大量の廃材が燃える リチウムイオン電池から出火か 衝撃で発火の恐れ 北海道石狩市

勢いよく立ち上る大量の白い煙。
時折、何かが破裂するような音も聞こえます。
火事があったのは、北海道石狩市新港東2丁目にある「マテック石狩新港事業所」です。
午前4時ごろ、男性から「鉄くずのようなものが燃えている。炎が大きくなっている」と消防に通報がありました。
警察などによりますと、当時従業員は不在でけが人はいないということですが、現在も消火活動が続けられています。
現場に置かれているのは金属などの大量の廃材。
いったいなぜ出火したのかー
「リチウムイオン電池が原因か」
この廃材の中にはリチウムイオン電池があり、ここから出火した可能性もあるということです。
これは、リチウムイオン電池を内蔵したモバイルバッテリーが、ごみ収集車に押しつぶされる実験動画です。
しばらくすると、押しつぶされたモバイルバッテリーから白い煙がー
その後発火し、火が勢いよく噴き出しました。
実験を行ったNITEによりますと、リチウムイオン電池は衝撃が加わると内部がショートして、発煙や発火につながるおそれがあるということです。
従来の電池と比べて小型で軽いことから、スマートフォンやゲーム機など多くの製品に使われています。
回収量も年々増加していて、処理には注意が必要です。
札幌市西区にある産業廃棄物の回収とリサイクルを行う会社です。
集めてきた廃棄物を細かく砕くこちらの工場では、砕く処理の前に電池などを分別して取り出しています。
(橋本年史さん)「こちらが集めてきた産業廃棄物から選別した電池。そしてこちらがその電池からさらに選別したリチウムイオン電池です」
機械で選別することが難しいというリチウムイオン電池ですが、他の廃棄物と一緒に処理すると発火する恐れがあるため、集めた電池から手作業でより分けるなど、細心の注意が必要です。
(橋本年史さん)「他のものとまじって処理をすると発火などの危険があるので、選別をお客様のほうでもやっていただけると大変ありがたいです」
発生からおよそ14時間にわたり燃え続けている石狩市の火災現場。
警察と消防は消火後に出火原因を調べることにしています。