計3800万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、大阪地裁は27日、市に110万円の支払いを命じた。土井文美裁判長は、担任にいじめを防止する安全配慮義務違反があったと認定したが、自殺は予見できなかったと判断した。
判決によると、男子生徒は中学入学後、同級生から容姿をからかわれるなどのいじめを受けた。18年1月、自宅マンションから飛び降り、死亡した。
土井裁判長は判決で、男子生徒が学校のアンケートで「友達にいやなことをされることがある」と回答していた点などを踏まえ、担任はいじめの存在を認識していたのに具体的な対処をしなかったと指摘。安全配慮義務違反があったと判断した。一方、日頃の男子生徒の様子からは自殺は予見できなかったとし、担任の対応と自殺との因果関係は認めなかった。

「多くの共同研究者に恵まれた」 日本人初アーベル賞の京大・柏原氏が会見で謙虚に喜び

「数学のノーベル賞」ともいわれ、数学分野で最も権威ある賞の一つ「アーベル賞」の受賞が決まった京都大の柏原正樹特任教授(78)が27日、京大で記者会見した。代数解析学の発展につながる「D加群」の理論構築が評価されたことや日本人初の快挙に「多くの共同研究者に恵まれ、助けを借りて賞をいただけた」と謙虚に喜びを語った。
紺色のスーツ姿で会見に臨んだ柏原氏。受賞の一報は先週届いたとし、「本当にびっくりした」と振り返った。
東京大在学中に代数解析学の創始者、佐藤幹夫氏に師事。以来、50年超にわたって数学の難解な問題に向き合った。「佐藤先生の元で、一方向から考えるのではなく、常に創造的であることがいかに重要かを学んだ」。
研究成果は現在、物理学などの分野で応用されており、柏原氏は「研究全体への評価となることが非常にうれしい」とほほ笑んだ。
会見に同席した京大の北川進副学長は、受賞について「学生や若手、中堅研究者を鼓舞する」と功績をたたえた。京大高等研究院の森重文院長も「学生時代から尊敬できる先輩。代数や幾何という数学の分野にとらわれない自由な発想が素晴らしい」と賞賛した。
アーベル賞は2002年に創設。数学者らで構成されるアーベル委員会の推薦に基づいて03年から毎年贈られている。

栃木・佐野市議会、市長を告発 百条委で偽証疑い、指定管理選定巡り

栃木県佐野市議会は27日、金子裕市長が同市議会の「指定管理者制度の在り方調査特別委員会」(百条委)で偽証したとして、告発状を宇都宮地検に郵送したと発表した。
百条委は市運動公園などの指定管理者の募集、選定を巡る疑義について調査し、募集要項の変更を金子市長の指示と事実認定した。告発状によると、百条委は今年1月24日、2月6日、同13日に市長に対する尋問を実施し、証言を求めたところ、市長が指示を否定する虚偽の陳述をしたと主張している。
市議会は今月12日、百条委の調査報告を了承し、市長を偽証容疑で告発する決議を賛成多数で可決していた。
【太田穣】

精子異常にタンパク質関与 男性用経口避妊薬に期待

精子が正常に形成されるためにはタンパク質同士が結合した複合体が必要で、欠いた場合は異常が起こることをマウスで突き止めたと、大阪大のチームが26日までに米科学誌に発表した。複合体がないと精子は頭部の根元が折れ曲がり受精できないため、タンパク質の働きを阻害することで男性用経口避妊薬が期待できるという。
チームによると、日本では年間約10万件の人工妊娠中絶が行われている。女性用には経口避妊薬があるが、男性用の開発は成功していない。
精子は頭部に細長いしっぽがついたような形をしている。チームがマウスのさまざまな遺伝子を操作したところ、Tex38という遺伝子を欠損させると子どもが生まれず、精子頭部の根元が折れ曲がったようになると分かった。
Tex38を基に作られたタンパク質は複合体を形成。この複合体が別のタンパク質に働きかけて不要な細胞質を取り除き、精子の形を変化させていると考えられる。働きを阻害すると頭部に変形が生じたため、複合体が正常な精子を作るために重要な役割を持っていることが判明した。

「私たちからすると、プロセスに不満はありますよ」旧統一教会関係団体トップが語った解散命令への“言い分”

