館野仁(53)桜井純(45) 金密輸容疑で男2人逮捕 韓国から1トン運び込んだか―警視庁

韓国から金を密輸したなどとして、警視庁生活経済課は21日までに、関税法違反容疑などで、職業不詳館野仁(53)=千葉県習志野市秋津、会社役員桜井純(45)=同県市川市国分=両容疑者を逮捕した。館野容疑者は「密輸するつもりはなかった」と否認し、桜井容疑者は認めている。
同課によると、両容疑者は2023~24年、韓国と日本を計216回往復。計約1トンの金(約108億円相当)を密輸して東京都内の金買い取り店で売却し、計約9億8000万円の利益を得たとみられる。

館野容疑者の逮捕容疑は昨年8月21日、金の延べ棒4本(約4600万円相当)をポーチに入れて韓国から密輸し、消費税の支払いを免れるなどした疑い。

同容疑者は同日、韓国から羽田空港に到着した際にポーチを紛失。同空港に落とし物として届けられたことで発覚した。

その翌日、桜井容疑者がかばんに金の延べ棒9本(約1億450万円相当)を隠し、韓国から密輸しようとしたところを同空港の東京税関職員に見つかった。

両容疑者は韓国で延べ棒を預かり、入国時に消費税相当額を納めないまま日本の金買い取り店で換金し、売却代金を韓国に持ち帰ろうとしていたとみられる。両容疑者が韓国出国時に提出した輸出申告に関する書類には、同一の金の販売先が記されており、同課は韓国に仲間がいるとみて調べている。

鈴木湧万(29) 福島県教委 県立高校の男性教諭を懲戒免職処分

福島県県教育委員会は県立清陵情報高校の鈴木湧万(29)教諭を14日付けで懲戒免職処分としました。 鈴木教諭は2025年7月、郡山市内の商業施設の女性用トイレに盗撮しようと侵入した疑いで警察に逮捕され、その後、罰金10万円の略式命令を受けています。

イギリスから日本旅行中“行方不明”の12歳少女 無事保護

日本を旅行中に都内で行方がわからなくなっていたイギリス国籍の少女が15日、無事に保護されました。
行方不明になっていたのは、家族で日本に旅行に来ていたイギリス国籍の少女(12)です。
警視庁によりますと、少女は、13日夜に都内の宿泊先からひとりで外出したあと行方がわからなくなっていて、警察が公開手配するなどし、行方を捜していましたが、15日午後8時ごろに自ら横浜市内の交番を訪ね、保護されたということです。
少女にケガはありませんでした。
少女は警視庁に対し、「アニメの聖地に行くため外出し、ネットカフェなどで過ごしていたが親が恋しくなった」などと話しているということです。

