薬の影響で意識低下のなか…入院中の20代女性に病室でわいせつ行為したとして逮捕 24歳看護師の男を懲戒免職

入院中の女性患者にわいせつな行為をしたとして逮捕された岐阜市民病院の看護師の男が、懲戒免職となりました。 岐阜市民病院の看護師・高木優丞容疑者(24)は今年7月、入院中の20代の女性患者に胸を触るなどのわいせつな行為をしたとして、8月28日に逮捕されました。 岐阜市は9月1日、会見を開き、「決して許されるべきでない」などとして、1日付けで懲戒免職としたことを明らかにしました。 病院や警察によりますと、被害者の女性は、薬の影響で意識が低下して抵抗できない状態で、病室のベッドで寝ていたところ、当直勤務中の高木容疑者に体を触られたということです。 女性から被害の申告を受け、病院が高木容疑者に逮捕前に行った聞き取りでは「患者の言う通り間違いない」と話していたということです。

福岡の沖学園高の寮長が寮生15人に暴言・暴力…3人がけが負い警察に被害届

私立沖学園高校(福岡市博多区)は1日、昨年12月から約半年間、当時の男子寮の男性寮長(30歳代)が寮生15人に対し、暴言を浴びせたり、暴力を振るったりしていたと明らかにした。同高は、寮長を6月に解雇。けがを負った寮生3人が、福岡県警に被害届を提出した。
同高によると、男子寮は学校敷地内にあり、ゴルフ部や野球部の1~3年生計20人が生活している。昨夏に就任した寮長は昨年12月~今年6月、両部の1、2年生15人に「死ね」「ぶっ殺すぞ」などと暴言を吐いた。同月には、部屋のエアコンの電源を切っていなかったとして、寮生1人にステンレス製のコップを投げつけ、目元を数針縫うけがを負わせた。ほかにも、首をつかまれて壁に頭を押し付けられた寮生2人が、擦り傷や打撲のけがを負った。
同高は、同月に保護者からの連絡を受けて事態を把握。寮長は聞き取りに対し、「ゴミ出しのルールや生活態度を繰り返し言っても改善されず、指導の一環だった」と認めた。同高は同月中に寮長を解雇し、寮生の保護者らには、校長名でおわびの文書を送った。
同高は「被害を受けた生徒や保護者には申し訳ない気持ちでいっぱいだ。チェック機能を強化するなどして再発防止に努めたい」としている。

「辞めたら終わり」石破茂内閣、支持率“謎の急上昇”の背景にある自民党の「裏事情」

“真夏の怪談”ならぬ“真夏の奇妙な話”が今、政界で起こっている。8月下旬に報道機関各社が行った世論調査で、石破内閣の支持率が軒並み上がっているのだ。いちばん上がったのは読売新聞社の結果で39%。これは7月の同社の調査より17ポイントもアップしている。
内閣支持率が伸びた理由は
昨年の衆院選、今年6月の東京都議選、そして7月の参院選で惨敗した自民党。この結果に対して自民党の茂木敏充前幹事長が「スリーアウト、チェンジ」と石破茂首相に退陣を求める動きが表面化。
また、政策を見ても参院選後には何も進展なし。物価高対策はもちろん、選挙で争点になった消費税減税や2万円の給付金は棚上げされたままだ。この状況で、どうして内閣支持率が伸びるのか?
「選挙に負けた総理大臣に“辞めるな”という声が上がったのは、私も初めて聞きました」
こう話すのは政治評論家の有馬晴海氏。
「簡単にいえば、石破さんが辞めた後に高市早苗さんなどが総理になったら、社会が右傾化することを嫌がる人たちが声を上げているのでしょう。石破さんが辞めたら、自民党は終わってしまうぞ、と。
よく“石破辞めるな”の声は陰謀論だと言う人もいますが、世論調査でも辞任すべきだという意見は12ポイント下がって42%でした。国民全体として、石破さんが辞めないほうがいいんじゃないか、という流れができているのだと思います」
「人材もいない」自民党の現状
自民党に逆風が吹き始めたのは、パーティー券に絡んだ裏金問題。その“恩恵”を受けていた茂木議員のような、旧安倍派の議員たちが石破おろしの中心になっていることも関係している、と有馬氏は続ける。
「“スリーアウト、チェンジ”なんて面白がって言ってますが、もとはといえばあなたたちが悪かったんだろう、と。大きなブーメランとして返ってきているわけです。党内で批判している人たちのほうが責任を全部、石破さんに押しつけて、うまく逃げようとしている、と国民の目に映っている。
こうした、自民党の古い体質がダメなんじゃないかと。石破さんが辞めたら、次は誰がやれば変われるのかといっても、もう人材もいないじゃないですか。前回の総裁選には9人も立候補したけど、なぜ今、手を挙げないのか。火中の栗を拾いたくないとか、自分の都合で考えているだけ。
本来、総理を目指す人は“この国をこうしたい”という意欲があってやるはずなのに、今、次期総理候補で名前が上がっている人たちは、ただ総理をやりたいだけ。この国をどうしたい、と考えてるわけではないというのが国民には透けて見えますよ」
振り返ってみると、石破首相は就任前、自身の考えを主張し続けてきた。
「石破さんもある意味、こだわりのある変人みたいなところがあるじゃないですか。安倍内閣のとき、みんな安倍さんになびいていたのに“このやり方では自民党が終わってしまう”と立ち向かったのが石破さん。
総理になった今は、数の後ろ盾がないので、森山裕幹事長など力を持っている古株たちの意見をくんでいますが、国民はそういう裏事情もわかっています。今の政策は石破さんの本意ではない、と感じていることも“石破推し”の原動力になっているのかもしれません」(有馬氏)

