東北新幹線「連結運転」14日に一部再開、15日からは通常運行の予定…金具で機器を固定する措置

JR東日本は11日、東北新幹線「はやぶさ・こまち21号」の連結器が走行中に外れたトラブルを受けて中止していた、異なる編成をつなげる「連結運転」を14日から順次再開すると発表した。15日からは通常運行に戻す予定だという。走行中に連結器が外れることがないよう、連結作業を行う際に金具を使って機器を固定する措置を取る。
JR東によると、連結が外れたこまちを点検したところ、連結器が分離動作を繰り返し行っていたことが確認された。電気系統の異常が原因とみられるが、現時点で根本的な原因の特定には至っていないという。JR東は当面の対策として、走行中に電気系統に異常が出ても連結器が分離しないよう、金具を使って機器を固定する。
対策を施した上で12日に連結運転の試験走行を実施し、問題がなければ、14日までの連結運転の中止を発表していた山形、秋田、東北の各新幹線で同日の上り線から順次、連結運転を再開させる。
このトラブルを巡っては、国の運輸安全委員会が分離した車両の確認のほか、運転士らから聞き取りを行うなど、原因の調査を進めている。

上皇后さまの兄・正田巌さん死去 93歳

上皇后さまの兄である正田巌さんが亡くなりました。93歳でした。
宮内庁は、上皇后さまの兄である正田巌さんが今月5日に亡くなったと発表しました。93歳でした。
正田さんは、日清製粉の社長だった正田英三郎さんの長男で、上皇后さまの3歳上の兄で、天皇陛下の伯父に当たります。
上皇后さまは慣例に従い、来月3日までの30日間、喪に服されるということです。
また、上皇ご夫妻は今月14日、三笠宮妃百合子さまの百日祭の儀が終わったことに伴い、豊島岡墓地を訪れる予定でしたが、喪に服していることから取りやめられるということです。
側近によりますと、上皇后さまは深く悲しみながらも、お変わりなく過ごされているということです。

東日本大震災14年 新潟・三条市で鎮魂の黙とう 福島の避難者「家だけが朽ちていく」

東日本大震災の発生から14年を迎えた11日、新潟県三条市では、発生時刻の午後2時46分に合わせて市内で避難生活を送る被災者らが黙(もくとう)をささげ、献花を行った。滝沢亮市長は「亡くなった方々の冥福を祈り、避難者に変わらず寄り添っていこうと決意した」と述べた。
避難者を代表して最初に献花した福島県南相馬市出身の大学生、高野光輝さん(21)は「14年があっという間に過ぎていった」と振り返った。同市の自宅に帰ることもあるが、「14年たっても震災当時と同じように人がおらず、家だけが朽ちていっている感じ」と述べ、復興とはほど遠い現状を明かした。
高野さんは平成23年3月16日ごろ、東京電力福島第1原発事故により三条市に避難してきた。現在は、開志専門職大学(新潟市)のアニメ・マンガ学部3年生で、「将来はアニメ関係の仕事に就き、震災を題材にした作品も作ってみたい」と話した。
高野さんの母、アエ子さん(50)も式典に参加し、「3月が来ると当時を思い出し、不安な気持ちになる」と語った。
三条市では10日現在、福島県からの51人(22世帯)が避難生活を送る。この日の式典には避難者や市民ら24人が参加した。
新潟県内の避難者は2月末現在、1755人。

風疹・はしか予防のMRワクチン 定期接種期間を2年延長へ 厚労省

風疹とはしかを予防するMRワクチンについて、厚生労働省は子ども向けの定期接種期間を2年延長する方針を固めた。ワクチンを販売する製薬企業による出荷停止が2024年から続いており、一部地域で一時的に供給が不足したことを考慮した。近く、各市町村などに通知する。
定期接種は、1歳と小学校入学前の5~6歳の計2回が対象だ。今年度の対象者は、それぞれ3歳まで、7~8歳までとする。この期間を逃すと任意接種となり、全額が自己負担になる。
また、公費負担で風疹ワクチンを接種できなかった1962年4月2日~79年4月1日生まれの男性を対象とした追加接種の期限(24年度末)についても、期間内に抗体検査を受けたことを条件に接種期間を2年延長し、26年度末までとする。
年度末にかけて接種者数が増える傾向があり、期間内に打ち終わらない可能性を自治体や医療界が指摘していた。厚労省の担当者は「ワクチン供給の偏在が課題で、打てなかった方が一定数いる。駆け込み需要に対応できないという声もあった」と説明する。
風疹は、妊婦が感染すると、目が見えなかったり、耳が聞こえなかったりする症状が胎児に出る可能性がある。はしかは胎児に異常や後遺症を引き起こす可能性はまれだが、重症化すると脳炎を引き起こす可能性がある。【肥沼直寛】

