《鹿児島5歳男児行方不明から約2週間》「ご両親はまだ毎日探している」近隣住民が明かした“地元の諦めムード”と両親の必死の捜索「もうどのように声をかけていいか…」

「地元では諦めムードになっていますね……。捜索は続いていますが、現地はなんというか、閑散という言葉がピッタリかな」──こう明かすのは、温泉施設「かれい川の湯」の近くで商売を営む男性だ。
6月21日から鹿児島県霧島市の温泉施設「かれい川の湯」で、家族旅行で訪れていた5歳の男の子が行方不明になっている事案。関係者による必死の捜索が続いている事案の概要について、地元紙記者が明かす。【前後編の前編】
「行方不明となっているのは、家族旅行で鹿児島を訪れていた熊本県八代市の保育園児・田中嶺臣(れお)ちゃん(5)です。21日、同施設で入浴中、両親が先に脱衣所へ向かった間に姿が見えなくなったといいます。
警察などによると、同日午後3時半ごろ、母親から『子どもがいなくなった。(天降)川に落ちた可能性がある』と消防に通報がありました。家族が利用した浴室には、湯船とほぼ同じ高さの川側に窓があり、警察の到着時には開いた状態だったということです」
NEWSポストセブン取材班は、行方不明になった直後から取材を続け、必死に探し続ける両親の様子や、近隣施設の悲痛な胸の内を報じてきた。近隣の施設関係者はこう語っている。
「この地区は昔から湯治の場所として有名で、坂本龍馬が新婚旅行で訪れたと言われているぐらい良質の温泉が多いんです。(中略)『かれい川の湯』さんは、この辺りでは三大施設の湯と言われるくらい有名で素晴らしい温泉施設です。過去に事故などは一切なかったと聞いています。オーナーさんは少し動揺しているものの、店側に落ち度などはないので、毅然とした対応をされているようです」
男児が行方不明になってから早くも2週間が経過した。最新の状況はどうなっているのだろうか。現場からは、地元住民の”思わぬ本音”が見えてきた。
「もうお手上げの状況」
冒頭の近隣で商売を営む男性は、現在の現地の様子についてこう本音を明かす。
「なんというか、閑散という言葉がピッタリかなと……。消防は6月30日に捜索を打ち切りました。警察はまだ捜索していますが、昨日は20人程で、今日はもう少し少ない感じ。川には入らず、主に地上から捜索しているようですね。
行方不明から数日後の6月24日、天降川は線状降水帯の影響で水深6メートルまでの濁流になりましたが、今は水深1メートルの穏やかな川に戻っています。それでもどこを探しても見つからずに、もうお手上げの状況です。ただ、現場から10キロ先まで川は続いていますし、湾岸辺りまでは捜索するようです」