徳島で燃料電池バスの実証運行実施 市民も無料で乗り心地を体感できる

水素エネルギーの活用に取り組む徳島県は5、8日、水素で走る燃料電池バスの実証運行を、徳島駅(徳島市)から鳴門公園(鳴門市)や徳島阿波おどり空港(松茂町)を結ぶ路線バスのルートで実施する。一般向け無料試乗会を兼ね、市民も乗り心地を体感できる。
5日は徳島バス鳴門公園線(徳島駅―鳴門公園)の約30キロ、8日は同徳島空港線(徳島駅―徳島阿波おどり空港)の約15キロを、通常ダイヤの合間に各2往復する。申し込み不要で無料だが、途中の停留所は止まらず運行するため、途中下車できない。
運行するのは、トヨタ自動車から無償で借りる大型バス「SORA」で、定員約80人(座席は25)。1回の水素充(じゅうてん)で約200キロ走行でき、東京都や愛知県豊田市では既に路線バスとして使われているという。
実証運行の事業費はバス輸送費など約320万円で、水素消費状況などのデータをとり、県水素グリッド導入連絡協議会の検討部会で議論の材料とする。
また、9、10日にはイオンモール徳島(徳島市)周辺を巡回する無料試乗会もある。申し込み不要。午前10時半、同11時半、午後1時半、同2時半の4便あり、乗降場所の1階入り口前駐車場でそれぞれ発車30分前から整理券が配布される。
県は2020年の燃料電池バス導入を目指しており、15年に策定した「水素グリッド構想」では、バスについて、25年に10台、30年に20台の導入を目標としている。
発着場所などの問い合わせは県自然エネルギー推進室(088・621・2260)。【大坂和也】