非常に強い台風22号は8日、東京・伊豆諸島に向かって北寄りに進んだ。気象庁は同日夕、伊豆諸島の八丈町(八丈島)と青ケ島村(青ケ島)に暴風と波浪の特別警報を発表。「最大級の警戒が必要」として、暴風が吹く前に避難するよう求めた。
9日明け方から朝にかけて最も接近する見通しで、伊豆諸島では線状降水帯が発生して大雨となる恐れもある。気象庁によると、伊豆諸島に暴風と波浪の特別警報が出るのは初めて。
台風は高い海面水温などが影響し、想定以上に発達したという。8日午後6時時点で、青ケ島の南西約250キロをゆっくりと北北東に進んでいる。中心気圧は935ヘクトパスカルで、中心付近の最大風速は50メートル、最大瞬間風速は70メートル。中心から半径130キロ圏は風速25メートル以上の暴風域となっている。
伊豆諸島では9日に最大瞬間風速70メートルの猛烈な風が吹く見込みで、住居が倒壊する恐れがある。今後は利島(としま)村や新島(にいじま)村など、伊豆諸島の他の地域にも特別警報が出る可能性がある。
記者会見した気象庁予報課の立原秀一課長は「これまで経験したことがないような暴風、高波の恐れがある。頑丈な建物に移動し、屋内では窓から離れて」と呼びかけた。【最上和喜】
「受賞の知らせ、勧誘電話かと思って不機嫌にとった」ノーベル化学賞の北川さん
今年のノーベル化学賞の受賞が決まった京都大の北川進特別教授は8日夜、京都大(京都市左京区)で記者会見を開き、「チャレンジは醍醐味。楽しんできた」と研究生活を振り返った。
スーツ姿の北川氏は午後8時ごろ、緊張した面持ちで会見場に姿を見せ、大学関係者から拍手で迎えられた。受賞決定について「大きな名誉をいただき感激している。何よりもいい環境に恵まれた」と喜び、「研究者や学生、理解して支えてくれた家族にも感謝している」と述べた。
北川氏は材料づくりに取り組んできた研究人生について「チャレンジは科学者にとって醍醐味。辛いこともあったが、30年以上楽しんできた」と語った。
受賞の知らせは、スウェーデン王立科学アカデミーによる発表の約1時間前、研究室への電話で受けたという。「最近、勧誘の変な電話がかかってくるんですよ。『またか』と思って不機嫌にとったら、(相手が)アカデミーの選考委員会の委員長と名乗られ、びっくりした」と笑わせた。
北川さん、事実重ね論文引用急増 当初は「うそつき」一転、脚光
新たな多孔性材料を開発し、ノーベル化学賞の受賞が決まった京都大特別教授の北川進さん(74)。発表当初は「うそつき」呼ばわりまでされたが、事実を積み重ねると論文の引用件数が跳ね上がり、一転脚光を浴びることに。「端っこの学問だった昔を思うと隔世の感。時代に合ってきたのかな」と振り返る。
研究を始めた当初、物質の分離に使われる材料として一般的だったのはゼオライトなどの無機物。軟らかい有機物は使えないというのが常識だった。転機になったのは1989年。当時勤めていた近畿大から学生を連れ、結晶の構造解析に必要な大型計算機を開放していた京大を訪れた時だ。
開発した結晶のデータを入力し、計算が終わるまで2~3時間あった。途中の計算結果を基に構造を予想していると、学生から「穴が開いている」と指摘があった。均等な大きさの穴が蜂の巣のように整然と並ぶ構造を見て、北川さんははっとした。
研究のエッセンスをまとめた論文を発表すると引用回数が一気に増え、世界のトップクラスに躍り出た。
北川進さんにノーベル化学賞 本庶佑さん、田中耕一さんも喜び
2025年のノーベル化学賞に選ばれた北川進さん(74)に、京都ゆかりのノーベル賞受賞者から称賛の声が寄せられた。
02年にノーベル化学賞を受賞した島津製作所エグゼクティブ・リサーチフェローの田中耕一さん(66)は「今回の受賞が契機となり、多くの日本の研究者および研究機関が世界に貢献する科学技術を送り出すことを願います。これからの環境、エネルギー、健康など諸問題の解決に貢献できる方法として大いに期待しています」とコメントした。
