年間の虐待件数は札幌で約2500件と高止まり…しかし「児童相談所と名乗るだけで壁を張られ…」子供の守る最後の砦〝児童相談所〟職員の誓いと葛藤の日々

今年9月、札幌に2か所目となる児童相談所が開所しました。児童福祉の根幹を担う場所で日々、子供たちや、その家庭と向き合う職員の仕事とは、どんなものなのでしょうか。子供を守る最後の砦といわれる児童相談所の現場です。
《整理整頓は?食事は…?家庭訪問で状況確認する児童福祉司》
札幌市の児童福祉司、西澤耕平さんは、担当する2軒の母子家庭を、これから訪ねるところでした。
児童福祉司 西澤耕平さん(36)「いまから清田区のほうの家庭訪問に行くので…」
児童虐待や非行、そして身体や発達の障害など、さまざまな相談を受け、支援につなげていく仕事に、西澤さんは日々追われています。
児童福祉司 西澤耕平さん(36)「整理整頓ができているか、ご飯作っている様子があるか、児童相談所が状況の確認をできていないと、それこそ事件が発生したり、大きなことが発生したりする可能性が十分あるので」
児童相談所が対応する事案は、虐待だけではありません。4つの担当課のうち、西澤さんが所属するのは相談判定課です。一つとして同じケースがない中、それぞれどのような支援が必要なのか。その手立てを探るのが、児童福祉司です。
西澤さんが勤務するのは『札幌市東部児童相談所』。今年9月に開所した、札幌で2か所目の児童相談所です。
《札幌の虐待件数は年間2500件ほど…深刻な高止まり状態》
貴田岡 結衣記者「担当課の職員たちが集まり、緊急で会議を行っています」
幼い子供が、心理的虐待を受けている疑いがある―。警察から新たな通告が『東部児童相談所』に入りました。札幌市が認定した直近5年間の『虐待件数』では、毎年度2500件ほどと、深刻な高止まりの状況が続いています。
『東部児童相談所』では、児童福祉司のほか、児童心理司や看護師、医師など120人ほどが業務にあたっています。
一時保護所担当の保育士「このドアの先が子供たちが生活しているユニットのエリアになります」
『東部児童相談所』には、一時保護所も併設されています。緊急時には、36人の子供を受け入れることが可能です。
児童相談所による一時保護は、緊急保護をはじめ、援助方針を決めるための保護、生活指導の目的があります。現在、一時保護を必要とする事案も多く、満床に近い状態が続いています。
具体的に施設内はどんな作りになっているのでしょうか。プライバシー保護などの観点から、記者や取材カメラの入室は難しいため、一時保護所を担当する保育士にカメラを渡し、撮影してもらいました。
一時保護所の保育士「こっちが廊下で洗面台がありまして各個室になっています」
『東部児童相談所』の一時保護所は、できるだけ家庭的な環境作りが工夫されています。
《児童福祉を支え、子供を守る最後の砦〝児童相談所〟》
一時保護所担当の保育士「僕たち出来るところは最後の砦。ここが崩れてしまうと児童福祉の根底が崩れちゃうんじゃないかという思いがある」
児童福祉司の西澤さんが、担当する家庭に電話を入れていました。
相談判定課(児童福祉司)西澤耕平さん(36)「もしもし、札幌市東部児童相談所の西澤と申します。先日行った検査の結果について、ご説明に来週とか自宅にお伺いできたらと思ったんですけれど…」
職員の机に一台ずつ置かれた電話。その先に、さまざま様々な支援を繋いでいます。
相談判定課(児童福祉司)西澤耕平さん「すみません。ありがとうございました。失礼します。すごい…電話に出てくれた」
電話を終えると、西澤さんは急いで別の部屋に向かいます。
相談判定課(児童福祉司)西澤耕平さん「これから定例会議になるので、援助の方針などを話し合います。一時保護するとか解除するとか、あと一時保護が長くなっているお子さんについて、児童相談所としての検討とか」
西澤さんは現在、一時保護の5人と継続支援の子供20人ほどを担当しています。この日の定例会議では、西澤さんが担当する一時保護所にいる女の子のケースが検討されました。
