無料通信アプリ「LINE」を悪用した詐欺の被害を未然に防いだとして、福井県警福井南署は、福井市のコンビニエンスストア「ファミリーマート」店員の女性(35)に感謝状を贈った。
同署や女性店員によると、1月22日夜、店を訪れた40歳代男性にギフトカードを購入する方法を尋ねられ、女性店員が金額を聞くと、「1万円分を3枚」との答えだった。不審に思い、「本当に知り合いですか」「電話で確認してください」と粘り強く説得。確認すると、男性とやりとりしていた相手のLINEアカウントが不審者に乗っ取られていることがわかり、県警に通報した。
同店では、店長の男性(64)が、店員に詐欺への注意を促してきた。前任の店舗でも被害防止で表彰されているといい、「接客でも呼びかけをするように指導している。店員も詐欺防止への関心が高い」と話す。
16日に福井南署で贈呈式があり、女性店員と店長の男性が出席。感謝状を手渡した帰山尚樹署長は「犯人の行動を考え、被害を防ぐことができている」とたたえた。女性店員は「常に疑うようにしている。貢献できてうれしい」と話していた。
県警はSNSの利用方法について、「パスワードやIDは教えない。推測されないように注意したり二重認証をしたりして、正しく利用してほしい」と呼びかけている。