18年の生理学・医学賞受賞者で京都大特別教授の本庶佑(たすく)さん(83)は「京都大からまたノーベル賞の受賞者が出ることになり、本当にうれしいのひと言。先生にお会いしたら、『本当に喜んでいます。もうひと頑張りしてください』と伝えたいです」と激励した。【菅沼舞】
釈放の草間リチャード敬太、検察官の刑事処分の判断まで約1、2か月ほど 罰金刑の可能性も…河西邦剛弁護士
東京・新宿区で下半身を露出したとして公然わいせつの疑いで逮捕、送検された5人組アイドルグループ「Aぇ!group」の草間リチャード敬太(29)が6日、留置先の警視庁三田署から釈放された。
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レイ法律事務所の河西邦剛弁護士は、草間の釈放について「検察官が勾留請求しなかった。逃亡の必要性がなく、悪質性が高い行為とはいえないと判断された」と説明した。特定の人に露出するようなケースとは異なり、被害者がいない事案のため、身柄の拘束は不要とみなされた。
今後の流れについて「警察が目撃者の話や防犯カメラの映像、周囲にいた人などから事情を聞き、検察官が刑事処分をするかどうかを決める」という。
判断まで約1、2か月ほどを要する。河西弁護士は「罰金刑の可能性もある。法定では30万円以下の罰金だが、事情をくんで10万円以下になるケースが多い」という。「事情が分からなければ、スポンサーや番組出演の関係者などにおいて、各取引先は判断に困る。自身の認識や事情を伝えていく必要性もあると思います」と語った。
〈高市新総裁〉支持率上昇なら年末に衆院解散? 国民・玉木党首は「準備を加速したい」と警戒…各党の思惑が交錯する連立政局の行方
自民党の高市早苗新総裁(64)のもとで一気に進みそうなのが、連立枠組み拡大の議論だ。高市氏は総裁選期間中から「国会での首班指名選挙までに連立の枠組みを固める」と明言していたが、果たしてそれは可能なのか。そして、新たな連立相手は一体どの政党になるのか。風雲急を告げる“連立政局”を追った――。
〈画像〉新総裁選出を受けた際の石破首相、菅元首相の反応
連立パートナーの公明党とも国民民主は親和性を持っている
「いや、良かったね。素晴らしい」
高市氏が自民党総裁に選ばれた10月4日の夜、国民民主党の中堅議員は筆者の取材にそう喜びを語った。永田町では、これまで小泉進次郎農相(44)が総理になった場合、自民党が連立相手として選ぶのは日本維新の会だというのが“既定路線”になっていた。
「日本維新の会は、自民党の重鎮の中では、小泉氏の後見人である菅義偉元総理(76)との関係が深いとされてきた。実際、総裁選期間中の9月24日に、維新の遠藤敬国対委員長と国会図書館で会談をしていた。
維新の藤田文武代表(44)も『自民党と私個人は(基本政策の)全てにおいて近い』と前のめりの姿勢を示してきました」(自民党関係者)
仮に維新の連立が実現し、自民党が少数与党から脱却すれば、「年収の壁」の引き上げをはじめとする国民民主の要求を呑む必要はもはやなくなる。“小泉総理”が本命視される中、維新がリードする状況に、国民民主側は焦りを募らせていた。
しかし、まさかの“高市総理”誕生により、形勢は逆転した。自民党の重要閣僚経験者も「これで維新との連立はなくなっただろう」との見方を示す。
「総裁選で『責任ある積極財政』を掲げた高市氏は、『手取りを増やす』をモットーとする国民民主と政策的な考え方が近しい。総裁選期間中から、国民民主が訴える所得税の控除額引き上げや、ガソリン税減税の早期実現を訴えていた。連立パートナーの公明党とも、国民民主は親和性を持っている。