相談判定課(児童福祉司)西澤耕平さん「一時保護所の中でも集団生活をしていないので、その辺りの行動観察の部分も取れていない」一時保護担当「最近は少しずつ、職員との関係もできて、とても頑張っているという印象は受けている」家庭支援課長「窃盗とか暴力行為ってADHDといった障害的なものを起因とした感じ?」相談判定課(児童福祉司)西澤耕平さん「家庭環境が大いに関係あるかな、愛着(障害)の認められなさとか」
医療的な支援は必要か。家庭の様子はどうかー。複数の人が集まって、さまざまな視点から「児童相談所としての判断」を模索します。
《”児相の在り方”が問われた、札幌の2歳女児虐待死事件…》
札幌では6年前、児童相談所のあり方が大きく問われる出来事が起きています。2歳の女の子が、虐待を受け、衰弱死した事件です。“未然に防ぐことができたのではないか…”いまも西澤さんら、児童相談所の職員たちの胸に深く刻まれています。
相談判定課(児童福祉司)西澤耕平さん「子供のやりたいこと、したいこと。保護者のやりたいこと、したいことと。“児相がこのほうがいいんじゃないか”って思うところはズレていることが大きくて。それを擦り合わせて、なるべく同じ方向を向くようにというのができたらいいが、それに時間がかかってしまったりとか」「“これが最善だったのか”と常に考えて…。“もっとこういう話をすればよかった”とか“もっとこういう視点から話を進めればよかったな”と思う部分は正直よくある」
西澤さんが、児童相談所で働き始めたのは2022年。札幌で起きた虐待死事件は、異動前の出来事でした。しかし、二度と悲劇を繰り返さないために、西澤さんは一人一人と懸命に向き合っています。
『東部児童相談所』には、夜になっても相談が舞い込みます。
家庭支援課 地域支援係 鈴木崇寛係長「要支援の世帯だってことですよね。いま継続指導とかで動いている感じなんですかね」
シフト制で夜間の対応にあたります。『東部児童相談所』がカバーしているのは、札幌市内の白石、豊平、清田、厚別区の4区。札幌中央区にある、もう一か所の児童相談所とも、リモートで情報共有をはかります。
家庭支援課 地域支援係 鈴木崇寛係長「令和元年(2019年)の事件があって、夜間帯の対応を手厚くというところがもちろんある。そこの部分を2所に分かれた後も充実させて継続できる形にした」
家庭訪問を終え、東部児童相談所に戻った西澤さんの姿もありました。
《差し伸べた手が拒まれることも…葛藤の日々》
相談判定課(児童福祉司)西澤耕平さん「児童相談所と名乗るだけで壁を張られる。『え?なんですか?』という保護者はいらっしゃって、児相は取っつきにくいとか、児相が関わると、大ごとになっていると思われてしまうことはあるので、いきなり突き詰めた話をしないとか、日常の会話から相手が困りごとを出せるように意識してやっている」「ケース対応や相談対応が重なることはあるので、そうした精神的に追い詰められるタイミングとかで、保護者や児童から、あまり嬉しくない言葉掛けをされることもある。人間なので落ち込んだり、ちょっと嫌な思いをしたりということも正直ある」
差し伸べた手が、常に受け入れられるわけではないと言います。支援は、年単位にも及ぶこともあり、押し寄せる問題に職員は追われる日々です。
それでも、子どもたちの成長に力をもらいながら。痛ましい事件を再び繰り返さないため、児童相談所の職員たちは、その歩みを進めています。
堀啓知キャスター) 児童相談所が取り扱う事案としては、虐待が多い印象ですが、発達障害であったり、家庭内での非行であったりなど、対応に行き詰ってしまった保護者からの相談も受け付けているんですよね。
森田絹子キャスター) 西澤さんも、虐待事案のその後の支援や障害に関わる担当課に所属しています。児童福祉司のみなさんを取材すると、幼少期という子供にとって大切な時期に関われること。そして一歩一歩成長している姿を見ることにやりがいを感じているということです。
堀啓知キャスター) 何かしらの困難さを抱える子供や家族をどう支えていくのか。支援任せでなく、地域でも考える必要があります。