今日9月2日(火)の熱中症警戒アラート 東北から九州の28都府県に発表

環境省と気象庁は、今日9月2日(火)を対象とした熱中症警戒アラートを、東北から九州の28都府県に発表しました。
対象地域では特に熱中症のリスクが高くなります。こまめな水分補給を心がけるとともに、屋外での長時間の行動を避けて室内でエアコンを使用するなど、積極的に熱中症予防を行ってください。
気温だけでなく暑さ指数も上昇
▼熱中症警戒アラートの発表状況(計28地域)
岩手県 福島県 茨城県 群馬県 埼玉県 東京都(東京地方) 千葉県 神奈川県 山梨県 静岡県 愛知県 三重県 新潟県 富山県 石川県 京都府 兵庫県 和歌山県 岡山県 広島県 徳島県 香川県 愛媛県 大分県 長崎県 熊本県 宮崎県 鹿児島県(奄美地方除く)
今日2日(火)は、関東や東海、近畿は引き続き太平洋高気圧の圏内で、猛烈な残暑が続きます。東京都心など、各地で35℃以上の猛暑日になる見通しです。真夏と変わらない熱中症対策を行ってください。北陸も昼過ぎにかけて日差しが届き、35℃を超える所がある予想です。
熱中症警戒アラートの対象地域では暑さ指数(WBGT)も高くなり、熱中症のリスクが上昇するところがあるので、エアコンをつけたり、こまめな水分補給・塩分補給を行うなどの対策をしっかりと行ってください。十分な睡眠と栄養補給も熱中症予防の基本です。
熱中症警戒アラートとは
熱中症警戒アラートは、予想される暑さ指数(WBGT)に応じて発表される情報で、以前発表されていた高温注意情報を置き換えたものです。2021年から全国で本運用が始まりました。
環境省と気象庁は、暑さ指数が「危険」ランクの中でもさらに重要度の高い暑さ(WBGT:33以上)が予想される場合に「熱中症警戒アラート」を発表することを決めています。
暑さ指数(WBGT)とは
暑さ指数(WBGT)は国際的に用いられる指標で、人体と外気との熱のやりとり(熱収支)に着目し、気温、湿度、日射・ 輻射、風の要素から算出されます。
熱中症患者発生率との相関が気温よりも良好で、暑さ指数が「厳重警戒」ランク以上だと熱中症患者が著しく増加することがわかっています。また、暑さ指数が「危険」ランクの場合は運動は原則中止すべきとされています。

「マンションを出たら血溜まりが見えて…」世田谷・韓国籍40代女性切りつけ事件、近隣住民が証言 閑静な住宅街で“緊迫の現場”