「高市応援団」が党内でも、SNSでも溶けてゆく…”寝ずに働く”高市首相の自己アピールが空回りし始めたワケ

2月の総選挙で高市早苗総裁率いる自民党が圧勝したのは、無名の若手アイドルを一気にスターダムに押し上げるような「推し活選挙」を展開できたからだった。
日本経済が長期的な不振にあえぐなかで、最も「割を食った」と感じる40代から50代の「就職氷河期世代」や、物心ついた時からスマホやSNSを使いこなして来た20代・30代の「Z世代」が、「日本列島を強く豊かに」と踊るように叫ぶ高市氏に熱く反応し、社会全体のうねりを引き起こした。SNSのショート動画を巧みに使い高市ファンを動員したその空気が若者だけでなく、幅広い世代を惹きつけた。
立ち居振る舞いや持ち物にも気を配り、サナ活という言葉まで生まれた。歯切れよく力強い発言で、各国の首脳とも臆することなく渡り合い、X(旧ツイッター)やユーチューブといったSNSで自己アピールを怠らない。
アメリカのトランプ大統領や欧州の極右政党のリーダーのように、アイドルやスポーツ選手をファンが熱く応援するのにも似た政治的現象を「ファンダム政治」と呼ぶが、それを典型的に見せてくれているのが高市首相なのである。
しかし、そうした「ファンダム政治」「推し活選挙」によって頂点に上り詰めた高市首相の弱点は、国家の最高指導者としての経験や見識が不足していることだ。一夜漬けの受験勉強のように、目の前の課題には徹底した研究と徹夜の準備で臨んでいくが、腰を落ち着けて、現象の根底にある問題点を分析し、過去の経験を基に対処方針を考える能力は決定的に欠けている。
いや、30年以上自民党の中心で活動してきたのだから、それなりの経験は積んでいるのだが、首相ともなると、個人的な経験や知識ではとても的確な判断をするのは難しい。
首相を支える与党の国会議員と官僚組織、さらには学者や知識人などの個人的なブレーンが必要だ。ところが高市氏には、そうした側近やプレーンの影は薄い。何でも自分で判断し、自分一人で解決しようとするからだ。結局、高市氏は、移り気なファンダムのあやうい神輿に乗る孤独な女王なのである。
当然のことながら、神輿を担ぐファンたちが関心を失ったり、担ぐのを止めたりすれば、政権の推進力はたちまち失われる。
その総選挙から半年になろうとする7月、高市氏を大勝利に導いた原動力であるネット世論に変化の兆しが見え始めていた。それをいち早く感じたのは、ネット上の高市ファンから激しい攻撃を受けてきた野党議員だった。
厳しい高市批判を続けてきたある野党議員は、6月下旬、国会が最終盤に差しかかった頃から、ネット上に飛び交う言説に微妙な変化が起きていることに気づいたという。
それまでは高市首相に批判的な言動をすれば、たちまち、雲霞のごとく誹謗中傷がやってきた。
「高市の足を引っ張るパヨク(左翼を表すネットスラング)」「日本を貶める反日・媚中議員」「財務真理教の手先」「クズ議員」「無能」……。「高市の敵」なら何でもいいのだ。ありとあらゆる誹謗中傷、罵詈雑言が溢れ、似たような文面の大量のメールが送りつけられてパソコンのサーバーがダウンしたこともあるという。
特に、週刊誌報道が発端になった「サナエトークン」や他候補の中傷動画作成と高市事務所との関係を追及すると、「週刊誌ネタで首相の邪魔をするのか」と凄まじい非難が押し寄せ、殺害予告まで届いていた。ところが、それに変化が見え始めたというのである。
「国会終盤あたりからですかね。私たちに向かってくる空気が少しずつ変わってきた。相変わらず根拠のない誹謗中傷はあるが、その数はひと頃より減っています。それに明らかに政治的な背景はない、いたずら半分のものが増えてきました。ネット上の高市応援団がおとなしくなったような気がします」
激しい攻撃にさらされてきた側だからこそ、ネット空間の微妙な変化にも敏感なのかもしれない。その野党議員だけではない。同様にSNS上で「高市の足を引っ張っている」「反対するなら離党しろ」と非難され続けている自民党議員のなかにも、似たような感想を漏らす議員がいる。
マスコミ各社の世論調査を見ると、2月の総選挙後をピークに、徐々に低下していた内閣支持率が、7月に入って軒並み急落した。
