北朝鮮に13歳のときに拉致された横田めぐみさんが58歳の誕生日を迎えた5日、母校・寄居中学校(新潟市中央区)の同級生らが同校に集まり、一日も早い再会を願って「翼をください」を合唱した。
この曲はめぐみさんが同校の合唱コンクールで同級生と一緒に歌い、優勝した曲。「同級生の会」の池田正樹代表(58)は、「明日にでも帰ってきてほしいとの願いを込めて歌った」と話した。
合唱は今年で10年目。同級生のほか、めぐみさんが小学生時代に通った新潟小の元音楽教師らが参加した。川崎市に住む母の早紀江さん(86)も、会場のスマートフォンを通じて合唱を聴き、「誕生日を迎えたが、時間の流れを感じて非常に寂しい」と、電話越しに語った。
同級生の一人、佐藤朋子さん(57)は「毎年毎年、この日が来る。まだ帰ってくることができないのかという気持ちだ」。ピアノを演奏した元音楽教師の根津順子さん(82)は「音楽好きの明るい子だった。家族が元気なうちに会わせてあげたいという気持ちを込めて演奏した」と語った。