東京・世田谷区にある私立の認可保育園の女性保育士が、園児に暴行を加え、前歯を折るなどのけがをさせたとして警視庁に書類送検されたことがわかりました。
捜査関係者によりますと、きのう書類送検された世田谷区にある私立の認可保育園の20代の女性保育士は今年8月、園児の前歯2本を折るなどし、けがをさせた疑いがもたれています。
保育士は他の園児のおもちゃを持って遊んでいた園児に対し、注意した直後に後ろから背中を押し、バランスを崩し倒れた園児の尻をさらに押したということです。
園児は床に顔をぶつけ、前歯2本を折るなどのけがをしたということです。
一連の様子は園内のカメラに写っていて、任意の調べに対し、保育士は行為を認めているということです。
陸自姫路駐屯地所属の自衛官逮捕 路上で女性2人にわいせつな行為か 容疑を否認
兵庫県姫路市の路上で20代女性2人にわいせつな行為をしたとして、姫路署は10日、不同意わいせつの疑いで、陸上自衛隊姫路駐屯地所属の自衛官の男(29)を逮捕した。同署によると「わいせつなことはしていない」と容疑を否認している。
逮捕容疑は9月6日午前4時半~4時45分ごろ、同市内の路上で、いずれも25歳の女性2人に対して胸を触るなどのわいせつな行為をしたとしている。
署によると、防犯カメラの捜査などから男の関与が浮上した。男は女性2人のうち1人と面識があり、事件当時は3人で話しながら歩いていたという。署は経緯などを詳しく調べている。
姫路駐屯地は取材に「現在詳細を確認中のためコメントは差し控える」としている。
クマに襲われたか、林に男性遺体=キノコ採り出掛け不明―岩手
10日午前7時ごろ、岩手県雫石町長山の林で、キノコ採りに出掛けて行方不明になっていた70代男性の遺体が発見された。引っかいたとみられる傷が残されており、県警はクマに襲われた可能性があるとみて調べている。
男性は同町在住で、9日にキノコ採りに出掛けたが夕方になっても帰宅しなかったため、県警などが10日朝から捜索していた。 [時事通信社]
「長時間労働黙認の組織風土」 教委職員自殺、熊本県が遺族に謝罪
熊本県教育委員会の天草教育事務所(天草市)で勤務していた男性職員(当時51歳)が2023年に過労自殺したことを受け、県は10日、「勤務時間や健康管理についての安全配慮義務を怠った」として男性の遺族に謝罪したうえで解決金約1億円を支払うことで遺族側と合意し、和解した。遺族は「これで全て解決したという認識ではない。再発防止策が徹底されているか注視したい」としている。
男性の妻(55)や遺族側代理人によると、男性は1996年、熊本県教委に教員として採用され、中学校で数学を教えるなどした。その後、中学校の教頭や県内の別の教育事務所の指導主事を経て、22年4月から天草教育事務所で管理主事として勤務していた。
教育事務所は県内9カ所にあり、各事務所の管理主事は原則1人。管内の教職員の人事管理など業務は多岐にわたり、男性は赴任直後から多忙を極めた。パソコンの履歴によると、22年4月の時間外労働は185時間。その後も休日は月1~2日程度で、時間外労働が月100時間を大幅に上回ることが多かった。
男性は22年の10月と12月、産業医の面接指導を受けた。12月22日の面接で、医師から「長時間勤務が続いており、疲労による心身の不調が表れています。業務上の負担が大きいと思われ、人員の増加が不可欠と考えます」と指摘されたが、年末年始も12月30日~23年1月1日に休んだだけで、翌2日から仕事に戻った。男性は1月9日、単身赴任していた職員住宅で命を絶った。
24年3月に公務災害(労災)に認定され、遺族側は県に対し、男性が亡くなった経緯の内部調査や、それを踏まえた謝罪、解決金の支払いを求めてきた。
