読売新聞社が13~14日に行った全国世論調査の政党支持率で、国民民主党は9%で4か月ぶりに野党トップに返り咲いた。参政党は2位の8%で参院選前後に比べ、勢いにやや陰りが見える。野党第1党の立憲民主党は5%で3位に沈み、低迷から抜け出せていない。
国民民主の玉木代表は16日の記者会見で「『手取りを増やす』など、掲げる政策実現への期待が表れている」と手応えを語った。国民民主は6月は立民に、7、8月は参政に野党首位の座を奪われていた。国民民主内では「他の野党が目立った打ち出しをしない中で、着実に政策発信をしている成果だ」と見る向きがある。
前回8月調査の12%から8%に支持が落ちた参政について、玉木氏は「自民党総裁選で保守派が台頭すると、参政に移った支持が(自民に)戻る傾向にあるのではないか」と分析した。
立民は7月調査の8%を境に下落傾向だ。11日には党役員人事の刷新に踏み切ったが、存在感は示せていない。安住幹事長は16日の記者会見で「きちんと発信し、スルーされない存在にならないといけない」と述べた。
空自機が中国軍の「アゴと尻尾がある異形機」を撮影! 防衛省が鮮明な画像を公開 無人機も同時に出現
最近は無人機と同時に現れるケースが多い!?
機体には「中国海軍」の文字
防衛省・統合幕僚監部は2025年9月15日、中国軍のY-9哨戒機1機が東シナ海から飛来し、沖縄本島と宮古島の間を通過したと発表。航空自衛隊が撮影した画像を公開しました。
Y-9は元々、多用途中型輸送機として開発された機体ですが、輸送機のほか、早期警戒機や哨戒機などの様々な派生型が存在します。
今回確認された哨戒機タイプは、機体後部から細長く伸びた「尻尾」が特徴。これは磁力で潜水艦を探し出す磁気探知機で、哨戒機ではよく見られる装備です。また、機首には顎のようなレーダーのカバーがあります。
防衛省が公開したY-9の画像はかなり鮮明で、機体に書かれた「中国海軍」の文字や機番のような数字まで確認できます。
防衛省によると、今回確認された機体は、沖縄本島と宮古島との間を通過した後、太平洋上で旋回して反転。再び沖縄本島と宮古島との間を通過し、東シナ海へ向けて飛行したとしています。また、同日午後には、中国軍の無人機1機(推定)も東シナ海方面から飛来し、与那国島と台湾の間を通過して太平洋に至ったとのこと。
これらの機体対して自衛隊は、航空自衛隊の南西航空方面隊の戦闘機を緊急発進させて対応したそうです。
なお、Y-9哨戒機は2025年7月にも沖縄本島と宮古島との間を通過しています。この時も中国軍の無人機があわせるように出現し、八重山諸島の周辺を別のルートで飛行していました。
玄海原発”ドローン問題”九電が対策を発表 暗視スコープや投光器配備で監視体制強化へ
今年7月、佐賀県の玄海原子力発電所でドローンとみられる3つの光が確認された問題です。
九州電力は監視体制を強化するための対策を発表しました。
今年7月、佐賀県の玄海原発の上空で警備員4人が夜間にドローンとみられる3つの光を確認しました。
当時、九州電力は飛行物の発見から原子力規制庁への通報までに50分あまりかかっていて、連絡体制に課題があるとの指摘も出ていました。
九電は16日に会見を開き改善に向けた検討内容を発表しました。
迅速な通報のために、対応時間の目安を設定するほか暗視スコープや投光器を配備し、監視体制も強化します。
九電は今後、国などと協議しながらドローン検知装置の導入も検討していくとしています。
十数年前から空き家のアパート、解体中に床下から白骨遺体…50~60代の女性か
大阪府茨木市の解体中のアパートから白骨化した遺体が見つかり、府警は16日、司法解剖の結果、遺体が50~60歳代の女性と推定されると発表した。死因は不詳で目立った外傷はなく、死後十数年が経過しているとみられる。遺体はアパートの床下から見つかっており、府警は事件性の有無や身元を調べる。
発表では、遺体は13日午後2時40分頃、同市下中条町の2階建てアパートの解体現場で作業員が発見。あおむけで服を着ている状態だった。アパートは十数年前から空き家になっていたという。
〈自民総裁選〉「進次郎総理実現へ執念の菅」「勝ち馬探しの麻生」「揺れる岸田」“ヤミ将軍3”それぞれの皮算用
