近くには別の300人規模の埋葬地か
太平洋戦争の激戦地となった北マリアナ諸島・テニアン島で、米軍が日本兵らの遺体を埋めた集団埋葬地が厚生労働省による調査で見つかった。手がかりとなった米側の資料には140人を埋葬したと記録され、厚労省はすでに86柱を収容した。同島での集団埋葬地の発見は初めて。米資料には近くに別の300人規模の埋葬地があるとも記されており、厚労省は現地で調査を続けている。
テニアン島での戦没者は1万5500人で、未収容遺骨は4970柱に上るとされる。
集団埋葬地は、島北西部の米軍管理地内の森林地帯で発見された。厚労省は2011年度、米国立公文書館で、米軍が太平洋の島々で造成した集団埋葬地の一覧表などを入手し、分析してきた。昨年4~5月、資料をもとに現地で調査したところ、2柱が見つかり、これまでにさらに84柱を収容した。民間人も含まれている可能性がある。
米側の資料には、今回遺骨が見つかった場所の近くに308人が埋められていることも記されており、厚労省は詳しく調べる。