近年、学校で起きる児童生徒らへの盗撮の手口が巧妙化していることを受け、全国の学校関係者に向け防止対策の研修が行われました。
研修に参加したのは、全国の教育委員会で学校の盗撮対策にあたる担当者らおよそ120人です。
講師の専門家は、近年、手口が巧妙化している状況として置き時計やペンなどの生活用品に仕込むカメレオン型カメラのほか、天井に設置される火災報知機に偽装したカメラといった事例を紹介し、点検前に最新のカメラの特徴を把握しておく重要性を訴えました。また教室内の教員の私物を減らすことや赤外線探知を利用してカメラを発見する取り組みを紹介しました。
また、盗撮行為は「見るだけなら誰も傷つけない」といった罪悪感のまひを引き起こし、生徒への不同意わいせつなどにエスカレートする危険性もあると指摘しました。
東海道新幹線、運転を再開 岐阜羽島駅~米原駅間で線路設備点検のため一部区間で見合わせ
JR東海によりますと、東海道新幹線は岐阜羽島駅~米原駅の間で線路設備の点検を行っていたため一部区間で運転を見合わせていましたが、10日午後2時50分ごろに運転を再開したということです。
岐阜羽島駅~米原駅間を走行中の運転士から「いつもより縦揺れがしている」という申告が複数回あったということで、一時、東海道・山陽新幹線の上りが岡山駅から東京駅の間、下りが東京駅から岐阜羽島駅の間で運転を見合わせていました。
現在、点検作業は終了し、安全の確認が取れたため、運転を再開したということです。
感染性ある口蹄疫ウイルス初確認 新千歳空港検疫でヤギの生肉から
農林水産省は10日、新千歳空港で1月に中国からの乗客が持ち込もうとしたヤギの生肉から、感染性のある口蹄疫ウイルスを確認したと明らかにした。動物検疫で摘発した肉などから口蹄疫ウイルスが見つかったのは初めて。水際で摘発しており、国内への侵入は阻止したという。
農水省によると乗客は中国・北京から新千歳空港に到着。持ち込みが禁止されている生のヤギ肉が荷物から見つかり、検査でウイルスを確認した。
口蹄疫は人には感染しないが、牛や豚、ヤギなどに感染する伝染病で感染力が極めて強い。2010年に宮崎県で発生した際は、牛や豚など約30万頭が殺処分された。
その後、国内での感染は確認されていないが海外では継続的に発生している。
中道立民系、新党結成へ協議 10月の臨時国会召集前に
中道改革連合の小川淳也代表、階猛幹事長ら立憲民主党出身の幹部は10日、国会内で会合を開き、中道の分裂決定を受けて結成する新党を巡って協議した。10月5日が有力となっている臨時国会召集前の結成を目指す。結成後、代表選を実施する案が浮上している。小川、階両氏は会合後、個別に会って党名案を話し合った。中道の公明党出身議員は離党して公明に復党する手続きの調整を急ぐ。
会合後、出席者は「スケジュールなどが議題となった。今後は立民系の21人を集めて議論しながら、新党の方向性を決めていく」と述べた。
立民系は、清算手続きのため衆院議員1人が中道に残る。他の衆院議員20人は近く中道を離党し、新党を結成する。一部は新党に加わらないとの見方もある。中道の1人は残務処理を終え次第、年内にも新党に加わる方向だ。
新党名は「民主」を含む名称とする案が取り沙汰されている。小川氏は9日の記者会見で「背負ってきた歴史や今後の展望を考慮に入れて検討したい」と言及。民主党や立民などを意識した名称を念頭に置いているとみられる。
新名神高速6人死亡事故 トラック運転手の被告に拘禁刑7年を求刑
今年3月、三重県亀山市の新名神高速で大型トラックを運転し、乗用車に追突するなどして、男女6人を死亡させた罪に問われている女の裁判で、検察側は拘禁刑7年を求刑しました。
