カムチャツカ半島付近でマグニチュード(M)8・7を観測した地震に伴う津波警報が発令された北海道根室市の根室港では30日午前、船で北方領土の洋上慰霊に出発する予定だった元島民ら約70人が岸壁から高台に緊急避難した。
根室港では午前8時40分ごろに防災無線の警報サイレンが鳴り響き、集まっていた元島民らが携帯電話などで状況を確認。津波到達予想時刻などを調べながら「大丈夫か」「早く港から離れないと」と不安そうな表情を見せた。
元島民らは事務局が呼び戻した送迎バスに足早に乗り込み、約2キロ離れた海抜167メートルの高台にある北方領土関連施設に避難。自家用車などで来ていた関係者も急いで港から離れた。
岸壁に停泊していた海上保安庁の巡視艇は離岸し、港内に残っている市民や関係者などに避難するよう呼びかけた。北海道警のパトカーも岸壁周辺を巡回しながら直ちに港から離れるようアナウンスしていた。