両陛下、モンゴルで死亡した日本人の慰霊碑に供花…抑留者1700人が犠牲に

【ウランバートル=戸田貴也】モンゴル訪問中の天皇、皇后両陛下は8日、戦後に抑留先のモンゴルで亡くなった日本人を追悼するため、ウランバートル市郊外の「日本人死亡者慰霊碑」を訪れ、供花された。
両陛下は高台にある慰霊碑に白い花輪を供え、約1分間、深々と頭を下げて黙礼された。その後、日本から訪れた遺族らと懇談された。
戦後、同国では約1万4000人の日本人抑留者が首都建設などの労働を強いられ、伝染病などで約1700人が亡くなった。
天皇陛下の現地での慰霊は皇太子時代の2007年以来、2回目。皇后さまは初めて。