朝日新聞は、前月より7ポイント下がって53%、読売新聞も同様に12ポイント下がって57%。毎日新聞は、41%と前月より10ポイント下がり、不支持は44%で、ついに支持と不支持が逆転した。調査手法が違うので一概には言えないが、世論が高市政権に厳しい目を向け始めていることは間違いない。
各社の分析で共通しているのは、年代別では20代、30代の若い層と支持政党を持たない無党派層での落ち込みが大きいことだ。いずれもSNSを巧みに使いこなし、高市内閣を支えてきたいわばコアの支持層である。
SNSでの支持構造の変化を追うポジ・ネガ分析(SNSへの投稿をポジティブ=肯定的、ネガティブ=批判的と色分けして対比する分析手法)でも、その傾向ははっきり出ている。
選挙・政治情報サイト「選挙ドットコム」では、高市首相や各政党をめぐる大量の動画をポジ・ネガ・中立に色分けし週ごとに分析してきたが、一貫して圧倒的に「ポジ」が多かった高市首相をめぐる動画が、国会終盤に入ってから「ポジ」が急落。これまで横ばい傾向だった「ネガ」は増加し、7月の第2週には逆転した。朝日新聞のポジ・ネガ分析でも似たような傾向が出ている。
ただ、ネガ=批判的と言っても、内容は「外国人政策が手ぬるい」とか「消費減税が遅い」という右派的な立場からの批判が目立つ。
選挙ドットコムの鈴木邦和編集長は、筆者も出演した7月21日のBS番組で、「若い世代の最大の関心は経済・物価高対策にある。高市政権への支持は経済政策への期待に支えられていたが、暮らしが良くなった実感が乏しく、その期待ががれている」と指摘した。さらに、23日に配信された「選挙ドットコムちゃんねる」のYouTube動画で、「高市政権へのネガティブ動画の一番の材料は消費税、二番目は国会運営で、皇室典範も相当な材料になっている。国民民主党、参政党、日本保守党など保守系野党の支持層による内閣支持は、発足当初の8~9割から3~4割に落ちた」と分析している。実際、高市首相が与党の反対を押し切って消費税の減税を決めた後の7月の最終週では、一転してポジの件数が反転して「ネガ」を上回っている。
この動きがどこまで支持率と連動するかは分からないが、少なくとも高市人気の中心になってきた高市ファン層(高市氏にポジティブな投稿をする層)が、揺れ動き始めたことだけは確かだ。
潮目が変わった大きな要因は、皇室典範と消費税減税をめぐる高市首相の政権運営だ。
6月、まだ高支持率に支えられていた高市政権は、衆院で4分の3という圧倒的な数の力で、皇室典範改正や国家情報室設置、国旗棄損罪と「国論を二分する政策」を次々に実現させた。しかし、与党が過半数を持たない参院では、強引な国会運営に野党側が反発、会期延長の末、全ての法案を成立させたが、その一方で、物価対策や消費税減税問題は、各党の協議が難航したこともあって手を付けられないままだった。
数の力で押し切ればいいという高市首相のあまりに稚拙な国会運営が裏目に出たのだ。
国対経験が長い自民党議員はこう指摘している。
「ひとことで言って、国会運営は落第点だ。参院側だけでなく衆院の国対とも全く連携がとれていない。高市さんは、一匹オオカミで何でも自分一人でやってきたからチームプレーができない。努力家で勉強熱心なのは認めるが、首相ともなれば全て自分で考えていては身が持たない。しかし、信頼できる側近や官僚もいないのか、いつも公邸に引きこもっていますよね。執行部の議員たちも、これでは首相のために全力で頑張ろうという気にはならないと言っています」
高市首相を支える立場の議員からも、先行きを心配する声が出始めた。
「高市さんはフレンドリーな方じゃないから。我々は、憲法改正や積極財政など安倍晋三さんの遺志を引き継ぐために集まっているのであって、高市さん個人を命懸けで支えようという者は少ないんです。耳の痛い話を入れる人間もいないので、『こんなに数があるのに、どうして言うとおりにできないの』と苛立っていますが、周りが見えていないのは高市さんの方なんです」