県教委は25年3月にまとめた内部調査書で、男性の自殺は「過労死ラインを超える長時間労働が主要な原因だった」とした。さらに、男性が命を絶った22年度に県内の管理主事の平均残業時間が月104時間(パソコン起動時間)に上っていたことから、「長時間労働を事実上黙認する組織風土が広がっていたと猛省する必要がある」と指摘した。
男性の妻は10日、県庁で県との合意書に押印した後、長女(23)とともに記者会見し、「健康管理が全くされていないことにとてもショックを受けた。県には職員の命を預かっているという自覚、危機意識をしっかり持っていただきたい」と訴えた。
管理主事は人事情報を扱い、業務の秘匿性が高いことから各教育事務所に原則1人としてきたが、県教委は23年度から同等の業務を行う職員を各事務所に1人ずつ増やすなどした。
遺族側の代理人を務める松丸正弁護士(大阪弁護士会)は「学校で働く教員だけではなく、教員人事を担当する職員にも長時間労働が広がっている実態が明らかになった。2度の産業医面接が機能していなかったことも大きな問題だ」と話した。【戸上文恵】
公明、連立離脱へ=党首会談、自民と決裂―首相指名、不透明に
自民党の高市早苗総裁と公明党の斉藤鉄夫代表は10日、国会内で会談した。連立政権の継続を巡り協議したが、「政治とカネ」の問題に対する考え方の溝が埋まらず決裂。斉藤氏は連立離脱の方針を伝えた。26年間続いた自公の協力体制解消は、日本政治の大きな転換点となる。早ければ20日に召集される臨時国会の首相指名選挙で、高市氏が選出されるかは不透明となり、与野党の駆け引きが激化しそうだ。
斉藤氏は会談後の記者会見で「自公連立政権はいったん白紙にする。これまでの関係に区切りを付ける」と表明。さらに「閣外協力ではない」との認識を示し、相互推薦など国政選挙での協力解消も打ち出した。
会談で、斉藤氏は企業・団体献金の受け皿を政党本部と都道府県組織に限定する公明の提案について「賛否を示してほしい」と述べ、直ちに受け入れるよう迫った。高市氏は党内協議のために「少なくとも3日間は欲しい」と拒んだ。
これを受け、斉藤氏は会見で「自民の回答は不十分で、極めて残念だ」と批判。「『政治とカネ』の基本姿勢に意見の相違があった」と断じた。
首相指名選挙を巡り、高市氏に「とても『高市早苗』と書くわけにはいかない」と通告したことも明らかにした。公明は斉藤氏に投票する方針。決選投票に進んだ場合の対応は明言を避けた。
斉藤氏は同時に「自民と敵対するわけではない」とも主張。予算案や政策に関して「賛成すべきものは賛成する」と強調した。同席した西田実仁幹事長は「多党化の時代に入った。各党に声を掛けて政治を前に進める」と述べた。
これに対し、高市氏は党本部で記者団に「一方的に離脱を伝えられた。大変残念だ」と不快感を示した。斉藤氏からは「自民総裁選で誰が選ばれても同じだ」と伝えられたという。
その上で、首相指名選挙での選出を目指し「できる限りのことはしていく」と意欲を示した。公明以外の党との連携に関しては「今申し上げることは何もない」と踏み込まなかった。
自民は、臨時役員会で今後の対応を協議。14日に両院議員懇談会を開き、党所属議員に経緯を説明する。
自公の連立政権は、1999年10月に当時の自由党を合わせた3党で発足。野党に転落した2009年9月からの約3年間も含め協力関係を保ってきた。 [時事通信社]
劇団民藝の俳優・水谷貞雄さん死去 91歳 最年長で読売演劇大賞優秀男優賞受賞 大河ドラマにも出演
劇団民藝演技部所属の俳優、水谷貞雄(みずたに・さだお)さんが9月29日午前4時22分、心不全のため東京都町田市内の病院で死去した。91歳。横浜市出身。同劇団が10日に発表した。葬儀は7日に家族葬にて執り行われた。喪主は妻の水谷ゆりさん(劇団民藝の俳優・田畑ゆり)。
