再処理工場の燃料プールから水あふれる 福島第1は処理水放出を停止

日本原燃は9日、青森県東方沖で8日に発生した地震の影響で、使用済み核燃料再処理工場(青森県六ケ所村)の燃料プールから約450リットルの放射性物質を含む水があふれたと明らかにした。プールの水位は保たれており、安全上の問題はないとしている。
東京電力によると、福島第1原発と第2原発で異常は確認されていないが、第1原発からの処理水の放出は沿岸への津波注意報の発表を受けて停止した。
2号機が稼働中の東北電力女川原発で異常は確認されず、運転を継続した。同社によると、震度5強を観測した青森県東通村に立地する東通原発は運転停止中で、異常は見られていない。【小川祐希、木許はるみ】