一方、高市氏は参政党とも考え方が近しいと指摘する向きがあるが、参政党は衆院で3議席、参院で15議席しかもっていない。連立を組んだとしても、自民党は少数与党から脱却できないので有力な選択肢にはならないでしょう。参政党の排外主義的な姿勢には、公明党の警戒感も根強い」(前出・自民党関係者)
麻生太郎氏が国民民主と太いパイプ
さらに、総裁選の決選投票で派閥を挙げて支援し、“高市総理”誕生の立役者となった麻生太郎自民党最高顧問(85)は、国民民主と太いパイプを持つ。事情を知る自民重鎮によれば、「岸田政権時代は、麻生さんと茂木敏充前幹事長(69)が国民民主との窓口をしていた」という。
国民民主党の榛葉賀津也幹事長(58)は10月3日の記者会見で、麻生氏と最近会ったかどうかを問われ、「マンガを貸してほしいと会いに行った」と煙に巻きつつも、否定しなかった。さらに、総裁選後の10月6日には、東京都内で麻生氏と約30分間、面会した。
榛葉氏は8月に、自民党の武田良太元総務相(57)がMCを務めるラジオ番組に出演し、こう語ってもいた。
「今、挑戦したいのはやっぱ与党になりたいですね。自民党の中にも武田さんもそうですけど信頼できる仲間たくさんいるし、そうでない人もいるけども」
高まる国民民主との“連立拡大”の機運。しかし、高市氏の言うように、10月15日に予定されている首班指名選挙までに間に合うかといえば、「それは無理」(前出の国民民主中堅)との見方が主流だ。
公明党の斉藤鉄夫代表も10月4日の高市氏との会談後「連立政権は、政策と理念の一致が不可欠で、そんなに簡単ではない」と早期の連立拡大に否定的な見解を示した。
「高市さんが早く連立をやりたい気持ちはわかるが、国民民主側もそんなに簡単に乗れません。まずは昨年12月に自民・公明・国民の3党の幹事長で合意した“年収の壁”の178万円までの引き上げを履行してくれということ。
それが達成できたら、信頼関係が高まって、次のステージに進める可能性が出てくるということです」(前出・国民民主中堅議員)
自民党としては、来年度予算審議が本格化する来年2月までに、連立拡大への道筋を決める必要があるが、それまでは部分的な政策協力を重ねていくことが現実的な道筋のようだ。
「早期解散の可能性が低いとみられているが…」
実際、国民民主の玉木雄一郞代表も高市総裁の誕生について、「政策協議の要請があれば、しっかり向き合いたい」とコメントをしている。前出の国民民主の中堅議員は玉木氏の“本音”について、こう解説する。
「玉木さんとしては、自民党と一定の距離をとりながら付き合った上で、次の総選挙では野党のまま戦って、さらに党勢を拡大したいという戦略がある」
次期衆院選で党勢を拡大した上で、連立入りしたいというのが本音だとすれば、衆院解散総選挙の時期がどうなるかもポイントになるかもしれない。
高市氏は総裁選告示日に「(早期解散は)考えられないこと」と発言し、永田町でも早期解散は可能性が低いとみられている。
ただ、国民民主党の玉木氏は連立入りへの意欲を漂わせる一方で、5日に仙台市内で行われた街頭活動で、「高市氏が首相になって衆院解散する可能性がある」と述べ、総選挙への「準備を加速したい」と警戒感を解いていない。
「支持率がガーンと上がれば、来年1月の通常国会の召集前という選択肢が出てくる可能性がある。それで、もしも衆院で与党過半数を取り戻すことができれば、そもそも連立の拡大も必要なくなるが・・・・・・」(前出・自民党閣僚経験者)
流動的な政局が続きそうだが、国民民主などとの政策協議を基本としつつ、衆参で与党過半数割れのまま“ハングパーラメント(どの政党も過半数を達成していない状態)”の国会運営が当面は強いられそうだ。