「ポスト石破」の座を争う自民党総裁選(9月22日告示、10月4日投開票)の構図が固まってきた。すでに立候補を表明している茂木敏充元幹事長や小林鷹之元経済安保相、林芳正官房長官に加えて、高市早苗前経済安保相、小泉進次郎農相、が週内に出馬会見をする予定だ。
【画像】「あの執念はすさまじい」9月11日に岸田前総理のもとを訪れた“因縁”の候補
注目されるポイントの一つが、党内で未だに一定の影響力を持つ麻生太郎、菅義偉、岸田文雄という3人の総理経験者が、誰を支援するかだ――。
岸田氏のもとを訪れた高市氏「あの執念はすさまじい」
総裁選の立候補予定者たちが出馬を前に、総理経験者のもとを相次いで訪ねている。
9月11日に岸田文雄前総理(68)の事務所を訪れたのは、高市早苗前経済安保相(64)だった。広島の地元紙・中国新聞の報道によれば、高市氏は「気持ちが高まっている。総裁選に向けて準備している」と語り、岸田氏は「頑張ってください」と応じたという。
岸田氏は昨年の総裁選では旧宏池会(旧岸田派)のメンバーに、「決選投票になったら、高市氏ではない方の候補に投票するように」と促したとされる。高市氏にとって岸田氏は“因縁”の相手といえるだろう。
「今回も支援を得られる可能性は低いでしょう。実際、岸田氏のもとには、旧岸田派で座長を務めていた林芳正官房長官(64)や小林鷹之元経済安保相(50)らも挨拶に訪れています。中でも、旧岸田派出身の松山政司参院幹事長が『林氏支持』を明言していますし、旧岸田派は林氏を推す人が多いのではないか。
いっぽうで、小泉進次郎農相(44)を支える“チーム小泉”も、村井英樹前官房副長官や小林史明衆院議員といった岸田派出身者で固められています。彼らを通じて岸田氏も小泉氏とパイプを保っているわけです」(自民党関係者)
そもそも宏池会はリベラル色の強い派閥とされ、岩盤保守層の支持を集める高市氏とは親和性が低い。岸田氏が林氏や小泉氏を推すことはあっても、高市氏を推す可能性は低い。
それでも岸田氏のもとを訪れた高市氏について、自民党の閣僚経験者は「あの執念はすさまじい」と評する。
「昨年の総裁選で、私は石破茂総理(68)を支援することを決めていました。高市さんはそれをわかりつつも、会館事務所にやってきたんです。そのたびに『私は石破に決めているから』と伝えても『先生、御願いします……』と。結局、合計3回もやって来ましたよ」(自民党閣僚経験者)
“飲み会嫌い”を公言し、「仲間作り」に課題があるとされてきた高市氏だが、陣営関係者は「今回はうまくいっている」と語る。
「高鳥修一氏や赤池誠章氏ら、前回総裁選で高市を支援した議員の多くが落選していたので、推薦人集めに苦労するのではないかと心配したが、黄川田仁志衆院議員らがよく仕切り、スムーズにいっている。
石破政権で離れた岩盤保守層の支持を取り戻す最後のチャンスという危機感が強く、陣営の士気も前回より高い。保守派で、なおかつ積極財政というのが基本姿勢ですが、幅広い支持を得るために、政策の幅を拡げる工夫もしていきます」(高市氏周辺)
麻生氏が小泉氏を支援するのは非現実的
岸田氏と対照的に、前回総裁選で高市氏を支援したのは、現存する唯一の派閥・志公会(麻生派)を率いる麻生太郎最高顧問(84)だ。
麻生氏は総理在任中に、石破農相(当時)から「麻生おろし」を仕掛けられるなど、長らく確執を抱え続けてきた。また、麻生さんは伝統的な価値観を重んじる立場から、昨年の総裁選で1年以内に選択的夫婦別姓の導入を実現する方針を掲げた小泉氏についても、「警戒感を抱いていた」(麻生派関係者)という。
結局、前回の総裁選で麻生氏は「消去法的に」(同前)、派閥を挙げて高市氏を支援するという決断に至った。麻生派の支援もあり、第1回目の投票では高市氏がトップだったものの、決選投票では、石破総理に逆転を許す結果に終わった。
ただ、麻生氏が、今回も高市氏を支援するかどうかは、不確定だとみられている。
「麻生氏は第二次安倍政権が発足した2012年以降、キングメーカーとなり、主流派で居続けることにこだわってきた人です。最終的には勝ち馬に乗るだろうという声は根強い。状況次第では『麻生氏も小泉氏を推すのではないか』という見方も一部で浮上しています」(自民党関係者)
確かに、麻生氏は8月に国会内で30分ほどコメ問題について議論するなど、小泉氏との付き合いも続けてきた。最近になって、小泉氏への評価を変えたとの情報も複数出ていた。
しかし、自民党内では、麻生氏が小泉氏を支援するのは非現実的と言われている。
