4歳女児暴行死 検察が控訴せず男性の無罪が確定 控訴しない理由は「証拠関係に照らし、総合的に判断した」

交際相手の4歳の娘に暴行を加え、死亡させたなどの罪に問われた男性。無罪が確定です。
大阪府門真市の建設作業員、山下翔也さん(28)は奈良県橿原市のマンションでおととし、交際相手の長女、田川星華ちゃん(当時4)に腹部を圧迫する暴行を加え、死亡させたなどの罪で起訴されました。
「暴行はしていない」と無罪を訴えた山下さんについて、検察は母親の証言をもとに「被害者がけがをしたとみられる時間に一緒にいた」などと主張していましたが、3月の判決で奈良地裁は「暴力以外により外力が加わった可能性を排斥できず、立証が不十分」などとして無罪を言い渡しました。
奈良地検は控訴期限の2日までに控訴せず、山下さんの無罪が確定しました。
控訴しなかった理由については「判決内容を精査したうえ、証拠関係に照らし、総合的に判断した」としています。