“自称占い師”の62歳女ら3人逮捕 男性2人に自殺をそそのかした疑い 被害者2人は容疑者のカウンセリングを受けて信者に

男性2人に海で自殺をそそのかした疑い。自称、占い師の女らを逮捕です。
自殺教唆の疑いなどで逮捕されたのは、大阪府河内長野市の自称、占い師・浜田淑恵容疑者(62)ら女3人です。2020年7月から8月にかけて、寺本浩平さん(当時66)と米田一郎さん(当時51歳)をそそのかし、和歌山県広川町の海に入らせて自殺をさせ、さらに遺書を偽造して和歌山県警に提出した疑いがもたれています。
2人は手首をマイクコードで結ばれた状態で海岸に打ち上げられているのが発見されていました。去年5月に別の恐喝事件の被害者から「浜田容疑者が男性2人の自殺に関わっている」という情報を受けた大阪府警が調べたところ、寺本さんらは浜田容疑者のカウンセリングを受けて信者になっていたということです。
(寺本さんの知人)「人として許せないですね。なんてことをしてくれたんだと。そのときにもっと相談があれば…。何か力になれなかったのかなと思います」
警察は浜田容疑者らの認否を明らかにしていませんが、以前、恐喝容疑で逮捕された際には「4人で死ぬ計画を立てて海に入った。交際相手に悪いものが取りついたので救いたいと思った」などと話していたということで、警察は当時の状況や動機などについても詳しく調べています。

「火は3mくらい上がっていた。山火事は一番怖い」奈良・川上村の山林火災は通報から丸一日たって鎮圧

3月10日午後に発生した奈良県川上村での山林火災。これまでに約8万平方メートルが焼けました。周辺では11日未明から断続的に雨が降り、消防などの消火活動によって午後3時半すぎにほぼ消し止められました。
(通報した人)「火は3mくらい上がっていたな、何か所も。やっぱり怖い。山火事は一番怖い」
(近くの食堂で働く人)「どんどん山に煙が上がっていって、山の頂上くらいまでいった。まさかこんな近くで(火事が)起こると思っていなかった」
11日午後4時半時点でけが人は出ていませんが、火がほぼ消えるまで通報から丸一日かかりました。

万博開会式 天皇、皇后両陛下と秋篠宮ご夫妻が出席へ 宮内庁

宮内庁は11日、天皇、皇后両陛下が大阪・関西万博の開会式に出席するため4月11、12日に大阪府を訪問されると発表した。11日に大阪市此花区の会場で万博シンボルの「大屋根リング」や「日本館」などを視察し、12日に開会式に臨む。天皇陛下が開会宣言をする予定で、万博の名誉総裁を務める秋篠宮さまと、秋篠宮妃紀子さまも開会式に出席する。
1970年の大阪万博と2005年の愛・地球博(愛知万博)の開会式にも当時の天皇、皇后両陛下が出席している。【山田奈緒】