9月1日午後1時半ごろ、東京都世田谷区の路上で「女性が血まみれで倒れている」との通報があった。現場に倒れていた女性は刃物のようなもので首を切り付けられたとみられ、意識不明の重体で病院に搬送されたが死亡が確認されたという。大手紙社会部記者が語る。
「被害者は自営業を営む韓国籍の40代女性と見られ、現場からは30代ほどの男性が大通り方面へ逃げたところが目撃されていました。警視庁が行方を追っていましたが、羽田空港にて身柄が確保されました。確保されたのは、知人とみられる30歳の韓国籍の男性です。
また、被害者の女性は先週、『交際相手と別れ話をしたところトラブルになった』という趣旨の相談を警察にしていたことが判明しており、現在、経緯についての詳細を調べているとのことです」(大手紙社会部記者)
事件は平日昼間、住宅街の中で起きた。東急田園都市線の駒沢大学駅から北東へ500mほど離れたあたりで、近くには国道246号線が通っているため車の往来も多く比較的賑やかだが1本脇道へ入ると閑静な住宅街が広がっている。
現場から100メートルほどの距離、国道246号線沿いに店舗を構える50代女性も、「国道はもともと交通事故が多い場所なので、普段もよく警察を見かけます。なので、まさか大きな事件とは思わなかった」と話す。
「叫び声などの大きな音も聞こえなかったですし、当初は全く状況を掴めませんでした。ただ、警察官の数はいつもよりも多く、外国人の男女グループと警察が熱心に話している様子が見えたので、何やら様子がおかしいな、と。
外国人グループは5、6人ほどで年齢層は若めでキャリーバッグを持っていなかったため、旅行者でもなさそうでしたね」(50代女性)
また、現場近くに住む80代男性も、事件発生当時に家にいたというが、叫び声や口論の声などを耳にしていない。
「事件が起きていることにも気づかないくらい静かで……。午後2時ごろに突然警察が訪ねてきて、『お宅の近くで切りつけ事件が起きたから、鍵をかけて用心してくれ』と言われたんです。ご近所トラブルも聞いたことがないし、普段は本当に静かだからまさかこんなことが起きるなんて……」(80代男性)
事件現場の目の前にあるマンションから出てきた20代男性が証言する。 「午後1時50分ごろマンションを出ると、女性2人が警察と話し込んでいるのを見えました。倒れ込んでいる人はおらず、マンションを出たら急に地面に血溜まりが広がっているのが見えた感じです。
口論の声や悲鳴、サイレンの音も、マンションを出るまでは何も聞こえなかった。事件が起きていることにも全く気づきませんでした」(20代男性)
閑静な住宅街で起きた“静かな犯行”──。警察は殺人の疑いで確保した男から、詳しい事情を聴くという。

悠仁さまの筑波大キャンパスライフ、上級生の間では「顔がかっこいい」と話題に バドミントンサークル内で呼ばれる“あだ名”とは

9月6日に19歳の誕生日を迎える秋篠宮家の長男・悠仁さま。同日には、父・秋篠宮さま以来40年ぶりとなる「成年式」も執り行なわれる。その式典準備で多忙を極めているとされる悠仁さまだが、夏休み中の筑波大学では、サークル活動にも精を出しているという。同じバドミントンサークルに所属する学生はこう話す。
「夏休み中は自由練習となっているのですが、悠仁さまはよく顔を出されています。練習前の基礎打ちでは“上下組み”といって、メンバーを“上級者”と“そうでない側”に分けてペアを組むのですが、悠仁さまは“そうでない側”のグループに入ることが多い。
それでも熱心に練習に励まれていますね。他の部員と同じように、モップがけなど練習後の片付けもされていて、“特別扱い”はありません。
サークル内では『ひっさー』というあだ名で呼ばれていて、周りとも打ち解けています。女子部員とも普通に話されていますよ。自分から積極的に話しかけるタイプではなく、どちらかといえば奥手な印象ですが、声をかけられれば自然に応じていて、分け隔てなく接している様子です。上級生の間では『顔がかっこいい』と話題になることもあります」
悠仁さまは3月の記者会見で、結婚についての質問で、理想の相手や時期などは「深く考えたことはありません」と回答されているが、皇室ジャーナリストは「女学生との交流に注目が集まるのも自然なことでしょう」とこう解説する。
「秋篠宮ご夫妻の出会いは大学時代でした。当時、学習院大2年だった秋篠宮さまは自身が設立したサークル『自然文化研究会』での活動を通じて紀子さまとの交流を深め、出会った1年後には『私と一緒になってくれませんか』とプロポーズ。
突然の求婚に驚いた紀子さまは『よく考えさせていただけませんか』と返答されたが、後に結婚を承諾し、1989年9月に婚約が内定した。その経緯もあるし、悠仁さまの結婚は将来の皇位継承も関係してくる。今後も関心が集まるでしょう」
悠仁さまのサークル活動について筑波大学広報局に聞くと、「当大学の学生の個人的な活動についてはお答えしかねます」と答えた。また、宮内庁総務課報道室は「承知しておりません」と回答。
秋篠宮夫妻のようなよき出会いに恵まれることになるだろうか。
※週刊ポスト2025年9月12日号