起訴状によりますと、水谷水都代被告は今年3月、亀山市の新名神高速下りで大型トラックを運転して渋滞の列に突っ込み、2台の乗用車に乗っていた男女6人を死亡させた罪に問われ、起訴内容を認めています。
これまでの裁判で、13秒間にわたり“ながらスマホ”をして事故を起こしたなどと指摘されていました。
10日の裁判で検察側は、水谷被告の行為について「危険運転にも比肩しうる運転で、交通の危険をあまりに軽視したものだ」などと指摘し、過失運転致死罪の上限の拘禁刑7年を求刑しました。
弁護側は、「運転に酌量の余地はありません」と述べ、相応の判決を求めました。
判決は、来月20日に言い渡されます。
維新との連立合意「改定不要」=木原官房長官、消費減税成立に自信
木原稔官房長官は10日、東京都内で開かれた内外情勢調査会の会合で講演し、自民党と日本維新の会が昨年結んだ連立政権合意について「改定する必要はない」と明言した。消費税減税の関連法案に関し、臨時国会での成立に自信を示した。
現在の連立合意は高市政権の発足時に結ばれ、これに基づき防衛装備移転三原則の運用指針の「5類型」撤廃や副首都設置法の制定などが既に実現。維新が合意内容の更新を求めていた。
木原氏は、合意を交わした昨年10月時点で高市早苗首相の自民党総裁としての任期が2年間だったと説明。「2年間でやるべきことを合意文書で書いている。まだ期間が残っているから改定する必要はない」と指摘した。
食料品を対象にした消費税減税の関連法案について「参院が少数与党だが、野党にも賛同できるという方が多い。丁寧に説明すれば、成立できる」と述べた。今後の経済財政運営に関し「税率を上げなくても税収が自然増に向かう。結果、国内総生産(GDP)が拡大する。そういった好循環を実現する」と強調した。
木原氏は国家情報会議の設置について「インテリジェンス改革の第一歩だ」と説明。米国の中央情報局(CIA)、英国の秘密情報部(MI6)といった対外情報機関に言及し「日本にはない。必要ではないか」と述べた。「(日本を)『スパイ天国』と言う人もいる。それぐらい外国の不正な情報活動に緩い国と言われている。これは看過できない」と訴えた。 [時事通信社]
高市首相、自民・麻生副総裁と2日連続で会談 内閣改造・自民党役員人事控え【中継】
内閣改造・自民党役員人事を早ければ来週に控えて、高市首相は自民党の麻生副総裁と2日連続で会談しました。
国会記者会館から中継です。
9日に続いて行われた高市首相と麻生副総裁の個別の会談ですが、2日連続で行われるのは、政権発足以来初めてです。政府・与党内では会談内容をめぐって様々な憶測が飛び交っています。
会談は、午前11時すぎからおよそ30分間行われました。関係者によりますと、会談は9日、10日と急きょセットされたとみられています。麻生氏の周辺は、「高市首相の要求が高いようだ」とも話していて、来週にも行われる自民党役員人事・内閣改造を前に、二人の間で何らかの調整が続いているとの見方もあります。
高市首相は「政権の骨格」を維持する方針で、自民党の小林政調会長も留任の方向で調整されています。関係者によりますと、去年の小林氏の政調会長就任は、麻生氏の推薦もあって決まったもので、今回は一時、重要閣僚への起用も検討されましたが、現時点では留任の方向です。
残る焦点の一つは、総裁選のライバル候補となる林総務相の処遇です。10日、都内で行われた消防士の慰霊祭では、高市首相と林総務相が隣り合って座る場面もありました。
──今回の人事、高市首相はどのような考え方で人選を進めているのでしょうか。
首相最側近の木原官房長官は10日講演し、高市首相が当選回数などにとらわれず、政策本位で人選を行うとの見通しを示しています。
木原官房長官
「高市総理総裁の判断基準は政策です。全くの実力主義のような形で政策本位でそのポストを選ばれているというふうに思います」
