《「日本の皇后が、なぜ中国風?」との指摘も…》雅子さま「物議を醸した淡いミントグリーンのトップス」を欧州訪問で選んだ理由 天皇との「さりげないリンクコーデ」にも注目

宮内庁は、天皇皇后の長女・愛子さまが国際親善のため、11月にシンガポールを公式訪問する方向で検討していると発表した。愛子さまの海外公式訪問は、昨年11月のラオスに続き2回目となる。
皇室の海外訪問といえば、6月の天皇皇后によるオランダ・ベルギー公式訪問が記憶に新しい。雅子さまが晩餐会で新調したドレスを着用するなど、海外公式訪問ならではの華やかな装いが連日話題を呼んだ。
そうしたなか、皇室ファンの間で静かな注目を集めたのが、オランダ滞在7日目の6月19日に、雅子さまが着用した淡いグリーンのトップスだ。この日、雅子さまは、オランダのマキシマ王妃が支援する「プリンセス・マキシマ小児がんセンター」を訪問。かねて子供を取り巻く環境に深い関心を寄せてきた雅子さまは、患者や日本人研究者らと交流し、施設の説明にも熱心に耳を傾けていた。この日の装いについて、ファッションライターは次のように分析する。
「トップスは、淡いミントグリーンを基調に繊細な花柄が織り込まれたデザインでした。首元には立ち襟を採用し、前合わせは斜めに重なるアシンメトリー仕様。縁取りや飾り結びも同系色でまとめられ、淡いピンクやグリーンの優しい色彩が華やかさと落ち着きを両立させています。
白のワイドパンツを合わせることで軽やかさと動きやすさを叶え、小児がんセンターへのご訪問にもふさわしい装いとなっていました。天皇陛下がお召しになっていた淡いピンクのネクタイとも、さりげなく色味を合わせたリンクコーデになっていました」
外務省時代から親しんでいたスタイル
一方、この装いについてSNSでは、「日本の皇后なのになぜ中国風の服装なのか」といった声も上がった。立ち襟やアシンメトリーの前合わせなどが、中国の伝統衣装を思わせたためだという。
しかし、前出のファッションライターは、雅子さまがこのトップスを選んだ背景について、次のように指摘する。
「確かに、立ち襟や直線的な前立て、縦長のシルエットには、中国の伝統衣装を思わせる要素があります。ただ、こうした意匠は中国だけに見られるものではありません。日本の着物にも共通する、布を直線的に裁ち、前で合わせるという東アジア共通の衣服文化に由来するデザインでもあります。
雅子さまは以前から、このような東洋的なデザインのお洋服をたびたび取り入れられています。今回も中国の伝統衣装そのものを意識されたというよりは、東洋の伝統美を現代的に再解釈したデザインとしてお選びになったと考えるのが自然でしょう」
さらに、この装いからは、雅子さまが天皇と結婚される前、外務省勤務時代に親しんだファッションの影響もうかがえるという。
「今回のトップスにも取り入れられていたゆったりとしたIラインシルエットは、雅子さまが以前から好んで着用されてきたデザインです。外務省に勤務していた頃から取り入れられていた”キャリアウーマンらしいスタイル”とも重なります。若い頃に親しまれたファッションが、現在のお好みにも反映されているのでしょう」
外務省職員時代に培われた美意識は、皇后となった今もなお、国際親善の舞台で息づいている。