清水寺にも祇園にもたどり着けない…大混雑の秋の京都「バスが来ても乗れない問題」に市交通局が出した答え

1日34万人が利用する「京都市交通局」の路線バス(以下:京都市営バス)で、「乗れない」「時間通りに来ない」「乗れても混雑で疲れる」といった声が相次いでいる。年々利用の増加が続き、ついに年間1000万人を突破したという、京都の「インバウンド観光客」(訪日客)増加によって、もともとの混雑に拍車がかかっているようだ。
京都ではさらに、秋の紅葉シーズンには清水寺・三十三間堂などに観光客が殺到する。「インバウンド激増+紅葉」でラッシュがピークに達しようとする今、市内の路線に乗車したうえで、京都市営バスの担当者に「混雑の原因」や「空いたバスで紅葉を見に行くウラ技」を伺った。
京都市営バスの路線のなかでも、2時間かけて市内を循環する「206号系統」は朝から晩まで激しく混み合う。この路線は、とにかく沿線に「目的地になる場所が連なっている」のだ。
起点の「北大路バスターミナル」から東大路通り・京都駅・西大路通りを経由して、一周2時間程度で京都市内を巡る。ループの東側には四季折々の花が咲き乱れる「平安神宮」、縁結びと厄払いの「知恩院」、紅葉の名所「清水寺」、舞妓さんの街「祇園」、1000体以上の仏像が並ぶ「三十三間堂」などなど。日本人ならいちどは耳にしたことがあるような寺院・観光名所が、2kmほどの距離に点在している。
寺院はそれぞれ地形を活かした庭園を持ち、数百年かけて見事なもみじ林を育てている。こうして山裾一帯は秋ごとに朱色に染まり、見物にくる人々が絶えず……勾配も多い山裾の「東大路通り」を走る206号系統は、毎年秋ごとに“紅葉狩りラッシュ”を引き起こす。
もうひとつ、206号系統の混雑の要因は「地元の人たちの利用の多さ」。沿線には京都大学・京都府立大学や華頂女子高校・洛北高校などへの通学、京都大学病院への通院、洛北阪急スクエア、イオンモール北大路などへの買い物などの利用が多い。なお、ループの西側にも「佛教大学」「龍谷大学文学部」や日常使いの量販店が連なっており、こちらの利用者の多さも相当なものだ。
しかも京都は全体的に土地が狭く、道路事情も良くないとあって「市民の77%は自家用車ナシで移動」(「京都市地域公共交通計画協議会」より)となるほどに、生活移動がバス頼みな方も多い。公営バス・市営バスはこういった人々の需要に応える役割を持つものの、あまりにも観光客が多すぎて、地元の人が乗れないことや、極度のラッシュに巻き込まれて苦痛を覚える方も多い。こうしてみると、京都市民が、市営バスや206号系統に不満を持つのも当然のことだろう。
さて、観光名所が連なる206号系統に乗車しつつ、この地で起こっている問題を見分してみよう。
バスは北大路バスターミナルを出た時点で空いているものの、「東山二条・岡崎公園口」バス停あたりから、徐々に観光客の姿が目立ち始める。何度か乗車した限りでは、この辺りですでに座席が埋まり、通路に立ち客がいる状態だ。
地下鉄東山駅の近辺を抜けると、「清水道」バス停で観光客が一気に乗車してくる。特に夕方4時・5時ごろには、清水寺を観終わって京都駅に戻る人々が20人、30人……市バスの誘導員によると、日によってはずっと行列が100人を超えていることもあるという。
なおこの周辺は歩道の幅が80cm~1m強(実測)しかなく、行く手をふさがれた歩行者・自転車が車道に出てしまうケースもあり、バスやクルマにとっても危険な状態。京都市営バスは警備員・案内係を配置しているが、このレベルの長蛇の行列を1人、2人でさばくのは無理があるようだ。
ほか、こういった多量乗車は、八坂神社のある「祇園」、京都国立博物館がある「馬町」バス停などでも見られ、夕方だと「清水道」バス停から南側(京都駅方面)は、数便待たないと乗車できない。
かつ、待たされた乗客のマナーもあまりよくなく、開いたバスのドアに乗車待ちの人が無理に乗り込んでドアが閉められなくなり、運転手が「ドア閉められません、降りて次のバスをお待ちください!」とマイクで警告しても降りず……何度もドアが開閉する音だけが車内に響き、バスはいっこうに発進しない、という事態もしばしば。バスの定時運行ができる訳もなく、運転手のストレスも相当に溜まるだろう。
京都市交通局の担当者に伺ったところ、紅葉シーズンには1日の利用者が34万人から37万人程度まで、1割ほど増加するという。なかでも206号系統は京都駅に直接向かうため、観光客が殺到しやすく、混雑ぶりが悩みの種となっている。バスの運行本数・車内の混雑・待ち場所などが全てパンク状態の206号系統、地元利用者が望む「気軽に乗車できるバス」への改善への道は、まだまだ遠い。
この事態に、交通局も手をこまねいている場合ではない。観光客と地元利用客を分散すべく、京都駅から五条坂・清水道(清水寺)、銀閣寺方面に直通する「EX100」など2系統の「観光特急バス」の運行を、2024年6月から開始した。