高市首相は、早ければ来週16日に党役員人事、17日に内閣改造に踏み切る方針ですが、調整はギリギリまで続きそうです。
漁船でラッコに近づく…ルールに違反した町議会議員「ラッコに罪はない」と辞職を表明 北海道浜中町
「うわぁ!乗ってきたでや!」コンブ漁船にラッコが連日乗船 漁師もビックリ 北海道・花咲沖
北海道浜中町の議会事務局によりますと、渡部貴士町議(53)は、町の自主ルールに違反し漁船でラッコに近づいたとして、9月9日の定例議会で議員辞職の意向を表明しました。
浜中町には8月17日、「船がラッコに近づいている」と通報があり、調べたところ渡部議員の行為と判明しました。
議会で渡部議員は「一定の職責を果たした後に辞職する」と話したということです。
浜中町の霧多布岬では、野生のラッコが見学できると観光客らに人気で、町では生育環境を守るため、船でラッコに近づくことが“禁止行為”として自主ルールで定められています。
渡部議員は接近行為の翌日に投稿した自身のSNSで、「自分が操縦する船でラッコに近づく様子が拡散されている。ラッコに負担をかけ、多くの方に心配と不快な思いをさせことをお詫びします」と謝罪しました。
さらに「友人の墓参りのため町内の無人島に行った帰りに寄り道してラッコを見に行った」と説明。
「船舶免許を保有し遊漁船の登録をしているが料金は頂いていない。ラッコに罪はない。霧多布に来て静かに見守ってくださっている方々に、これ以上ご心配をかけないよう努めます。この度は本当に申し訳ありませんでした」としています。
柳沢教授「やっと日の目」=睡眠研究で米ラスカー賞―筑波大
医学分野で最も権威ある科学賞の一つとされるラスカー賞の基礎医学研究部門に選ばれた柳沢正史・筑波大教授(66)が10日、同大で記者会見した。日本人の受賞は2014年以来で、「睡眠の基礎研究がやっと日の目を見る時代になった。受賞を契機として、もっと研究が盛り上がってほしい」と話した。
柳沢氏は1998年、重要な睡眠制御因子のオレキシンを発見。オレキシンを欠損させたマウスが、突然眠り込む睡眠障害「ナルコレプシー」に似た症状を示すことなどを突き止め、睡眠と覚醒のメカニズム解明に大きく貢献した。研究成果は、オレキシンの働きを利用した治療薬の開発にもつながった。
受賞について柳沢氏は「非常にうれしい」と喜ぶ一方、「そもそもなぜ眠らないといけないのかという根本的な謎は誰にも分かっていない」と指摘。「私が現役のうちに誰かが解明してほしい」と研究の進展に期待を寄せた。
一方、血友病Aの治療薬「ヘムライブラ」を開発し、臨床医学部門に選ばれた中外製薬の研究者3人も同日、東京都内で記者会見した。元シニアフェローの服部有宏さん(66)は「創薬は大変やりがいのある仕事。若い研究者の皆さんにはぜひ挑戦してほしい」と述べ、次世代の研究者にエールを送った。 [時事通信社]
「スコールライン型」の積乱雲が停滞=千葉豪雨を解析―気象庁
気象庁気象研究所は10日、8月の千葉豪雨を解析した結果、発達した積乱雲を伴い激しい雨を降らせる「スコールライン型」と呼ばれる現象が起き、停滞したことで線状降水帯が発生したと明らかにした。
千葉豪雨では8月13日午後6時ごろ、線状降水帯が発生。大雨特別警報が約1時間半後に発表された。
気象研究所によると、スコールライン型の積乱雲は通常、速い速度で移動するが、今回は房総半島付近に停滞。長時間にわたって大雨が続いた。積乱雲の降雨で強まった冷気層の東向きの動きと、太平洋側から流れ込んだ暖湿気の西向きの動きが拮抗(きっこう)し、移動速度が抑えられたと考えられた。
強い雨が観測された千葉県佐倉市付近の上空では、積乱雲の内部に直径約2~5キロの気圧の低い反時計回りの渦が発生していた。これにより上昇気流が強まり、強い雨をもたらす一因となった可能性があるという。 [時事通信社]