小泉氏に近い自民党重鎮はこう語る。
「麻生氏としては、小泉氏が自分のほうにすり寄ってきてほしいという気持ちはあるかもしれませんが、もうすでにチーム小泉の陣容は固まっています。いまさら麻生氏が入ってきて、主導権を握るのは難しい。何より、未だに派閥を保持し続ける麻生氏に頼る姿勢は、小泉氏にとってもマイナスイメージになりかねない」
前出の麻生派関係者も指摘する。
「小泉氏の後見人が、麻生氏とウマの会わない菅義偉副総裁(76)なのもネックです。その意味では、“消去法”で再び高市氏を推すシナリオもあり得るでしょう」
「“進次郎総理”の実現に向けた菅さんの思いは、相当強い」
同じ神奈川県選出である小泉氏と、菅氏の信頼関係は深い。石破総理の退陣劇を巡り、衆院解散に傾いていた石破総理を説得するために、9月6日深夜に官邸を訪れたのも、菅氏と小泉氏のコンビだった。
菅氏に近いベテラン議員は、「今回の総裁選で“進次郎総理”の実現に向けた菅さんの思いは、相当強いものがあります。今回は政策立案などにおいても、斎藤健前経産相や、古川禎久元法相ら実力派のベテラン議員のサポートが得られるような体制をつくっていきます」と語る。
振り返ってみれば、小泉氏は前回総裁選で、「解雇規制緩和」などの政策が批判を呼び、候補者間の論戦でも精細を欠き、失速した。
「前回は小倉將信元こども担当相、旧岸田派出身の村井氏、小林氏ら若手・中堅議員が小泉選対の中核を担っていた。要は“重し”と、しきり役が不在だったという反省があるのです」(小泉選対関係者)
昨年の総裁選で掲げた「選択的夫婦別姓」などの政策についても、こんな舞台裏があった。
「地元関係者の間でも『岩盤保守層の自民党員の離反を招く』という意見が出ていましたが、進次郎さんは『僕のまわりはみんなこういう考えなので大丈夫です』の一点張りだった。地元を取り仕切る故・鍋倉正樹秘書も頭を抱えていましたよ。進次郎さんは、後見人である菅さんのいうことは聞きますが、そもそも菅さん自身も保守的な政策にはこだわらない人ですからね」(小泉氏と親しい地元関係者)
こうした弱点を克服すべく、“今回は菅政権時代の仲間”も全面的な支援に回るようだ。
小泉氏は菅政権時代に環境相として初入閣した。小泉選対の事務局長に就任する予定とされる加藤勝信財務相もまた、菅政権で厚労相を務めていた。安倍晋三元総理とも近しい関係だった加藤氏の選対入りは、保守票の取り込みにプラスになるとの見方も出ている。
ただし、懸念点もある。
「去年もそうだったが、坂井学国家公安委員長をはじめ、ガネーシャの会といわれた『菅グループ』の面々が選対を仕切ろうとでしゃばってくると、その他のメンバーとの軋轢が生まれたり、陣営内部に混乱が起きてくる。そのへんの勘所をあまり菅さんはよく理解していないから、我々でしっかりやっていかないといけない」(同前)
参院選の敗因総括で、「解党的出直し」を誓ったはずの自民党。永田町関係者の間では「古い自民党体質に決別するために、長老支配にノーを突きつけ、世襲や高齢多選などの問題に切込んでもいいはず」との声も出ているが、今回もまた総理経験者たちのさまざまな思惑も絡み合いながら進んでいきそうだ。
取材・文/河野嘉誠 集英社オンライン編集部ニュース班
飲食店で「右腕を掴まれてキスをされた」 面識ある女性が申告 不同意わいせつの疑いで男を逮捕
北海道・せたな警察署は2025年9月16日、せたな町の男(53)を不同意わいせつの疑いで逮捕しました。
男は8月9日午後8時20分ごろ、せたな町の酒を提供する飲食店内で30代女性に対し、わいせつな行為をした疑いが持たれています。
警察によりますと、2人はともに来店していた客同士で面識があり、女性は後日、「右腕を掴まれて引っ張られてキスをされた」と被害を申告したことで事件が発覚したということです。
調べに対し、男は「酒に酔っていて覚えていない」と供述しているということです。
通信障害で119番繋がらず…「従業員の男性が倒れた」通報も救急要請15分遅れ 男性は搬送先で死亡確認 兵庫・伊丹市
NTT西日本の管内の一部で発生した通信障害の影響で、救急搬送の要請が約15分遅れる事案が発生していたことがわかりました。
NTT西日本によりますと、9月16日午後3時45分頃に通信障害が発生。京都府と大阪府の全域と兵庫県の一部で、固定電話サービスがすべて繋がりにくい状況になりました。
