夏の参院選・和歌山選挙区、保守分裂で紀州の争いです。
今年夏の参議院選挙に和歌山選挙区から無所属での出馬を表明した元有田市長の望月良男氏(52)。
望月氏は今年2月に行われた参院選の候補者を決める自民党和歌山県連の党員投票で世耕弘成衆議院議員らの支援をうけましたが、二階俊博元幹事長の三男・伸康氏(47)に敗れていました。
自民党の県連に「公認候補者の選挙に尽力する」という趣旨の誓約書を提出した中での異例の出馬について次のように話しました。
(無所属・望月良男氏)「和歌山県や国のために次は命を燃やしてみたい。保守を割ってしまうことに対する懸念の声はある。この事実は胸が痛いほど踏まえています」
県連は「信頼を裏切る行為を堂々となされたことは誠に残念であります」とコメントしています。
望月さんの出馬表明を受けて、参院選の和歌山選挙区は自民党の二階氏側・世耕氏側に分かれた「保守分裂」選挙となることが決定的となりました。
このほか和歌山選挙区には立憲民主党の村上賀厚氏(65)参政党の林元政子氏(51)、無所属の末吉亜矢氏(54)が立候補する予定です。