【速報】えん罪「松橋事件」国賠訴訟 原告が全面勝訴 福岡高裁が熊本県に賠償命じる

41年前、熊本県で起きた殺人事件で、犯人として服役した男性が再審無罪となった、えん罪「松橋事件」。男性とその遺族が、「違法な捜査で有罪とされた」として国と熊本県に賠償を求めた裁判で、福岡高裁は27日、一審で認めなかった県の責任も認め、国と県に賠償を命じる判決を言い渡しました。
1985年、現在の宇城市松橋町で男性が殺害され、その犯人として殺人の罪などで服役した宮田浩喜さんが2019年に再審無罪となった松橋事件。2020年、宮田さんは「違法な捜査で有罪とされた」と訴え、国と県に賠償を求めて提訴。亡くなった後は遺族が引き継いでいます。
去年3月、一審の熊本地裁は、「宮田さんの無罪を示す証拠が出てきたのに地検が有罪を求めたことは違法」として国に賠償を命じた一方で、県警については「取り調べに違法性はなかった」として訴えを退けましたが、原告と国はこれを不服として控訴していました。