海外のオンラインカジノの決済代行を巡る事件で逮捕、起訴された業者が、自身が実質的に管理する複数の会社の口座に賭け金を振り込ませていたとして、警視庁保安課などは16日までに、組織犯罪処罰法違反(犯罪収益隠匿)容疑で、決済代行業者の前田由顕容疑者(42)を再逮捕した。同課は認否を明らかにしていない。
決済代行業者を犯罪収益の隠匿容疑で摘発するのは全国初。
同課によると、前田容疑者は自身が運営する入出金システム「スモウペイ」を通じ、少なくとも2022年2~6月、客から賭け金の入金を約40万回受け、計約200億円を海外のオンラインカジノに送金していた。
同容疑者は入金の際、スモウペイを通じ、自身が実質的に管理する複数の会社の口座に賭け金を振り込ませていた。
[時事通信社]