原因は「通信設備の故障」だったということで、およそ50分後の午後4時36分に復旧したということです。
この影響で、兵庫県伊丹市では救急搬送の要請がおよそ15分遅れる事案が発生していたということです。
警察によりますと、時系列はこうです。
▼午後4時20分ごろ
市内のリサイクル会社で、従業員の男性(52)が意識不明の状態で倒れているのを発見
▼午後4時22分
会社の社長が≪携帯電話を使い≫消防に119番通報をするも繋がらず
▼午後4時26分
社長が≪携帯電話を使い≫警察に110番通報「従業員の男性が倒れた」
▼午後4時29分
警察が現場への出動指令を出す。このあと、社長から消防への救急要請の電話がつながっていないことが判明。
▼午後4時37分(通信障害から復旧後とみられる)
警察が消防に連絡し、救急車が出動
▼午後5時42分
搬送先の病院で男性の死亡確認
警察によりますと、従業員の男性は既往症などから病死とみられます。搬送要請の遅れと死亡との因果関係には分からないということです。
NTT西日本によりますと通信障害が発生していた時間帯は、緊急通報への発信も利用できない状況だったということです。
「夫からDVを受けている」 関係機関からの通報で事件発覚 傷害の疑いで46歳男逮捕 札幌市
札幌・東警察署は2025年9月16日、傷害の疑いで札幌市東区の会社員の男(46)を逮捕しました。
男は9月7日午後9時ごろから午後10時半ごろまでの間、自宅で30代の妻に対し、腕などを掴んで引きずるなどの暴行を加え、けがをさせた疑いが持たれています。
妻は両ひじや臀部、背中などを打撲する軽傷です。
警察によりますと、関係機関から「夫からDVを受けている」と警察に通報があり事件が発覚しました。
調べに対し、男は「間違いありません」と容疑を認めているということです。
川釣り中の56歳男性、親グマに「馬乗り」で襲われる…腹部を蹴って抵抗
15日午後2時20分頃、岩手県雫石町西根の葛根田川で、釣りをしていた盛岡市の派遣社員男性(56)がクマに襲われ、頭や左腕にけがを負った。病院に向かったが、命に別条はないという。
岩手県警盛岡西署の発表によると、男性は親グマ1頭と子グマ2頭に遭遇し、親グマに馬乗りになられたが、腹部を蹴って抵抗したところ、3頭は東のやぶに立ち去ったという。
今日も関東や東海を中心に厳しい残暑続く 名古屋などで猛暑日予想
今日17日(水)も東北太平洋側から九州の各地で30℃以上の真夏日となるところが多く、厳しい残暑が続きます。
関東や東海を中心に気温が上がり、名古屋市などでは最高気温が35℃と猛暑日になる予想です。今日も熱中症対策が必須です。
関東内陸で気温が上がりやすいパターン
日本列島の上空に1500m付近で+18℃以上の夏の暖かな空気に覆われ、関東周辺の上空にはさらに温度の高い+21℃以上の暖気もみられます。前線が南下してくるものの、関東から西の太平洋側は影響は少なく、晴れて暑さが続く見込みです。
今日の午後の気温分布予想を見ると、東北太平洋側から関東周辺、東海から西日本にかけては多くのところが赤色の30℃以上の領域となっています。上空の西寄りの風が強まるため、関東周辺では気温が上がりやすいパターンとなり、内陸部を中心に35℃以上の紫色の領域も見られます。
東京都心も猛暑日に迫る34℃予想
各地の最高気温は、前橋市やさいたま市では35℃と猛暑日になる予想です。東京都心も34℃と昨日よりも気温が上昇して、猛暑日に迫るとみています。東海や甲信でも気温が上がり、甲府市では36℃、名古屋市では35℃まで上がる予想です。
名古屋市で35℃以上の猛暑日になれば、名古屋市は2024年次いで、2番目に遅い猛暑日となります。
<今日17日(水)の予想最高気温>
36℃:甲府
35℃:前橋、さいたま、静岡、名古屋
34℃:東京、横浜、水戸、岐阜、京都、大阪、奈良、高松、山口 など
関東や東海などには熱中症警戒アラート
東京都や愛知県、兵庫県など、関東から東海、九州沖縄にかけて、12の地域に熱中症警戒アラートが発表されています。
9月も後半に入りますが、日差しも強く湿度も高いため、熱中症リスクの高くなります。特に屋外で活動する場合は涼しいところでの休憩をこまめに取り、屋内でも水分補給、塩分補給を行うようにしてください。また、エアコンなどで室内の温度を適切に保ち、熱中症予防を心がけてください。