“爺や”衛藤晟一大臣は日本会議と安倍政権をつなぐパイプ役

【安倍“お友達ねぎらい”内閣を丸裸】

衛藤晟一・1億総活躍/沖縄・北方担当相(参院比例・当選3回/衆院4回・71歳)

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自民党きってのタカ派。安倍首相の「側近中の側近」を自任しているが、ゴマをすってポストにすがる茶坊主たちとは少しタイプが違う。

「第2次安倍政権の発足から7年近く、首相補佐官として安倍首相を支えてきました。年齢も上で、“爺や”みたいな存在です。小渕政権時代、それまでポストに恵まれなかった安倍首相を社会部会長(現・厚生労働部会長)に抜擢するように自民党上層部に働きかけたのが、当時政調副会長だった衛藤氏。安倍首相も恩義を感じている相手です」(自民党関係者)

もともと、亀井静香・元金融担当相の子分。郵政民営化法案に反対して離党し、2005年の衆院選で落選した。

安倍首相の意向もあり07年に復党し、参院議員に転じた。

衛藤氏は憲法改正や皇室制度をめぐり、安倍首相と思想信条が近いとされているが、むしろ保守派の論客として安倍首相を教育する立場にあるようだ。

●日本会議

今度の改造内閣と党4役には、戦前回帰を目指す右派組織「日本会議」の活動を支援する国会議員懇談会幹部が12人いる。首相補佐官として日本会議とのパイプ役を担ってきた。

「衛藤大臣は公式ホームページで、大分大学在籍時に『学園正常化運動に奔走した』と明かしています。実際、日本会議を支える『日本青年協議会』という新興宗教団体・生長の家学生運動にルーツを持つ右派団体の副代表として活動していました」(宗教ジャーナリスト)

●放言癖

13年末の首相の靖国参拝に米国が「失望」を表明すると、「こっちこそ米国に失望した」とユーチューブにアップ。他にも中国人に向けて「日本に来るな」とブログで発信したり、集団的自衛権行使の必要性を理解しない有権者を「一国平和ボケ」などと罵った。いずれも後に削除している。

豪快に見えるが、郵政造反で地盤(大分1区)を失い、参院比例区に転じたこともあり選挙は弱い。

今年の参院選も当選した比例区自民党候補19人中、15番目でギリギリの当選だった。安倍首相不在となる次の選挙が潮時かもしれない。