テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜・午前8時)は20日、国内に設置されている防犯カメラの映像がインターネットを通じて海外に大量流出している問題を特集した。
番組では、流出したのは個人宅、幼稚園など7000台の映像であることを伝え、犯罪に悪用される可能性があることを指摘した。スタジオでは専門家を招き対策などを紹介、議論した。
その中で今年の防犯カメラの出荷見込み台数は168万8200台で過去最多であることを伝えた。設置場所は、店舗・流通用、家庭・個人事業主用、ビル・オフィス用で相次ぐ強盗事件などを受けて防犯意識が高まってきたことが背景にあるとみられる。また、特に最近は、ペット、赤ちゃん、高齢者など見守り目的での利用が増えていることをスタジオで紹介した。
その上で今回流出が確認された国内のライブ映像は「個人住宅内」「子供のいる部屋」「ペットのいる部屋」「玄関先エントランス」「幼稚園・保育園」「企業のオフィス」「高齢者施設「飲食店」などだったことを伝え、流出する要因などを報じた。
特集の終盤にコメンテーターを務める元テレビ朝日社員の玉川徹氏は、司会の羽鳥慎一アナウンサーから防犯カメラについて「どうですか?今日、これお話聞いてきて」と聞かれ「とりあえず私は置かないです。特に必要な理由もないんで」と明かした。さらに「そんなに必要なかったら置かなくてもいいかなって思いますね」と示していた。