「処理水」海洋放出、IAEAが安全性の調査開始…中韓の専門家も参加

東京電力福島第一原子力発電所の「処理水」の海洋放出についての安全性を評価するため、国際原子力機関(IAEA)の調査団は14日、東電や経済産業省などと意見交換を行い、調査を始めた。調査団には海洋放出に反対する中国や韓国の専門家も加わっており、国際的な安全基準を満たしているかなどを18日まで調べる。
調査団はIAEAスタッフ7人と各国の専門家8人で構成。放射性物質トリチウム(三重水素)を含む処理水の放出方法や、環境への影響などを調査する。15日には同原発で現地調査を行う。
経産省で開かれた初会合で、調査団長のグスタボ・カルーソ・IAEA原子力安全・核セキュリティー局調整官は「我々は客観的で科学に基づいた調査を透明性を持って行う。日本政府の取り組みが国際的理解を得るために、今回の調査が重要だ」と語った。
調査団は年内をめどに報告書をまとめるという。政府と東電は、来年春の放出開始を目指している。