「3年前の恩を返すとき」千葉・南房総市、豪雨被害の山形・飯豊町への支援寄付金代行

3日の記録的な豪雨で甚大な被害が出た山形県飯豊(いいで)町への被災地支援として、千葉県南房総市が災害支援寄付(ふるさと納税)の受け入れを開始した。
南房総市は同町と旧千倉町時代から交流があり、友好都市の関係にある。3年前の9月の台風15号(令和元年房総半島台風)で市が暴風や停電などで被災した際に、同町からブルーシートや水などの物資、被害把握のための町職員の派遣を受けた。市は「その時の恩を返すため、まずは寄付金を代理で募集し、その後必要に応じた支援をする」としている。
トラストバンクが運営するふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」から「令和4年8月豪雨」として寄付をする。市が代理自治体として寄付金を取りまとめ、同町へ寄付金を送金する。市が受付事務を代行することで同町の事務負担を軽減させ、地域内の対応を最優先させることが可能になるという。クレジット決済のみで、寄付は2千円以上から。12月31日まで受け付ける。支援目的のため返礼品はない。
問い合わせは、南房総市企画財政課地域振興係(0470・33・1001)。