鹿児島県十島村の諏訪之瀬島では8日、震度3の地震が相次いでいて、御岳では噴火も発生しています。気象台は「トカラ列島で続く群発地震とは別の火山性地震」とし、今後の噴火活動に注意を呼びかけています。
諏訪之瀬島では8日、これまでに震度3が5回観測されています。
トカラ列島近海では先月21日以降、地震が1600回以上発生していますが、今回の地震について、気象台は「トカラ列島で続く群発地震とは別の火山性地震」としています。
諏訪之瀬島の御岳では8日午後2時までに火山性地震が600回以上観測され、噴火が3回発生しています。噴煙が最大で2000メートルまで上がりました。
諏訪之瀬島には、火口から3.5キロ離れた集落に84人が暮らしています。
噴火警戒レベル2の「火口周辺規制」が継続中で、気象台は火口からおおむね1.5キロの範囲で、大きな噴石に警戒するよう呼びかけています。