「この暗証番号のカードは磁気が壊れている…」 キャッシュカードだまし取られ180万円被害

札幌・西警察署は2025年4月5日、札幌市西区に住む70代の女性がキャッシュカードをだまし取られ、180万円を引き出される預貯金詐欺事件が発生したと発表しました。
警察によりますと、2025年3月28日、女性の自宅に区役所職員を名乗る男から「高額医療費の関係でお金を入金したい」と電話がありました。
さらに、銀行職員を名乗る男からも電話があり、キャッシュカードの暗証番号を尋ねられました。
その際、「この暗証番号のカードは磁気が壊れているので新しいカードと交換します」などと言われ、暗証番号も伝えてしまったということです。
その後、女性は自宅を直接、訪れた銀行職員を名乗る男に「カードは4月4日に届けます、配達業者が来ます」などと言われ、キャッシュカード1枚を手渡してしまいました。
女性は4月4日になっても新しいカードが届かないことから不審に思い、警察署に来署したことで事件が発覚。
女性が通帳を記帳したところ現金約180万円が引き出されていたということです。
警察は「キャッシュカードを取りに行く」などという話は詐欺を疑い、警察相談専用電話「#9110」に電話するよう注意を呼びかけています。