停車場所を極端に絞って走行していることもあり、所要時間は通常の3分の2程度。遅れが多い206号系統などと比べて、最大12分も所要時間を短縮できるという。
運賃は通常運賃の倍以上(500円)かかるが、「地下鉄・バス1日券」や「京都修学旅行 1day チケット」(追加料金不要)で乗車できるため、地元の人は230円の市営バス、観光客は500円の観光特急バス、といった棲み分けが可能となるのだ。
京都市営バスによると、昨年6月の運行開始当初は1日2200人程度の利用であったのが、紅葉シーズンの11月には3000~4000人近くの利用があったといい、206号系統などの混雑の緩和に対する効果はあるという。
ただし、京都駅からの行きが好調なのに対して、帰りはその4分の1程度にとどまるなど、時間帯によって利用状況がミスマッチなのが課題だという。また、京都駅~清水寺方面が午前中に混み合うのは変わらないものの、帰りは夕方4時ごろが混み合ったり、ライトアップの関係で日没後に利用のピークが来たりと、傾向を読み切れないのが悩みの種なのだとか。
京都市営バスはホームページ上で経営課題について公開しているが、そのなかでたったひとつの単純(シンプル)な答え……「秋の京都は混む」と断言している。(京都市交通局「見える化」より)
秋の清水寺方面へのバスは、本数1.5倍、3~4分間隔で運行しているそうだが、それでも紅葉の名所へ向かうバスが、つり革を掴むことすら難しいほど混雑していることに変わらない。
バスをさらに増便できれば良いものの、京都市交通局は全体で60人程度のバス運転手不足が発生しており、「市営バス運転士不足 非常事態宣言」を出している。人繰りの都合がつかない以上、これ以上の増便は望めないだろう。
その中で、少しでも快適な「紅葉シーズンのバス乗車」心得はないものか? 京都市交通局に伺ったところ、やはり「観光特急バスや臨時便に乗車する」「『地下鉄・バス1日乗車券』を利用する」のがおすすめだそうだ。
実際に筆者が何度か乗車しても、10月時点で観光特急バスはかなり空いており、スーツケースを持った観光客が数人いるにもかかわらず、車内はそれなりに空いていた。かつ「清水道」バス停は通常便・観光特急バスで100mほど離れているものの、観光特急バスのバス待ち行列は通常便バス停の10分の1以下(数人程度)、かつ目の前にイートイン付きのファミリーマートがあり、買ったお茶を片手にのんびり休憩する人々の姿も多く見られた。
230円のバスで揉みくちゃになるか、1日券もしくは500円支払いで、観光特急バスに乗車するか。京都観光の移動時間のQOL(クオリティー・オブ・ライフ。移動時間の質)を上げることができるなら、お高めの料金や1日券代など、安いものだろう。
また京都市交通局では、清水寺からあえてバスに乗らずに、「地下鉄東山駅まで歩く」という、なかなかハードなウラ技を提案している。もちろん時間はかかって疲労もあるが、その分で青蓮院・知恩院・祇園・高台寺などを回ることができて、山道のトレッキングにはちょうどいいだろう。
混み合ううえに、バスも増発できない。そんな京都市営バスの現状を見て「この方面への鉄道・LRT(次世代型路面電車)を建設すればよいのに?」と思う方も多いだろう。確かに建設できれば、混雑への抜本的な対策にはなるが……。
まず東大路通は鴨川を挟んで、かつての「平安京」の1kmほど東側を南北に走っている。この場所は「東山三十六峰」と呼ばれる京都市東部の山岳地帯の裾野にあり、勾配やカーブも多い道路への地下鉄敷設は、あまり現実的ではない。だいたい、500mほど西側に京阪電鉄が走っているため、補助を出す側の国交省も必要性を認めてはくれないだろう。
ただLRT敷設計画はあり、2005年に京都市が調査した限りでは単年黒字化・建設費用の償還は「可能」との判断が出ている。しかしその後、建設の大本命とされた「今出川線」も含めてLRT建設に逆風が吹き、現状では計画自体が頓挫した状態と言ってよいだろう。
そもそも、京都の街で寺社仏閣が郊外にあるのは、仏教政治からの脱却を掲げた桓武天皇が「寺院は平安京の外へ」施策をとったことに理由がある。街から離れた場所に拠点を置かざるを得なくなった各寺院は、地形を活かした庭園の勾配に紅葉を植え、数百年単位で育ててきた。
京都の紅葉が美しいのは「1000年以上の歴史に育まれているから」と言っても過言ではない。山肌一面が紅葉の朱色に染まった景色は、ぎゅうぎゅう詰めのバスに乗車してでも、見に行く価値があるのではないか。
11月7日時点のウェザーニュースの予報によると、京都市中心部や祇園・清水寺の紅葉のピークは、11月17日頃から月末辺りとのこと。地下鉄・バス1日券を携えて、京の紅葉を見に行きたいものだ。
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(フリーライター 宮武 和多哉)

