川崎クレーン事故 不明の作業員か 海から遺体

4月、川崎市でクレーンの解体作業中に3人が死亡し、1人が行方不明になっている事故で、現場から身元不明の遺体が見つかりました。
【映像】事故現場付近の当時の様子
川崎市で4月、クレーンの解体作業中におよそ400トンの重りが落下し、男性作業員5人が転落し、3人が死亡しました。
このうちの1人の行方がわかっておらず、警察などは事故の当初から捜索を続けていましたが、3カ月以上が経ったきょう、海の中から身元不明の遺体が見つかったということです。
遺体は深さおよそ17メートルの海中にあり、堆積したがれきに体が埋もれた状態だったということです。衣服は身に着けたままでした。
警察は、この遺体が行方が分かっていない男性作業員とみて、身元の特定を急いでいます。(ANNニュース)

東京・八王子市の保育園で64人が食中毒、大腸菌に似た細菌「エシェリキア・アルベルティイ」検出

東京都によると、八王子市内の保育園で園児59人と職員5人の計64人が下痢や腹痛などを訴える食中毒が発生し、給食の調理担当者を含む複数の患者の便から大腸菌に似た細菌「エシェリキア・アルベルティイ」が検出された。都内での同細菌による食中毒の発生は初めて。
エシェリキア・アルベルティイは1991年にバングラデシュで見つかり、2003年に新種として正式に命名された。感染すると下痢や腹痛、発熱、嘔吐(おうと)などを発症する。潜伏期間は12~24時間程度とされる。
7、8日に保育園で調理・提供された昼食などが原因とみられ、8日午前~10日夕に症状が出た。一時入院した園児1人を含む全員が快方に向かっている。
保育園では10日から給食の提供を自粛していたが、八王子市保健所は同細菌による食中毒と断定し、17日から3日間の営業停止(給食の供給停止)処分とした。

富士山でツアー参加の男性死亡、今季初 相次ぐ遭難、99歳救助も

富士山で17日、遭難が相次ぎ、奈良県生駒市の男性(65)が死亡した。今月1日の開山後、初めての死者となった。また、動けなくなっていた福島県いわき市の女性(99)が救助された。
静岡県警富士宮署によると、午前6時25分ごろ、富士宮登山道8合目から9合目の間で、生駒市の男性と十数人のツアーで一緒に登っていた関係者から「男性が転倒し、頭から出血している」と110番があった。9合目に常駐している県警山岳遭難救助隊員が駆けつけたが、男性は意識がなかった。隊員が7合目まで男性を背負って下ろし、医師によって死亡が確認された。
また午前7時5分ごろ、富士宮登山道元祖7合目付近で、いわき市の女性の同行者から「女性が転んでけがをして動けなくなっている」と110番があった。
県警山岳遭難救助隊員が駆けつけ、女性を背負って5合目まで下ろし、富士宮市内の病院に搬送された。意識はあり、受け答えできる状態だった。女性は日程に余裕を持って入山したが15日に転倒し、腰と尻を強打していた。山小屋で休むなどしたが回復しなかったという。【松本信太郎】

典範改正「議員9割賛成」=木原官房長官

木原稔官房長官は17日の記者会見で、同日成立した改正皇室典範について「国民の代表である国会議員の衆参約9割の議員に賛成をいただいた」と述べ、国民の理解が得られるとの認識を示した。
木原氏は、10日の衆院本会議では自民、中道改革連合、日本維新の会、国民民主、参政の各党に加え「チームみらいの大半の方」の賛成を得たと説明した。共産党が反対したほか、自民や中道の10人超が採決を欠席した。 [時事通信社]

高市総理「(私は)鬼、ですか?」れいわ・奥田氏の“パネル”に眉をひそめる 「総理には人間の心あるんですか?」「維新と自民の悪魔合体」批判の嵐受け高市総理の“表情”は?

