兵庫県警「姫路市議のXは誤り」…知事選で「特定候補を応援するよう通達」投稿の削除を自民県連に要請

昨年11月の兵庫県知事選を巡り、自民党県連に所属する同県姫路市議のX(旧ツイッター)に投稿された県警に関する記述は誤りだとして、県警が削除や訂正を求めて県連に申し入れたことがわかった。申し入れは今月23日付。
姫路市議のXには20日付で、斎藤元彦知事が再選された県知事選について「兵庫県警の内部では、特定候補(斎藤知事ではない)の応援をするように通達されていたと聞いた」と投稿されていた。
警察官による選挙運動は公職選挙法で禁止されており、県警総務課は読売新聞の取材に「通達を出した事実はない」と説明。村井紀之本部長も22日、自身のフェイスブックに「県連に厳重抗議しようと考えています」と書き込んでいた。
県連幹部は「削除や訂正を求められた以上、何か対応をしようと考えている」としている。
斎藤氏のパワハラ疑惑などを追及し、18日に死亡した竹内英明・前県議(50)を巡り、「逮捕予定だった」とするSNS上の情報について、村井本部長は20日の県議会で「全くの事実無根」と否定。県警は22日、Xの公式アカウントでSNS利用者に誹謗(ひぼう)中傷をやめるよう求める異例の投稿を行った。