早大法学部卒業後の1956年に劇団民藝附属水品演劇研究所に入所し、同俳優教室を経て59年に同研究生、62年に同劇団員となった。
58年に「法隆寺」群衆で初舞台を踏んだ。「冬の時代」「オットーと呼ばれる日本人」「審判」「櫻の園」「林檎園日記」「グレイクリスマス」「静かな落日」「集金旅行」など多数の舞台に出演。「アンネの日記」ではオットー・フランク役を務めた。2020年には「新・正午浅草―永井荷風―」の永井荷風役で読売演劇大賞優秀男優賞を受賞。当時86歳で最年長受賞だった。同作で22年7~8月に中部北陸を巡演(20ステージ)、88歳での旅公演だった。
外部出演は94年のNHK大河ドラマ「花の乱」、85年の「真田太平記」など。「シマンテック」「ニトリ」のCMにも出演した。
10年からは妻の田畑と「水田の会」を発足し「ジン・ゲーム」などを各地で上演。昨年6月の公演が最後の舞台となった。
自民党・高市総裁「一方的に連立政権からの離脱を告げられた」
公明党が連立離脱を決定したことを受けて、自民党の高市総裁は記者団の取材に応じ、「一方的に連立政権からの離脱を告げられた」と述べました。
高市総裁は10日午後に行われた自民党と公明党の党首会談の場で、政治資金規正法の公明党の案についての賛否を求められ、「自民党内に持ち帰り協議をして、速やかに対応したい」と返答をしたことを明らかにしました。
ただ、これについて公明党側からは「具体的な回答ではない」として、連立政権からの離脱を伝えられたということです。
高市氏は「これまで26年間にわたり、野党の時代も含めて協力をし合ってきた関係なので大変残念だ」と述べました。
道路でハブにかまれ男性死亡 奄美群島で11年ぶり 「気温高く活動が活発」鹿児島
奄美群島で今月4日、男性が毒ヘビのハブにかまれ、死亡しました。ハブによる死者は2014年以来、11年ぶりです。
県によりますと、今月4日午後10時半ごろ、奄美群島の道路上で男性が左足首をハブにかまれました。男性は病院に救急搬送され、血清などを使った治療を受けましたが、翌5日に病院で死亡しました。県内でハブにかまれて死亡したケースは、2014年の加計呂麻島以来、11年ぶりです。
ハブは、県内では奄美大島、加計呂麻島、請島、与路島、徳之島に生息していて、今年度は8月までに24人がかまれる被害を受けています。
▼道路は中央を歩き
▼不用意に草むらに入らず
▼夜は照明を持って歩くなど、注意を呼びかけています。【画像で見る】国内最強とも呼ばれる毒ヘビ・ハブの姿
ハブってどんな動物?
ハブはクサリヘビ科マムシ亜科ハブ属の毒ヘビです。ハブの毒は出血毒で、かまれると激痛と腫れが広がり、筋肉が溶かされて、ひどい場合は死亡することもあります。
ハブの生態と行動パターン
ハブの行動は気温に大きく影響されます。18度から27度(特に24度前後)の気温で最も活発となり、30度以上及び10度以下ではほとんど活動しません。年間では4月から6月と9月から10月が最も活動が盛んな時期です。
主な活動時間は日没から夜10時頃までと、朝4時から6時頃までです。
餌の80%以上は野ネズミで、他に鳥類やトカゲ、カエルやイモリなども食べています。ハブの1日の行動範囲は100m以内で、動く速度は約1m/分ですが、逃げるときは素早く動きます。
攻撃動作の特徴
ハブは待ち伏せて攻撃してきます。S字形にした体を瞬間的に伸ばして相手にかみつくため、全長の3分の2の距離までが攻撃範囲となります。また、ハブは温度が高い物体が接近すると反射的にかみつくという習性があります。
ハブに咬まれないための7か条
ハブによる咬傷を防ぐために、次の7つの対策を心がけましょう:
1. 道路の中央を歩く
