神戸の女性刺殺容疑者「エレベーター内で声を出されたので刺した」…3か月間の鑑定留置終える

神戸市中央区のマンションで8月、住人の女性(24)が刺殺された事件で、殺人容疑で逮捕された谷本将志容疑者(36)が「女性に好意があって(一緒に)部屋まで入ろうと思ったが、エレベーター内で声を出されたので刺した」と供述していることが、捜査関係者への取材でわかった。神戸地検は8日、谷本容疑者への約3か月間の鑑定留置を終えた。鑑定結果を踏まえ、勾留期限の11日までに起訴の可否を判断する。
谷本容疑者は、8月20日夜にマンションのエレベーター内で女性の胸などをナイフで複数回刺して殺害したとする殺人容疑で、兵庫県警に同22日に逮捕された。
捜査関係者によると、谷本容疑者が事件当日、凶器のナイフを神戸市内で購入していたことも判明。調べに「エレベーター内でペティナイフを出して言うことを聞かせようとした」とも供述したという。女性は居室のある6階のエレベーター前の通路で、血を流して倒れていた。