名古屋城天守のエレベーター設置、議論は平行線 市と障害者団体

名古屋市が計画を進める名古屋城天守の木造復元を巡り、広沢一郎市長は6日、障害者団体「名古屋城木造天守にエレベーター設置を実現する実行委員会」と意見交換した。大型エレベーター(EV)の設置などを求める団体側に対し、市側は史実に忠実な復元を目指して小型昇降機の設置に理解を求めるなど議論は平行線をたどった。
広沢市長は意見交換で、EVを内部に設置した場合、天守の柱や梁(はり)を取り除く必要があり、伝統的な木造天守の建築が困難になると説明。柱や梁を傷つけない小型昇降機(車いす利用者1人、介助者1人を想定)を設置することでバリアフリーとの両立を目指すと強調した。
これに対し、団体側は現天守には23人乗りのEVが2機あることを挙げ、木造天守でも障害者や高齢者、子どもなど分け隔てない利用ができることを要望。また、外付けEV設置の検討も求めたが、広沢市長は同等の高さの構造物が必要となり、史跡の基礎への影響などから「難しい」と説明した。
市は今後も意見交換の場を設ける方針。【式守克史】

天皇皇后両陛下「全国豊かな海づくり大会」出席のため三重県へ 東京駅を出発「鳥羽水族館」訪問しラッコやジュゴンもご覧に

天皇皇后両陛下は「全国豊かな海づくり大会」に出席するため、先ほど、三重県に向けて出発されました。
両陛下は午前10時すぎ、JR東京駅のホームで見送りの関係者と笑顔で挨拶を交わし、新幹線の臨時専用列車に乗車されました。
三重県ではあすから、水産業の発展を目的とした「第44回全国豊かな海づくり大会」が行われ、両陛下は志摩市での開会式に出席するほか、水産高校の実習船の視察やイセエビやマダイなどの放流行事にのぞまれます。
到着日のきょうは、鳥羽市の「鳥羽水族館」でラッコやジュゴンを観覧するほか、海の希少な生物を保護する取り組みについて説明を受けられる予定です。
両陛下の三重県訪問は、2019年の即位に伴う伊勢神宮参拝以来、6年ぶりです。