17日、参議院予算委員会において、れいわ新選組の奥田ふみよ議員が高市総理を厳しく批判した。質疑では、奥田議員が「鬼」と記されたパネルを提示して「人間の心あるんですか」と発言し、高市総理が「鬼、ですか」と眉をひそめる場面も見られた。【映像】「鬼のパネル」→高市総理の「表情」は?(実際の様子) 奥田議員は、団地暮らしや農家の高齢者の苦しい生活実態を紹介し、「国民年金しかもらっとらんおじいちゃんたちの声。総理、この声を聞いてどう思いますか?」と高市総理に見解を求めた。 これに対し高市総理は、「国民年金しかもらっていない方々はたくさんいらっしゃると思います。そして、その中で物価高でお辛い思いをされてる方もいらっしゃると思います」と理解を示した上で、「だからこそ政府としては、今打てる物価高対策、昨年来、特に私が就任してから物価高への対応を優先してまいりましたので、順次実行している。それが今徐々に行き渡っていっている」と回答した。 奥田議員は年金制度について「令和版の姥捨て山」と指摘し、「『少子化が国難、高齢化だから年金財政が危ない』と言い続けて、約20年前からこの血も涙もないマクロ経済スライドを導入」したと政府を追及。続けて「消費税は4回も上げ、非正規労働を増やして働き方をぶっ壊し、大企業ばかり優遇優遇、減税、減税」と批判し、「政府が作ったこの窮状を国民になんで押し付けるんだよ。お年寄りの年金はなんで平気で減らすんだよ」と訴えた。 さらに奥田議員は、食品の値上げや介護保険料の負担などを挙げ、「ますます追い詰めていくのが高市内閣。維新と自民の悪魔合体」と厳しく批判。この時、高市総理が奥田議員をじっと見つめる場面もあり、議場には張り詰めた空気が流れた。 続けて奥田議員は、政府の給付付き税額控除案についても、恩恵を受けるのは労働者の一部のみであり、年金生活者や働けない病気の人などは眼中にないと指摘。「日本ジュエリーベストドレッサー賞特別賞を受賞した高市総理」「悪疫の象徴としての【鬼】」と記されたパネルを提示しながら「一体どちらが本物の総理なんですか? 総理には人間の心あるんですか?」と迫った。 この発言を受け、委員長は「ただいま奥田君の発言中に不適切な言辞があったとのご指摘がありました。委員長といたしましては、後刻理事会において速記録を調査の上、適当な処置を取ることといたします」と述べた。
17日、参議院予算委員会において、れいわ新選組の奥田ふみよ議員が高市総理を厳しく批判した。質疑では、奥田議員が「鬼」と記されたパネルを提示して「人間の心あるんですか」と発言し、高市総理が「鬼、ですか」と眉をひそめる場面も見られた。
【映像】「鬼のパネル」→高市総理の「表情」は?(実際の様子)
奥田議員は、団地暮らしや農家の高齢者の苦しい生活実態を紹介し、「国民年金しかもらっとらんおじいちゃんたちの声。総理、この声を聞いてどう思いますか?」と高市総理に見解を求めた。
これに対し高市総理は、「国民年金しかもらっていない方々はたくさんいらっしゃると思います。そして、その中で物価高でお辛い思いをされてる方もいらっしゃると思います」と理解を示した上で、「だからこそ政府としては、今打てる物価高対策、昨年来、特に私が就任してから物価高への対応を優先してまいりましたので、順次実行している。それが今徐々に行き渡っていっている」と回答した。
奥田議員は年金制度について「令和版の姥捨て山」と指摘し、「『少子化が国難、高齢化だから年金財政が危ない』と言い続けて、約20年前からこの血も涙もないマクロ経済スライドを導入」したと政府を追及。続けて「消費税は4回も上げ、非正規労働を増やして働き方をぶっ壊し、大企業ばかり優遇優遇、減税、減税」と批判し、「政府が作ったこの窮状を国民になんで押し付けるんだよ。お年寄りの年金はなんで平気で減らすんだよ」と訴えた。
さらに奥田議員は、食品の値上げや介護保険料の負担などを挙げ、「ますます追い詰めていくのが高市内閣。維新と自民の悪魔合体」と厳しく批判。この時、高市総理が奥田議員をじっと見つめる場面もあり、議場には張り詰めた空気が流れた。
続けて奥田議員は、政府の給付付き税額控除案についても、恩恵を受けるのは労働者の一部のみであり、年金生活者や働けない病気の人などは眼中にないと指摘。「日本ジュエリーベストドレッサー賞特別賞を受賞した高市総理」「悪疫の象徴としての【鬼】」と記されたパネルを提示しながら「一体どちらが本物の総理なんですか? 総理には人間の心あるんですか?」と迫った。
この発言を受け、委員長は「ただいま奥田君の発言中に不適切な言辞があったとのご指摘がありました。委員長といたしましては、後刻理事会において速記録を調査の上、適当な処置を取ることといたします」と述べた。