3月25日、高額献金などの問題をめぐって、東京地裁から解散を命じられた旧統一教会。これに先立ち、文藝春秋のインタビューに応じていた旧統一教会の政治団体「国際勝共連合」会長の梶栗正義氏は、解散命令に至るプロセスについて不満を零していた。(インタビュー・構成 石戸 諭)
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「なんでうちは普通じゃないんだろう」
――解散命令の直接的な要因になったのは「2世問題」であるとも言えます。(安倍晋三元首相を銃撃した)山上徹也被告は幼くして父を亡くし、残された母は入信した旧統一教会へ1億円を超える多額の献金をした後、自己破産。その恨みが犯行へと繋がったとされています。同じ、宗教2世である梶栗さんは山上被告にも特別な思いがあるのではないですか。
梶栗 あの事件の一報を聞いた時ですが、感情としてはとても悲しかったし、彼への申し訳なさもありました。そして何より残念だと思いました。
山上被告本人には信仰がありませんが、宗教1世の親とのあいだに問題を抱えている信者の方だっています。私も、結果的には信仰を継承させていただいた立場だけれども、先ほども言ったように、ベルトコンベアのように流されるままに信仰を持ったわけではありません。
そもそも、信仰の有無にかかわらず、常に親子間には葛藤はついて回るもので、それは私にもありました。
「なんでうちは普通じゃないんだろう」と私も思っていたんです。だって、同級生と一緒に渋谷の街中を歩いていたら、宣伝カーの上に乗った父が『憲法改正すべし』なんて叫んでいるわけですよ。友達が気づいたかはわかりませんが、「もうちょっと静かに過ごしたいな」と子供心に思いました。
ですが、やはり両親からの愛情は感じていたし、そして、何も私を苦しめようと活動しているわけではないことも知っていました。私自身は親の信仰を尊重したい気持ち、宗教的な表現で言えば「大いなるもの」との出会いを、自分自身で受け止めた。
でも、家庭環境は人それぞれだし、いろんな葛藤をしてきた多くの2世信者がいることを私も知っています。これまでも多くの相談を受けてきました。
山上被告について言えば、私たちのコミュニティが彼の悩みに対してしっかりと向き合ってあげることができなかった。私は2世にあたる子供が同じ信仰に至ることが正解だとはまったく思っていません。信仰を継承しないケースはかなり多いですし、それよりも親子の和解が大切です。親への大きな恨みが事件になってしまったとするのならば、本当に残念の一言に尽きるのです。
間違いなく言えるのは、第1世代の方々の信仰は、本当に特殊なぐらい熱心なのです。それが運動の精神的な支えにも金銭的支えにもなった。それを私はことさら批判するつもりはありません。
しかし、熱心すぎる信仰が社会との間で摩擦を作ってきた事実は否定できません。高額献金が教理のようになったのも、最初期に教祖が人生を擲って理想実現のために頑張ろうと呼び掛け、若かった私の親世代が裸一貫で応えた経緯があったから。そこに「私有財産」という考えはなかったのです。
私は教団の代表権を持っていないし、方針を議論したり決定したりする立場にありませんが、私の知る限りにおいて、現在は家族の理解と承諾のない、10万円を超える高額の献金はもらうべきではないと、徹底しているはずです。
関連団体は解散しない
――旧統一教会は、いま解散の危機に直面しています。裁判所の判断に注目が集まっていますが、梶栗さん自身は、どのような判断が下されると考えていますか。
梶栗 法理論から考えれば、最高裁では解散請求は認められないのではないかと考えています。もし仮に宗教法人が解散になっても関連団体が解散することはないですし、私たちから自発的に解散することもありえません。
――一方で、そもそも勝共連合などの関連団体は、旧統一教会が布教のために“隠れ蓑”として利用してきたという批判もあります。教団の名前を隠して新規信者獲得のために接近するというケースもあったのではないですか。
梶栗 勝共連合として社会に認知されることが、統一教会本体に対する拒否感を軽減する効果は、結果的にはありました。でも、勝共連合の会員になった人が統一教会の会員になった例というのは、そんなに多数ではありません。我々もそれを積極的には進めていません。布教のための隠れ蓑にしたという指摘は当たらないと思うんです。
私たちからすると、プロセスに不満はありますよ。もっと公平公正に両論を聞いて冷静に判断していただきたかった。しかし、安倍先生の事件が背景にあったために、世相がそれを許さなかった。「解散命令ありき」の流れだと思っています。
※4時間半にわたる本インタビューの全文(約20,000字)は、月刊文藝春秋のウェブメディア「文藝春秋PLUS」(梶栗正義「 統一教会と自民党 すべてを知る男の告白 」)、及び「文藝春秋」2025年4月号に掲載されている。
全文では下記の内容をご覧いただけます。
・「死刑」に等しい解散命令請求
・撮影は知人オフィスで1時間弱
・福田赳夫との蜜月
・岸田文雄との写真
・韓国への送金は年100億円
・韓国で経験した「南進」の恐怖
(梶栗 正義/文藝春秋 2025年4月号)

