京都市の貴金属店強盗事件で、「ルフィ」を名乗って指示をしていた今村磨人容疑者(39)が、強盗の実行役から盗んだ品物を横取りさせる「二重強盗」を、自作自演した疑いがあることがわかった。
今村磨人容疑者は2022年5月、「ルフィ」を名乗って京都市の貴金属店強盗を指示した疑いで、1日朝、送検された。
捜査関係者によると、強盗の実行役は盗んだ40本以上の高級腕時計を、大阪・吹田市のサービスエリアで受け渡すよう指示されていたが、突然何者かに襲われ、全て横取りされたという。
警視庁は、今村容疑者が別の仲間に強盗の実行役への襲撃も指示し、実行役に報酬を渡さないよう、「二重強盗」を自作自演した疑いがあるとみて、全容解明を進めている。