総裁選前倒し巡り焦る首相、「衆院解散」ちらつかせ抑え込みに躍起…党内反発「どこにも大義ない」

自民党内で臨時総裁選の実施に向けた動きが加速する中、石破首相(党総裁)が焦りを募らせている。「石破降ろし」の動きを抑え込もうと躍起になっており、「衆院解散」カードや経済対策の策定指示で対抗するとの見方が広がり、党内で反発が高まっている。(樋口貴仁、阿部雄太)
首相は1日、自民の森山幹事長、木原誠二選挙対策委員長と首相官邸で約40分面会した。2日に予定される参院選総括委員会や両院議員総会などについて意見交換したとみられる。
一方、解散権を握る首相と党の選挙責任者である森山、木原両氏が顔をそろえたことから、党内では「衆院解散を打つ算段ではないか」(中堅)との観測も広がった。
首相擁護派はかねて党内での臨時総裁選実施要求の高まりに対し、「衆院解散で国民の信を問うのが民主的だ」(鈴木宗男参院議員)などと強硬論を唱えてきた。報道各社の世論調査で内閣支持率が上昇傾向にある中、首相サイドには党内を解散論で抑え込んでも「国民世論は首相を支持するだろう」との期待がある。
これに対し、党内からは「政策論争の上での解散ではなく、首相の保身が目的だろう。解散を打つ大義はどこにもない」(ベテラン)との声が上がる。自民は首相の下で衆院選、東京都議選、参院選と大型選挙で3連敗してきただけに「勝算が全く見込めない」との悲観論が主流だ。
かえって党内の反発が拡大し、「臨時総裁選の賛成論を後押しするだけだ」との冷ややかな見方も強い。
首相側は、物価高対策などを盛り込んだ経済対策策定の指示もちらつかせている。秋に召集が想定される臨時国会での補正予算案提出に備えたもので、首相に近い政府高官は1日、「そろそろ指示をしないと対策が間に合わない」と語った。
首相は参院選後、「第9回アフリカ開発会議(TICAD9)」や日韓、日印首脳会談などの外交日程に注力してきたが、8月末で一段落した。今後は内政の課題に着手する姿勢を見せることで「政治空白」を生んでいるとの批判を避けつつ、政権継続の正当性をアピールしたい思惑があるとみられる。
ただ、自民は8日に臨時総裁選実施の賛否を取りまとめる予定で、「世間の注目をそらす露骨な延命戦略だ」(中堅)との声が出ている。臨時総裁選の結果、首相が交代する可能性もあり、党内には「実現性が疑問視される指示に意味はあるのか」との批判もある。

「路上に衰弱したクマ」移動させようと近づいた男性、手足をかまれてけが…岩手・宮古市

1日午後7時50分頃、岩手県宮古市茂市の国道340号で、同市の会社員男性(73)が、道路上に倒れて動かなくなっているクマを移動させようと近づいたところ、右腕と左太ももをかまれた。男性は病院に搬送されたが、命に別条はないという。
県警宮古署の発表によると、同7時半頃、通行人から「道路上に衰弱したクマがいる」との通報を受け、警察や市役所関係者が現場に駆けつけた。そこにたまたま居合わせた男性が襲われたという。
クマは体長約1メートルの成獣とみられ、男性を襲った後、近くの山に逃げたという。同署が警戒を呼びかけている。

女子生徒にキスの59歳男性教員、服に手を入れ背中とわき触ったのは「熱中症か確認するため」

宮城県教育委員会は1日、女子生徒にセクハラ行為を行ったとして、仙台地区(仙台市と周辺13市町村)の県立高校の男性教員(59)を懲戒免職にしたと発表した。
発表によると、男性教員は7月9日、校内で女子生徒と2人きりで会話している時に生徒の右腕にキスした。また同日、屋外でも同じ生徒の服の中に手を入れ、背中とわきを直接触ったという。
県教委の調査に対し、男性教員は、キスした点については「会話の過程で」、直接触れたのは熱中症かどうかを確認するためだったなどと説明した上で、「今思うと不適切な行為だった」と認めたという。
県教委は、監督責任を問い、管理職2人をそれぞれ訓告と文書厳重注意とした。

2人殺害放火、無罪主張 札幌地裁、弁護人「心神喪失」

北海道北広島市で2022年9月、入居する自立支援施設に放火し男女2人を焼死させたとして、殺人と現住建造物等放火の罪に問われた無職荻野正美被告(70)は2日、札幌地裁(井戸俊一裁判長)の裁判員裁判初公判で起訴内容を認めた。弁護人は「当時、被告は心神喪失で刑事責任を負わせることはできない」として無罪を主張した。
起訴状などによると、施設を運営するNPO法人の理事長で、管理人として住み込んでいた盛誠逸さん=当時(71)=を殺害しようと考え、22年9月30日、自室などに灯油をまいて火を放ち、施設を全焼させて盛さんと入居者の黒川敏江さん=当時(51)=を焼死させ殺害したとしている。