大規模噴火で溶岩に覆われた西之島 5年経て初めて植物を確認

小笠原諸島の西之島で、2013~20年の噴火後に初めてコケとシダの植生が確認されたと、東京都立大や森林総合研究所などの研究チームが17日発表した。西之島は20年の大規模な噴火による溶岩や火山灰ですべての植生が失われていた。「絶海の孤島」に生態系がつくられる初期のプロセスが確認できた貴重な事例だとしている。
研究チームは、25年7月の環境省の調査で西之島に上陸。北東の海岸近くで、ユミダイゴケ▽イワヒメワラビ属の1種▽タマシダ属の1種――を発見した。いずれもありふれた種だが、噴火前の西之島にはなかった植物だ。胞子が風に乗って飛来し、定着したとみられる。
「孤島」で侵入難しく
これらは、降り積もった火山灰が雨などで浸食されてできた谷の崖で見つかった。20年の噴火では大量の火山灰が放出された。火山灰は溶岩に比べて保水力があり湿度が保たれるため、たまたま生育に適した条件が整ったとみられる。
近年の火山活動で生態系が失われた島は、アイスランドやインドネシアにもあるが、いずれも短期間で多くの動植物が侵入した。一方、西之島は5年もかかった。最も近い小笠原諸島の父島からも約130キロと遠く離れており、侵入が難しいためだ。
チームの川上和人・森林総研地域研究監(鳥類学)は、「生まれたばかりの孤立した海洋島にどのように生態系が作られるかは大きな謎だった。生態系の基盤になるありふれた植物が定着し、長い年月をかけてガラパゴスや小笠原のような固有種が生まれていくのだろう」と話した。【酒造唯】

《富士登山》99歳の女性が遭難で「迷惑かけるな」厳しい指摘が噴出、注目集まる“救助有料化”の動き

7月17日、富士山での遭難者が相次ぎ、65歳の男性が亡くなり、転倒しけがを負った99歳の女性は静岡県警の山岳遭難救助隊などに救助された。
99歳の富士登山に賛否
「今年の夏山開山期間に入ってから初めての死亡事故で、無くなった男性は登山途中に頭にけがを負い、出血もあったそうです。警察が駆けつけた際、意識はなかったものの、まだ脈はあったといいます。その後、医師も男性に接触しましたが、その場で息を引き取ったそうです。
一方の99歳の女性は転んでけがをしたとのこと。登山中に歩けない状態になったそうで、一緒に登山していた人が“小屋で休んで再チャレンジしようとしたがダメだった”と警察に救助要請。この女性は命に別状はなく、担架で下山しました」(全国紙社会部記者、以下同)
ふたりとも登山経験があり、女性は何年か連続で登っていたという。
女性の救助に対し、ネット上では、
《マジ?!すごすぎん……?!》 《99歳で登ろうと思って実行するだけですごい。尊敬する》
という声が上がったが、
《自力でどうにかできるような準備しろよ。迷惑かけてるんじゃないよ》 《老化防止としても、もっと他所様に負担をかけない方法を選ばれた方が良いかと思います》 《救助されて良かった。。。 とはいえ99歳だといくら元気でも登る山はもう少し選んだり、周りが止めたりしてあげるべきではとも思う・・・》
など、厳しい意見も寄せられた。
富士宮市と富士吉田市のホンネ
富士山での救助費用は原則無料になっているが、昨年はある事件をきっかけに“有料化”についての議論が行われた。
「昨年4月、山頂付近にいた中国籍の20代の大学生が体調不良を訴え救助を要請。防災ヘリが出動し救助されましたが、その4日後、再び遭難したのです。別の登山者が通報し、救助されましたが、最初に救助された地点に携帯電話を置いてきて、それを取りに戻っていたとのこと。
この一連の遭難事件に対し、静岡県富士宮市の須藤秀忠市長は“救助費用を遭難者の負担にするべきだ”と発言。山梨県富士吉田市の堀内茂市長もこれに同調し、“救助は命がけ。趣味や道楽で登る人らをなぜ公費で救う必要があるのか”と強い言葉を使っていました」(前出・全国紙社会部記者、以下同)
静岡県では、防災ヘリが出動した場合、1時間につき40万~50万円の燃料費がかかるとされており、もちろんこれは国民の血税から支払われている。
「有料化にあたっては、救助活動の原則無償化が記されている『消防組織法』が関わってくるため、即時改正というわけにはいきません。現状では、家族や同行予定の人物らが止めるしか手はないのです。過去に登山経験があったとしても、登山は死の危険性が隣り合わせであることを再認識するべきでしょう」
“日本一の山に登りたい”という夢は否定されるべきものではないが、周囲の判断を聞き入れる必要はあるだろう。
週刊女性PRIME