そんな状態で突き進んだ皇室典範の改正問題が世論の支持を得られないのは明らかだ。「立法府の総意」にこだわりながら、審議の時間は衆参合わせてもたったの6時間半。しかも、ほとんどの答弁は木原稔官房長官に任せきりで、高市首相はまるで関心がないかのような態度だった。この問題に熱心だった麻生太郎副総裁の顔を立てさえすれば良い、ということだったのだろうか。
「戦後の皇室は、国民の支持に支えられて来ました。だから天皇陛下も『国民の理解が十分得られることを望む』とあえて発言されたのです。政府が決めたことなので粛々と進めるしかありませんが、女性天皇を認めるかどうかという本質的な問題を先送りして、国民に理解されていない方策を準備しろと言われても、戸惑いの方が大きいのです」
宮内庁幹部は、困惑の色を隠さず、そう話した。
高市首相としては岩盤保守層が望む「男系男子による皇位継承」を実現したのだから、その支持は固いと期待していたのだろうが、ネット世論も含めて世間の支持は広がっていない。それどころか、男系男子養子案を強く推してきた産経新聞とFNNの合同調査でさえ、女性天皇に賛成する声が8割近くに上っている。
高市政権を支持してきた「氷河期世代」や「Z世代」は、ジェンダー平等や人権尊重を当然だと意識する世代でもあると言われている。男女平等など当たり前のことなのだ。「2600年続く皇統」だとか「Y染色体の継承」だとか言われてもピンと来ないのも無理はない。
国民世論の支持が高い女性天皇論に強引に蓋をして、古色蒼然たる「男系男子養子案」を推し進めてきたこと、それ自体が世論の反撥を招いている。8月に入ってからもJNN59.2%(-6.7)・NHK54%(-5)と内閣支持率は下落し続けている。
消費税減税もやっかいなことになってきた。
いま最も深刻なのは、石油やナフサの価格上昇をはじめとする物価高騰であり、歴史的な円安がそれに拍車をかけていることだ。しかし、高市首相は円安是正に慎重で、日銀にも利上げしないよう圧力をかけ続けてきた。
アメリカのベッセント財務長官が、異例の日米協調介入に踏み切ったことが話題になったが、高市首相の思惑と、日米の財政当局の意向にズレが生じ始めている。それだけではない。アメリカ政府は消費減税にも否定的な見方を示している。高市首相にとって蜜月のはずの日米関係が次第に微妙なものになりつつあるのだ。
高市首相が8月15日に靖国神社参拝を見送ったのも、米政府の意向に配慮したものだという見方が与党内では有力だ。秋の中間選挙を前にトランプ政権は中国との関係を悪化させたくない。首相が靖国神社を参拝すれば、日中関係が緊張するだけでなく、日韓関係にも悪影響を与える。
官邸は事前に米側と調整できないか模索したが結局できなかったというのである。
トランプ大統領もアメリカ国内の自分のファンを失望させるわけにはいかない。人気に支えられた指導者の弱点なのである。
それでも人気にすがる以外に方策はないのだろうか。
「0~3時間睡眠で頑張っている」と投稿したり、熊本地震での視察の様子をBGM付きの動画にしてみたり。首相が一方的にしゃべるばかりで記者の質問もロクにない「会見」を開いたかと思うと、個人のXで事務方の説明のような長い長い文章の謎の投稿をしてみたり。……相変わらず自己アピールに余念がない高市氏だが、上滑り感は拭いようもない。
かつての小泉純一郎政権や安倍晋三政権も、大衆の人気を基盤にしたポピュリズム的な政治手法だと批判されたが、一方で、側近やブレーンを使って、現実的で柔軟な判断で政策を実行して長期政権を実現した。減税であっても消費税の扱いは政権にとって「鬼門」であることには変わりない。ネットを中心とする「世論」に頼るだけでは、この難所を越えることは難しい。
SNS世代に担がれた高市政権という神輿だが、その担ぎ手たちは、統制がとれず、付いては離れる危なっかしい状況で、むしろ神輿の方が、担ぎ手に振り回され始めている。そんな不安定な状態で、世界的な経済危機を乗り切れるのだろうか。
この夏は高市政権にとって、本当の正念場になりそうだ。
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(ジャーナリスト、元NHK解説委員 城本 勝)