ぐずった2歳長女を毛布で押さえつけて窒息死させたか、母親を傷害致死容疑で送検…大阪府警

集合住宅にある自室で、長女(2)を毛布で押さえつけて窒息死させたとして、大阪府警は8日、無職の女(29)(大阪府池田市)を傷害致死容疑で送検したと発表した。6日に暴行容疑で逮捕していたが、死亡と暴行に因果関係があると判断し、容疑を切り替えた。
発表では、女は5日午後5時頃、長女がぐずったため、毛布を投げて上半身を押さえつける暴行を加え、窒息死させた疑い。「ぐずって言うことを聞かずイライラし、毛布で押さえつけた」と容疑を認めているという。
女がその場を離れて約10分後に再び戻ったところ、長女が息をしていないことに気づいて119番。救急搬送されたが、死亡が確認された。
司法解剖の結果、死因は窒息死で、他に外傷はなかった。身長や体重は標準的で、虐待に関する府警での取り扱いはなかった。池田市を所管する府箕面子ども家庭センター(児相)でも相談歴などはなかったという。

「何時代だよ」のツッコミも成功例あり!盛岡市の“吹き矢でクマ捕獲”、役所に聞いた真意

岩手県盛岡市が新しいクマ対策を打ち出した。
市街地近くでクマの出没が増える中、麻酔薬を塗った吹き矢でクマを捕獲できる人材を育成する方針を発表。11月4日の定例記者会見で、内舘茂市長が「こうした新たな手段も視野に入れていく」と語った。
クマを吹き矢で捕獲に「何時代だよ」
この方針発表を受けてネットでは
《何時代だよ》 《銃で死なないのに?吹き矢刺さるのか》 《吹き矢が届く距離まで市職員をクマに近づけるってことだよね?》 《無理だろ……どう考えても。麻酔が3秒で効くと計算しても一撃をもらう覚悟が必要じゃないか?》 《熊の皮を貫く程の吹き矢って、肺活量がどのくらい必要なんだろう?》 《吹き矢外れたら、余計に興奮して襲ってこない?》
といった驚きや懸念の声が相次いだ。
『週刊女性PRIME』の取材に対し、同市環境企画課の担当者は「市街地など人が多い場所では銃の使用が安全面で難しく、ほとんど罠にもかからない。そこで“吹き矢”という選択肢も視野に入れることにしました」と語った。
10月28日には、盛岡市内の銀行地下駐車場でクマが出没したが、吹き矢で捕獲、駆除した成功例も報告されている。
「現在、岩手県内では獣医師の資格を持つ委託者が1人で県域をカバーしています。盛岡市としても、麻酔吹き矢を扱える人材を育てたいと考えています。ただし麻酔薬の調合は、獣医師や医師など限られた職種しか行えません。動物を扱う関係から、市職員のうちでも保健衛生分野の業務を担う獣医師に限定される見込みです」(同担当者)
つまり、「市職員が吹き矢でクマ退治」といっても、対象は獣医師というわけだ。
吹き矢の特訓も必須に
「骨の硬い部位を避け、お尻などやわらかい部分を狙う必要があります。これは動物の専門的知識がないと難しい。さらに、吹き矢の扱いにも慣れてもらわなければなりません。
矢の飛距離は数メートルなので、動いているクマを直接狙うのではなく、狭い場所に追い込んだ状況でのみ使用する想定です。個体によっては吹き矢を打たれた痛みで歩き回る可能性もありますし、今後の導入にはスタッフの安全確保を最優先と考えています」
人材確保、麻酔薬取扱いの研修、吹き矢射撃訓練――と今後の対策が急がれるが 「市民の不安の声があがっているなかで、前向きな対策としたい」と担当者は語る。
この先、盛岡市がどのようにこのユニークな手法を実践に落とし込み、他自治体がその成果を見てどう動くかにも注目が集まる。

京王井の頭線で枕木が燃える火災 吉祥寺など一部区間で運転見合わせ

8日午前7時50分ごろ、東京都三鷹市井の頭3の京王井の頭線の線路付近で「工事現場が燃えている」と119番があった。
京王電鉄と警視庁三鷹署によると、火災があったのは吉祥寺―井の頭公園間の高架部分の沿線で、線路のレールの下に敷かれた枕木や発電機などが燃えた。けが人はいなかった。現場付近では午前4時ごろまで鉄道橋の塗装工事をしていたといい、警視庁と消防が出火原因を調べている。
京王井の頭線は火災の影響で、富士見ケ丘―吉祥寺間の上下線で運転を見合わせている。午後6時時点で再開のめどは立っておらず、復旧には時間がかかる見込みという。【鈴木理之、木下翔太郎】