【続報】運転していた74歳の女を逮捕 網走のダイソーに軽乗用車が突っ込む 「アクセルとブレーキを間違えた」と供述

17日午前、北海道網走市で、ショッピングモール内のダイソーに軽乗用車が突っ込み6人がけがをしました。
17日午前9時ごろ、網走市駒場北のショッピングモールにある「ダイソー網走駒場ST店」に軽乗用車が突っ込みました。
消防や警察によりますと、この事故で店内にいた50代の女性らあわせて6人がけがをしました。店は開店直後でした。
警察は軽乗用車を運転していた網走市に住む74歳の女を過失運転傷害の疑いで現行犯逮捕しました。
警察によりますと、女は「駐車場から発進するときにほかの車にぶつかり、そのあとアクセルとブレーキを間違えてアクセルを踏んだ」と供述しているということです。

《鹿児島5歳男児不明》「気の毒で声はかけられませんでした」地元消防団が明かした“両親の懸命な捜索”と“発見できたワケ”、温泉施設関係者は“複雑の心情”を吐露

7月17日午前、鹿児島県霧島市の天降川で身元不明の男性の遺体が発見された。6月21日から行方不明となっている5歳男児の可能性があり、警察は身元の確認を急いでいる。
遺体発見当日の大規模捜索
発見の経緯について地元紙記者が振り返る。
「17日午前9時20分ごろ、霧島市の天降川にある発電所の堰付近で、身元不明の男性遺体が発見されました。発見されたのは、男児が行方不明となった温泉施設『かれい川の湯』から約700メートル下流です。遺体の身長は約115センチで着衣はなかったとのことです。
この日は朝から警察と消防による大規模な合同捜索が行われており、堰の上流側で消防隊員が遺体を発見しました。県警は6月21日から行方不明となっている5歳男児の可能性もあるとみて、DNA鑑定などで身元の確認を進めるとともに、司法解剖を行って死因を調べる方針です」
地元消防団が語る川の変化
NEWSポストセブンはこれまで、手掛かりの少なさから地元で捜索の限界が囁かれ始めていることや、そのような状況下でも必死に探し続ける両親の姿を報じてきた。
行方不明から3日後の6月24日には、鹿児島県の薩摩地方で「線状降水帯」が発生し、非常に激しい雨が降り続いた。その影響により、現場となった天降川は場所によっては水深が6メートルに達し、捜索は難航していた。
行方不明の翌日から捜索に参加している地元消防団の男性に話を聞くと、遺体が発見された当日の河川の状況に”ある変化”が起きていたようだ。
「今日あたりから天降川の水が澄んでくれて、水深も1メートルくらいとこれまででいちばん安定しているんですよ。今までは水が濁っていたし、水深も増していた。だから、今日から数日が発見の正念場で、近いうちに見つかる可能性が高いと地元では考えていました。これを逃したらもうお手上げじゃないかな……と。ここからまた本腰を入れて捜索する予定でした」
水が澄んだことで、これまで捜索できなかった難所も探すことができるようになったという。毎日懸命に捜索を続ける両親の姿を、現場の団員たちはどのような思いで見つめていたのか。
「私らは気の毒で声はかけられませんでしたが、『本当にここ数日が勝負で、近いうちに見つかるかもしれない』と内心では祈っていました」(消防団の男性)
施設スタッフの胸の内
一方、男児の行方が分からなくなった温泉施設「かれい川の湯」のスタッフも取材に応じた。この日の大規模捜索では警察や消防にトイレや駐車場を提供して協力したというが、遺体発見の一報は報道で初めて知ったという。