住宅の室内で首から出血した男性発見 男性死亡

15日夕方、愛知県刈谷市の住宅で、男性が首から血を流して死亡しているのが見つかりました。
15日午後6時過ぎ刈谷市板倉町の無職首藤初江さん(70)の住宅から「血を流している兄がいる」と弟から119番通報がありました。
警察や消防がかけつけ、兄の龍也さん(49)を病院に運びましたが、およそ3時間後に、死亡が確認されました。
警察の調べによりますと、死因は、首を刺し切ったことによる出血性ショックだということです。

「加害者を見つけたら殴るかもしれない」やり場のない怒り、妻子を失い泣き崩れた日も…《池袋暴走事故》被害者遺族・松永拓也さんが苦しんだ「事故直後の葛藤」

2019年4月19日、東京・池袋で起きた高齢ドライバーの暴走事故。愛する妻と長女を一度に奪われ、絶望のなかで泣き崩れた遺族の松永拓也さん。加害者の逮捕を求める声が上がる一方、身柄拘束に踏み切らない捜査への不信や、やり場のない怒りと葛藤のなかで、松永さんが警察官の前で見せた「心の叫び」とは――。
記者として長年、同事故を取材してきたTBSテレビの守田哲氏の新刊『 池袋高齢者暴走事故 遺族と加害者家族の2060日 』(文藝春秋)よりお届けする。(全3回の1回目/ 続きを読む )
◆◆◆
「記者とどう向き合えばよいのかまだ自信がないんです」
時計の針を少し前に戻す。松永は八月三日の南池袋公園での署名活動の際、真菜さんの故郷である沖縄でも署名活動を行うと発表した。ただ、積極的に発信をする一方で、メディアの単独取材には慎重な姿勢を示していた。私が沖縄への同行取材を申し込むと、松永は回答を保留した。
「記者とどう向き合えばよいのかまだ自信がないんです。最近はストレスでヘルペスも出てきたので。申し訳ありません」
私から連絡するのは避けていたが、数日してから「取材を受けようと思います」と返事があった。松永と一対一で会ったことがなかった私は、事前に挨拶をしようと考え、出発の三日前、八月一四日の夜に実家を訪問した。
松永は事故後、実家で暮らしていた。整理整頓が行き届いた部屋に招き入れられ、供物が所狭しと並べられていた仏壇で焼香した。鴨居や壁など目につく場所に、家族写真がぎっしりと飾られている。部屋の柱には、莉子ちゃんの身長を計ったときの横線が引かれていた。
緊張しながら食卓に座る。左に松永、正面に父親、右に母親がいた。母親は小さな菓子をテーブルの上に置いた。
父親は大柄な短髪で、松永とは全く異なる強面だった。腕を組んだまま憮然とした表情で口火を切った。
「あいつはなんで踏み間違いを認めないの?」
「あのさ、飯塚が逮捕されなかったのは理解してるんだけど、あいつはなんで踏み間違いを認めないの? いつ書類送検されるの? 警視庁に聞いても肝心なところは教えてくれないし」
松永が「お父さん、記者さんにも言えることと言えないことがあるからさ」と取りなした。
これまで、警視庁交通捜査課や犯罪被害者支援室の警察官が何度も松永宅を訪れ、遺族に対して捜査に関する説明を行い、悩み事の相談にも乗っていた。
彼らの中で、松永が特に信頼を寄せたのが、交通捜査課でナンバー3の立場にある管理官の高橋哲だった。
告別式翌日の四月二五日、精神的に崩壊寸前だった松永は、高橋らに「加害者を見つけたら殴り殺してしまうかもしれない」と泣き崩れた。
四十九日法要の前日である六月五日は親族全員が精神的に限界の状態で、松永や両親、真菜さんの父・上原義教らは高橋に怒りを次々とぶつけた。
「なぜ逮捕しないんですか」「誰かが飯塚に悪知恵を入れているのでは」「ひき逃げではないのか」「危険運転ではないのか」「免許制度が問題だ」
高橋は守秘義務や核心的証拠に関わる部分については軽々に話すことができなかったが、大粒の涙を流しながら必死に説明を続けた。
警視庁は危険運転致死傷罪について、自動車運転処罰法第二条二号の「制御困難な高速度」、同法第二条七号の「赤信号を殊更無視」の適用を検討した。しかし、事故の原因を飯塚の過失が原因とみて、立件を見送っていた。
「私の心は、この紙と同じです」
そのとき、松永は高橋の前で白い紙をグシャッと丸め、再度広げた。
「私の心は、この紙と同じです。何度伸ばしても、皺が残って元の状態には戻りません」
高橋は大粒の涙を流した。
◆◆◆
妻と娘をなくした喪失感に苦しむ松永さんを救ったのは「義父の言葉」だったーー。
〈 「あのとき、東京に連れて来なければ」猛スピードの暴走車に跳ねられ妻と長女が死亡…《池袋暴走事故》喪失に苦しむ遺族・松永拓也さんを救った「義父の言葉」 〉へ続く
(守田 哲)