12歳のタイ国籍少女「出頭することは怖かったけど、どうしてもタイに帰りたかった」都内のマッサージ店で違法に働かされていた事件

タイ人の12歳の少女が違法に働かされていた事件で、少女は、警視庁に対し「正直、出頭することは怖かったけど、どうしてもタイに帰りたかった」と話していることがわかりました。
この事件は、東京・文京区のマッサージ店経営・細野正之容疑者(51)が、12歳のタイ国籍の少女を違法に働かせていたとして逮捕されたものです。
少女は今年6月に母親と一緒に来日、母親は少女を店に紹介したあと、およそ2週間後に帰国しました。
少女は個室マッサージ店で性的なサービスをさせられていたとみられ、少女は東京出入国在留管理局に駆け込んだことについて「正直、出頭することは怖かったけど、どうしてもタイに帰りたかった」と説明していることがわかりました。
警視庁は、人身取引の一端とみて、ブローカーがいる可能性も視野に調べています。

「僕の写真を撮って欲しい」男が手渡したスマホでは「内外同時撮影」のアプリが起動… 女児が顔撮られる被害 京都府警が注意呼びかけ

「僕の写真を撮って欲しい」とスマートフォンを手渡され、撮影してみると、内外同時撮影ができるアプリが起動していて、自分の顔も撮られた…。

アプリを悪用した“盗撮”か。京都府警が注意を呼びかけています。

京都府警によると11月6日(木)午後4時半ごろ、京都市山科区西野阿芸沢町の山科中央公園で、小学生の女の子らが遊んでいたところ、近づいてきた男が「僕の写真を撮って欲しい」とスマートフォンを手渡しました。

女の子の1人が男を撮影したところ、そのスマホでは、外向きのカメラと内向きのカメラで同時に撮影できるアプリが起動していて、女の子の顔も撮影されたということです。

女の子は撮影中に自分の顔も撮られていることに気づき、その後、保護者に報告。保護者が通報して事案が発覚しました。

女の子と男の間に、面識はありませんでした。

男の特徴は、▽年齢が50代くらい ▽茶色の短髪 ▽上下緑色のスーツ ▽茶色のショルダーバッグだということで、京都府警が注意を呼びかけています。

西から天気は下り坂 明日は全国的に雨で本降りになることも

今日8日(土)は日差しの届いている所が多くなっています。ただ、西から天気はゆっくり下り坂で、夜には九州で雨の降り出す所がある見込みです。

明日9日(日)は全国的に雨が降り、本降りの雨になることがあります。
九州は今夜から雨が降り出す可能性
午後になり、九州北部や中国地方には中層の雲が広がってきました。下層の空気が乾燥しているため、すぐに広範囲で雨を降らせることはない見込みです。
夜になると気圧の谷の接近に伴って雲が発達し、雨の降り出す可能性があります。特に、五島列島や対馬周辺は傘が必要な降り方になる所もあるため、早めの帰宅が安心です。
明日は太平洋側中心に局地的な強雨注意
明日になると、前線を伴った低気圧が西日本から東日本と、北日本にそれぞれ接近・通過します。西日本は朝から雨の降る所が多く、東日本や北日本も段々と雨の範囲が拡大する見通しです。
広範囲で本降りの雨になることがあり、西日本~東日本の太平洋沿岸部や北日本の日本海沿岸部は強風で横殴りの雨になることもあります。

また、低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込む影響で、周辺では雨雲が発達しやすくなります。太平洋側を中心に、局地的な強雨や雷雨に注意してください。雨雲には動きがあるため、同じ場所で長時間続く可能性は低い見込みです。
北海道は山あい中心に路面悪化に注意
低気圧が北海道の北を通過するため、寒気は北上して北海道も雨になる所が多いとみています。
現在積もっている雪は、平野部では明日の朝までにとける所がほとんどの見込みですが、山あいでは融雪によって路面状態が悪くなる可能性があります。走行する予定がある方は十分に注意してください。
写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)