連合の芳野友子会長は22日の記者会見で、立憲民主党や国民民主党が与党と連立政権を組むことについて、否定的な考えを示した。与党に対抗するため、野党間での連携による政策実現を促し、次期衆院選でも両党に候補者調整を要請する考えを示した。
芳野氏は、立民や国民民主の連立政権入りについて、「あり得ない。緊張感ある政治体制が確立できなくなる」と語った。そのうえで「立民、国民民主がしっかりと連携しながら、政策実現に向け、一緒に戦える形を作ってもらいたい」と強調した。
連合の組織内候補は参院選比例選で、立民から6人、国民民主から4人が出馬し、9人が当選。10人の得票総数は約132万票だった。1人が落選したことについて、芳野氏は「痛恨の極みだ」と語った。