愛媛の山林火災、消火活動が延焼スピードに追い付かず…自宅に散水する住民「飛び火するなんて」

愛媛県今治市長沢地区で起こった山火事は、25日午後9時時点で鎮火の見通しは立っていない。この日は局地的な飛び火や延焼が続き、発生から3日間での焼失面積は約214ヘクタール以上に拡大した。建物にも燃え移っており、消火活動は延焼のスピードに追い付いていない。火の勢いは収まる気配はなく、住民の不安は消えていない。
この日、自衛隊のヘリコプターや県の防災ヘリなどは早朝から活動を開始。計203回の散水を上空から繰り返した。同市は県内消防本部などに広域応援要請を行い、約90人が消火活動に加わった。新たな人的被害は確認されていない。
県災害対策本部によると、火の手は同市の笠松山東側の斜面に拡大。山裾には民家が点在しており、郷桜井地区へも火の手が迫った。近くの会社員女性(40)は自宅に慌てて散水し、「家の近くで黒い煙が上がっていると聞いて急いで帰ってきた。燃えているのは山の向こうだったので、飛び火するなんて考えもしなかった」と驚いていた。
避難指示は25日午後6時現在、今治市長沢地区で219世帯381人、朝倉北で220世帯468人、緑ヶ丘団地で114世帯230人、旦地区で210世帯400人、郷桜井2丁目で116世帯235人、桜井地区で2094世帯4122人、西条市楠河地区楠で792世帯1506人の計3765世帯7342人に出された。
両市の避難所は午後8時現在、桜井公民館や朝倉小学校など計10か所に設けられ、今治市で187人、西条市で141人が避難した。
今治市教委は同日、小中学校2校を臨時休校にした。
徳永繁樹・今治市長は現地で報道陣の取材に応じ、「風が非常に強く焼損面積が広がっている。避難されている皆さんのケアをしっかりと行い、一刻も早い鎮圧に向けて全力を尽くしたい」と話した。
松山地方気象台によると、26日は県内全域で晴れと予想。比較的強い風が吹いており、空気が乾燥した状態が続いている。まとまった雨もしばらく降っておらず、火の取り扱いに注意を呼びかけている。

徳島県立近代美術館の油彩画「自転車乗り」、天才贋作師の「贋作」と判断…6720万円で購入

徳島県立近代美術館(徳島市)に所蔵されている油彩画「自転車乗り」に贋作(がんさく)の疑いが浮上していた問題で、同館は25日、ドイツの「天才贋作師」と呼ばれるウォルフガング・ベルトラッキ氏による贋作であると発表した。購入の根拠とした鑑定書が誤っていたことや、ドイツ警察の情報提供などから判断したといい、購入先に代金6720万円の返金を求めることを検討する。(荒川紘太)
「自転車乗り」はフランス人画家ジャン・メッツァンジェ(1883~1956年)作として、県が1999年に大阪市の画廊(現在は閉鎖)から購入。昨年6月にベルトラッキ氏による贋作の可能性が高いとする情報が同館へ寄せられ、調査を進めていた。
発表によると、フランスにある画家の著作権管理団体に問い合わせたところ、「鑑定書は誤りである」と7月に返答があった。同氏も読売新聞の取材に対し、「私が描いた作品だ」と認めた。
また、8月以降にドイツ・ベルリン州警察で2010~11年に同氏の捜査を担当した人物とメールで連絡を取った。油彩画の最初の所有者が同氏の共犯者として有罪判決を受けたドイツの画商であることや、鑑定書を作成した研究者も贋作だったと証言したとする情報提供を受けた。
こうした根拠から同館は贋作と総合的に判断。今後、絵の具の分析など科学的な調査を実施して、内容を公表する予定。
記者会見した東條揚子館長は「県民や鑑賞してくださった皆さまにご心配やご迷惑をおかけし、申し訳ない」と謝罪した。同館の竹内利夫課長は「県民への説明という意味で、作品を見ていただく機会を作りたい」とし、油彩画を公開する考えを示した。
高知県と同県立美術館(高知市)は今月14日、所蔵する油彩画「少女と白鳥」について、同氏作とみられる贋作と発表している。