今夜は細い月と宵の明星「金星」が接近 西南西の空に注目

今日8月16日(日)は、日の入り後の西南西の空で細い月が金星に接近します。地球照を伴った幻想的な細い月と、宵の明星として輝く非常に明るい金星の共演は見物です。
地球照を伴った幻想的なお月様
8月も日の入り後の西南西の低空で、宵の明星の「金星」が輝きます。金星のそばでは、おとめ座の1等星「スピカ」の姿も見ることができます。

金星は非常に明るくマイナス4.3等からマイナス4.6等もあるため、まだ明るさの残る空でも簡単に見つけることができます。

8月16日(日)の夕方から宵には、細い月と金星が接近します。地球照を伴った幻想的な細い月と、非常に明るい金星の共演は見ものです。

▼16日(日)に沈む時刻(東京)

金星 20:22 月 20:14 太陽 18:30
気になる今夜の天気は
ウェザーニュースPro「メッシュ天気」
北日本の日本海側は晴れて、月と金星の共演をバッチリ楽しめそうです。太平洋側も雲の隙間を狙って、観測するチャンスがあります。

関東や新潟は、可能性は低めですが雲の隙間から見えるチャンスがあるかもしれません。

そのほかの東日本と西日本、南西諸島では曇りや雨が予想されるため、観測は難しそうです。

複数の未就学児も同乗 酒気帯び運転などの疑いで会社員の女(38)逮捕 北九州・戸畑区

16日未明、北九州市戸畑区で酒を飲んで車を運転したとして会社員の女が逮捕されました。
16日午前2時40分頃、北九州市戸畑区元宮町の資さんうどん新池店の駐車場で「女性どうしのもめごとがあっている」と通行中の男性から警察に通報がありました。
警察官が駆けつけたところ、女が乗用車に乗って逃走。
警察が停止を求めながら追跡したところ、女は一方通行の道を逆走したうえ、一時停止の交差点を止まらずに左折し、停車したということです。
女の呼気を調べたところ基準値の倍を超えるアルコールが検出されたため、警察は女を酒気帯び運転などの疑いで現行犯逮捕しました。
逮捕されたのは福岡県中間市に住む会社員の女(38)です。
警察によりますと、女は知人女性と店の駐車場でもめごとになっていて、車で逃げる際には複数の未就学児が同乗していたということです。
取り調べに対し女は「うどん屋さんでビール2杯とハイボール1杯を飲んだ」と話したうえで、「酒を飲んで運転したことは間違いないです、具体的にどんな交通違反をしたかはわかりません」などと容疑を一部認めているということです。