高市氏は「人付き合いが得意なタイプではない」(高市氏周辺)とされ、野党人脈も乏しいとされる。野党にパイプを持つ党内人材をうまく活用し、信頼関係をしっかりと構築できるかどうかが、連立の拡大を実現し、長期政権を目指す上での試金石になりそうだ。
取材・文/河野嘉誠 集英社オンライン編集部ニュース班
小中学校教員の勤務時間、OECD調査で日本が最長…中学が週55時間・小学が52時間
経済協力開発機構(OECD)は7日、加盟国などの小中学校教員らの勤務状況を調べた2024年「国際教員指導環境調査」の結果を発表した。日本の常勤教員の勤務時間は中学校で週55・1時間、小学校で週52・1時間と最長だった。小中学校とも前回18年調査から4時間短くなったが、他の国・地域より部活動などの課外活動や事務作業の負担が大きかった。
調査には、中学校で55、小学校で16の国・地域が参加。日本は昨年2~3月、計403校の教員6914人に尋ねた。勤務時間には夜間や週末に行った業務も含まれる。
「意識なし、ひかれているようだ」路上で女性の遺体を発見 下半身に大けが ひき逃げか 福岡市東区
7日早朝、福岡市東区の路上で中年とみられる女性の遺体が見つかりました。
亡くなった女性は下半身に大けがをしていて、警察はひき逃げの疑いがあるとみて捜査しています。
7日午前5時半ごろ、福岡市東区箱崎ふ頭を通行していた人から「意識なし、ひかれているようだ」と警察に通報がありました。
駆けつけた警察官が下半身に大けがをした状態で倒れている中年とみられる女性を発見し、その場で死亡を確認したということです。
警察は、女性の身元の特定を進めるとともに、ひき逃げ事件の可能性が高いとみて捜査を進めています。
警察署に持ち込まれたのは旧日本軍の砲弾か…自衛隊の作業完了まで4時間、勾留中の容疑者らも避難
6日午前11時頃、北海道警岩見沢署(岩見沢市)に砲弾のような不審物が持ち込まれ、陸上自衛隊が回収を終えるまで約4時間にわたって署員や勾留中の容疑者らが署外に避難する騒ぎがあった。陸自によると、旧日本軍の徹甲弾とみられ、爆発の危険性はなかったという。
回収された徹甲弾は長さ約12センチ、直径約3・5センチで、管内の住民が署の窓口に持参した。同署は直ちに一般の来訪者や勾留中の容疑者を避難させ、さらに必要最小限の署員だけを残して庁舎を閉鎖。午後3時前に陸自の作業が完了するまで、半径50メートル圏内の店舗や民家にも避難を呼びかけた。
住民は「砲弾のようなものが自宅の物置にあった。最近ニュースで取り上げられているのを見たので持ってきた」と説明したという。道警は「砲弾や不発弾などの可能性がある不審物が見つかった時はうかつに移動させず、その場で110番するようにしてほしい」と呼びかけている。
福島県沖でM4.9の地震 福島県で震度4 津波の心配なし
10月7日(火)9時30分頃、福島県で最大震度4を観測する地震がありました。この地震による津波の心配はありません。
震源地:福島県沖
マグニチュード:4.9
震源の深さ:約50km
震度4:【福島県】
双葉町長塚 浪江町幾世橋
震度3:【宮城県】
角田市角田 岩沼市桜 石巻市桃生町
【福島県】
いわき市三和町 いわき市平四ツ波 相馬市中村 南相馬市原町区三島町 南相馬市原町区高見町 南相馬市原町区本町 南相馬市鹿島区西町 南相馬市小高区 福島広野町下北迫大谷地原 楢葉町北田 富岡町本岡 川内村下川内 川内村上川内小山平 川内村上川内早渡 大熊町野上 大熊町大川原 葛尾村落合落合 新地町谷地小屋 飯舘村伊丹沢 白河市新白河 白河市東 白河市表郷 須賀川市八幡山 須賀川市岩瀬支所 二本松市油井 田村市船引町 田村市大越町 田村市常葉町 田村市都路町 田村市滝根町 本宮市白岩 川俣町五百田 鏡石町不時沼 天栄村下松本 泉崎村泉崎 中島村滑津 棚倉町棚倉中居野 石川町長久保 玉川村小高 浅川町浅川 小野町小野新町