28日午前8時頃、静岡県三島市東部で突風が吹き、家屋の屋根や壁の一部が吹き飛んだり、車が横転したりする被害があった。消防によると、この突風で割れたガラスを30歳代の女性が踏んで軽傷を負った。気象庁は竜巻の可能性があるとみて、現地に職員を派遣して調査する。
同市文教町の日大国際関係学部キャンパスでは、テニスコートの屋根が10メートル以上にわたってはがれ、一部が近くのマンションまで吹き飛んだ。
静岡地方気象台によると、県東部では雷注意報が発表されていた。南から湿った空気が流れ込んで積乱雲が発生し、突風が吹きやすい状況だったという。
同市徳倉で町内会長を務める飯山武さん(65)は「いきなりすごい風が吹いてきて、すぐに窓から離れた。家がひっくり返るかと思って怖くなった」と話した。