千葉豪雨の水没車、路上から撤去に時間…お盆のJAFにレッカー要請2000件殺到

豪雨に見舞われた千葉県内では、1000台以上の車両が水につかって動けなくなった。路上に放置された車両の移動作業は15日も各地で進められたが、運搬先となる業者のお盆休みが重なるなどして撤去に時間がかかっている。
「今までに経験のない要請数だ。24時間フル稼働で対応している」。15日午後、千葉市中央区の「日本自動車連盟(JAF)千葉支部」で、勤務歴約30年の男性(50)は疲れた表情で語った。
JAFによると、13日夜~15日昼に約2000件に上るレッカー移動の要請が殺到。全国各地の支部から派遣された「特別支援隊」を含め、レッカー車約70台で対応を続けている。
この日は、県が故障車の仮置き場とした「千葉ポートパーク」(中央区)の駐車場に、水没した車両などが水滴を垂らしながら次々と運び込まれた。
県と千葉市は放置車両が緊急車両の通行の妨げになるとして、豪雨翌日の14日から、災害対策基本法に基づいて車両を移動しているが、道路脇には車両が列をなしている。
JAFによると、車両の受け入れ先となる整備工場がお盆で休業しているため、要請者の自宅まで運搬することもあり、1件あたりの対応時間が通常時より長くなっているという。
千葉市稲毛区の国道16号では15日早朝、60歳代の男性が運転する乗用車が、車道上に放置された車両に追突。他の放置車両2台も含め計4台が絡む玉突き事故となり、男性が胸に軽傷を負った。道路脇に並ぶレッカー待ちの車両で車線が狭くなり、各地で渋滞も発生している。
14日にJAFにレッカー移動を要請したという千葉市中央区の男性(50)は「待っている車両がたくさんあると言われた。歩行者や自転車の妨げとなるので落ち着かない。早く撤去してほしい」と話した。
15日午後に佐倉市の浸水現場を視察した自民党の小林鷹之政調会長は、「明らかにレッカー車が足りていない。できる限り全国のレッカー車を県内に投入していただけるよう、国に働きかけていきたい」と語った。
死者の氏名 県公表せず
千葉豪雨で亡くなった被災者の氏名について、千葉県は原則として公表しないとしている。県は2021年、災害時の情報の公表方針を策定しており、それに基づく対応という。
公表方針では、情報収集や救助活動につながるとして安否不明者の氏名を原則公表すると明記。一方で、県は亡くなった場合は公表の必然性がないとしている。市町村による公表を妨げるものではなく、千葉市は県の方針に従うという。
24年1月の能登半島地震では、石川県が「公益性がある」として、遺族の同意が得られた死者の氏名を公表した。今年7月の熊本地震でも、熊本県が20年の九州豪雨後に明文化した運用方針に基づき、遺族の同意を得られた死者の氏名を公表している。

つらさに寄り添う「断らない看護」あなたへ 難病や父の死経験、自分らしい療養願い開業

自らも難病を患い、父親を病院でみとった経験を持つ看護師の男性が、24時間対応の訪問看護ステーションを秋田市で立ち上げた。「病と付き合い続けるつらさや、不安を抱える家族に寄り添いたい」。当事者として、医療者として病や死と向き合ってきた経験から「断らない看護」を掲げ、誰もが安心して療養生活を送れる地域を目指す。
「体調は変わりないですか」。7月上旬、1人暮らしをする石田愛子さん(84)の自宅に、「SORA」代表の佐藤泰天さん(27)の姿があった。佐藤さんが血圧を測ると、石田さんは「右目が見えず、通院が大変だから助かる」と喜んだ。問診後は1時間ほど高校野球の話題で盛り上がった。佐藤さんは「何げない会話から普段の様子が分かるし、エアコンの有無など生活状況も見ている」と話す。
幼い頃からおなかを壊しがちだった佐藤さんは、12歳の時、消化管に慢性炎症や潰瘍を起こす指定難病「クローン病」と診断された。授業中にトイレに行ったり、同級生と同じ食事を食べられなかったり。「思春期は周りの目を気にしていた」と話す。
同じように難病と共に生きる患者を支えたいと医療を志し、看護学生になった2017年、食道がんで闘病していた父を亡くした。自宅を約3カ月離れ、病院で最期を迎えた父。「住み慣れた家で大好きなお酒を飲ませてあげたかった」との思いが消えなかった。
病室での面会が制限されたコロナ禍を経て、家族との触れ合いや、自分らしく療養生活を送ることの大切さへの思いは強まった。佐藤さんに共感した同世代の看護師2人と、今年4月にSORAを開業した。
利用者は糖尿病やがん患者、医療的ケア児などさまざま。開業から3カ月で1~99歳の約20人まで増えた。ケアの複雑さや対応力不足から別の施設で断られた患者からの相談も寄せられている。
佐藤さんが目指すのは「かかりつけの在宅医療がある社会」。一方、秋田での認知度はいまひとつで、訪問看護師の高齢化も進む。「助成制度が使えることなどを地道に伝え、若い看護師の育成にも力を入れたい」と秋田の未来を見据えた。