【解説】改正皇室典範成立…“いまだ国論二分”批判も 高市首相や野党議員の「3つのコトバ」

17日、成立した改正皇室典範。採決で反対した立憲民主党の蓮舫議員は高市首相に対して、いまだに国論が二分されていると批判しました。
17日午後1時半、蓮舫議員が切り込みました。
立憲民主党 蓮舫議員
「まず総理、国会への出席はお嫌ですか」
高市首相
「嫌ではございません」
立憲民主党 蓮舫議員
「総理の予算集中審議への出席率が、過去の歴代の総理と比べると、はるかに低水準なんです。なんで、こんな少ないんでしょうか」
高市首相
「国会からお呼びいただいたら、誠実に答弁をさせていただいております」
次に17日、成立した改正皇室典範について質問。今後は、旧宮家の男系男子を養子として皇室に迎えることができるようになりますが…
立憲民主党 蓮舫議員
「メディアの論調を見ると、養子案は賛否拮抗しています。総理のお好きな国論を二分する(状況)。天皇制に関してだけは、国論二分しちゃだめじゃないですか」
高市首相
「立法府の総意を厳粛に受け止めて、法律案にしてお示しした」
立憲民主党 蓮舫議員
「今上天皇と旧宮家の隔たり、36から38親等。それは血筋をたどった親戚とは、もはや言えないんではないでしょうか」
高市首相
「例えば、過去に第122代明治天皇の御世で、天皇と32親等の隔たりのある皇族たる男系男子が、養子になられた例がある」
また、皇室典範の改正により、今後は、女性皇族が結婚後も皇室に残ることができるようになりますが、夫や子供は皇族とはならず、民間人のままです。
立憲民主党 蓮舫議員
「(家族間で)皇族と民間と身分が大きく違う。選択的夫婦別姓のときには親と子の氏、名字が違うだけで、家族の一体感がなくなると反対してきたのに、内親王女王はどうやって家族の一体感を持てるのか」
高市首相
「一般国民と皇族の方々、もしくはその皇族と結婚される方を含むご一家、これを同列に論じるということは、私は賛同しかねます」
集中審議は1時間ほど前に終わり、来週25日まで国会を延長する手続きが与野党で行われています。今後について、高市首相や野党議員の「3つのコトバ」について、日本テレビ政治部・矢岡亮一郎官邸キャップが解説します。
(1)「国会出席、嫌ではない」
(2)「数の力、総意とは言えない」
(3)「8月頭、消費減税は見守る」
17日の集中審議では、高市首相から国会出席について「嫌ではございません」というコトバがありました。
――どういう議論
この国会は、一時野党側が審議拒否したことも影響して、まもなく延長が正式に決まりますが、野党側は、そもそもの原因を作ったのは高市首相で、集中審議への出席をなかなか実現しなかったからだ、と指摘をしています。
これを蓮舫議員は「お嫌ですか?」と率直に聞いて、高市首相が「嫌ではございません」と答えるというやりとりになりました。ただ、高市首相は、「国会から呼ばれたら出席して、誠実に答弁している」と従来の発言を繰り返して、これ以上、深い議論にはなりませんでした。
また、野党側は中傷動画の報道も追及しましたが、進展はありませんでした。
――17日に成立した改正皇室典範で目指した「立法府の総意」についての話
そうです。野党議員のコトバですが、高市政権の今国会でのキーワードは、いくつかありました。
この「立法府の総意」と、そして消費減税の「国民会議」は、いずれも「与野党の幅広い合意」を目指した枠組みでしたが、言葉通りにはなっていません。
皇室で言えば、17日に本会議が行われた参議院では、野党第一党の立憲民主党が反対しました。立憲民主党は、参議院で自民党の101議席に次ぐ、40議席を持つ一大勢力です。
衆議院で、党としては賛成した中道改革連合の野田元首相は、養子制度について、さっそく「再改正」にも触れています。
また、中道の中で投票時に退席したある議員は、「『数の力』を持つ与党の結論ありきで、それにいかに抵抗できるかの議論だった。とても『総意』とは言えない」と指摘しています。
――高市首相の発言
そうです。今後の焦点は、消費減税の話に移っていきます。
来週22日に「国民会議」での消費減税の議論が再開します。高市首相は16日、8月頭までに結論を得たい、それを「見守る」としていますが、減税と給付のあり方をめぐって、与野党の主張の隔たりは非常に深いものがあります。
とりまとめ役の議長を務める自民党の小野寺税制調査会長は、困り果てています。ある与党幹部は、「もう高市首相が決断するしかない」と話しています。今後、高市首相は、自らの決断で減税に踏み切った場合、その説明責任も厳しく問われることになります。
――与野党で意見をまとめるのが難しい状況なので首相の決断ひとつになりそうだということ?
まだ、国民会議は来週以降も続きますし、8月上旬まで議論の余地はあるのですが、与野党でかなり主張の幅が広くて、「もう高市首相しか決められないのでは」という声が徐々に強まりつつあります。
(7月17日午後5時すぎ放送 『news every.』より)