講談社元社員の妻殺害事件、懲役11年確定へ 最高裁が上告棄却

東京都文京区の自宅で2016年8月、妻(当時38歳)を絞殺したとして殺人罪に問われた講談社元社員、朴鐘顕(パクチョンヒョン)被告(49)の差し戻し上告審で、最高裁第2小法廷(草野耕一裁判長)は、被告側の上告を棄却する決定を出した。10日付。懲役11年の実刑とした1、2審判決が確定する。
朴被告は「妻は自殺した」として一貫して無罪を主張していたが、小法廷は「上告理由に当たらない」とだけ述べた。裁判官4人全員一致の判断。
裁判員裁判で開かれた1審・東京地裁判決は19年3月、自宅寝室に残された妻の唾液混じりの血痕や失禁の痕に着目。いずれも首を絞められたことを示すとして、朴被告が寝室で首を絞め妻を殺害したと認め、懲役11年を言い渡した。
2審・東京高裁も21年1月、この結論を支持したが、最高裁が22年11月の判決で、妻が自殺したとする弁護側の主張に関する検討が不十分だとして、審理を高裁に差し戻した。
差し戻し後の東京高裁判決は24年7月、寝室の血痕や失禁の痕から殺人罪の成立を認めた1審判決に「不合理な点はない」と指摘。朴被告は「妻は階段の手すりに衣服をくくって首をつった」と訴えたが、階段付近に失禁の痕はなく、朴被告が説明する妻の行動は「唐突で奇異だ」と退けていた。【巽賢司】

中露が仕掛ける「認知戦」、日米は「より危険な世界に直面」…マクマスター氏「民主主義陣営の連携」訴え

笹川平和財団と読売新聞社は11日、情報を操作して自国に有利な状況を作り出す「認知戦」に関する国際フォーラムを東京都内で開催した。米国の第1次トランプ政権で国家安全保障担当大統領補佐官を務めたハーバート・マクマスター氏が基調講演を行い、ロシアや中国が仕掛ける認知戦について、「民主主義社会を二極化させ、コミュニティー同士を対立させようとしている」と述べ、民主主義陣営で連携していく必要性を強調した。
マクマスター氏は、中露のほか、イランや北朝鮮が「侵略者の枢軸」として一体化し、「日米がより危険な世界に直面している」との認識を示した。「敵対勢力は認知戦を使って我々を分断し、自信を喪失させようとしている」とも指摘し、国民にどのような危機に直面しているか「教育」していく重要性に言及した。
そのうえで、認知戦に対し、「戦争を防ぎ、将来の世代のためにより良い未来を築くという前向きな計画に協力し合うことで対抗できる」と呼びかけた。
石破首相もビデオメッセージを寄せ、中露を念頭に「一部の国は、他国の世論や意思決定に影響を及ぼすため、偽情報の拡散を含む影響工作を展開している」と述べ、日本が価値観を共有する国々と連携して取り組んでいることを説明した。

容疑者「お金返してほしかった」 東京・高田馬場の女性刺殺事件

11日午前9時50分ごろ、東京都新宿区高田馬場4の路上で、近くの店舗の従業員から「人が刺された」と119番があった。東京都多摩市の職業不詳、佐藤愛里さん(22)が病院に搬送されたが死亡が確認された。警視庁は現場で、佐藤さんを刺したとして、栃木県小山市の職業不詳、高野健一容疑者(42)を殺人未遂容疑で現行犯逮捕した。殺人容疑に切り替えて調べる。佐藤さんはインターネットでライブ動画を配信中だったとみられ、警視庁は詳しい状況を調べている。
捜査関係者によると、佐藤さんは高野容疑者とは顔見知りとみられ、双方から金銭トラブルに関する相談が都外の警察に寄せられていたとの情報があるという。高野容疑者は「殺すつもりは無かった」と殺意を否認し「お金を返してほしかった」と供述しているという。
佐藤さんは顔や胸など上半身に複数の刺し傷があった。防犯カメラの映像などから、1人で歩いていたところを横から突然襲われたとみられる。
現場からは血の付いた刃渡り約13センチのサバイバルナイフのような刃物が見つかった。高野容疑者は他にもリュックサックの中にサバイバルナイフのような刃物を1本所持していた。
現場はJR高田馬場駅から南に約350メートル離れた住宅や店舗のあるエリア。事件を目撃した建設業の男性(31)は「叫び声が聞こえ、顔が血だらけの女性が倒れていた。近くにいた男性が女性の首から下がっていた携帯電話のような物を女性の顔にかざしていた」と話した。
近くで会社を経営する男性(53)は「(高野容疑者は)落ち着いた様子で、警察官に連れて行かれる際も抵抗するそぶりはなかった」と振り返った。【菅健吾、加藤昌平、岩崎歩】