政府は13日午前、インテリジェンス(情報収集、分析)の司令塔機能の強化に向けた国家情報会議設置法案を閣議決定した。首相を議長とする同会議の下に「国家情報局」を創設し、各省庁の情報活動の総合調整機能を付与することなどが柱だ。
同日中にも国会に提出し、夏頃の発足を目指す。同会議は首相や官房長官、国家公安委員長、法相、外相、財務相、防衛相ら関係閣僚で構成する。安全保障やテロなどに関わる重要情報や、SNS上での偽・誤情報拡散などを念頭に外国勢力による情報活動への対処に関する基本方針を定める。
法案では、各省庁に必要な資料・情報を同会議に提供し、説明することを義務づけた。外務省や警察庁といったインテリジェンスを担う各省庁の情報を同会議に集約し、政府一体で情報の分析・評価を進める狙いがある。
内閣情報調査室を改編して格上げし、トップの国家情報局長は国家安全保障局長と同格とする。実務は同会議の事務局となる国家情報局が担う。同局は独自に情報収集活動を行いつつ、防衛省や公安調査庁などが集めた情報を一元化する役割を担う。