山梨県などによると、台風19号の影響で同県早川町の崖の上を通る県道が約20メートルにわたって崩落し、奈良田地区の33世帯53人が孤立した状態になっている。
奈良田地区は「秘境」として知られ、奈良時代に女帝の孝謙天皇が退位後に湯治で滞在したという伝説が残っている。地名は孝謙天皇が「ここも奈良だ」と話したと伝えられているのが由来という。「奈良田方言」と呼ばれる独自の特徴の言葉を話す。
崩落した県道は町の中心部と奈良田地区を結ぶ唯一の道で、町は孤立が長引いた場合はヘリによる水や食料の支援を検討するとしている。