2. 不用意に草むらに入らない
3. 夜は照明を持って歩く
4. 草むらに入る時は深い長靴を履き、棒であらかじめたたきながら進む(ハブを見つけたら1.5m以上離れる)
5. やぎ小屋、牛小屋などの戸を開けて入る時は、上下左右・頭上を確かめてから入る
6. 草むらや川岸などで作業をする時は、つばの大きな帽子、厚手の長袖シャツ、革の手袋、脚はん、長靴を着用する
7. ハブやネズミの隠れ場所となる家の周りの草や木の枝などを刈り、環境整備に努める
【画像で見る】国内最強とも呼ばれる毒ヘビ・ハブの姿
立民、公明取り込みへ働き掛け=国民民主、連立入り否定的
公明党が自民党との連立政権から離脱すると表明したことを受け、野党にも衝撃が広がった。立憲民主党は野党候補の首相指名獲得に向け、公明に共同歩調を働き掛ける方針。連立参加へ秋波を送られてきた国民民主は前提が崩れたと判断し、自民との連携に現状で否定的な姿勢を示した。
立民の野田佳彦代表は10日、国会内で記者団の取材に応じ、「『政治とカネ』で相当危機感を持ったということだと思う」と指摘。公明とは「中道」の立場で「共通点がある」と述べ、連携に意欲を示した。
臨時国会冒頭の首相指名選挙の決選投票をにらみ、野党候補の一本化を呼び掛けてきた安住淳幹事長は「(政党の)組み合わせによっては政権交代の可能性が出てきた」と強調した。一本化の候補者として、これまでに国民民主の玉木雄一郎代表を挙げている。
その玉木氏は記者団に対し、自民との連立について「あまり意味のない議論になってきている」と発言。立民からの呼び掛けに関しては「首相を務める覚悟はある」と述べつつも、立民内で安全保障を巡る立場を整理してほしいと注文を付けた。物価高対策など特定のテーマで連立を組むことにも難色を示した。
公明との関係に関しては自身のX(旧ツイッター)で、「政治とカネ」の問題で協力していく方針を示した。
日本維新の会の吉村洋文代表(大阪府知事)は読売テレビの番組で、玉木氏を野党の首相候補とする案について「立民と国民民主がまとまるのであれば本気で話を聞く」と語った。自民との連携に関しては、高市早苗総裁が国民民主との関係を優先しているとして「まずはそっちを先にやったらいい」と突き放した。
共産党の田村智子委員長は首相指名選挙で玉木氏の名前を書く可能性を記者団に問われ、「自民党政治を終わらせる立場を貫く」と述べるにとどめた。 [時事通信社]
石破首相、戦後80年の所感発表…「偏狭なナショナリズム」を許さず「歴史の前に謙虚であるべき」
石破首相は10日午後、終戦から今年で80年となったことを踏まえ、首相としての所感「戦後80年に寄せて」を発表した。
首相は所感で、戦後70年の安倍首相談話などで示された歴代内閣の歴史認識を引き継ぐと明言した上で、「過去の談話では、なぜあの戦争を避けることができなかったのかという点にはあまり触れられていない」とし、当時の国内の政治システムの問題点について「戦後80年の節目に、国民の皆様とともに考えたい」と呼びかけた。
具体的には、文民統制の原則が制度上存在しなかった大日本帝国憲法▽統帥権干犯問題などを機に軍部への統制を失った政府▽チェック機能を果たせなかった議会▽戦争を積極的に支持したメディア▽国際情勢を正確に把握できなかった情報収集・分析――の五つの問題点を指摘。「政治と軍事を適切に統合する仕組みがなく、統帥権の独立の名の下に軍部が独走した」との認識を示した。
首相はその上で、現在はこれらの問題に対処する制度的な手当てがなされているとしつつ、制度を適切に運用するには「無責任なポピュリズム(大衆迎合主義)」や「偏狭なナショナリズム」を許してはならないとし、「我々は常に歴史の前に謙虚であるべきで、教訓を深く胸に刻まなければならない」と訴えた。